かつて帝国陸軍には伝説の日本兵と呼ばれた男がいた。彼は日露戦において英雄となり両国から畏怖され尊敬の対象となり陸軍では神の如く崇められている。70年後の現代、人間ならざる力を操るウィザードと呼ばれる存在が社会では共存し時には権力者や軍事組織
で、時には反社会的勢力の末端として戦っていた。ある時、地方都市で起きたウィザードによるテロ攻撃によりレンジャー小隊含む隊員たちは全滅し、しかし清水 総一郎は奇跡的に生還する。行方をくらました彼が見つけた次なる居場所は殺し屋だった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 18:39:43
171909文字
会話率:46%
多民族国家《アクセライヒ》は魔法貴族を統治基盤にその広大な領域を治めている。
主人公ハインツ・フリードリヒ・フォン・アクセライヒはその大公家に生まれ、帝都の士官学校に通っている帝国陸軍少尉だ。
長期休暇を利用してブルンベルク公領に帰省
していたフリードリヒのもとに届いた皇后暗殺の報は公爵一家を大いに混乱させたが、その暗殺の裏にうごめく陰謀には誰も気が付けないでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 22:00:00
22725文字
会話率:36%
1945年、太平洋戦争末期、大日本帝国陸軍初のジェット戦闘機、通称・・・火龍が図面まで完成されていた。
終戦により、完成されなかったと歴史にはあるが、実際は試作機が1機だけ制作されていたのだ。
その試作機は、極秘裏に九州まで運ばれていた。
知覧飛行場が運用に支障をきたすようになり、急遽、補助飛行場を設立、万世飛行場と呼ばれ、その補助飛行場は、後に幻の特攻基地と呼ばれる。
その基地のナンバーワンエースパイロットと呼ばれた、雨傘完爾大尉の操縦により、本日、試作機 火龍 のテスト飛行が開始される。
テスト終了後、海軍から、B-29の撃墜応援を要請された万世飛行場、迎撃範囲に試作機火龍が飛んでいた為、護衛機の屠龍3機と一緒に撃墜命令を下すことになる。
試作機 火龍 と、屠龍3機、対 B-29艦隊が7機、
大空での空戦の結果は・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 15:00:00
6590文字
会話率:1%
大日本帝国陸軍の一等兵を務める主人公「日野友作」は、幼少の頃から軍人の花形である「魔道士」に憧れを抱いていたが、徴兵検査の際に行われる魔力検査で適正なしと判断され、水戸の歩兵部隊に配属される。
そこで、自分の現状を嘆きつつも同期ともに日夜
訓練に励むが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-11 22:43:36
3072文字
会話率:34%
大正二年、正倉院の虫干しで見つかった文物は世界を変えるにふさわしい物だった。
当時の日本でこんな物を公表すれば、あっという間に欧米列強によって難癖が付けられ奪われてしまう事が考えられた。
その技術を手に日本はどう変わるのか。
チートとま
では行かないけれど通常よりも数段優れた素材と理解不明な技術を投入してみる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-26 05:00:00
172420文字
会話率:27%
40歳になるロシア帝国陸軍のヴァレリー・エル・ルシードは「とある理由」から皆の前から姿を消していた。その身をサンクトペテルブルクのとあるカフェの女主人、クララ・スヴェトラーナ・スプツニカヤに匿われていたが、彼女はそのルシードの身がここにいる
ことを彼の部下たちに知らせてしまう。
