僕はリズ・ヴァートリー。
生まれてから、ずっとじいちゃんのゴードン・ヴァートリーとスレイプニル(馬)と旅をしている。
将来の夢は”勇者の行方”で描かれているような冒険者になり、世界中を旅することだ。
勇者の行方というのは、とある田舎町
出身の若者が色んな国や町に行き、強くなっていく物語で。
この世界にいる人の誰もが知っている実話に基づいた有名な勇者と魔王との戦いが描かれたお話だ。
そして、何故か左目に眼帯をしており、家名であるヴァートリーを名乗ることを止められている。
じいちゃんが言うには、眼帯をしている方が修行になるとか……昔出会った強い冒険者がしていたからしているとか……よくわからないことを言っていた。
家名についても、家柄なんて関係なく大成するのが、真の冒険者とか……このことについてもよくわからないことを言っている。
目を背けたりする仕草からして、何か隠し事があるよいな気もするんだけど――。
ただ、どちらも今は他人に明かさない方がいいとのことだ。
その時のじいちゃんの表情はいつになく真剣だったので、これは信じて守り続けている。
そんな僕が六歳になったある日、じいちゃんから生まれた日の話を打ち明けられていた。
☆☆☆
ここは”勇者の行方”でも語られている勇者と魔王との戦いが相打ちという形で幕を引いてから平和となった五十年後の世界。
この世界には、北から、エルフの国であるドレイン王国、ドワーフの国であるアイアン、その二か国の東側に隣接し、五十年前の勇者一行と魔王軍の戦いによって、魔族を擁する初の他民族国家となったライン王国、その隣に位置する獣人の国、アルフレザ。
この様々な文化や種族を擁する四つの国が存在していた。
その国の一つである多民族国家ライン王国のリターニアという、自然豊かな土地で小さな命が誕生しようとしていた。
この作品はこちらにも掲載されております。
『https://kakuyomu.jp/works/16817330660744296525』
©ほしのしずく, Sizuku hosino, 2024. All Rights Reserved. Reproduction and translation are prohibited.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:10:00
39237文字
会話率:27%
「君に仕事を頼みたい。次の定期発表会で、俺の衣装を仕立ててくれない?」
王都の端っこ、とある仕立て屋で住み込みアルバイトをしながら仕立て屋を目指す萌稀(もえぎ)は舞台芸術オタク。
ある日、師匠に連れられて「王立魔法学術院」の芸術クラス
による定期発表に訪れた。その発表の最後、色素の薄い金髪の少年が、手回しオルガンを奏でながら歌った歌にかつてないほどの衝撃を受ける。
その後、師匠の伝手により楽屋で出会った三人の学生に誘われ、舞台衣装を作らせてもらうことに。
舞台芸術をこよなく愛し、舞台衣装もこよなく愛するワケあり主人公が、とんでもない表現力で歌を聴かせる高貴な三人組に出会い、時に魔法に苦しめられたり、時に師匠に扱かれながら衣装を仕立てるために頑張るお話。
(しばらくはコメディ強めでお送りします)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
376604文字
会話率:48%
私は、自分自身にさえ嘘を吐いた。その言葉は私を偽りの姿に化かす。その言葉は私を呪う。
だとしても、私を覆う嘘の鎧だけは脱ぐわけにはいかなかった。だって、その言葉だけが唯一私を守るものだから。
キーワード:
最終更新:2024-05-15 07:00:00
36761文字
会話率:45%
優れたルックス、文武両道、という男性として優れたツノを俺は持っていた。
それ故、俺は他人を守る側の人間で居ることが出来、自分自身で何でも解決できる能力を持っていた。他人の力なんて無くたって、他者に勝てるほどの大きなツノを持つカブトムシだった
んだ。
だが、そんなある日俺はツノを失った。
俺は、私になったんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 07:00:00
115491文字
会話率:40%
時は昭和。それも、もうすぐ平成の世となる頃のお話です。
まだまだ地方では、コンビニエンスストアも余り無いそんな時代です。
主人公山本翔太は田舎のとある小さな購買部で女性を助け、保護します。
まあ、保護して助けるのだけなら良いですが。な
んとその女性は宇宙人、ではなくて、異世界からきた勇者様なので御座います。
まあ、その事を知らない翔太は、勇者を助け自身のアパートへと連れて帰り彼は渾身的に介護するのですが。
当の勇者は目が覚めれば、己の身体は甲冑を着衣した状態では無く。裸体の上に。勇者自身の記憶が魔王城での魔王との出逢い。戦いの最中? 終わり? まあ、そのぐらい迄の記憶しか彼女にはなく。
裸体の己の容姿を女性が見れば、直ぐに脳裏に浮かぶことは裸体イコール強引な凌辱行為を受けたと勘違いの上に。主人公である翔太のことを魔王と勘違いするといった良くあるお話の上に、人身を凌辱したオスを殺すこともできない女性の性と言うか? これも良くある話しの魔王と勘違いをしている翔太に責任を取れ! と、の押しかけ女房のお話で御座いますが。
もしかすると? 突然勇者嫁に時空を開く能力が授かるかも知れないお話? もしも授かれば? 昭和の時代の終わり。そう、ワンレン・ボディコン仕様か? 特攻服かボンタンジャージの容姿をしたヤンキーエルフの勇者様が、異色の恰好。仕様で。己の産まれ故郷へと、婿殿を連れて帰還…。
その後は、良くある話しの通りで、異世界と日本を行ったり来たりの商い日和のお話になるかも?
