酷い暴力を受けて死にかけた若村長リヒターは、自分が転生者だと思い出した。そして、謎天賦【聖者の献身】を含む自分のステータス画面が、かつてプレイしたストラテジーゲームに似ていることを発見する。
同じころ、いわれなき断罪を受けた公爵代行サルヴィ
アは、豊かな領地と財産を没収の上、瘴気が満ちた魔境を領地とすることを言い渡された。
自分の天賦や能力を隠すためにサルヴィアを頼りたいリヒターと、瘴気を浄化するためにリヒターが必要なサルヴィアが、キャラの濃い仲間を増やしながら進める、どきわく魔境開拓史!
この作品は、個人サイト「Kreuzweg(http://kreuzweg.kir.jp)」にて、先行公開されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 20:00:00
667945文字
会話率:55%
女学校を卒業したばかりのフィーネ・クラインは十七歳。
彼女は仕入れのために遠方へ遠出をしている父に代わり、ワーカホリック気味の兄シリウスとどうにか店を存続させている。(ほぼ開店休業状態!)
身長と怪力以外は脳天気で平々凡々なフィーネ
と、優秀・有能・偏屈・毒舌・重度の隠れシスコンという変わり者フルコンボだが、見た目だけで全ての欠点を補い、人々を魅了させる美丈夫の兄シリウス。
母を早くに亡くし、父が頻繁に家を空ける彼ら兄妹の心と胃袋の支えは幼馴染みであり、料理人見習いのカイ・ハースだった。
美味しいご飯と穏やかで温かな生活。
色々と気にかけてくれるカイに甘えるのではなく、恩を返していきたい――そう願っていたフィーネだったが、兄の一言から事態は一変する。
「妻を紹介したい」
「「え……」」
そして後日、とある事件からフィーネは【神継者(かみつぐもの)】となり、体や立場まで大きく変わってしまい――?
のんびり屋で鈍感な新米異形娘(?)×胃袋から攻略したいお人好し新米魔術師青年(?)
あらすじの通りではありますが、幼馴染み二人が魔法や神獣や過保護兄に翻弄されながらも「まあ、美味しいご飯を食べて一緒に頑張ろうね!」と励まし合うようなお話です。
短編連作形式に近い、まったり日常、時々コメディ(多分)、結構な頻度で食べてます。恋愛等の描写は多少甘めかもしれません。
※ 世界観や文明程度としては、魔法や異種族の存在する二十世紀位とゆるい設定です。限りなく地球に近い異世界です。
また主人公の体の一部が変化する描写や(架空ではありますが)特定の他者に対する差別的用語を使用するキャラが出てくる為、残酷描写有となっております。
※ 不定期更新・個人サイト等他サイトにも掲載しております。個人サイトとは改行や空行が異なってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 20:40:28
66846文字
会話率:36%
踏み出してはいけない一歩を踏み出した俺は、くすぶる気持ちを持て余し、懐かしさの残るそこへ向かった。
なんちゃってボーイミーツガール風。少年と不思議な少女との在る時のお話です。
冒頭のみ少々残酷描写がありますのでご注意下さい。また行為を
容認・推奨するものではありません。
※個人サイト等、別サイトにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 21:00:00
10298文字
会話率:41%
「紺碧の採掘師」の続編です。
…ここは有翼種と人間と、人間が創った人工種が住む世界。
「外地に出るな」という人工種管理の制止を振り切り有翼種の住むイェソドで採掘を始めたアンバーと黒船だが、何としても黒船を自分達の手元に置きたい管理の人間
達は、外地に出られない3隻の採掘船を利用して、人工種初の黒船船長になった総司を船長の座から引きずり降ろそうと画策する。
一方、人工種で初めて自分達の船を持った護とカルロスは、更なる夢の実現の為に新たな挑戦を始めるが、そこへ管理の妨害が。
…信じる心と意志と情熱。
自分の「やりたいこと」を貫きたい貴方に贈る、応援ストーリー。
