片田舎の子爵令嬢アメリーには、いつかすてきな王子様が白馬に乗って迎えに来てくれる……という夢がある。これまで読んできた本の世界は、アメリーの心を広げ、勇気をもって未知へ挑む力を与えてくれた。
――そんなふわふわとした夢想家の彼女に、振り
かかる試練。
「わたくし、妊娠いたしました」
中央官僚のシルヴァンには、いつかすてきな王子様(笑)が自分を労い解放してくれる……という夢がある。ある日もらった手紙は、シルヴァンの気持ちを安らげ、現状を堪えてそのうちネタにするぞという闘志を奮い立たせてくれた。
――そんなげっそりとした苦労人の彼に、降ってわいた災難。
「あなたですか――妹をたぶらかした男は⁉」
ちょっとだけ個性的なお嬢様と、ちょっとだけ不幸体質の青年が織りなす、勘違いから始まるドタバタほのぼのラブコメディ。
※一週置きで、二話ずつ更新です(7:00と12:00)
※一話につき3000~5000文字程度
※1話目を読んで肌に合わないと感じた方は、ブラウザバックをお勧めします(合わなかった報告は不要です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 07:00:00
27120文字
会話率:32%
王宮治癒師のルシアは解呪に失敗し、人の顔がすべて『∵』に見える呪いを受けた。
さらに、二百年前に生きていたクレメンティという女の霊に取り憑かれる。
それでも特に不便を感じていなかったルシアは、王宮治癒師としてそのまま働いていた。
騎士団の昇
格試験がある日に、一人の騎士が媚薬を盛られ、たいへんなことになってしまう。
その治癒のためにルシアは身体をはるが、もちろん相手の騎士の顔は『∵』。
それから数年後、ルシアは息子のカイルと義父のルーファと過ごしていたが、カイルの父親と名乗る男がやってきて――。
人の顔が『∵』に見える治癒師と。
息子がこんなに自分そっくりなのになぜ父親だと気づいてもらえないのか悩む騎士団長のラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 06:07:55
140064文字
会話率:47%
五色の龍が統べるこの世界で、黒龍を神龍に戴く大国ゴダールの王子ラウルは、権謀術数渦巻く王族の中で不遇をかこつあまりものだと自称してやまない。見目麗しく才気豊かで身分が高くとも、それが逆に邪魔をしてなかなか幸せになれない。
今日もうんざりする
ような遠征を終えて帰路に着いた時、とある小さな村でひとりの医師(くすし)に出会って恋をした。
今度こそはと思うのに、初めて結ばれたその日になぜか彼女は姿を消して、意気消沈しながら国に帰れば今度は自分が囚われの身に。
王の陰謀に嵌められて、処刑寸前まで行ったところで今度はなぜか政略結婚に巻き込まれ──。
前途多難な黒髪の王子が幸せになるまでのお話。
※官能部分を濃くした同じ作品をムーンライトにも掲載しています。
※この作品自体に過激な性描写はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 11:00:00
144145文字
会話率:50%
約二年前、ジュリアは恋人だったクリスと別れた後、たった一人で息子のリューイを生んで育てていた。
クリスとは二度と会わないように生まれ育った王都を捨て地方でドリア屋を営んでいたジュリアだが、偶然にも最愛の息子リューイの父親であるクリスと再会し
てしまう。
自分にそっくりのリューイを見て、自分の息子ではないかというクリスにジュリアは言い放つ。
この子は私一人で生んだ私一人の子だと。
ジュリアとクリスの過去に何があったのか。
子は鎹となり得るのか。
完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。
⚠️ご注意⚠️
作者は元サヤハピエン主義です。
え?コイツと元サヤ……?と思われた方は回れ右をよろしくお願い申し上げます。
誤字脱字、最初に謝っておきます。
申し訳ございませぬ< (_"_) >ペコリ
アルファポリスさんにも時差投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 21:05:25
61521文字
会話率:30%
王宮で文官として新たに働く事になったシングルマザーのウェンディ。
彼女は三年前に別れた男の子供を生み、母子二人で慎ましくも幸せに暮らしていた。
そのウェンディの前にかつて恋人、デニス=ベイカーが直属の上官として現れた。
そのデニスこそ、愛娘
シュシュの遺伝子上の父親で……。
家の為に政略結婚している筈のデニスにだけはシュシュの存在を知られるわけにはいかないウェンディ。
だけど彼にシュシュの存在がバレてしまって……?