まあ、作者にも先が解らない。昭和の時代も異世界ゲートは開かれたお話で御座います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
405643文字
会話率:16%
主人公シルフィーヌは前世の記憶。
そう、自身が交通事故で他界するまでの記憶を持つ少女。
そんな彼女は、幼少期に自身の従兄が、生前に読んでいた物語のヒーロー様だと気が付き。
時期に彼の妃の一人。
七戦妃に選ばれ、愛する彼の危機を救うヒロインに
なるとわかり。
無我夢中で魔法の修行を続ける中で。
物語のストリート通りに女王陛下から、憧れの王子様の妻になるようにとの文が送られてくるから歓喜するのだが。
彼女が生前に読んでいた本が七戦妃と言う題だけあって。
シルフィーヌの他にも六人の妃が選ばれるのだが。
彼女と故郷を同じにする妃は後四人いるから。
シルフィーヌ以外にも。
女王陛下からの他国の王子の妃になるようにと四人のお嬢様達の元へと文がいくのですが。
残りの妃達も、自身が女性だと言う事だけで、己の持つ才能を生かす事も出来ずに。
このまま何処かの貴族の者と結婚。
そのまま、自身の才能を生かす事が出来ずに老いいる事に不満を持つ、名のある貴族の娘達ばかりですから。
自分達とは肌の色も違う異国の王子との結婚話しがやってきても。
お嬢様達の御両親も含め、大変に歓喜!
それもバンザイ! やった! でかしたぞ! となるのだ。
まあ、異国の王子だと言ってもハーフの上に。
自分達と同じ血を! 海賊の血! を受け継ぐ王子だと判明するから。
ごく一部のお嬢様を覗いては、みなが乗り気……。
そう、自分の許へときた結婚話しの王子の妃になれば。
自分自身が不満に思っていた事が叶うから、喜んで嫁ぐのだが。
夫である王子の国へと戻るまでの海路は長く。
その上、敵国の領海を通るものだから。
相手も黙って通す訳でもなく。
争いの予感が。
でも、物語のあらすじを知っているシルフィーヌは、こうなることを予測していたので。
彼女は臆することなく敵の艦隊に立ち向かうのだった。
自分達の主を大帝国の王にするために。
他の妃達と協力し合い。
難敵に立ち向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 07:00:00
79004文字
会話率:14%
GA文庫の公募の一次審査を通った作品の改修版です。
第6回カクヨムコンテスト中間選考作品で御座います
本当に何もできない普通の少年健太は? ある日突然異世界へと誘われ転位……。
でッ、ついた先は自身が初めて見る光景……と、言うよりも。本
や雑誌、SNSの写真や動画でしか見たこともないような世界……。
そう~? アフリカや東南アジアや熱帯雨林の島々のような原生林のジャングルへと、意識を失いながら召喚された少年健太なのだが? 徐々に回復する彼の意識の中で違和感が……。
そう彼の口の中で何やら動く物が……。
それも官能的に動くから、少年健太は慌てふためきながら意識を戻すのだよ。
すると彼の面前には? 紅の長い髪と緑色の肌を持つ女性の姿がある。
だけではないのだ?