※この作品は個人サイト「紺碧の採掘師2」の他に「エブリスタ」「カクヨム」にも掲載しています。
※「キャラクター設定画集」もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 22:00:00
374846文字
会話率:77%
「紺碧の採掘師2 -カルセドニーの記録-」の、採掘船キャラクターの設定画集です。
黒船・アンバー・ブルーまでは「紺碧1」のキャラ設定画に加筆修正したもので、
「紺碧2」から出て来る新登場の採掘船2隻のみ、新たに描いたものです。
本編と合わせ
てお楽しみ下さい。
※SSFやイェソドのキャラ設定画は「紺碧1」の設定画集をご覧下さい。
※個人サイト「Yesod (https://yesod.themedia.jp/)」と「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 20:29:09
994文字
会話率:0%
ここは「原初の星」と呼ばれる惑星。
この星では生活のエネルギー源として「イェソドエネルギー」と呼ばれる力を使っているが、その原料である「イェソド鉱石」は人間が長時間触れると身体に悪影響を及ぼす。そこで「人工種」という、人に代わって鉱石を採
る為の存在が作られた。人工種は首に付けられた「タグリング」(首輪)で人間に管理され、土地移動や職業選択の自由が制限されている代わりに給料等の面ではかなり厚遇されている。
物語の主人公の一人、十六夜護は人工種兄弟の四男。1年前「失態」を犯して採掘監督の座から降ろされた次男の穣に代わってイェソド鉱石を採る採掘船アンバーの採掘監督に抜擢された。だが「人工種は人間に作られた人間の為の存在、役に立たない人工種は『廃棄処分』にされる。」その言葉の為に必死に頑張る護だが、思うように成果が上がらず焦りと不安に苦しむ。そんな護を軽蔑の眼差しで見る穣。「なぜそんなに人間の為に生きねばならないのか。」
…自分を殺して他者の為に生きる護と、自由を渇望しながら希望を見出せない穣。
そんな2人が「絶望」した時、ある一人の存在との出会いが「変化」を起こす。
『変化の波紋は大きく広がり、果ては世界を揺らす大波になる。』これは真の自由への回帰の物語。
※個人サイト「紺碧の採掘師(https://konpeki.amebaownd.com/)」の他に「アルファポリス」「エブリスタ」「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 00:18:24
339527文字
会話率:79%
漂泊の民、と呼ばれる者達がいる。
足の向くまま気の向くまま、国境を越えて世界を巡る、自由であり孤独な者達。
彼らは家を持たない。重い荷物を持たない。辿り着く場所も、帰る場所も持たない。
彷徨の路を進む活力は、美味い飯ぐらいしかない、そんな者
達だ。
冤罪をかけられ、罪人の焼印を頬に押された青年スヴェンと、
閉鎖的な故郷から飛び出した蜥蜴人の術師である“赤紫鱗(マゼンタスケイル)”。
そんなふたりが道行のさなかで、「巨人の娘」と曰くつきの女に出会った。
短編連作です。今後増えるかもしれないし、増えないかもしれません。
個人サイトのリクエスト企画にて製作しました。
個人サイトおよびカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 22:38:46
78082文字
会話率:57%
02/14 第四章-9を加筆修正しました。
表の顔は図書館に引きこもる変わり者の王女。裏の顔は小説家。
二つの顔を持つアンナは、ある日隣国の王子と結婚することになる。
しかし、連れて来られたのは、宮殿とは名ばかりの小さな家。王子の部屋は固
く閉ざされ、こちらからの問いにはドア下の窓から紙を滑らせて答えるという、想像の斜め上をいく状況だった。
せめて顔だけでも見せてほしいと思うアンナだった。しかし、返事の紙をよくよく読んだ時、彼の重大な秘密に気がついてしまう。