そして、ルシードはロシア帝国女帝イゾルデ1世から下った「反乱軍討伐」の勅命を実行するが、「ある判断」がイゾルデの逆鱗に触れてしまう。その後、憲兵から監獄に投獄されたルシードであったが、そのルシードの軍事的指揮力に期待した女が神聖ローマ帝国からロシア帝国にやって来たのであった・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 13:34:21
30018文字
会話率:32%
帝国陸軍最後の参謀総長は梅津美治郎大将でした。
その名はあまり知られていませんが、陸軍史上でも屈指の能吏でした。その梅津の能力を、陸軍は様々な不祥事の後始末に発揮させました。満洲事変、クーデター未遂事件、二二六事件、ノモンハン事件、そして
終戦と、美治郎は陸軍の後始末に追われます。
大東亜戦争中、梅津美治郎大将は関東軍司令官として満洲国の首都新京にありました。戦うことはありませんでしたが、極東ソビエト軍に対する戦備を整え、ソ満国境の治安維持と哨戒監視を実行し続け、北辺の静謐を守り通しました。目立った戦功はありませんでしたが、満洲の防備をかためることにより日本帝国の根本的戦略環境を維持し続けたのです。
しかしながら、太平洋方面の戦況が悪化し、兵力が不足すると、関東軍の主要兵団が次々と引き抜かれ、太平洋の島々へと出陣していきました。その分だけ関東軍の戦力は弱体化していきましたが、梅津軍司令官は可能な限りの弾薬食糧を出征軍に与えました。
太平洋の要衝サイパン島が陥落すると、梅津美治郎大将は参謀総長に任命されます。開戦当初より、この戦争には勝機がないと秘かに考えていた梅津大将は、運命を甘受して、終戦を達成し、帝国陸軍そのものの後始末を実行します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-13 07:21:40
76301文字
会話率:32%
大陸に覇を唱えるウルス帝国。
貴族と皇帝による支配を是とする帝国は軍事的需要とプロパガンダのため、帝国陸軍女学院を開設する。
協約暦一九二三年、第一期生が入校。これにより帝国は世界史において最も女性の社会的進出が進んだ国家として紹介
される一因となった。
第一期生の多くは騎兵科を希望し、近衛騎兵隊〈薔薇連隊〉を組織するに至ったが、第一期生の中には、当時弱卒扱いされていた兵科を希望するものもいた。
帝国北部に領地を持つ、エーリカ・ヴィーラント・ヴァン・ピラーチア。初の女性帝国軍砲兵将校の誕生だった。
彼女の異名は〈烈火のエーリカ〉。
もしくは、〈砲兵令嬢〉である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 07:00:00
20986文字
会話率:32%
時は1942年ガダルカナル島にて、佐藤中尉率いる64小隊はかき集めの武器弾薬で米軍と交戦することになる。
険しいジャングルを抜けるとそこには戦場の面影がなくいつも鳴り止まなかった銃声や悲鳴が聞こえず静かで鳥の囀りや川の音など、戦場ではありえ
ないほどの静寂だった。するとそこえ1匹の奇怪な生き物が現れた。それに驚いて1人が発砲、同時に光が銃先から溢れ出し弾丸ではなく魔弾が放たれたのだ。
この小隊にこの先一体何が起きているのかを調べるために旅をしていくという物語です。1週間に1回くらいに投稿する予定です。いいアイディアが浮かんだら書くという方針でやっていくのでそこら辺は御容赦くださいm(*_ _)m読みずらかったりおかしいとこ、変な部分多々ありますが何分衝動で限っずったものなのですみません。
こんな雑なものですけど良かったら読んで言ってください!オナシャス( ̄^ ̄)ゞ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 23:33:45
676文字
会話率:0%
大河を挟んで睨み合う帝国と魔界が、互いにその領有権を主張し合った両国間による世界大戦が一段落した頃。
帝国は陸軍に奇妙な部隊――〝ハーレークイン小隊〟を新設した。
