リプシード家の一人息子リジェル=リプシードは、容姿端麗で家柄も良い筈なのに二十五歳にして独り身。 その原因は欲深く浅ましいと感じてしまう貴族令嬢嫌いからだ。
彼は仕事熱心で領民を大事にする人柄から領民に好かれ、王都にはあまり顔を出さ
ずに領地繁栄に勤しんでいた。
だが、そんな彼を領民達は心配していた。 また一人息子の彼に奥様が出来なければリプシード家は終わりだと進言される。
渋々それを受け入れ、丁度話があった縁談の為久し振りの王都へ。
相手はブランシュ家の三女、トワネ=ブランシュ。 美しく優しい彼女は何故か十八歳にして一度も縁談すらした事が無いらしい。
不審に思いながらも門を叩くリジェル。 しかし何の手違いかまさかの門前払いをされてしまう。
その理由は、彼女の過去に刻まれた大きな傷。 そして、今も尚トワネを苦しめる隠し切れない傷痕にあったのだ。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-31 08:52:34
7613文字
会話率:48%
文武両道、品行方正──完璧超人だったラクナスの人生は拉致され、人体改造されたことで一変した。
改造の後遺症でキツネ耳が生えた彼を、社交界は「キツネの君」と呼んで嘲笑う。
しかしモフモフな彼の耳を、「素敵だ」と評する、風変わりな美少女
が現れた。
実は彼女の出自も、ずいぶんと変わっているようなのだが。
人間不信気味な元闇堕ち貴族男性(耳付き)と、訳あり令嬢(剛の者)の、結婚から始まるほのぼの恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 08:08:44
95608文字
会話率:36%
辺境の修道院に身を置く子持ちの修道女見習い、カロン。本当の姿は伯爵令嬢のカロリーナだった。
秘密を抱えながらも、平民に擬態して生活していたのだけれど、突然現れた金の瞳の高貴な男によって それも捨てざるを得なった。
平穏に生きて生きる為、修道
院を抜け出して隣国を目指したまでは良かったのだけれどーーーー。
婚約者に裏切られ深い傷を負った令嬢と国に忠誠を誓う孤独な公爵閣下がすれ違ったり、思いあったりするお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-15 15:30:05
18605文字
会話率:24%
「君を愛することはできないと思う」
レナートは婚約者に告げた。
だがその非情な言葉に、セラフィーナはにっこりと笑って理解を示す。
婚期が遅れた『訳あり』令嬢は、一体何を考えているのだろうか?
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最終更新:2018-08-02 18:00:00
18515文字
会話率:41%
かつて、婚約破棄した元婚約者の兄に求婚された訳あり令嬢が朗らかに追い返す話
最終更新:2015-08-11 19:18:51
1393文字
会話率:8%