子爵令嬢であるリディ・ユストファには前世の記憶がある。この国で三大悪女の一人として数えられる王女、リリアーナ・リラ・ツェルバトーンの記憶だ。彼女は歴史書では国庫を浪費し、ついには王族を破滅へと追いやった悪女だと言われている。だが、実際は実
の家族である王族に見向きもされず、寂しい人生を送った人物だった。そんな彼女が唯一愛したのは、夫であるユリウス・チェスト公爵だけ。そんなユリウスにリリアーナは殺され、人生を終える。だが、彼のことをリリアーナは怨んでいなかった。それどころか今世では結婚しないと誓うほど、未だに愛していた。結婚したくないというリディの意思を今世の家族は賛成してくれている。だから、生涯独身を貫くつもりだったのに。社交界デビューを終えて数日後。リディは面識もない侯爵に求婚されてしまう。
特に何か事件が起こるわけではありません。思いつくまま書いたので、細かい点は気にしないでいただけるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 00:00:00
83571文字
会話率:23%
むかし、むかしのこと。鬼がいた。鬼というのはあの鬼だ。角が生えており剛毛、筋骨隆々、腰布などなど数多くの昔話に登場するあの姿。それがこの世界に本当に大勢息づいていたのだ。嘘ではない。
まさにそう、昔話だ。それこそがこの世界にかつて鬼がい
たという証拠ではないか。写真もない時代。童話という歴史書に保存。語り継がれて今の今まで残ったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 11:00:00
880文字
会話率:9%
本書の原名は、「先の内乱におけるヘイリプ・サレの次男ノルセンの事歴に関する報告」である。
本書は、ホアラ候ノルセン・サレが、「短い内乱」(八九二~九〇八)について、自身の行動を中心に、北州公ロナーテ・ハアリウの求めに応じて回顧したもので
ある。
サレはスラザーラ家のために立ちまわり、同家を擁護する立場から本書を記したと考えられている。そのため、本回顧録は「スラザーラ内乱記」の通称で呼ばれることが多く、この注釈書の表題もそれに倣った。
※カクヨムにて完結済み(45万字)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 14:36:48
450000文字
会話率:22%
ルシダイル国の歴史書で数行書かれている、とある夫婦の出会いからの話。
最終更新:2023-10-17 22:03:54
751文字
会話率:18%
ありま氷炎様の「月餅企画 2023」に参加しています。
お題は「涙」の言葉を作品のどこかに使う。
【全5話・約18,000文字】
【あらすじ】
「ラヴィニア」は悪女の名前だった。
歴史書に残っている「悪女ラヴィニア」の錚々たる逸話の多
さに、本人の資質如何に関わらず、世間一般の常識は「ラヴィニアの名前=悪女」だった。
風評被害を気にせず生きる「ラヴィニア」の名を持つ侯爵令嬢と、スラム生まれで王国魔術師まで成り上がった少年が出会う。
これはふたりが結ばれるまでのお話。
別サイトにも重複投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 17:00:00
18201文字
会話率:12%
現代にまで伝わる一つの書物があった。
名前を『救世の賢者の記録』、旧来の有史以前に書かれたとされる、考古学の前提を根底からひっくり返す原因となった書物である。
正当な歴史書であることはほぼ間違いなく、しかし、信じがたい事柄まで書かれたそ
の奇書。
これは『神降文明』、まだ、魔界と人間界が一つであった頃の話である。
※これは”悠久のクロスファンタジア〜二重世界の方程式〜”の外伝です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 07:49:18
3478文字
会話率:9%
神の子として生まれ、神の子として育ち、人以下として生きた男が異世界で神になる。
宗教の教祖の次男として生まれた 天草 神人は就職に失敗し、30代後半まで親の脛を齧って生きていた。
家族から蔑まれ、宗教の窓際部署クレーム係と働いていたある
日、教団に恨みをもった信者の親族に刺され、気が付くと知らない異世界の森に転移する。
ん、なんだこのゲームみたいな表記は……。
俺のステータス、弱っ!こりゃあ……下手したらまた、すぐ死ぬぞ。
アイテムボックス?聖遺物?
ちょっと、装備してみるかぁ……。
聖冠?
おお、これが【鑑定】のスキルか!
聖十字架?
ふむふむ、これでスキルポイントを割り振れんだな!
聖槍?
これ、最強の武器じゃねえか……て……なんだよ使えねぇのかよ!