その指揮官に就いたのは出生が曖昧な、子爵家の家督を譲られた素行不良の青年将校
だった。
ヨハン・スミス――彼は「戦争と人殺しが好き」だと言ってはばからず、将校の身でありながら率先して規則を破り、任務のためなら法を犯すこともいとわない。
一言でいうと〝厄介者〟だが、別の人物評には〝劇薬だが必要悪〟とも記される。
巨乳の女騎士を副官に、掴みどころに乏しい妖精の少女を参謀に、軍歴40年の上級曹長を従えるこの小隊長は部隊をどこに導くのだろうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 00:00:00
258999文字
会話率:37%
大日本帝国海軍の頃より伝わる、海上自衛隊の海軍カレーのお話。
舞台は海上自衛隊横須賀基地所属護衛艦うみゆき(6775トン)の艦内。山島田正宗一等海曹38才は、横須賀基地の様々な艦艇の厨房に入った。防衛大学を出ていない、所謂ノンキャリアの
山島田一等海曹は、横須賀基地の中でも、屈指のプロ炊事隊員であった。
今はよほど良くなったと思うが、炊事隊員は土日も関係なく昭和風に言うと、月月火水木金金という部署で、まともな休みはなかったかもしれない。
ストーリーの展開としては、艦長の森滝一等海佐や、航海長の角杉誠といった防衛大学を出たエリートや、大田真治先任海曹長や部下の若杉仁三等海曹が主なメインキャストである。
後に登場するのが、寺倉美奈子海士長20才で、色気のなかった山島田に恋の風が舞う。後に山島田の猛アタックで、恋人になり年の差など気にせず、結婚を決意する。
肝心の仕事の方は最先任炊事隊員となり、早10年。オリジナルレシピもバッチリ固まり、各隊員にも、山島田のカレーは好評だった。
防衛大臣を筆頭に、統合幕僚監部、海上幕僚監部などがあり、自衛艦隊の元に護衛艦隊、航空集団、潜水艦隊、その他(掃海・情報・新兵器開発)という指揮命令権になっている。尚、横須賀、呉、佐世保、舞鶴、大湊の五大地方隊とその他、分屯基地など少人数の運営は、防衛大臣の直轄部隊であり、自衛艦隊とは別のものとなっている。
腹が減っては戦は出来ぬ。各艦艇にいる炊事隊員は陸海空各自衛隊にいて、それぞれが特色のあるご飯を提供している。
その中で最も食費をかけられている部隊が、ある。潜水艦部隊だ。海上自衛隊の中で最も重要な潜水艦には、毎日ステーキが出るなんて噂もあるくらい、食費がかけられている。
せめて三度の食事くらいはという配慮がある。実際丘の上の舞台の食事と、潜水艦の食費を比べると、年額ベースで数千円異なる(潜水艦乗りの方が高い)というデータもある。
そんな潜水艦乗りも、カレーライスは重要な食事だ。海中をひた行く潜水艦の中では、カレーライスによって、狂いかけた体内時計をリセットする役割がある。
陸海空三自衛隊の中で最も飯が旨いのは海自である。陸上自衛隊も大日本帝国陸軍の時代よりは、飯が旨くなったが、それでも帝国海軍の時代から、飯がおいしいのは海軍だった。
ちなみにこの物語はフィクションである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-04 09:29:21
100502文字
会話率:37%
海上自衛隊の最新鋭潜水艦に乗り組む男達の物語 時は平成、昭和の記憶をかすかに残した時代。国防組織として、災害派遣にも対応出来る装備を持ったのが自衛隊だった。創設時の自衛隊は厳しい世間の風当たりにさらされた。前身の警察予備隊に加えて、海上自衛
