その塔には流れ星が降ってくる。星の声は、少女の肌に傷をつける。
星は一方的に、言葉を訴えかけてくる。少女の上を流れながら、誰かの心を叫び続けている。
どこか夢のような世界。幻のような幽玄の世界。
流れ星が降り注いでくるてっぺんだけの塔と
、そこにいつからかいる少女。
太陽と月の狭間の時間帯に、流れ星はやってくる。星の光と星の声が空を入り乱れる世界で、少女は傷だらけになる。
この作品はカクヨム にも投稿しております。https://kakuyomu.jp/works/1177354054882178977折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-03 11:15:35
8805文字
会話率:12%
気がつくと俺は死んでいた。
だだ街をさまよっていた。
自分が何者かも分からぬまま。
救いを求めていた。
最終更新:2017-03-25 00:06:43
418文字
会話率:0%
あらゆる理想や知識、夢が浮世の許容を越えたために発生したと考えられている世界、朧なる世界。
見た目は地球とほぼ同じだが、朧なる世界のほうがはるかに美しく、夢から生まれた世界であるが故に魔法や科学の混在する、しかし調和のとれた世界。
そん
な世界で、哀しい運命の二人はまた巡り会い、愛し合う……
狂おしいまでに一途な愛の果てに、二人は何を見るのか。
永遠に続く泥沼のような幸せと、刹那に咲き誇る脆い幸せ。
いったいどちらが"本物の"幸せなのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-18 07:30:50
22348文字
会話率:50%
和蝋燭・鬼灯堂に大叔父・幽玄が訪ねてきた。
幽玄は来月、輝夜の異母弟・影玄こと影夜が二十歳を迎えるにあたり、正式に宝月家当主になることを憂いていた。影夜は最近、魔道に走り本家は衰退をしているという。
そこで輝夜に新月祭にて影夜と技比べをして
当主の地位を取り返してほしいと頼んだ。
十数年前に宝月の名と家を捨てた輝夜は断ったが、師匠たっての願いに渋々これを受けた。
遡ること十数年前、輝夜の母、冴亡き後、わずか一年で輝夜の父・玄夜は後添えとして冴の侍女であった茜を後添えとした。それに当初は反感を抱いた少年輝夜であったが、その後、父から蝋燭作りの技法を学ぶと、父子、義弟との関係は修復していた。
宝月家は代々月読四天王の一派として、月の魔力を蝋燭に宿す「蝋燭師」の一族であった。
輝夜が十八歳の時、父はその裏の魔道の技法の呪いにより急逝し、その後を追うように茜も亡くなると家は茜の母・千に牛耳られた。
影夜を当主にと目論む千に疎まれる中、輝夜は誤って影夜に火傷を負わせてしまう。
そのせいで家を追われた輝夜は大叔父に三年間弟子入りし、一人前の蝋燭師となる。
二十二歳で鬼灯堂を開店するまでのプロローグ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-02 18:09:05
31217文字
会話率:64%
同じ高校の親友同士にしてカップルの神崎浩平と彩宮鈴香、伊達正彦と三枝明美は高校の卒業旅行に京都の嵯峨野へとお泊まりの旅行に出る。電電社にて突如、空中から現れた袴姿の浮き世離れした同年代の女性と四人は遭遇する。女性は記憶が不確かで影が無かっ
た。女性は『みちゆき』の為、嵯峨野にやって来て恋人とはぐれたと言う。超常現象に慣れた鈴香は、女性を「はいからさん」と呼び逢瀬を手伝うと言い出す。
不思議な嵯峨野探幽の始まりだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-15 00:48:53
89621文字
会話率:44%
小泉八雲への敬愛を込めて。
異人である彼が、消えゆく地方の噂話、民話を集めなければ「雪女」「みみなし法一郎」「のっぺらぼう」などの名作はそのまま消えていたに違いない。怪談として知られる作品が多いが、その中には確かな日本の風土に結び付いた幽玄
がそこにある。
彼の愛した日本が知りたくて。ここに怪談を執筆す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-05 00:00:00
2741文字
会話率:19%
おとぎの世界の中で起きた争い。