健太少年の面前にいる緑色の肌を持つ女性は? 何と? 少年健太と唇を交わしている最中なのだよ。
と、なれば? 自身の口の中で優艶に動く物は? 緑色の肌を持つ女性の舌と言うことになるので。
それが分かると少年健太は美しい彼女に対して失礼な振る舞い。
そう驚愕! 絶叫を放つのだよ。
と、言う所から物語が始めります。
このジャングルの漢王になる為に召喚をされた筈の、これといって長けたところもない少年が? 最後には大どんでん返しで自力で男王にはなるのですが。最後にはまた罪悪感のない裏切りが少年に待ち受けいるNTR・ざまぁみろ系のお話しで御座います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 07:00:00
78215文字
会話率:8%
それは全ての始まりの物語。
それは終わりの物語。
遥か太古の時代。
神々は生きとし生けるもの全ての頂点に君臨する竜の逆鱗に触れ、幾つもの世界を巻き込んだ大戦が始まる。
竜は王であり神。
その竜を止める為、あらゆる種族と生き
残った神々は団結し。長い戦いの末に、ようやく封印に成功する。
しかし。
時は流れ現代。
決して目覚めてはいけない竜が復活する事になる。
自分達の王であり神でもある竜を復活させる為、多くの竜達や組織が動きだす。
この世界には非現実は存在する。
少年少女達がこの世界の裏の真実に触れた時、その扉は開かれる。
そこはこことは違う世界が広がり、空想上の生き物とされていたモンスター達が存在する異世界。
少年少女達の物語が今始まる。
~ 主な登場人物紹介 ~
早瀬 憲明(はやせ のりあき)
本作の主人公、16歳。
ショートウルフヘアーでやんちゃそうな少年。見た目どおり喧嘩っぱやい。
仲間想いで優しく、明るい性格。
夜城 和也(やしろ かずや) 15歳。
よく女子と間違われるくらいの美少年。
よく、ブラックデビルと言う甘い香りがするタバコを吸っている。
友人や仲間、大切な者を護るためならなんでもする様な優しい性格。
夜明 美羽(よあけ みう) 16歳。
V系ボーイッシュな美少女で、MIYA(ミーヤ)として歌手活動をしている。
性格は穏やかだが、怒らせると怖い。
中川 沙耶(なかがわ さや) 15歳。
髪はピンク色で長く。ラビットスタイルのツインテールが印象的な地雷系メイクをしたとても可愛い女子。
明るく元気だが、ちょっと意地悪な性格。
稲葉 一樹(いなば かずき) 16歳。
髪はマッシュカットで、性格が少し悪そうな目をしているがこちらも美形な顔をした少年。
口が悪いところもあるが、なかなか感が鋭い。
山本 玲司(やまもと れいじ) 16歳。
憲明や一樹よりかなり身長があり、髪は坊主頭。
筋肉質な良い体をしていて、とても優しそうな表情を見せる少年。
周りからは、ヤっさん、と呼ばれる。
~ 1ページの文字数がとんでもなく多いので、もっと読みやすくするために、改めてこちらを投稿することに致しました!! ~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
644547文字
会話率:43%
https://kakuyomu.jp/works/16816700428600671727
カクヨムで連載済み作品(完結保証、200話超え完結済み)。
電撃の新文芸より2023/12に書籍化。
書籍版はWEB版を大幅加筆修正した完全版です
(ストーリーは変わりません)
転載内容はWEB版です。
【これは引きこもり少女が主人公になるための物語】
以下あらすじ(なろう用書き下ろし)。
虹色ボイス事務所三期生の企業系VTuberとしてデビューする真宵アリス。
真宵アリスは劇場型とも言われる語りの上手さと圧倒的な声帯模写技術で衝撃のデビュー配信を行い、一夜にして人気者になった。
その中の人『結家詠』は高校を入学からわずか数か月で中退。
従姉の家に引き取られてから、一年間一歩も外に出ない引きこもり少女だった。
ネット冤罪。
それが詠の心が折った原因。
もう外に出たくない。
人間が怖い。
人前で話すことも嫌だ。
それなのにVTuberになったのもネット冤罪が理由だった。
人気VTuberとなり、数の力を味方につければ、結家詠に張られたネット冤罪の過去も払拭できるかもしれないと希望の光を見たのだ。
VTuber活動に興味もなかったのに。
