100年ぶりの『剣聖』がこの国に誕生した。
剣士を目指していた少年は剣聖の弟子になりたくて村を飛び出した。
少年が旅の途中で出会った美少女はとんでもない剣の達人で、魔物をあっという間に倒していく。
きっとこいつが『剣聖』に違いないと
思っていたら、なんとそいつは『勇者』だった。
「なんだよ、『剣聖』じゃないのかよ」
「『勇者』だと名乗って残念がられたのは初めてです」
だけど実はこの『勇者』が『剣聖』でもあったのだ。
「『勇者の弟子』は募集していませんが『剣聖の弟子』なら大歓迎です」
どうやら俺を『剣聖の弟子』にしてくれるらしい。
ところがとんでもない事実が発覚した。
『勇者』で『剣聖』の美少女は・・・なんと妊娠していたのだった。
【勇者の弟子はお嫁さんになりたい!】のスピンオフです。
最終話とエピローグの間の話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 20:10:57
426408文字
会話率:44%
「お前を勇者の弟子にする。いずれは勇者になってもらう」
「ちょっとまってください!私の夢は勇者ではなく、勇者のお嫁さんになる事なのですが?」
「俺は嫁をとるつもりはない」
勇者様のお嫁さんになる事を夢見ていた少女ララは絶対絶命のピンチを勇
者様に助けてもらった。これって運命の出会いでは!と舞い上がったのもつかの間、勇者の嫁ではなく勇者になれと宣告された!?
でも弟子になっていつもいっしょにいれば、いずれ勇者様を振り向かせることができるかも?そのためには勇者の修行よりも料理の腕を磨いて勇者様の胃袋をつかまなきゃ!
これは世界一幸せなお嫁さんになる事を夢見た少女が勇者と世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 20:10:56
433555文字
会話率:43%
ボクの父さんは『勇者』です。
『勇者』というのはこの世界を守っている、世界で一番強い人です。
だけどなぜかボクと同い年で、表向きは双子って事になっています。
だからお父さんが『お父さん』という事も、お父さんが『勇者』という事も秘密で
す。
ボクのお母さんは『魔女』です。
『魔女』っていうのは実在するかどうかわからない伝説上のすごい魔法使いです。
でも世間ではお母さんは『勇者』という事になっています。
だけど本物の『勇者』はお父さんだから、お母さんは本当の『勇者』ではありません。
お母さんが『勇者』ではなくて『魔女』という事は秘密です。
お父さんもお母さんも秘密がいっぱいで、隠すのが大変です。
そして・・・ボクにも一つ、秘密があります。
※【勇者の弟子はお嫁さんになりたい!】の次世代の話です。ネタバレを含みます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 20:10:59
214340文字
会話率:43%
師匠を殺して行方をくらませた兄弟子を追って旅をする冒険者、レイン。
わずかな手がかりを頼りに辿り着いたのは故郷から遠く離れた異大陸であった。
見知らぬ国、見知らぬ街、見知らぬ迷宮。そしてまだ見ぬ冒険者たち。
出会いと別れを繰り返しながら、
レインは世界を巻き込む運命の戦いへと引き寄せられていく。
得意な魔法は、召喚魔法。あらゆる武具を駆使してしだいに英雄へと成長する。
「召喚の勇者」の伝説が今ここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 11:03:06
50130文字
会話率:56%
「お前たちの兄の所為で魔王軍に負けた」、「償え」、「王国の恥さらし一族は追放だ」。人類と魔王軍の争い続く戦乱の世で、人類の希望といわれた勇者の一人が戦死し、人類の連合軍は多大な被害を受けた。勇者の弟である『エルセ』は故郷の民やそれまで共に過
ごしてきた友たちから激しい罵詈雑言を浴びせられ、妹と共に故郷を追放された。
財を失い、身寄りもなく、野垂れ死ぬかと思った自分たちを保護したのは、兄の仇である魔王軍の将だった。
「貴様等の兄は強く勇敢な素晴らしき武人であった。貴様らの兄と戦えたことを吾輩は誇りに思う。生きたくば、吾輩たちと共に来い」