よくあるシークレットベイビーもののお話ですが、シリアスなロマンス小説とはほど遠い事をご承知おき下さいませ。
完全ご都合主義、ノーリアリティノークオリティのお話です。
誤字脱字も大変多い作品となります。菩薩の如き広いお心でお読みいただきますと嬉しゅうございます。
性行為の描写はありませんが、それを連想させるワードや、妊娠出産に纏わるワードやエピソードが出てきます。
地雷の方はご自衛ください。
アルファポリスさんでも投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 21:36:10
48431文字
会話率:31%
私レイン・ノーストは貴族学園で学年に複数人認められる平民特待生、という名の生贄だ。
学園に放り込まれることで貴族令息令嬢達に「平民とはこういうものだ」と見物させるためのサンプル。貴族社会に慣れない哀れな平民を、暴行する令息令嬢はいても、颯爽
と助けてくれる王子様なんて現れない。たとえ私が美少女だったとしても。
制服も髪も切り刻まれ、孤独に絶望と向き合う私はある日、平民特待生の自殺未遂を見て奮起する。
生きたい。私は学園を逃げない。決して、運命に負けたりはしない。
たとえ虐められようとも、淫乱と罵られようとも、どんな手を使っても。
ーーそんな彼女が目をつけたのは。
貴族令息令嬢達から恐れられている、黒髪青瞳の美しい第二王子だった。
そんな彼も、最初は済ました顔でレインを侍らせていたのだが、いつの間にか……?
助けを待っても道が開けないなら自分で道をゴリゴリ開いていくヒロインと、彼女なしには生きられなくなってしまう第二王子の物語です。勢い。
◇◇◇
・ハッピーエンドです
・シークレットベビー要素あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-08 12:16:32
9877文字
会話率:39%
伯爵家に生まれたカレン・アーネストは、20歳のとき、幼馴染でもある若き公爵、ジョンズワート・デュライトの妻となった。
しかし、ジョンズワートはカレンを愛しているわけではない。
当時12歳だったカレンの額に傷を負わせた彼は、その責任を取るため
にカレンと結婚したのである。
……本当に好きな人を、諦めてまで。
幼い頃からずっと好きだった彼のために、早く身を引かなければ。
そう思っていたのに、初夜の一度でカレンは懐妊。
このままでは、ジョンズワートが一生自分に縛られてしまう。
夫を想うが故に、カレンは妊娠したことを隠して姿を消した。
愛する人を縛りたくないヒロインと、死亡説が流れても好きな人を諦めることができないヒーローの、両片想い・幼馴染・すれ違い・ハッピーエンドなお話です。
このお話、小説家になろう、アルファポリス、ツギクルに掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 14:27:39
138057文字
会話率:20%
侯爵令嬢であり、生まれながら時期王妃候補のクラウディア。婚約相手である王太子マクシミリオン殿下に恋心を抱きながら王妃教育に専念して生きてきた。
しかし、落馬の事故にあい生死を彷徨ったことで、過去、そしてこらからの未来に起こることがわかってし
まった。
自分は転生した悪役令嬢であり、自分がずっと今の立場にしがみつけば、やがてやってくる聖女が国を守る邪魔をし、豊かな国が窮地にさらされるということを。
そのために、その日から少しずつ姿を消す準備を始めたのディアだったが、転生してきた聖女もまたストーリー通りの人物ではなく、初めての出会いで、なんと殿下に媚薬を飲ませ……。
そのせいで、消えるはずだったディアは殿下と一夜をともにしてしまう。予定外のことが起きてしまったが、そのまま姿を消したのち、妊娠していることに気づき……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 10:07:55
6210文字
会話率:20%
「自分のシモの世話もろくにできなかったくせに、生まれたばかりの赤子とその母親の面倒をみられると思ってんじゃないわよ!!」
血の気が多い一族として有名なフェルベーク家のお嬢様であるシャルロッテは怒っていた。彼女にとってとても大切な家庭教師で
あるエマを未婚の母にした元凶がノコノコ姿を現した上に「こんな所に置いてはおけない」などと言い放ったからだ。これにはただでさえ弱いシャルロッテの忍耐力はぶち切れた。そして飛び出たのはおおよそお嬢様にあるまじき発言だったのだが、これがまさかの事態を招く事となる。
※終始口の悪いお嬢様がヤイヤイ言ってます(お嬢様は貴族ではありません)
※口の悪いお嬢様VS軽く腹黒くて口の悪い青年との攻防戦
※両者口が悪いのであまりそういうキャラクターがお好きでない方はご注意ください
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 18:12:09
11632文字
会話率:56%
『お前みたいな女、大嫌いだ……殺してやりたいよ……』
お互い、印象は最悪。なのに気が付けば、一夜を共にしていた。
竜人の帝が国を治め二千年。貧乏士族の娘である矢野目六華(やのめ・りっか)は皇太子妃になった姉を守るべく、竜宮を守護する竜宮警
備隊に入隊する。
入隊して半年が過ぎた秋の頃、久我大河(くがたいが)という美丈夫が六華の上司として赴任してきた。その男を見て六華は衝撃を受ける。
(ど、どうしよう! 息子の父親だ!!!!)
かつて名も知らぬ男とたった一晩体を重ねた六華は、妊娠し息子を出産。シングルマザーの道を選んでいた。昔のことを思い出されたらと心配する六華だが、彼はどうやら覚えていないらしい。
「お前、俺になにか言いたいことがあるんじゃないか?」
「いいえ、まったく……(その眉毛のしかめ方、息子にそっくりすぎて困ります……)」
腕っぷしは最強だけれどどこかずれてる六華と、全てがとびっきり上等だが、どこか面倒くさい大河の【異世界オフィスラブ】
※アルファポリス、カクヨムにも載せています。
【一部完結しました】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-19 00:20:18
236438文字
会話率:31%