そんな打算的な理由で始めた結家詠は、真宵アリスとして活動するうちに『楽しい』『続けたい』という感情が芽生えた。
同時にネット冤罪を晴らす目的で始め、デビュー前を応援してくれる人を数の力としか見ておらず、利用する気でいた自分を恥じていた。
応援してくれる人とちゃんと向き合おう。
当初の予定では、ネット冤罪を告白するつもりでいた収益化記念配信。
『VTuberにシリアスはいらない』
『悲劇を喜劇にして魅せる』
と衝撃的で悲惨な笑えない過去を『絶対に笑ってはいけない収益化配信』と題して、語りの上手さで爆笑と感動の渦を生みだしてしまう。
『The Show Must Go On.』
全てはこの座右の銘の通りに。
真宵アリスの生き方も、同期の仲間や同じ事務所の一期生や二期生の先輩方も巻き込み、視聴者にも影響を与え、人生を塗り替えていく。
これは引きこもり少女が主人公になるための物語。
笑いあり、涙あり、アクションあり、音楽あり、声優要素あり、近未来技術あり、暗殺術あり、ゴリラあり。
なんでもありの真宵アリス劇場ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
149337文字
会話率:42%
魔術、魔法、加護、神々が人々に授けた奇跡は世界を前へと推し進める。十人十色、思考や個性がちがうのは神も人も同じこと。これは黒の武器を持つ青年と黒の神とのお話。
最終更新:2024-05-15 07:00:00
127413文字
会話率:25%
惑星マール、テエリク大陸――丸刈りの傭兵・カリオ・ボーズとその仲間達は荒野のド真ん中で記憶喪失の少女・マヨ・ポテトと出会う。
かつて存在していた国家が倒れ、無政府状態となった大陸。そんな大地で街から街へ渡りながら、今日もロボに乗り込み
戦いに飛び込む。
企業・私設軍隊・マフィア・盗賊・etc.――色んな奴らの色んな思惑が飛び交う戦場で、彼らは今日も無事生き残れるのか? そして少女の記憶は取り戻せるのか?
日常(?)系リアリティライン低めカジュアルロボットドンパチ!
※この作品はカクヨム(https://kakuyomu.jp/)でも掲載しています。
カクヨム作品URL(https://kakuyomu.jp/works/16817330653272843581)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 07:00:00
231108文字
会話率:43%
ルーシー・イーズデイルは18歳という若さで処刑された。銀色の髪、赤い瞳を持って生まれた彼女は魔女の素質を持つ忌み子として、実の両親から愛されることなく育った。奴隷同然の扱いの中、実の妹によって無実の罪を着せられ火あぶりに処された彼女は、気
付くと見知らぬ家のベッドで横になっていた。
その家の主人は自分と同じ銀髪、赤い目を持った『氷結の魔女ニコラ』と呼ばれる本物の魔女だった。何が起きているかわからないルーシーが鏡で自分の姿を確認すると、そこには5歳の少女の姿が映し出された。
無愛想な表情、冷たい口調で高圧的な態度のニコラは言う。「今日からお前は私の後継として、魔女になる修行をしてもらう。拒否すればその子の体から出て行くことになる。つまり死ぬんだ」
ルーシーは思う。これは復讐のチャンスだと。自分を散々苦しめてきた実の両親と妹に復讐する為、ルーシーは魔女の弟子になることを決意する。
地域によって魔女の扱いが異なる世界で、ルーシーは新たな人生をニコラと共に歩んでいく。各地に存在する個性豊かな魔女たち。魔女に対する偏見がない優しい人間や、逆に魔女に対し攻撃的な人間など。様々な土地で様々な人間たちと出会い、交流し、魔女の修行に励みながら、やがてルーシーは自分が一体何者なのかを知ることになる。
*カクヨム様でも『相澤しゃみ』というペンネームで掲載しております。*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:59:45
317923文字
会話率:28%
幼い頃から幽霊や物の怪が見える猫又 君彦(ねこまた きみひこ)は、アメショーもどきの猫又に取り憑かれていた。一方、異性から異常なまでにモテまくる志岐城 響子(しきじょう きょうこ)は色情霊に取り憑かれたせいで男性不信に陥っていた。
そんな
二人が出会って、果たして恋は芽生えるのか?