そして、人類は知らなかった。偉大な兄にばかり注目が集まっていたが、エルセと妹は、兄以上の才能と力を秘めた天賦の超人であることを。本来であれば、亡き兄以上の人類の希望となるはずの者たちを自分たちの手で追放したどころか、敵にしてしまったことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 21:10:00
133120文字
会話率:54%
とある大陸の片田舎。12歳になる少年、レイドと10歳になる少年、アスタ。ある日、王都からレイド宛に手紙が届く。その内容は、レイドが200代目の勇者に選ばれたという内容だった。しかし、歴代のどの勇者にも、過酷な死の運命が待ち受けており………
。
ここに、新感覚冒険ファンタジー開幕!!かなり気合をいれて考えた作品なので、最後まで読んでくれたら嬉しいです。
※ この作品では死体や人体破壊描写があります。エッチなシーンは多分やらないと思います。なので、12歳以下のお子様に読ませる際は十分にお気をつけてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 11:39:41
592793文字
会話率:54%
勇者の弟である僕はうだつのあがらない生活をしていた。優秀な兄と比べられる毎日。そんな日々の中に、兄が聖剣を抜くイベントが開かれ、僕はささやかなる非日常に思いを馳せ、そのイベントを楽しみにしていた。そのイベントも終局、ついに兄が聖剣を引き抜く
。
しかし、その瞬間、彼の前に魔王が現れ………。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 12:00:00
5698文字
会話率:19%
世界を救うために異世界の人間を拉致して勇者にしたてようぜ、というあまりにクソな「勇者召喚」に反対した氷の魔女。けれど放っておけば世界は滅亡するわけで、国は結局勇者召喚を行いました。
三十人ほど魔術師は生贄になったものの、無事に勇者召喚は成功
し、たのだけれど、オマケがついてきた。眉目秀麗、勇者のギフトもりもりな兄の「オマケ」でついて来てしまった根暗で気弱で、ギフトの一つもない凡人の「弟」アキラ君。
ヘクセは「勇者召喚に協力しなかったのだから」と国から弟アキラ君の保護を命じられ、共同生活が始まった。
「へぇ、異世界の料理、美味しいねぇ。もっと作りなよ、アキラ君」
無才で無能でどうしようもない臆病者という自己評価のアキラ君と、自分が世界で一番強い魔女だという自己肯定感の塊の魔女。
「高校デビューに賭けてたんです……俺を元の世界に戻してください!」
「いやぁ、それは無理だねぇ。私の魔力を全部使えばできなくもないけど、そうすると私、人間になっちゃうし」
「わかりました、ヘクセさんの自立支援をします、魔法がなくても生きていけるようお手伝いします」
どうしてそうなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 10:54:48
36380文字
会話率:45%
旧題:『Another-Tale ~もう一つの英雄譚~』
ある異世界にて、勇者と呼ばれた男が居た。その男の名は、カイト。天音カイトという日本人だ。齢13歳にして転移者となった彼は異世界で起きていた一つの大きな戦いを終わらせ、勇者と讃え
られていた。
しかし、そんな彼はそのあまりに強すぎた影響力から地球への帰還を余儀なくされる。地球へと帰還した彼は地球では一時間しか経過していない事に驚きつつも、再び家族との生活を過ごしていた。
それから、三年。地球でも様々な騒動を引き起こした彼であるが、彼の妹の浬と弟の海瑠はそんな事は知らず、普通の兄としか認識していなかった。そして彼もまた、普通の兄として振る舞っていた。
しかしある学校の消失とそれに巻き込まれて消えた彼の消滅をきっかけとして、普通の一般人であったはずの二人は兄が異世界にて勇者と呼ばれていた事を知り、そして彼が消えた事で起きた様々な事件に巻き込まれる事になるのだった。
著者の異世界側・『影の勇者の再冒険』もよろしくおねがいします。
連絡 2018年8月19日
・ツイッター始めました→『ヒマジン@himazin_writer』