(※ この物語はフィクションです。実際の人物・団体・事件とは関係ありません)
(※ この作品は個人サイト「ゆめものがたり」とエブリスタでも公開しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 14:00:00
216336文字
会話率:44%
育ての親の老婆と二人きりで暮らす少女、リエ。
リエは十歳になったら舟に乗って世ノ河という大河を下り、オボロ様という神様の元へお嫁にいく役目がある。その日を楽しみにして生きてきた。
しかし、ある時、人の言葉を喋る狼と出会う。
「お前ら、騙され
ているぞ」
狼は警告するが、リエは聞く耳を持たないまま、十歳になった日、大河に流される。
川の流れの先で待ち受けていたものは、世にもおぞましい真実と運命だった。
リエは、自身と故郷の命運をかけた旅に出ることになる。
毎週火曜日・金曜日更新予定。
(この作品はフィクションです。実際の人物・団体等は関係ありません)
(この作品は個人サイト「ゆめものがたり」とカクヨムでも公開しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-11 16:51:09
74738文字
会話率:45%
とある事情で、最果ての森の別荘に引っ越した、バイオリン奏者のメアリ。
その夜、メアリの元にハリーと名乗る死神がやってくる。
怯える彼女に、ハリーはこういった。
「おいで、メアリ。もう結婚式の準備、出来てるよ」
死神の妻になること、それは
すなわち死を意味する。
メアリは必死で断ろうし、その結果、「互いのことを知るため」と明日から七日間一緒に暮らすことになる。この七日の間に、メアリはハリーをどうにかして諦めさせることを決意する。
(※毎日14時に更新します。全11話です)
(※ この作品は個人サイト「ゆめものがたり」とエブリスタでも公開しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-07 14:00:00
60724文字
会話率:45%
幼馴染の男女二人のありきたりなようで、昨日までとは少し異なる甘酸っぱい日常を描いた作品です。個人サイト「Fantasy Lovers」にてFairy名義で世に送り出した作品にリライトを加えています。
最終更新:2023-05-13 14:11:06
1771文字
会話率:42%
「バーチャルドール」のマスターになって、女の子たちを育成&支援していくコンテンツです。
―――――――
■「個人サイト」と「投稿サイト」について■
○「個人サイト」では、『キャラ紹介・世界観設定・イラストなど』を公開しています。
○「投稿サイト(ここ)」では、『文章作品』を公開しています。
―――――――
■バーチャルドール・プロジェクト
https://create9812.blog.jp/archives/18333728.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-22 20:00:00
92213文字
会話率:23%
「バーチャルドール」のマスターになって、女の子たちを育成&支援していくコンテンツです。
―――――――
■「個人サイト」と「投稿サイト」について■
○「個人サイト」では、『キャラ紹介・世界観設定・イラストなど』を公開しています。
○「投稿サイト(ここ)」では、『文章作品』を公開しています。
―――――――
■バーチャルドール・プロジェクト
https://create9812.blog.jp/archives/18333728.html
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 20:00:00
14523文字
会話率:26%
初心者向けの小説講座です。
「これから小説や文章を書いてみたい」と思っている人は、
書き始めるとっかかりとして参考にしてみてくださいね。
「独学で小説が書けるようになった」という人にも、オススメの内容になっています!