作者にとって初めてのドタバタラブコメディー、一応ほのぼのを目指していたりな・・・そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 00:56:01
361397文字
会話率:23%
貧乏生活から抜け出したいという思いだけで家を飛び出したリコは、冒険者ギルドに行くが門前払いされる。
途方に暮れているところに幸運が舞い込み、あれよあれよという間にリコは冒険者としてデビューすることに成功。
戦闘能力はゴミ以下、魔法も使えない
、戦闘スキルも何もない。
そんなリコに残された手段は、冒険者の顔色を窺い、美味しい料理で胃袋を満たし、トークで場を盛り上げ、愚痴を聞いてひたすら頷くだけのストレスを与えない便利な人間として、その場その場を凌いでいくことしかなかった。
結果的にそれが冒険者達の間で良い噂となって広まり、いつしかリコは「冒険者ギルドの聖女」として冒険者からありがたい存在として扱われることに?
何者でもないリコが、冒険者として生き抜く為にパーティーにうまいこと寄生して成り上がっていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 18:30:26
9735文字
会話率:27%
ひとりの魔術師によるにせもの王子の暗殺未遂からはじまる、王都創設の物語。或いは、彼らによる彼らのためだけの小さな楽園のつくりかた。
【にせもの王子たち】
王宮深くに隠された王子の身代わりとして育てられたレックスは、本物の王子が成人し表舞台
に立つと同時に居場所を奪われ、王子の住む城に幽閉されることになる。またレックスに仕えるクリスは、自身が魔術師であることを隠して生活していた。
【魔術師たち】
国王即位後に制定された魔術師を排除する法により、平和な世界が一変する。生きる場所を奪われたジャクソンたちは、人目を避けて逃げつづける生活を送っていた。そんな中で仲間の一人が王子を襲撃し、ジャクソンたちは選択を迫られることになる。
【兵士たち】
かつて偽王子の護衛をしたことのあるアランは、内乱や権力闘争を続ける国や軍に不満を抱きながらも、国王の命に従い魔術師たちを追いつめる。一方で彼は、魔術師に惹かれており、なんとか助けられないかと思案するのだが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:43:40
380745文字
会話率:49%
夜空いっぱいに広がる花火のきらめきと、耳をつんざくような警報音。同じ日に生まれた那月、彰良、悠真の三人は、十七歳の誕生日に宇宙船の中で花火を打ち上げた。
宇宙空間を漂う巨大な宇宙船ノアに暮らすのは、たった二百五十六名の住人。全てが管理
され人工的に造られた世界で、人々はただ世界を維持するためだけに誕生させられ、死んでいくだけの存在だった。この小さな世界の中で、那月はずっとこのまま三人で家族のような関係でいられることを願っているのだが、彰良はどちらが好きなのかと答えを求めてくるし、悠真は優しく恋人同士のようなキスをしてくる——。
大人になるにつれてそれぞれの希望や絶望を知り、そしてノアの秘密を知っていく三人は、この世界に自分のユートピアを築くことができるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 07:19:21
185402文字
会話率:41%
魔術師が支配する国。王都の貴族として生まれたレイナだったが、魔術を使えないために十六歳の誕生日に王都を追放される。
王都の外で、魔術師たちを倒そうとしている人々に出会うレイナ。
王都でレイナを救えなかったことを悔いる、次期国王とも噂
されるステフェン。
王都の外で魔術師として生まれ、貴族に対抗する切り札となっているソル。
三人がそれぞれの場所で、それぞれの護りたいものを探す——そんな物語。
※他所様で執筆中の作品を修正しつつ載せる予定です。長編になりますので、気長にお付き合いいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-24 21:17:33
819783文字
会話率:45%
世界には数多の血液型がありA型、B型、O型、AB型から分かれ、その種類は凡そ三百種類以上に及び抗原の有無やRhプラス、マイナスなど種類は多用。
輸血や移植の条件に関わるそんな重要な血液の中には唯一全人類へ輸血できる黄金の血液がある。
そ
れは全人類のたった五十人しかいない十八億分の一の奇跡で、偶然にも生まれながらにその六人に選ばれた唯一無二の特異体質、それが俺、日露省吾だ。
家族はテロで死に、親族には売られ一流企業である一之瀬グループ社長である一之瀬誠に買われた俺は人を信じられない欠陥品として当たり前の高校生活を送っていたそんなある日。
かけた心の穴を満たす為に俺は俺の過去を知ってなお親しくしてくる盧莉音(るーりおん)に告白をする事を決意して体育館裏へと呼び出した。
告白の時刻が近づくにつれて早まる鼓動、どっと重くなる身体。 安易な気持ちで盧に告白を決めた事を後悔しながら体育館裏へと赴く。
しかしそこに居たのは呼び出した少女とは別の少女だった。
絹のように透き通った頭髪、青みがかった色とエメラルドグリーンの瞳。
背丈は俺よりもずっと低く華奢な体躯が印象的で、揺れるショートボブの前髪を抑えて掻き上げる仕草から見えた頸と愁を帯びた横顔に告白を控えているにも関わらず俺は目の前の彼女に釘付けになっていた。