聖骸布?
48回も復活できる?もはや、チートだな!
聖杯?
ジョブチェンジ?なんだ、それ?
あれ、俺のジョブが預言者になってる?
て、……これ……。
『 ほぼ……キリストやないかーい!!!!!!!!!!!!!!!!! 』
異世界 × 宗教 × ビジネス
時にシリアス、基本ギャグ満載。
信者とのハーレム生活?そんな甘い異世界ではございません。ヤンデレあり。
ほぼ宗教歴史書。ほぼビジネス書。
倫理感を度外視したメディアに一切出せない問題作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 17:31:33
3334文字
会話率:18%
これは、何もない世界における様々な宗教と民族の残酷だが混沌とした物語を描いた歴史書タイプの小説である。
戦いは世界各地で千差万別。古代中国の呪文、日本の呪文、西洋の魔法も登場する。勇者の出現は22世紀のテクノロジーを異世界にもたらす。戦闘力
のバランスをとるための暫定的なアイデアもあるが、うまくいくかどうかは不明。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 23:34:24
10235文字
会話率:0%
近未来の人類が救われる話
最終更新:2023-06-25 16:10:43
1321文字
会話率:0%
ん?「この物語のあらすじを是非主人公であるディアスさんに教えてください。」だと?やだね。今眠いもん。
え?「そこをなんとか。」えーめんどくさいじゃん。
「オムライスおごります。」今言ったな?二言はなしだぞ。それじゃあ、あらすじ言ってくぞ。
この物語は我の人生だ。おいそこ!「え?そんだけ」って顔で見ないの。事実そんだけだもん。あ?「もっと詳しく」だと?まあまあ、安心しな。俺の人生、涙あり、感動あり、バトルありの超絶濃すぎる人生だったからな。本当にえげつないくらいに。
「この物語の舞台とかも教えてください。」あーあーわかったわかった。この物語はいわゆる異世界物だ。あー別に転生とかそんなんじゃないから。要するにファンタジー系ってこと。だから、魔法もあるし、よーわからんでっかい動物だっているぜ。色んなことが起きるから理解すんのは大変だろうけど。んーあと何かあるかな。あ、そうだそうだ。此世ではデカくて迫力のある魔法が一番強いとされてっからな。実用性?機能性?知らんな。なんでそうなったかはその当時、人間にぼっこぼこにされた魔族の人達に聞いてくれ。此世にはざっと火、氷、雷、闇と空の属性の魔法があるんだが、中でも火が一番迫力があるから一番強いとされているぜ。そんな火にみんな憧れているんだ。逆に空は攻撃性能も派手さもないから此世ではほぼいらない子扱いのくそ雑魚魔法。その他にも妖精やらも登場するけど、それは…
・・・こんなあらすじなんて見てないでとりあえず読んでみたらいいじゃん。ほら、そこの下の部分をクリックするだけだぞ。やってみるだけ無料だよ。
ーーまあ確かにあらすじからしか分からないことだってあるだろうな。すまねぇな。口がそんなに達者でないからそんなに良いあらすじじゃなくて。こんなもんでいいか?作者さんよ。「ありがとうございました!」よし。
あ、あと最後に一つだけ。確かに我の人生は波乱万丈な人生だけど、どこまでちゃんと書けるかはこの作者にかかってっから、あんま変なこと言うなよ。大丈夫、このあらすじでハードルは上げまくったから、きっと良い小説がこのあらすじの下に続いているはずだからな。なぁ?作者?「はい...。」んじゃ、我は寝るからこの【我という名の歴史書物】を楽しんできな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 10:46:54
11235文字
会話率:47%
かつてこの国では、多くの召喚魔術師が居た。
召喚魔術師は異世界から力を借りる魔法使いであり、勇者や精霊、ドラゴンから獣まで多くの種族を召喚した。
異世界からの力を借り、国を発展させる礎を築いた。
主人公も召喚士の両親を持つ、召喚士の血族だ
った。
屈指の才能を持ち、将来は王族に仕える存在として大切に育てられていた。幼少期から厳しい教育を受けていたが、できることが増えていくのは嬉しく、何かにつけて褒めてくれる両親を彼は愛していた。自分も召喚士の力で、この国をより発展させるのだと信じて疑わななかった。
しかし、ある日を境に全てが変わった。
ある召喚士が、魔王を呼び出したのだという。魔王によるたった一度の攻撃で、首都の3割が消し飛んだ。偶然にも首都内を移動中だった現国王も巻き込まれ崩御。
