去年の七夕に書いたものです。
最終更新:2013-02-14 21:39:57
1874文字
会話率:4%
高知県の小さな町に流れる仁淀川で、夏祭りの時期になると何年かごとに子供が水死体であがるということが続いていた。
この事件に関わることになったのは(住所が似てるという理由から)ホームズと呼ばれる変人とその同居者。
「神の住む町」と呼ば
れる小さな町で、神と(非公式及び他称)ホームズとの駆け引きが始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-21 04:18:20
2668文字
会話率:56%
潮の香りが風に乗って漂う喉かな海沿いの町『鳴濱(めいのはま)町』。 主人公、塔原裕樹(とうのはるひろき)は、最近ここに引っ越してきたばかりの中学三年である。 事件は彼の父親が、女子生徒の行方不明になったといううわさを聞いたことから始まった。
そして発見される水死体。それは行方不明になった女子生徒をいじめていた主犯であった。いじめを悔いての自殺か? それとも他殺か? 若しくは呪いか?
*2012/09/30:文章修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-21 00:00:00
75346文字
会話率:44%
身寄りのないお京が生きていくためには男達に身を売るより外なかったのだ。
――夜鷹の花代二十四文、二八そばが十六文、三杯食べる分で夜鷹が二人抱けるだって? 笑わせるんじゃないよ。
捨て鉢になったお京のせいだと、自分でも承知している。ずっと流
れに逆らわずに生きてきた。逆らったって自分の思う通りには転ばない。逆らった自分と逆らわなかった自分とどっちが幸せだったか考えてみても夜鷹蕎麦の代金ほど変わらない気がしていた。
だから好きでもなんでもない男から一緒に死のうと言われても逆らわなかったのだ。
――死ぬのだって生きているより楽なもんさ。
楽な方がいい。つい最近までそう信じていたはずだった。
――それなのに何で夢見ちまったんだろう。
時は田沼時代。ある日から隅田川沿いに公家の姫とその主従が出現するようになった。そして、打ち上げられた足の悪い老婆の水死体。首には絞められた跡が残っていた。吾妻橋の達磨横丁に住む岡っ引き文吉は下っ引きの佐平とともに老婆の持っていた寺の札を頼りに探索を開始した。そして、老婆の殺しを目撃していた夜鷹と客を見つけた。関係のない二つのことが繋がって、文吉は公卿の姫を追う。
降り終いの雪からお読みいただくと、主人公の性格がよくわかります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-06-25 18:06:59
53370文字
会話率:45%