これが俺と人魚である一之瀬カノンとの運命の出会いだった。
動き出す歯車。 彼女が人魚としての姿を露わにした時、人魚の存在を察知したテロリストは再び動き出す。 また俺から大切なものを奪うために。
これは黄金の血液を持つ俺が人魚と出会って紡がれる十八億分の奇跡の物語だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:41:05
10262文字
会話率:28%
西暦2320年、世界は寄生菌『珊瑚』に蝕まれていた。
感染した者は異形となり凶暴化し、生物災害を各地で引き起こす。
災害を鎮める切り札は毒素を宿す有毒人種《ウミヘビ》。ニコチンやタリウム、塩素など、一人につき一つの毒素を持つその《ウミヘビ》
を管理する研究所に、奇縁によって入所する事になった医師モーズ。彼はそこで《ウミヘビ》の手を借り寄生菌の特効薬を探究することになる。
これはモーズが、特効薬『テリアカ』を作るまでの物語である。
※《ウミヘビ》は毒劇や危険物、元素を擬人化した男子になります
※研究所に所属している職員《クスシヘビ》は全員モデルとなる化学者がいます
※この小説は国家資格である『毒劇物取扱責任者』を覚える為に考えた話なので、日本の法律や規約を世界観に採用していたりします。
参考文献
松井奈美子 一発合格! 毒物劇物取扱者試験テキスト&問題集
船山信次 史上最強カラー図解 毒の科学 毒と人間のかかわり
齋藤勝裕 毒の科学 身近にある毒から人間がつくりだした化学物質まで
鈴木勉 毒と薬 (大人のための図鑑)
特別展「毒」 公式図録
ジェームス・M・ラッセル著 森 寛敏監修 118元素全百科
その他広辞苑、Wikipediaなど折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:30:00
60853文字
会話率:56%
竜樹は32歳のサラリーマン。異世界に転移してギフトの御方という地位を得て、いわゆる王宮住みの自由業となった。
異世界でもスマホが使えるのは便利だが、便利すぎて欲しいと言われても困る。なんか作れないかなーと思ってたら、それっぽい物を作れる人が
いました。
放置された平民側妃の子、ニリヤ王子(5歳)と出会い、貴族側妃からのイジメをやめさせたく、しかし敵にまわすことなく、灰色の解決をするぞーと心に決める。
よし、スマホの機能を真似た魔道具で、TVを作ろう。そしてニリヤ王子を放送して、国民のアイドルにしちゃおう。
敵もいるかもしれないが、味方もいっぱいいるぞ!
とさせたい竜樹が送る、放送事業と日常のごちゃごちゃしたふれあい。出会い。旅もするよ。
最初なかなか王子と出会いません。ふわっとした話で、正確性より更新を重んじるので、柔らかい気持ちで見てやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:22:04
1376016文字
会話率:40%
突如異世界に召喚された主人公。
召喚された王宮には、もう一人の召喚者がいたが、声もかける前にドラゴンの出現により
別の場所に飛ばされてしまった。
そこで見た景色はRPGゲームの世界と同じだった。
元の世界に戻る為、異世界で生き抜く方
法を学ぶ主人公。
職業が薬師なのに、信じられない魔法や剣技・錬金や召喚等何でも一人でこなせるのに、人との関わりを持ちたくて地味な薬師でごまかし且つ、超膨大な魔力をひた隠して、異世界で知り合った人達を助けながら現世界に戻る為のアイテム探しをする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:16:24
58734文字
会話率:48%
目が覚めると手のひらサイズの妖精に転生していた。偶然出会った王女に付いて行き言葉も通じないのに勝手に王城に住みつくことにした。
中世的な世界が大好きな主人公は中世的な世界にハイテンションで観光暮らしを続けるが、
その国には様々な問題が起こっ
ていて…。
これは、主人公のチート妖精が言葉も覚えず好き勝手行動している内に、王国の問題を無自覚で解決してしまう物語である。
■処女作です。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:12:47
577977文字
会話率:39%
男は、トマトハウスで死んだ。因みに死因は熱中症だ。
死んでしまったのだ
繰り返すが死んでしまったのだ。
目覚めると、我は常盤木亭という飯屋にいた。
目覚めると記憶を失っていた。
女店主のミツハ・アリアンナに頼み、ここで働くことになった。
そこで我は記憶喪失を取り戻すことを決意する。
ミツハにジョニーと命名されて、一応、仮の名前でどうにかなるが、しかし、問題は、そこじゃない。
ここは肉と麺が蔓延る野菜と言う概念がない世界だった。
我は、決意する。
手提げカバンの野菜の種で野菜を作っていく、と。
まぁ色々な出会いがあるが見ていってくれよな?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:12:29
47847文字
会話率:23%
染谷(そめや) 遥(はるか)は、まだまだ新人の市役所職員。
四季島市の市民の皆さんのお役に立つため、今日も大忙し。
宇宙からやってきた巨大エリマキトカゲの捕獲に、異世界からの不当な召喚拉致の被害者保護、元異世界民の生活相談に他
色々。
だって彼の配属先は地域包括不可思議現象対策課だったから……!