守られる立場から、戦う道を選んだヒロイン達。
操機を操り、取り戻せ。
大切な絆を-
最終更新:2016-05-23 22:32:02
1972文字
会話率:28%
英雄になる夢を持った男の子。
大きくなり、挫折を知り、夢を捨てる、そんな誰しもが通る道を通っていた男の子が、捨てた夢を拾い上げ、夢を叶える為、走る。
あの日の誓いを守るために。
最終更新:2016-05-23 20:51:54
4648文字
会話率:36%
※以前別サイトさんで掲載していたものをリメイクしているものになります。
最終更新:2015-10-30 22:30:46
7896文字
会話率:38%
敵対していた“白”と“黒”という相反する二人の魔術師、イレールとエウラリア。二人は長き対立の末、白百合の名を抱く少女――百合のもとに互いを認め合う。
それから、一か月がたったあくる日のことだった。仲良く乗り合わせた豪華客船の甲板の上。突
如として彼らは、自身の心に秘めていたはずの過去の因縁に絡めとられていく――――
世界を揺るがすのは、人への寂しさに狂った錬金術師、クロードヴァルド・ザシェール。
彼はただ、裏切らない宝石の輝きを欲して……
イレール達聖者と心の痛みをぶつけ合うのは―――自身への断罪に囚われた白魔術師、虫も殺せぬ気の優しい黒き少女、野獣に育てられた廃屋の少年狼、神の御業を超越して生まれ落ちたビスクドール、そして、錬金術師ザシェール。
今、アナスタシアの聖女は、宝石店のドアを開く
―――その先にあるのは、麗しきL'harmonie(ラルモニィ)、即ち、“調和”の世界。
※『イレールの宝石店』の続編となりますが、時系列がその後であるだけで、まったく傾向が変わって、完全な恋愛ファンタジー作品となりました。こちらから読んでいただいても問題のない構成となっています。一章分が、一エピソード。という、進め方です。前回に引き続き、短編集に近い傾向で書いていく予定……です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-15 02:24:45
65291文字
会話率:37%
白魔術師イレールの経営する宝石店。そこは心が傷つき、破壊され、輝きを失いかけた者を救うための場所。そんな彼のもとへと集うのは、傷ついた人間たちと―――サーカスにておどける死神、忘れさられた氏神、芸術家を愛する天使……etc.の、人ならざる者
たち。いつも優しく人間を見守る“彼ら”。彼らはどうしてこれほどにも人間に優しいのか…?宝石の輝きは心の輝き、彼らが織りなす切なく優しい物語。
追記:一話分のメインエピソードは独立しているので、ある程度どのお話から読んでいただいても大丈夫な構成を目指しています。
※第一章では”人ならざる者たち”の思想や人となりを中心に描いています。物語の濃い部分には第二章から入っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-05 11:43:06
531732文字
会話率:39%
京都の高台寺には三枚の肖像画が伝えられている。
一つは豊臣秀吉、もう一つはその妻であるねね(高台院)のもの。
今から最後の一枚に描かれて人物の話をしよう。
最終更新:2015-05-07 16:09:53
6730文字
会話率:3%
ある決断を秘めて、赤家 壮士は海に臨む丘に立っていた。振り返れば思い出すのは幼馴染との思い出。海風に靡く草花はやがて桜並木へと。鮮やかな緑に燃える桜は春の宴を抜け出して少年の心を幽玄の帳へと誘う。尽きぬ思い出の中で、彼の決意は揺らぐ。
最終更新:2014-12-04 03:33:39
2147文字
会話率:0%
真実の世界が人間には見えているのか。犬と恋する夢を見た。彼女との暮らしは俗世を離れ幽玄に至る。やがて街へ帰る私はあさましき人の世を見る。
最終更新:2014-10-22 00:02:28
719文字
会話率:37%
糺の森にて体現される悲恋の物語
最終更新:2014-11-24 16:24:53
298文字
会話率:0%
群馬……そこはネオ日本に唯一残された、未開の地。百戦錬磨のデベロッパーも力尽きる暗黒領域。魑魅魍魎が蠢き、蛮族が跋扈するヒャッハー地獄。
皇紀2758年(西暦2198年)、足軽級ビジネスサムライ浅井忠吾は、かの地へ赴任した。彼が求むるは
