孝徳帝と対立し、重臣らと共に離反をはかった皇太子・中大兄皇子。
帝と袂を別ち難波の都を去った彼の傍らには、妹であり、孝徳帝の皇后であったはずの間人皇女の姿があった。
指弾も、誹謗も、そして近親相姦の穢れを負う限り皇位には就けないことも覚悟の
上で、二人は手をたずさえ、共に生きた……。
中大兄皇子が晩年まで即位しなかったその背景には、実妹・間人皇女との禁忌の恋があった、という説に基づいて書いた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-19 13:02:42
52436文字
会話率:40%
……―“子守歌”?……違うわ、貴方のは、“狂詩曲”でしょ……?
未だ29で死んだ時の姿を保ち化けてデテくる祖父 、そして謎の青年と奇妙な関係を持つ平凡な少女。
実妹に重すぎる愛情を注ぐ双子の弟。
成績を悪くしてまで、自身の担任を愛する
1人の女性徒。
歪んだ奴らの生活は、今日もほんわかシリアスにかっ飛び続ける
愛物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-17 21:47:08
24353文字
会話率:51%