この事態を受け、王族は全ての召喚士を指名手配。捕まえ次第極刑に処し、召喚士を根絶やしにするように通達を出した。
そこから、彼の逃亡生活が始まった。
逃亡生活の末、限界を迎えた彼は自殺することに決めた。
自分から全てを奪ったこの国諸共破壊し、自分もまた死のうと固く決心した。
そのために魔王を召喚した。異世界から現れる魔王は特定の個体を指定することは出来ず、ランダム要素があったが、魔王召喚は十中八九凶悪な存在を呼び出す。国ごと彼を焼き払ってくれることを彼は信じて疑わなかった。
しかし、少年は運が悪かった。あるいは幸運だった。
彼が召喚した魔王は、歴史書で見たこともない容姿であり凶悪さを全く感じさせない雰囲気だった。
端的に言うと、少年が召喚した魔王は少女だった。少女は泣きじゃくりながら、涙と鼻水で顔をびちゃびちゃにさせながら情けない声を出し嗚咽していた。
そんな少女に彼は頼む。
「泣いているところ申し訳ないのだが、この国ごと僕を消し飛ばしてくれないか」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 12:00:00
2185文字
会話率:36%
ある世界の、歴史書に残らない秘密組織の奮闘譚。
*pixivに同時投稿しています*
最終更新:2023-04-22 20:00:00
1002文字
会話率:42%
使用人の俺を大切な家族として扱ってくださったご主人様は、皇太子に処刑されてしまった。国は皇太子の正当性を主張するために、彼女を悪女に仕立て上げ、歴史書に書き、子どもに教育した。そんなの、許せるわけがない。やり直してみせる。やり直して、救いた
い。この想いが叶わなくても構わないから。
そんな少年目線で進んでいく、悲恋ものです。異世界ファンタジー要素が含まれます。あと、やり直し要素もありますし、ちょっとした残酷描写も…。誹謗中傷は受け付けてません。よろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-17 20:18:02
1687文字
会話率:32%
藤原氏がまだ朝廷を把握しきる前に記された歴史書「続日本紀」
親政を除き、最後に政権を握った皇族「長屋王」は、なぜ陥れられたと言えるのか。
最終更新:2023-01-23 21:01:45
1839文字
会話率:37%
今からおよそ1000年前に主人公達が住んでいる世界(現界)とは別の世界で天使と魔族による大戦争が勃発。その当時の様子を記した歴史書は現代にも残り、それは歴史の教科書にも掲載され有名になるが、それが何を示しているのかは現代になっても解明されて
いない。
そして物語の5年前にも戦争の余波を感じた天使族達は人間に力を与えて、戦いを有利にしようと試みるが現界に行くことに失敗。しかし、一瞬に開けた小さな穴から天使族の力だけが現界に放出。それにより少人数であるが、天使の力に目覚めた者がいた。
そして現代。再び戦いの余波を感じた天使族は今度こそ多く人間に力を与えて、戦いに勝つために天界と現界に大きな穴を開けて現界に到達。紅太郎や花香に力を与える事に成功した。だが、それを見計らって魔族のエリート軍隊であるダーク・ウィングもその穴から現界に侵入。その衝撃で大きな突風が起こる。天使達は現界に侵入したダーク・ウィングを倒すように紅太郎達に言う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 23:58:39
107362文字
会話率:37%
1日間に合わなかった「秋の歴史」。
無理だぁー。歴史ものなんか書けないー。。と思って諦めていたのですが、21日午前4時頃、突然降ってきました。
でも、もう締め切りは終わっている。終わっているけど・・・誰かの目に触れて、読んでもらえたら嬉し
いな。
「歴史」って、壮大な物語や偉大な人物のことを書かなくたっていいんだ。そういうものに巻き込まれた全く無名の1人1人の人生だって、「歴史」じゃないか。
そのことに気がついたとき、この物語があっという間にできました。書き上げまでに5時間。
物語は、離れた場所の3枚の手紙、手紙自体は交わることのなかった3枚の手紙の周りで起こった小さな個人的「歴史」を交互に語ります。
決して教科書にも歴史書にも載ることのない「歴史」です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-21 11:00:00
4739文字
会話率:6%
学園卒業後、愛する人との結婚式を控え、私は幸せの余韻に浸っていた。
でもその幸せは、突然異世界から現れたユリカという少女に粉々に壊された。
