「この国はいずれ、内部から滅びる」
ミレイユは、大陸最古の歴史を誇るファドナ王国の第一王女。
王位継承問題に心を痛め、国家の弱体化に祖国を憂う、正義感の強い真面目な王女である。
だが、数年前から父との不仲が原因で、公務という公務を全て放
棄。
おかげで今や、街での渾名は[国家の至宝]から[不良王女]へ。
王宮内では[不良債権]やら[国家の面汚し]などと呼ばれ、蔑まれていた。
と、そんなある日。
腐敗国家ファドナに不穏な噂が流れ始める。
隣国[グランシール帝国]が、ファドナ侵略に乗り出すかもしれないというのだ。
金と地位を守るため、右往左往する貴族たち。
恒久平和を信じて疑わない、平和ボケした国民たち。
国家のお飾りと化した、張りぼての騎士団と魔術師団。
そして、王位継承問題で割れる国内勢力。
そんな、全てが腐りきった国家の中に、着々と張巡らされる国家滅亡という名の陰謀。
何の取り柄もない、真面目で偏屈なだけの王女ミレイユ。
果たして故国を、国民を、最後まで守り抜く事はできるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-03 04:42:13
370574文字
会話率:31%
日本で平凡な生活をしていた工業高校生林ユウジは突然 、国家滅亡の寸前国家
ヴィルドニアに現れるのだが・・・・日本の工業の力を手にしたこうこうせいのやることとは?
最終更新:2014-10-25 14:17:41
2053文字
会話率:47%