慶長十九年、真田信之は弟幸村が配流先を抜け出し大阪城に入場した報を受け一計を講じた。
それに翻弄されながらも大坂冬の陣は講和締結で終わった。
豊臣との関係に早くけりをつけたい徳川家康は大阪城の濠埋めを急がせ、重ねて幸村の伯父信尹を使い幸村の
調略しようとするが失敗に終わる。
そこには日の本の行く末を案ずるそれぞれの想いがあった。
幸村の戦の才に不安を覚えた信之は真田忍びに幸村の殺害を命じ、大阪夏の陣が始まった。
共に戦う後藤基次の想い、家康を追い詰める幸村とそれを阻止する真田忍びと遺恨。
そして終戦後、信之は語るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-23 02:03:28
36008文字
会話率:45%
生まれつき左脳が異常発達した少女探偵マリーナフカと、『先生』ジゥークの二人が、奇天烈怪奇な殺人事件を解き明かす――。
※異能も異常も遺恨もアリの、不可解系ミステリイでございます。
事の始まりは、送られた豪華列車『寝台特急ウリー
トカ』の搭乗券。超高速で走る密室箱の中で、惨劇の夜が帳を降ろす。
遠い極東の作家に、一人旅の大富豪、ウェディングドレスの少女……。
幼い少女探偵は、果たして犯人を見抜けるか?
『さぁ、正体見ぬけWho done it?』
注意! 物語の性質上、流血・グロ表現などがわりとあります。不得手な方はご注意下さいませ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-22 18:34:22
427文字
会話率:0%
人類は宇宙進出の時代を迎え、円盤型の居住建造物へ住処を移し、大規模な宇宙移民が始まる。だが、それが性とでも言うのか、相も変わらず戦争を繰り返し、やがては経済不平等、人権侵害に怒りを露わにする火星諸国と地球圏という大きな対立構造が形成される。
一触即発の緊迫した事態、そして、火種となった「散華の悲劇」により大勢の犠牲者を生み出し、遺恨から遂に戦争の火蓋が切って落とされる。
VALAWと呼ばれる人型兵器が主力となったこの戦争では、日々、性能優位を追求し、開発競争も進行し、新たに地球統合軍が開発した試作機のテストパイロットにイルナレット・ファンが命名され、地球圏艦船都市エデンにて着任する。そして、彼女は街中で偶然にも一人の少年に再会する。
名前をシユ・リークアト。互いに数年越しに会った事を喜び合うも、イルナレットは不幸な事実を告げられる。更に隠された事実は、隣家の姉弟のような仲だった彼が、現在は敵であり、試作機の情報を掴んで送り込まれた特務工作員であったのだ。「散華の悲劇」の生き残りであるシユは家族を失った悲しみと事件事態が地球側の陰謀だという言葉から激しい怒りを覚え、復讐を志し、闘う道を選んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-31 17:23:09
144424文字
会話率:38%
その部屋には、“遺恨”がある――。――それは、いつまでも残る。
最終更新:2014-06-14 14:00:00
10283文字
会話率:22%
アイネシカ王国で王宮に食料を献上する契約農家として暮らす青年レイヤ。不幸なことに国の第二王子に顔がそっくりだったせいで、女筆頭騎士のソラとともにドラゴン退治へ向かうことに。しかし道中、謎の少年に襲われて逃げる羽目になる。それは、王国に対す
る遺恨だった。
果たして次の納期までに帰ることができるのか。畑が荒れないか心配なレイヤの冒険物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-13 01:30:10
5661文字
会話率:47%
十八歳の女の子が死んだらしい、ニュースで報道されていた。名前は赤城春奈。
詳しくは分からない。彼女の両親に聞いただけだから。
左の眼球が抉られていて、脚がズタズタに切られている状態で発見されたとか。
......急な話をしようと思う
。そんな女の子が押し入れに居た。赤城春奈が。裸で。なんで?
どうやら遺恨が云々で成仏出来ずに以下略。
成程、幽霊か納得!とはならぬまま話は進み、赤城春奈と事件調査をすることになって───。
......って、なんで?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-26 08:49:43
885文字
会話率:5%
桂まゆ先生のお題「色は匂へど、散りぬるおばあ」に基づくお話です。
最終更新:2013-05-22 18:00:00
881文字
会話率:42%
人生は、美しくて儚いのか?それとも、儚くて美しいのか?
「この奇妙で中途半端なあなたの魂に、今夜、別れを告げにきます。」
最終更新:2011-05-20 06:40:17
474621文字
会話率:57%