彼女は王家に代々受け継がれる歴史書に記述されている、200年に一度現れる神の巫女と呼ばれる女性
だった。
王に言い伝えられる伝承が200年ぶりに国中に伝えられ、人々は希望に歓喜した。
誰もが魔物に怯える日々から抜け出せると、巫女を希望の象徴として扱った。
学園に通う若者達は皆巫女の虜になり、彼女を崇めたて、彼女の気分を害する者は全て粛正していった。
異変はついに婚約者である王太子のルイスにまで及び、不安な日々を過ごす中で判明した妊娠。
ルイスと愛し合って出来た子だから、私は嬉しかったのに、
彼に妊娠を告げようとしたある日、私は見てしまった。
「ユリカ・・・。君が愛しくてたまらない。もっと早く君に出会えていたら、君を妻に欲したのに」
「ルイス様・・・私も貴方を愛しています」
王宮の彼の私室で神の巫女と逢引している婚約者の姿。
その瞬間、私の世界は真っ黒に染まった。
そして、目覚めた時に私は全てを思い出した。
この世界が、神の巫女であるユリカを主人公にした恋愛ゲームの世界だと。
私の婚約者のルイスも、攻略対象者なのだと。
そして私は卒業パーティで悪役として断罪される公爵令嬢レティシア・アーレンス。
王太子ルートの私の結末は死だ。
そんなこと、許さない。
この子を死なせたりしない。もうこの子は、私一人の子。
ユリカに心を移したルイスなんか要らない。
お腹の子と二人で生きていく。
そして悪役令嬢レティシア・アーレンスは、
卒業前に姿を消した。
※完全ご都合主義。
※召喚者(異世界転移) VS 転生者のお話です。
※アルファポリスでも連載中です。
※妊娠というセンシティブな内容が含まれているので苦手な方はそっと閉じてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 09:06:05
261616文字
会話率:36%
「運命の女神ってキミみたいな姿をしているんだと思う」
今から約1100年前に、人間族と妖精族の間で大規模な戦争が勃発した。
歴史書に『妖精戦争』と記されたそれは、宣戦布告から完全な終結までに300年も要したため、別名300年戦争とも呼ば
れる。
それ以降、一部動植物の絶滅や異常気象など、世界の生態系に影響が出始め、ゆっくりと着実に世界は崩壊へと向かっていった。
それでも紡いでいきたい。この世界を、この運命を、この命を、あなたとの愛を。
※カクヨム、ノベルアッププラス、ノベリズムでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 00:00:00
55886文字
会話率:44%
伝説の時代に書かれたとされる歴史書レジェンダリー。その一節オールブレイカー。その内容は、国、地域により解釈は、異なっていた。怪物、武具、自然災害、人物と諸説あった。オールブレイカーとはいったい何なのか。
旅に出る事を決意した少女は、とある事
件で出会った謎の剣士を伴い旅に出る事になるのだが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 12:28:39
564883文字
会話率:66%
とある国の、花も恥じらう乙女と言われる年代の私は、学園に通う伯爵家の娘の一人だ。
私が人と違うことの一つは、領地が水害続きで家が貧乏であること。もう一つは、八歳になった感謝を神様にお伝えするこの国伝統の礼拝のときに、神様から加護を授か
ったことだ。
神様からの加護は、数年に一人授かることが出来るか出来ないかの奇跡だ。ただ、残念ながら、私が授かった加護は、この国の歴史書に記されているような、素晴らしい加護ではなかった。
父母の話では、私が加護を授かったという噂の広がりとともに、怒涛のように押し寄せた婚約話は、私の加護の内容が知られたとたんに、潮のように引いていったそうだ。子供だった私には、関係のないことだ。
成長するにつれ、私のことを残念な加護持ちと、人々が噂していることを知ったが、私にはどうでもよかった。貧乏なのに、学園に通わせてくれた両親と兄のために、私は真面目に学園に通い勉強した。家族に経済的な負担をかけないために、神様から授かった加護を、私のお小遣い稼ぎに活用した。
これは、そんな私の日常を、神様が私に授けてくださった加護が、叩き壊してくれたお話である。
カクヨム にも投稿しています。カクヨム週間ランキング 恋愛で、64位をいただきました。
お頼みしていただけましたら幸いです。完結まで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 07:00:00
36536文字
会話率:31%