―――――――
―――――――――
■ 愛楽優人のメッセージ ■
この小説講座がお役に立ちましたら、ご感想をいただけるととても嬉しいです。
講座の改善や応用編の参考にさせていただきます。
また、お友達に興味がありそうな人がいたら、この講座を教えてあげてくださいね。
――――――――――――――――
■ お知らせ ■
個人サイト「愛楽優人のスキル講座」
https://create2576.hatenablog.com/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 20:00:00
38363文字
会話率:9%
来年に受験を控えた鳴瀬飛鳥は苛立ちを覚える度に頭痛に襲われていた。
もうすぐ春休みというある日、父親から神沢という男をボディーガードをあてがわれる。
反発するものの、送り付けられてくる嫌がらせの手紙は次第にエスカレートしていく。
街中で異形
の男に攫われそうになった飛鳥に、神沢は真実を告げる。
「あなたは魔王を封印した『鍵』の生まれ変わりなんです──」
少女に与えられた力と課せられた運命、『鍵』の記憶、怒りと悲しみ。
そして彼女は決断する。
これは、魔王を封印する鍵の半身として転生した少女の物語である。
※2000年代初頭に執筆した物語であり、時代設定も同様です。
ガラケー全盛期で、連絡はケータイのメールが主流だった頃のお話になります。
※個人サイト「清竜王国」に掲載していたものを修正しています
※カクヨムにも同じものを掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-16 20:00:00
107931文字
会話率:38%
沈む夕陽を受けて金色に輝く大海原の海の色をした髪、白蝶貝のように美しくなめらかな肌、太陽の光を浴びて七色に輝く虹色のドレスを纏った君に──もし赦されるのなら、もう一度君に逢いたい。
全7話。
この物語はカクヨム、個人サイト「清竜王国」h
ttp://www.seiryukd.sakura.ne.jp/kingdom/story/marmaid/mermaid.htm にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-04 12:00:00
23925文字
会話率:40%
池の底はまったくの静寂だった。
水面から届く陽の光も、鱗を煌めかせながら泳ぐ魚も、彼の心を動かしはしなかった。
そこにあるのは、永遠の静謐──の、はずだった。
その日、少女が降ってくるまでは。
和風ファンタジー、全10話。
この作品はカク
ヨム、個人サイト「清竜王国」
http://www.seiryukd.sakura.ne.jp/kingdom/story/ryujin/ryujin.html にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-16 12:00:00
29305文字
会話率:44%
都心から少し離れた郊外に一軒のメイド喫茶がある。
地域に根付くことを考えて派手なパフォーマンスはあまりなく、店もおしゃれではあるものの普通のカフェといってもいいほどに大人しい。
それでも美味しいご飯とケーキ。そしてなによりもそこで働くメイド
の質が高いと、その手のお店のファンからは評価をいただいているこの店フォルトゥーナ。
おかえりなさいませ、ご主人様。今日もかわいいメイドさんたちの声がその扉を開くと迎えてくれる。
けれども、この中に一人だけ、男の娘が混じっていることを知っているものは数少ない。
生活費を稼ぐためにメイド喫茶で働くことになった男の娘、榊原灯南が学園生活を送るために頑張るお話。
いちおう恋愛カテゴリにしました。そして珍しく純粋一人称。
更新は月一回以上ということでゆっくりやっていこうかと。二本を毎日はさすがに……
初日のみ三話めくらいまで更新予定です。
放課後のno-Exifでクロスオーバーをしましたが、それの一年半前からのスタートです。作者の個人サイトでもアップしてありますがそれの改稿版です。あちらは人をお呼びできる状態じゃ無いので……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 08:18:27
350666文字
会話率:37%
女子高生マイは女性向けソシャゲ「ネバドリ」で、炎の剣士ヒカルくんを元気に推す日々を送っていた。
ある日ヒカルくんのピックアップガチャを引いたところ、出てくるのは"元"推しである氷の魔道士ルカばかり。
最高レア確定の100
連目にガチャ画面がバグり、ルカによってネバドリの世界に召喚されてしまう。
ネバドリでマイに与えられた役職は奴隷――
嵌められた首輪は主人であるルカが死ぬまで外せないという。
「きっと僕は、君と出会うために生まれてきたんだよ」
元の世界に帰りたいマイと、帰す気なんてさらさらないルカ。
これは次元を超えた執着の物語。
ヤンデレ推進委員会0531
参加作品です。