隊の前身警備隊は海上保安庁の下部組織としてスタートを切る。新たに航空自衛隊が創設され、防衛庁が設置されたのが1954年、戦後の混乱期の中での船出だった。陸上自衛隊と海上自衛隊が旧軍の施設をそのまま使ったのは、いちいち部隊を編成するのが面倒であったからであり、新設されたとはいえ、大日本帝国陸軍や大日本帝国海軍出身の軍人達が黎明期の自衛隊を支えた。凄まじいまでの暴力はなくなり、変わりに体を鍛える事で罰を与えた。防衛大学が出来る頃には、国土交通省所管内の海上保安庁と海軍色の強い海上自衛隊のすみわけは終わり、高等商船学校と大日本帝国海軍との軋轢もなくなりつつあった。朝鮮戦争が始まると、アメリカは警備隊に掃海を命令。機雷処理に当たらせたが何人か死者も出した。海上自衛隊は機雷掃海の技術と対潜水艦作戦能力において、世界最高水準のものを持っている。そして冷戦時代に脅威だったソビエト海軍の原子力潜水艦を抑えた強力な潜水艦部隊を保有している。太平洋戦争中は日本海軍の潜水艦部隊はさしたる結果を残せなかったが。今作品のモデルとなった最新鋭潜水艦そうりゅう型の潜水艦がタイムスリップして、アメリカに勝ってしまうという、よくありがちな設定ではあるが、アメリカ海軍に日本海軍が勝ってしまうと言うのは、ミリタリー系の話しでは王道の鉄板話である。大和や武蔵が生き残っていたらなど、海上自衛隊の潜水艦が大活躍するヒューマンドラマである。見所はなんと言っても潜水艦に乗り組む男達の会話であったり、彼らの日常が見所である。今の海上自衛隊において、最も厳しい部隊はSBU 海上自衛隊特別警備隊であるが、サブマリナーズはそれに次いで厳しいと思われる。何より我慢する事が多く、そういう意味では、自衛隊きっての潜水艦乗りは厳しい制約下にあると言える。日本海軍の頃には潜水艦部隊はあったが、環境的にはその頃よりはマシになってはいる。潜水艦乗りはエリートの集まりである。日本に限らず、アメリカもロシアも潜水艦はエリートのおもちゃである。ちなみに日本では女性自衛官が潜水艦乗りで活躍する日が来た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-10 13:48:46
159096文字
会話率:63%
ライオネルは、やせっぽちのケットシーだった。
村の学校ではいつも本を読んでいて、遊び好きなケットシー達からいつもいじめられていた。
そんなある日、ライオネルは森の中で陸軍将校の娘・エリカの水浴び姿を見てしまう。
エリカに激しく罵ら
れたライオネルは、彼女を見返してやろうととある“策”を思いつく。
それは、大陸最強と謳われるリリキャット帝国陸軍に入隊して出世する事。
そんな甘い考えで兵士を目指したライオネルに待ち受けるのは、想像を絶する生活の連続だった。
果たして彼は、エリカを無事に見返すことができるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-30 17:00:00
3801文字
会話率:36%
帝国陸軍最初の戦闘隊である、飛行第一戦隊。
昭和20年4月、その伝統ある戦隊に所属する、若きエースパイロットの青年が、高萩飛行場で帝都防空の任に就いた。
彼の名は大野 颯(おおの はやて)。
彼は四式戦闘機「疾風」(はやて)に乗り、帝都を守
るため、そして大切な人を守るため、空を翔ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-25 01:44:09
3970文字
会話率:42%
万世一系の皇帝が知召す世界帝国『アキツ諸侯連合帝国』(帝国)と、
真教とよばれる一神教を信仰する専制君主国の連合体『神聖王国連合』(連合)
そして、革命により専制君主を打倒し、民主主義国家となった国々の共同体『民主国家同盟』(同盟)
その三大勢力が覇を争そう、豊かな自然が広がり、膨大な資源を包蔵する『南方大陸』
ある事件により、その南方大陸の極寒の地に左遷されていた『インチキ隊長』の異名をもつ帝国陸軍の元特別挺身隊(特殊部隊)大尉、オタケベ・ノ・ライドウは、
突然の少佐への昇進と転属命令を受け、帝国新領(植民地)の首都『拓洋』の司令部に出頭を命じられる。
そこで待っていたのは新しい上官である謎多き軍装の麗人、特務機関長トガベ・ノ・セツラ少将と、
ライドウを着け狙う黒衣の刺客。
トガベ少将が口にした『新しい形の戦争』とは?
