美月は目が覚めると異世界にいた。ローゼリア王国と呼ばれるそこでは、誰もが自分を「聖女」と呼び、「あなたには浄化の魔力がある」と言う。が、美月にはなんのことかさっぱりだ。「一か月後の聖騎士選定の儀までに聖女として魔力を使えるようにならなければ
」と、話を飲み込む間もなく始まる城での生活。厳しい世話役による魔力の特訓、聖女としてのお仕事に、漂い始める不穏な気配――。夢や嫉妬が渦巻く王城で、美月は自分と向き合いながら、胸に灯った気持ちを育てていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 21:00:00
127628文字
会話率:50%
百年以上昔、人類は魔王率いる軍勢に追い詰められつつあった。かの大賢者による命を懸けた結界によりアルカニア大陸は一時の平穏を得る。そして時は過ぎ、ある村で日々を過ごしていた少年ユートは、ある日選定の儀によって勇者に選ばれてしまう。しかしユート
を含め三人の勇者が存在していた。ユートは二人の勇者と一緒に、魔王討伐へと旅立つ事となったのだが。彼らの行きつく先は如何に……
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-19 13:04:37
75923文字
会話率:29%
豊櫛姫を選ぶ49年に一度の大祭が迫っていた。
右大臣の孫である遥子は姫の候補に選ばれたが、都で華やかに暮らしたいし、恋をしたいという夢見る乙女だったため巫女など柄ではないといったんは断る。
しかし、就職先を紹介してくれるという餌につられ、選
定の儀に挑むことになる。
結果、5人のうちの一人に選ばれてしまった。
なんてこった。焦った遥子は、他の誰かに押し付けることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-22 11:41:09
8043文字
会話率:38%
選定の儀式。
それは、神の寿命に際して行われる、次代の世界の在り方を決めるための争い。
戦いへの参加を許された十人の『選定者』たちが、それぞれに最も相応しい『世界の理』の力を神から借り受け、転生された異世界で互いに殺し合う。
選定者に選ばれた引きこもり少年の仲町真守《ナカマチマモル》が神から借り受けたのは、『空間の理』に干渉する力だった。
それは、逃げること、もしくは身を守ることに関しては、右に出る者のない能力。一人では決して戦えないが、味方を見捨てれば、簡単に敵から逃げられる能力……。
それでも彼が「守りたい」と願うとき、彼の力は更なる進化を遂げる。
◇
初投稿ですので、まだ勝手のわからない部分はありますが、読んでいただけたら幸いです。
万人受けする内容にはならないと思いますが、ガッチガチの中二モノにするつもりなんで、そういうのが好きな人は是非。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-12 22:39:09
2866文字
会話率:35%
代々《聖騎士》によって守護されている王国ガランバルド。先代の聖騎士が亡くなり、封印の石に自らを収めた《聖剣》を引き抜く次なる英雄を誰もが待ち望んでいた。そんな頃、王都で乞食をしていた少女イヴはご飯をくれた怪しい男にそそのかされ、《選定の儀
》を行っている王宮へと乗り込んで…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-20 16:45:56
53634文字
会話率:53%
産まれた命の世界の永住権を獲得するべく雲村雪、雲村永遠、沙凪了、那世李緒、恋下深希の五人は選定の儀式が開催されるのを産まれた命の世界で待っていた。その期間の間、彼らの選定の儀式の執行者である選定者 ベアトリーチェと共に過ごしてゆく。
五
人の少年少女は成長しない創造主の劇に登場する人形の如く、産まれなかった命の世界で過ごしていたので成長する小さな者、ベアトリーチェに心を奪われ、それを支えてゆく。その中で産まれることの意味をそれぞれが模索していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-26 20:51:32
230644文字
会話率:30%