※この小説はpixivと個人サイトにて上げている短編の連載版になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 21:08:48
79957文字
会話率:34%
個人的な雑記です。日常的なことを気楽な感じで書いていきます。細く長く続けることが目標。
※この作品は私が運営している趣味の個人サイト「個人用の収納箱」にも掲載予定です
キーワード:
最終更新:2023-02-16 19:53:59
5030文字
会話率:0%
エッセイ的なものです。
小説(エッセイ)を書いてみようと思った「私」が思いのままに文を散らしていきます。内容は雑多になると思います。
個人サイトで書いてきたことと重複する部分もあると思いますが、まるまるコピペはしない予定。
最終更新:2019-04-16 14:19:12
25901文字
会話率:6%
とある魔法国家の名門魔術師の長男として生まれたエルウィンはしかし『欠陥品』として有名だった。
そのエルウィンに妹が生まれた。健康に生まれたというだけで光溢れる世界の祝福を受ける妹。
幼さ故の短絡的な発想だった。
しかし、自分の中に生まれて
しまった闇を拭い去る方法を知らなかったエルウィンは、本能のままに理不尽な怒りを小さな生命に向け……。
犯した罪の深さから生家を飛び出したエルウィンが出会ったのは、人にあるまじき色の髪をした魔族だった。
魔族女性と人間男子の逆源氏物語的な話です。
シリアス路線ですが、なんちゃってファンタジー世界です。魔法や魔力は出てきますが、あまり原理などは考えてないので、想像力で補いながら読んでください。
尚、作中、未成年者の飲酒喫煙シーンがありますが、それを助長する意図はなく、異世界という環境でのフィクションとご理解ください。
個人サイトにて連載していた未完結作品のリメイクになります。
一応話としては完結しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-02 04:00:00
277295文字
会話率:22%
水のように緩やかに、時には激しく過ぎ去る日々――
いわゆる巨大ロボット――「ギガント」であった「俺」は、見慣れない部屋で目を覚ます。
それだけでも一大事だというのに、もっとも大きな問題は別のところにあった。
――自分が他でもない人間、それ
も大人の女性になっていたという事実だった。
その山深い静かなところで、「俺」は自分のことを助けてくれた女性に名前をもらい、しばらく居候することになる。
今まで考えたことすらない、ありえない「可能性」。
「俺」の静かで、ままならない生活が幕を上げる――
※この作品は、個人サイトの「Lirues Lab.」でも連載しております。
※作品の進歩などは作者のツイッター(@lirueslab)にて公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 21:49:11
73677文字
会話率:33%
日笠ヒマリ(ひかさ・)は、この街を縄張りとする吸血鬼である。
定期的に人間の血を吸わないといけないのと、運動神経が優れていることを除くとあまり吸血鬼らしくない、今どきの女の子だ。
ヒマリはいつも自分に新鮮な血を売ってくれる、「時計フェチ」
の黒髪少女の白坂雪音(しらさか・ゆきね)と(本意ではないが)意味もなくつるんでいる。あまりカッコつけるのは好きじゃないくせに、まるで「町中警察」でもなったかのようにこの街を見守る(そんな気分を味わう)こと、それがヒマリの毎日の楽しみだった。
ここに非日常なことは自分と白坂、この二人しかありえない。
変わりもない穏やかな毎日を過ごしながら、ヒマリはずっと、そう信じていた。
・・・
だが、ある日から突然、ヒマリの日常はだんだん変なものになってゆく。
いきなりやってきた、自称「非日常を連れてくる」お嬢さんとのへんてこな出会い。
それから急に始まった、どう見ても謎とは無縁の、冴えない男の体の「中」に無理やりに入られること、続々登場する変人たち、その人たちにとっかえひっかえされる冴えない男の体。それに肝心の、「その冴えない男」の中の人(であるはずの誰か)はまったく不明。
今まではなかったはずの謎、そして、これまたいきなりすることになってしまった廃校侵略ー。
わたしの縄張り(テリトリー)で、こんな胡散臭いことを放ってはおけない。ましてや、自分の知らないことが一つでもあるなんてありえない。
そう思ったヒマリは、結局この「どう転ぶかわからない面倒な出来事」にどんどん巻き込まれてゆくー
本作は、個人サイト「Lirues lab. 」にも連載しております。
提供・ Lirues lab. /月島健太郎構成員一同
<各章の説明>
基礎知識/これを順番通り読んでおくと、あとは本編のどこから読んでもオッケーのはずです。
本編/ここからは基本的に、お好きなエピソードだけ読んでいただいてもかまいません(ただし、エピソードに数字がついてる場合には、その順番でお読みください)。