魔術も超能力も妖怪もモンスターも宇宙怪獣もダンジョンもある、何でもありのS(すこし)F(ふしぎ)な世界のお役人さんの日常にようこそ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:10:00
31752文字
会話率:32%
私の身に起こった乳にまつわる、どうあっても色気のない騒動の話。
貴方もこれを読んで笑った後は検診行こうぜ!
最終更新:2023-05-30 20:00:00
10147文字
会話率:15%
令和三年某月末日、人生において長い休暇を得た。
さて、これからをどうすごそうか?
ネットの小説投稿サイトで若冲と名乗る「私」は、そのサイトで知り合って仲良くなった友人「ミュシャ」と、液晶の画面越しに語りあう。
さあ、愉快に生きよう。
人生は
きっとばら色なんだから──。
*1話目は以前短編として投稿した「ばら色の人生」と同じ内容です。
*秋月真鳥さん(ID:749269)と同じく「ネット女子会・小説家二人・ネタはお互いから取ってOK」というコンセプトで書いております。
*不定期連載です。
思い付いたら書くので、更新は忘れた時になると思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 15:00:00
12481文字
会話率:46%
ドイツ、ベルリンはノイケルン区。
ケーニギンクローネ女学院に通うシシー・リーフェンシュタールは、才色兼備な全生徒の模範。
しかし、彼女にはもうひとつの裏の顔がある。
それは違法な「賭けチェス」に興じていること。
そして「リスクを負う」ことに
生を感じること。
底の見えない彼女の欲望は、大金のみならず、自らの身体、そして命までも賭けの対象として、生を貪る。
その先に待ち受けるものは、喝采か、破滅か。
堕ちていく、ひとりの少女のカタストロフィ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:06:23
233415文字
会話率:40%
初めての彼氏との誕生日デート中、彼氏に売られた私は、貞操を守るため、展望台から飛び降りて・・・
気がつくと、薄暗い洞窟の中で、よくわかんない種族に転生していて、2人の子どもを助けて、一緒に森で生活することになりました。けどその森が、誰も生
きて帰らないという危険な森で・・・
出会った子ども達と、謎の種族特有の成長能力を駆使して、危険な森で快適な生活を目指します!
ーーー
所謂、異世界転生ものです。初めての投稿なので、色々不備もあると思いますが。軽い気持ちで読んでくださると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:00:00
854921文字
会話率:34%
魔法師養成学校に通う少年ノアは、ロクに魔法も使えない落ちこぼれだった。魔法師ランクは最低のEランクだ。
同じくEランクだったアローラに告白されて恋仲になったが、覚醒して学生としては最高のAランクまで駆け上がった彼女はだんだんとノアのことを見
下すようになり、身分、容姿、魔法の才能全てを持ち合わせたAランク魔法師のジェームズと浮気をしてノアを捨てた。
ノアにも数少ない友人はいたが、日常的にクラスメートから馬鹿にされる彼と、卓越した魔法の才能と将来有望な恋人を持つアローラ。どちらが恵まれているのかは明らかだった。
しかし、とある事件をきっかけに二人の立場は逆転して——。
ザマァ要素はありますが、胸糞展開ではないです。サクッと読んでスカッとしていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 06:00:00
175575文字
会話率:42%