黒衣の刺客は何者か?
そして黒幕の狙いとは?
異国情緒あふれる異世界の街を舞台に展開する。
アクションファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-16 23:38:38
36639文字
会話率:30%
第二次世界大戦中、東京某所に存在していた陸軍技術研究所。
その中に、表には決して出ることのない極秘の研究所があったという。
その名は、陸軍第11技術研究所。
*****
現代を生きるちょっと賢い高校生が、日本が戦勝国となった世界に飛ばされた
。彼は、その世界で生きていこうとするが、現代日本の常識を持つ彼に、まっとうな生活など許されない。
***約60話程度で完結予定です。お付き合いください。***
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-22 18:43:15
6159文字
会話率:34%
母の死は帝国陸軍の精神風土の犠牲だった
最終更新:2020-02-29 18:00:00
5781文字
会話率:0%
大日本帝国陸軍の将校である島田一郎陸軍中尉はフィリピンのセブ島で部下である山本軍曹と共に絶望的な撤退戦を行っていたが、ついに潜伏していた洞窟を米軍に発見され、壮絶な戦死を遂げた・・・はずだった!? しかし、ふと気が付くと二人は生きていて、し
かも洞窟を出てみるとそこは初めて見る森の中であった。
皇軍将兵たる二人は、見も知らぬ世界でそれぞれの新しい人生を送ることに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 23:08:43
2841文字
会話率:34%
1997年に制式化されたハイテクの塊にして戦後第三世代主力戦車である97式戦車。スラローム射撃も可能である。その全てが時間異変タイムスリップによって漂着した世界は、帝国陸軍の九七式中戦車が列強各国の戦車によって蹂躙される殺戮とした時代であっ
た。圧倒的に優位な97式は列強にどう立ち向かうのかを描く本格戦車戦記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-07 15:45:20
216文字
会話率:0%
1944年、南方戦線で両津、柳田、日比野の日本帝国陸軍の三兵士はタコツボ塹壕の中で迫りくるアメリカ軍上陸におびえていた。
この日、夜半になり敵の艦砲射撃は激しさを増す一方だ。遅くとも明け方までには上陸してくるにちがいない。降りしきる砲弾の
中、タコツボにくぎ付けになったこの三人は恐怖を紛らわすためにあろうことか百物語を始める。兵士らしい武骨な肝試しのつもりだった。
ロウソクを百本ともして怪談を終えるごとに一本ずつ消してゆき、最後の百本目が消えたときに魑魅魍魎のたぐいが出現する。そんな百物語だ。
それぞれとっておきの怪奇な話が続くが、まだ十もすまないうちに怪異は現れた。
四人目の兵士が現れたのだ。しかも彼はフランス軍兵士で何十年も前のヨーロッパから来たという。日本軍兵士は太平洋戦争末期を戦っているというのに、彼は普仏戦争を戦っているという。
しかしやがて真相は明らかになった。幽霊は四人目の兵士ではなく、三人の日本兵のほうだったのだ。彼らは敵の容赦ない砲撃でとっくに落命していたのに自分たちの死を認めたくないがゆえに百物語などで現実逃避していた。
そうわかったとたんに三人は消え、フランス兵は自分の戦場のタコツボに帰っていた。
味方兵士に救出されたそのフランス軍兵士は悟る。この戦場のタコツボというやつは、戦争というものとともに我々に未来永劫ついてまわるものなのだということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-18 21:30:07
15824文字
会話率:54%
元帝国陸軍少尉の鈴木五郎は死にかかった所を知らぬ神様により異世界転移か死ぬかの選択を迫られ
異世界転移させられる。
転移先で戦いの無い生活を送りたいと願うが叶わない一人の男の物語。
最終更新:2019-05-18 18:00:00
25929文字
会話率:47%