よくわからなかったら、一応順番通りに読んでみてください。基礎知識の章を読み終えたら、あとはどんな感じで読んでいただいても大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-26 22:58:39
116167文字
会話率:48%
――近未来的な少年少女たちの愛し方。
時は2035年。できなかったことができるようになって、できないことは未だにできずにある時代。
主人公の高坂柾木(こうさか・まさき)は、ちっさくてぷにぷにとした童顔の学園二年生。だが、しっかりし
た乙女な性格持ちの、素直になれない女の子だった。
子供の頃には、父によって若干男らしく育てられたこともあって、男の子たちにいつもよくからかわれていた。そのせいで男のことが大嫌いになったが、今は事情があって別に嫌っていない。かわいいものは好きで、特にお菓子づくりが好きだった。家では暇がある度に、黒ロリのようなかわいい服を着てお菓子を食べてしまうくらいだ。
学園では、いつも自分にしつこく絡んでくる爽やか系男子、橘に冷たく接する。なぜかは知らないが、自分のことが好きらしいのだ。だが、柾木にとっては迷惑以外の何でもなかった。もう男のことは嫌いじゃないが、あの男、橘秀樹ってやつにはなぜか腹が立った。
あんなやつなんか、好きになれない。
そう思ってしまう柾木には、他の人に話せない秘密があった。
ツンデレなヒロインが「仕方なく」主人公っぽい男を攻略する(?)、
近未来的な少年少女たちの愛し方を描く、少し刺激の強い(かもしれない)恋愛アドベンチャー
本作は個人サイト、Lirues Lab.にも連載しております。
・本作は開発(執筆)途中であり、いくつかの設定が変更される可能性があります。
・かなり無茶をしています。あと、ニッチ度高めです。
・上記のような理由で、本作は予告なく修正される可能性があります。
・本作はいろいろ事情があって、きわどいところ(いわゆる本番)を抜いたバージョンで送りしています。とは言え、初めから本番を想定して作られた作品であるため、その手の描写が苦手な方はご注意ください。
・元は美少女ゲームのシナリオを想定して作られた作品であるため、小説としては若干未熟なところがありますが(改行多めなど)、どうかご理解いただけると幸いです。
・この作品の目標は相変わらずゲーム化でありますので、もし、興味がある方は作者のツイッター(@lirueslab)などでご連絡いただけたらうれしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-08 23:47:23
500454文字
会話率:38%
数学の才能ゆえに周囲から孤立しがちな高校生・茅ヶ崎龍介は、秘されたもうひとつの世界の存在を知る。
見知らぬ男が言い放った"君は命を狙われる"という言葉を皮切りに、龍介の周囲は変わり始めていく。
秘密組織、担任教師の正体、
運命と陰謀、恋。
青春真っ只中の高校生と、過去を背負う大人たちの思惑が交錯する群像劇。
この作品は個人サイト(https://nanos.jp/nebel/)、カクヨムでも公開しています。三部構成(予定)。
個人サイトでは作品の絵や小ネタなども公開しています。
※一部に暴力表現、性描写、残酷な表現を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 07:00:00
456678文字
会話率:41%
君は僕を覚えているだろうか。
どこかの未来、どこかの現在、どこかの過去で、僕らは幾度も出会った。
そして今、また僕は君を捜している。
輪廻転生を下敷きにしたSF短編。…だと思います。
この作品はカクヨム、個人サイト(https://nan
os.jp/nebel)にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 16:44:20
1497文字
会話率:0%
和風時代もの。悲恋風味。
タイトルはコールフィールド(http://caulfield.xria.biz/?guid=on)さんからお借りしました。ありがとうございます。
この作品はカクヨム、個人サイトにも掲載しています。
最終更新:2020-10-04 19:47:20
2076文字
会話率:46%
冬の日の雪の朝。
二人の人物からの視点の、ただ早朝にあった静かな出来事。
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遥か昔、個人サイトに載せていたものを懐かしくなり投稿してみました。
最終更新:2022-12-31 16:08:36
2117文字
会話率:0%
小学三年生の源夏巳は引っ込み思案な性格で、学校の同級生とあまり上手く付き合っていけず仲の良い友達もなかなか出来なかった
大好きだったはずの優しい母 夏夜子ともそれが原因でギクシャクするようになり、うんざりするような嫌な嫌な毎日を過ごして
いた
そんなある日、夏巳は学校で同じクラスの子と大喧嘩!相手を階段から突き落として大怪我をさせてしまう!