・断章・15は連載終了。16の執筆開始は告知をお待ち下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 22:00:00
3301535文字
会話率:66%
不完全機能家族に育った鈴木辰次(すずき たつじ)が異世界に「魔王エド」として転生し、自分を育ててくれた獣の可愛いモフモフキメラ姉弟と、捨てられた美少女勇者と一緒に魔王城で家族としてほのぼの暮らす&ちょっとバトルをするお話。
鈴木辰次は兄
を溺愛する母親、辰次を虐げる兄、辰次には無関心の父、そして優しいが幼い妹の家族に育つ。
小さい頃から愛を貰えなかった辰次は十四歳の時、兄の高校受験失敗の知らせを聞いた時、長年の鬱憤から少し嗤ってしまった事によって母親に殴られて冷や奴(豆腐)の角に頭をぶつけて死んでしまう。
自分のあんまりにくだらない死亡原因に自嘲する辰次。
しかし、生前も大して幸福でなかった辰次は現世に未練はなく、死を受け入れようと思ったが、実は自分は兄と間違って死んでしまったことを知る。
間違って辰次を殺してしまった異世界カームランドのお姉さん・神界事務局の人事営業部リンカ=ヤンカ曰く、辰次はカームランドの魔王エドとして転生することが決まった。
異世界転生し、しょっぱなから母親に捨てられるエド。
しかし魔王に仕えていたキメラのレオンに拾われて、レオンの子供アデナとリュイと一緒に育つこととなり、エドは母親の愛を知る。
そして「魔王」の素質もスキルも持たない、ただ対象物の温度変化ができる「ぽかぽか」スキルしか持たないエドが、魔王の職業スキル「二倍成長(グロウアップ」を手に入れて徐々に最強と化していく。
そんなエドの元へ「勇者の弟」として転生したスキル「チート」を持つ兄の鈴木辰郎がやって来て……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 23:07:50
10860文字
会話率:16%
かつて勇者としてチート能力で無双していたけど、負傷して第一線を退いた勇者は、育成スキルで鍛え上げた限界突破の少女に、普通の暮らしをさせたいようです。
だって、転生前は不登校だったし、転生後は魔王との戦いで、一度も学園になんか通えなかっ
たし、娘に、同じ想いをさせたくない。
普通に学園に行って、普通の恋愛して、普通に幸せになってほしい。
ーーーーーーおいおい、娘よ、能ある鷹は爪を隠すって知ってるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 17:23:21
16622文字
会話率:56%
エターナル・ブレイブのもう一つの案、のような存在。(※重複投稿しています)2023.5.4簡易チェック
最終更新:2022-05-31 20:00:00
889文字
会話率:6%
勇者ベイクの弟子であり、運命の女神フォルトゥナの化身でもあるセキレイは師であるベイクを打倒。そして彼と共に星界神ジャハナムそしてフォルトゥナを討ち滅ぼし、神が支配する時代を終わらせた。
ベイクの最期を見届けたセキレイは自らも勇者などではな
く、ベイクの起源である“困っている誰かの助けになれる人”になるため、遥か次元を股にかけた旅に出ることを決意。
仲間たちに別れを告げ、再会を誓い。ベイクから引き継いだ魔剣フォウグ、そしてルシファーと共に彼女は次元を渡る。
そんなセキレイがあるときたどり着いたのは、新人類ニューヒューマンをはじめとした超人たちが善悪をかけて戦う次元だった。
慣れない異世界で四苦八苦するセキレイ。
そんな中、次元を侵略する“ネフィリム”の強大な力が迫っていた。
異なる歴史。異なる世界。異なる宇宙――マルチバースへと少女は羽ばたく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 06:49:44
5191文字
会話率:40%
世界観は魔王討伐を成したあとの剣と魔法のファンタジー。平和になったかと思いきや、世界は滅びかけていた。
王国は極貧の末、勇者の剣までを溶かして鉄として使うと知り、勇者の弟子アラセは剣を抱えて逃げ出す。
その先でローブ姿の謎の人物と出会うが、
その正体はポンコツ魔神だった!