幽玄神秘の不思議物質、KONNYAKUであった。
これは一人のビジネスサムライと、一人の蛮族女性との、どこにでもあるかもしれない心の唄。
2014/7/9投稿開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-15 16:33:12
103628文字
会話率:40%
ブログからの転載。
幻想小説
最終更新:2014-08-10 21:41:30
1903文字
会話率:19%
もののけもよう【もののけ模様】其の一――雪ん子――
平安時代によく似た文明を持つ、こことは違う異世界『宸世《しんぜ》』において、人間達の社会で利用されて生きていく[もののけ]の短編です。
雪ん子の[もののけ]であるユカが、その能力を存分に
発揮できる仕事とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-03 22:16:07
1592文字
会話率:25%
これまでの話の起源は三百年前のある二人の「祓い人」から。そして、それは優梨と幽人(勇刀)の二人の起源でもあった。二人が両方の起源と遭遇するとき、物語は幕を閉じる。
最終更新:2013-09-02 09:00:00
58846文字
会話率:48%
大学一回生の望月紅(こう)は、ある日ひょんなことで異世界――剣と魔法の世界に転移してしまう。そこは魔法、魔物、そして幽玄な自然が織りなす世界。転移して早々、幸運(?)にも、主人公には個性的な仲間が出来て。これは、魔法をいくらか使えるようにな
った青年が、ハンターとして仲間との旅路で少しずつ成長していく物語。基本ほのぼのにして、色々な、特に自然の情緒の描写に力を注いでいます。もちろんストーリーもしっかりとあります。楽しんでいただければ幸いです。
*100万アクセス突破しました。今後も更新を頑張っていきたいと思いま
*ご指摘を受けた箇所の訂正、改稿作業を、執筆と同時進行で行っております
*辛口・甘口の感想/評価の双方とも歓迎いたします。気楽にいらしてください
★★★長らくお待たせ致しました。タイトルには凍結とありますが、作品の完成を完全に凍結したわけではありません。詳しくは、お手数ですが、9/2付の活動報告をご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-28 23:13:53
171548文字
会話率:37%
夏になると必ずいつも誰かのひと夏の記憶を見ていたタカフミだったが幸いなことに直接の知り合いはいなかった。
なのに今年の夏はなぜか一人の少女の夢ばかりをみることに。
最終更新:2013-07-07 19:04:02
1471文字
会話率:0%
公的武装許可証・通称「特帯」の資格を持つ男、榊原鍵太郎。
一年前の心傷で気力を失い落ちぶれていた彼の前に舞い込んだ一つの仕事、それは異人の少女の保護。
あまりに美しく無機質にすら感じる少女との交流に久しく冷めた心に血流を感じる榊原。
だが
少女は人に似て、しかし人という存在ではない。
今に繋がる過去が、やがて濁流となって牙を剥く。
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この物語は総て虚構。
彼の地、日本に非ず。
彼の時、近代に非ず。
過去にも未来にも属さぬものである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2013-06-08 15:08:04
4359文字
会話率:6%
今は昔、かつて原因不明の大災害により二つの時に分断された次元。同じ形の二つの世界は少しずつ違う物と成り、別々の運命をたどって行く…そんな中片方の世界、沙弥詠(さやよみ)。沙弥詠世界は今、戦乱の最中である。というのも世界が二つに分断された時、
歪みが生じ、別の世界の『欠片』が紛れ込み、それを揃えることによって、天下を制する力を手にすることが出来ると云う。それを聞いた血気盛んな猛者共は我、浮世を納めんとその欠片を探し、奪い合っていく。
羽佐間道久もその一人…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-05 02:02:38
1487文字
会話率:57%