それ以来、罪悪感から眠ると怖い夢を見るようになり日々の不安とストレスから気分障害(うつ病)を引き起こしてしまい、学校にもまともに通わなくなっていく
そんな息子の姿を見兼ねた夏夜子は意を決して自分が生まれ育った「緋天山」と呼ばれる山に囲まれた田舎の実家に戻ることに!?
都会から田舎で暮らすことになった夏巳、そこで出会ったのは山の神と崇められる千年以上生きる妖怪
火焔の紅狸奴天狗 炎焔坊だった!
炎焔坊と出会ったその日から、夏巳の殺伐とした嫌な嫌な毎日が少しずつ変わりはじめていく
この作品は瑛士☆松本の個人サイトにも掲載中ですhttps://www.ayakasihyakkiemakisouhonpo.com/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 15:22:51
53170文字
会話率:36%
帝国の役人と、二人のわけあり学生による、古代遺跡調査行。[個人サイトとカクヨムにも掲載]
最終更新:2022-12-18 15:18:41
9998文字
会話率:45%
迷い込んだ楽園で、「手」を収穫し続ける「僕」の物語。[個人サイト初出 2018/5/22]
故あって一度取り下げたものを、再公開しました。
最終更新:2022-03-18 21:53:12
5253文字
会話率:0%
※『Dawn of the Mapmaker』という題名でCross Infinite World社から英語版が出版されました。詳細は目次下部をご覧ください。
その知識は、本来お前が持つべきものではない――
筆写師見習いのかたわら、地
図制作を請け負うウネン。領主の依頼で仲の悪い隣領との境界を測量することになった彼女は、護衛を探すために訪れた酒場で一人の旅の剣士と出会う。
ウネンが過去に作った地図を手に、剣士は「測量技術を誰から教わった?」と詰め寄ってくる。彼は、三年前に失踪したウネンの師匠を罪びとだと言って探していた。
師の犯した罪とは何なのか。門外不出の知識とはどのようなものなのか。
恩師の無実を証明すべくウネンの旅が始まる。
――小柄で男の子と間違えられてばかりいる地図屋の少女と、少女の師匠を追う腕利き剣士(口下手で苦労性)と切れ者魔術師(笑顔が胡散臭い)との、世界の秘密を巡る冒険譚。本編完結済み、番外編追加予定有り。[個人サイトとカクヨムにも掲載]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 17:14:01
544326文字
会話率:44%
★ 邪神チートでついに始まる、悪役令嬢の闇落ちイベント。儚い恋の行方は――
お人好しな性格ゆえに、足を引っ張られて雲上から真っ逆さまに転落、ひきこもりライフを自由気ままに過ごしていた雪乃。
ある日、友人の京奈と行った怪しい神社の古井戸にの
み込まれ、そこで出会った神様との交渉の後、京奈のための乙女ゲーの世界に転送されてしまう。
悪役令嬢デゼルとして転生した雪乃は、闇の聖女の力を解放するための洗礼を受けた七歳の日に、前世(死んでない)の記憶を思い出し、七歳では理解できなかった、ゲーム的には無名の町人サイファの立ち居振る舞いに惚れ込むが、このままでは悪役令嬢の故郷は三年後には滅ぼされてしまう。
悪役令嬢は主役じゃないから、悲劇を回避できるような年齢設定になっていないのだ。
いくらゲームのシナリオを知っていたって、十歳になる前にこの流れを止めるなんてことができるのか――!?