セカイ系ファンタジー。ハッピーエンドです。
異世界恋愛もの。
主人公は男の子ですが、相手は性別がありません。NL、BLどちらでも好きな方で想像してください。
大変遺憾ながらえっちな表現はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 12:00:00
36281文字
会話率:33%
伝説の勇者ムラモトオウゲンの弟子であるシノアはエーゲ川から西の方に進むドーラチェ王国に向かっていた。彼女は最強の戦士になるためこの国にやってきた。しかし、戦士団に入隊しようとした彼女だが、あっさりと断られる。行く先を失った彼女は街をうろうろ
歩いていたが、途中路地裏へ向かいとある男とすれ違う。男は彼女に声をかける。お前は何のためにここにいる?お前という存在はなんだと。この男と出会い彼女の冒険の幕は始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-19 01:16:02
327文字
会話率:0%
十三年前の夏、異世界を夢見た最愛の姉、井沼鏡子(いぬま・きょうこ)が水難事故によって行方不明となり、異世界へと旅立った。
鏡子の弟で、異世界に行けなかった井沼翔流(いぬま・かける)は、姉との〝約束〟を果たすために異世界転移の儀式を夜な
夜な繰り返していた。
苦節十三年。引き籠もりのニートで上級異世界厨へと成長した翔琉が、研究に研究を重ねて生み出すデタラメな儀式にようやく転機が訪れたのだが、本来の目的とは違う、影の姿をした悪魔を召喚してしまう。
そしてこの一件によって停滞していた翔琉の運命はようやく動き始めようとしていた。
※本作品はアルファポリス様でも同時掲載をしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-22 00:34:29
105379文字
会話率:50%
勇者パーティの帰還に沸く王都。その中で、勇者の弟は兄と特別な時を過ごす……
ノベルアッププラス、エブリスタにも掲載中です。
最終更新:2021-06-28 07:00:00
2644文字
会話率:37%
――勇者。
それは、数いる魔剣使いの中でも、勇気と強さを兼ね備えた、選ばれし者に与えられる称号だ。
その多大なる功績は、国は及び、どこの地域でも人気であり最も民の心を掴んでいる者としても有名である。
そんな勇者である兄を持つ少年クラウは、
幼い頃より兄と同じ勇者になることを夢に見ていた。しかし、なぞの黒装束によって、誘拐されたクラウを救おうと、駆けつけた兄を失ってしまう……。
兄の命と引き換えに命を救われた少年クラウは、託された魔剣を手に厳しい修行を行い、兄に代わり黒装束たちを滅ぼそうと決意する……のだが、どれほど修行を積んでも魔剣は応えてはくれなかった。
そうして七年の月日が過ぎ、青年へと育ったある日のこと、クラウは同じく勇者を目指しているカイルと出会う。
そして、それこそが後に、世界の命運を別ける出会いとなる。
ただ、ひとつ言えることは……
「てめぇだけは、絶対に許さねー! 覚えやがれ!」
「ふん……好きにしろ」
彼らの相性は最悪だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 17:55:11
25116文字
会話率:39%
カインは、魔王を単騎で討伐した世界最強の勇者ルフィアの弟子だった。だが、その強大な力を恐れられ、指名手配をされたことで世界が勇者ルフィアの敵になってしまう。しかし、カインには魔法の才能もなく、スキルも【武器覚醒】という外れスキルのために守
る力がない。
しかし、呪いのナイフによって全ての力を失ったルフィアが彼女の剣をカインに託したそのとき、【武器覚醒】は武器に込められた元の使用者の想いを覚醒させることで、その人のスキルを使うことが出来るスキルだと判明する。
この力で勇者ルフィアのスキルを使えるようになり、ルフィアを守る決意したカインは、彼女と逃げながらも多くの人を救い、その想いを託され、想いの数だけスキルを使って強くなっていく。
