叔父の経営する警備会社に勤める『俺』は、あるオフィスビルの深夜警備を任されることになった。とはいえ、警備とは名ばかりで、実際には二週間前から頻発するようになったある怪異の原因を探れという仕事だ。
給水栓から溢れるその物体は、二週間前に酷い死
を遂げた老婆の無念の痕跡なのだろうか。物言わぬ亡霊が発するメッセージの本当の姿とは……。
『夏のホラー企画2014』に参加させていただいています。
なおこちらは『4472文字シリーズ』というシリーズ物になっております。
1話め 『非常口』(http://ncode.syosetu.com/n4613bi/)
もしよろしかったら前作と文字数を見比べてやってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-10 17:00:00
4449文字
会話率:23%
飲食店が連なる雑居ビルの警備を任された『俺』は、そこである怪異な体験をした。施錠のできない地下の店舗跡、焼死者を出した3年前の火事。
『夏のホラー企画2012』に参加しそびれた作品を後発ながら掲載しました。『地下で幽霊に遭遇』というベタなネ
タを昇華させています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-25 18:39:43
4472文字
会話率:29%
夏のホラー企画で、怪談を書きました。ありがちだけどシンプルイズベスト。
(Pixivにも投稿済み)
最終更新:2014-04-09 21:52:31
802文字
会話率:32%
それじゃあ――いただきます。
昔々、ある所に四人家族がいました。
お父さん、お母さん、お兄ちゃん、妹の四人家族でした。
ひょんなことで、お父さんとお母さんがいなくなってしまいました。
お兄ちゃんと妹は、それでも慎ましやかに生活し
ています。
例えば、私のお兄ちゃんは壊れている。
外見はそうと分からないように。人間として最低限の機能だけ有して、盛大に木っ端みじんに壊れている。壊したのは私じゃないけれど、少しだけ思う所はある。
例えば、私の兄貴は変態だ。
毎朝のように妹になにかしようとして、変態的に『ありがとうございます!』とお礼を言って、私に毎朝のようにちゅーをして、上機嫌に学校に向かう。
例えば、私のお兄様は夢を見る。
まるで自分が生きているような、儚い夢を見ている。
お兄ちゃんは壊れた夢を見る。
そして……私は、とても満たされた、泡沫の夢を見ている。
もっとも、その夢は私たちにだけ優しい夢で。
あなたにとっては――最悪の悪夢でしかないんだろうけど。
※夏のホラー企画2013参加小説になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-06 15:21:13
8258文字
会話率:43%
「夏のホラー企画2012」に参加しようと思いましたが、妻に「ちっとも怖くない」と言われ断念いたしました…。
最終更新:2012-08-22 20:51:34
4472文字
会話率:43%