何を隠そう、こんな展開、神様だって想定外。
悪役令嬢がよもや十歳で戦争の阻止に動くなんて思いもよらなかった神様の本命は、実は、京奈ではなく雪乃。
二万年前に主神と魔神、二柱の神が始めた賭けの決着をつけるべく、雪乃に白羽の矢が立てられたのだ。
だがしかし、お人好しな雪乃は故国の人々も敵国の人々も守ろうと、ナイトメアモードに突入してしまう。
神様は、一人の少女を徹底的に破壊し尽くす残酷物語になんてしたくないのに――
※ この作品は個人サイト「http://kazakiri.velvet.jp/kaza/dezel/」にも掲載(先行連載中)しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 12:17:52
284870文字
会話率:24%
もし、自分の家の庭に見知らぬ他人が死体を持ち込んでいたとしたらどうだろう?
その日、ティリスはまさにそういう場面に遭遇した。
持ち込まれたのは死体よりもタチの悪いもの。
動く死体、ゾンビだった。
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かたや、男の子のように振る舞
うのが大好きな可愛らしい姫君。
かたや、愛すべき死霊術師な皇太子。
大賢者ロズ様の「そんな二人にふつうの恋を」計画は成功なるのか――?
愛と笑いと涙のファンタジー・ストーリーをあなたに。
※ この作品は個人サイト「http://kazakiri.holy.jp/kaza/」にも掲載(完結済)しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 22:16:43
141593文字
会話率:34%
~ 雪の王子様と花のお姫様だったらよかった禁断の恋 ~
カムラ皇帝ハーケンベルクには、優れた皇子が六人。
ところが、皇帝にも民衆にも愛されたアーシャ皇妃を暗殺して皇妃の座についた、その美貌で冬女神と称賛されるゼルシアに、第一皇子アルディナ
ンに続いて第二皇子ザルマークまでもが暗殺されてしまう。
物語の主人公である第五皇子ゼルダは皇妃ゼルシアを糾弾するが、皇帝ハーケンベルクはゼルダの訴えを退けた。
そればかりか、次の皇太子は第三皇子クローヴィンスと第四皇子ヴァン・ガーディナに領地を与えて治めさせ、二年後、よく治めた方に定めると宣言したのだ。
あまつさえ、ゼルシアの皇子であるヴァン・ガーディナに仕えることを強いられたゼルダは強く反発するが――?
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叶わぬ願いを胸に、ひとりの皇子は、真実の記憶を永遠に忘却することを願った。
たとえ、辛く悲しい記憶でも、ひとりの皇子は、真実を決して忘れないことを、その魂に誓った。
対極の皇子たちが織り成す物語が、今、カムラ帝国を揺るがす――!
※ この物語は個人サイト(http://kazakiri.holy.jp/kaza/)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 20:10:56
115102文字
会話率:42%
19世紀の地中海南岸(エジプト、アルジェリア、モロッコ)を舞台にした架空の物語。
幼さ残る褐色の肌の踊り子は、顔を隠したミステリアスな雑貨屋の店主に淡い想いを抱いていた。だが、男は彼女に残酷な未来を告げる。それを神が望みたまうならば。
薔薇
が香る。子宮の奥からわき上がる恍惚と、官能と、突かれるような胸の痛みと共に。
咲かなかった恋の花。
「覆面作家企画」(2006年)に参加したものに加筆・推敲したものです。
個人サイト「茅葺き屋根の家」および「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 04:09:26
7768文字
会話率:31%