今までは護られるだけだった。だから――
「今度は僕が、師匠を護ります。あなたが救った、この平和な世界から」
これは才能も何もなかった平凡な少年が、師匠である世界最強の勇者を超えて、世界最高の勇者に成り上がる物語だ。
第一章アルリガード王国脱出編完結しました。
第二章水の龍と殺人姫、それと元カレは不定期更新です
この小説はカクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-20 00:01:07
101574文字
会話率:37%
弟の死をきっかけに、この世に絶望し、世界を去った青年は、神を名乗るものからある事実を伝えられる。
「弟くんは確かに死んだ。君の世界ではね。………だから頼んだのさ!もう一つの世界を救う勇者になってくれとね!」
死んだはずの弟が異世界で勇者
をしているという。
異世界に転生し、弟との再会を誓う兄。
その前には幾度となく壁が立ちはだかる。
これは勇者の弟をもつ兄の、再開の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-17 17:54:16
16598文字
会話率:24%
※しばらくの間、土曜日のみの更新になりますm(_ _)m
父親の魔王を家臣の魔族たちに殺されて途方にくれていたティナは、ある日こんなビラを拾った。
「ギルドランク序列一位ヤマト•ツキカゲ弟子をとります!」
強くなって平和に冒険をしたい
と思っていたティナは強くなるために、訳あり世界最強の勇者の弟子になる!
しかし、ティナ箱入り娘だったため魔法等の知識がほぼ皆無だった!
果たしてティナは強くなることはできるのか!?
ギルド最強で勇者の師匠と弟子で魔王の娘が仲良く?旅をしていきます!
ちなみにヤマトの方は、ほぼ無双主人公でいき、ティナは努力して強くなる最弱主人公で行きます。
そしてサブキャラの成長もあります!
後、この世界主にチートキャラだらけです!
初めて投稿した小説です。
他にも小説投稿してるので更新が遅れることがありますご了承ください┏○ペコッ
早くて二日後には投稿します!
遅くて四日後あたりです!
たまにキャラの名前を考えるのに時間をロスするので(-ω-;)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 22:34:56
464566文字
会話率:50%
かつて、神々が大地をつくり、地球に人類が現れた時、世界の各地に穴が現れた。
異世界への門、表と裏を分ける境界線、摩訶不思議な穴へと、当時の人々は足を踏み入れた。
現実と何ら変わらない異世界で、現れる凶悪な生き物から命を守り、生きる術を
身に着けた彼ら。
表と裏、ともに時は流れる。
時に神と崇められ、時に預言者と尊われ、時に魔女と迫害され、時に陰陽師と恐れられ、時にマジシャンと慕われ続け数千年、ついに時の流れにくさびが打ち込まれた。
悪なる存在の皇と、それに抗う人類の勇者による、世界の理を賭けた頂上決戦。
多大な犠牲を払いながらも敵を打ち取った人類は世界の理に干渉し、新世界を創造した。
めでたしめでたし。
これが現在、裏世界で語られる神話の全容だ。
—-しかし、後に神代対戦と呼ばれ、語り継がれるこの戦いは、まだ終わっていなかった。
悪の軍勢は皇に選ばれし最強の頭に、大きな執念を持った数多くの同胞と。
新たな力を手に入れた人類は、かつての勇者の弟子たる支配者に神の領域に手をかけた十二柱の神獣、そして悪の頭に対抗する新たな英雄と。
二つの軍勢は着々と力をため—ー再び激突する。
そこに忘れ去られた第三勢力が絡み合い—ー
これは、表裏合わせ、人類史上最も大きな戦争、その本当のクライマックスのお話。
そして、人生に飽きた少年が、世界を救う物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-12 00:00:00
85669文字
会話率:26%