ロックウッド子爵家の長男、シビルが十五の時に与えられたスキル『神解(メーティス)』は質問の答えが「イエス」か「ノー」か分かるという非戦闘系のものだった。
だが、ロックウッド子爵家は、代々腕っぷしだけでここまで成り上がってきた脳筋家系
。
「次男であるハイルが『剣聖』のスキルを取った事は知っておろう。当主の座はハイルに譲ってもらう。お前のようなハズレスキルの長男など恥でしかない。今日中に我が領を、そしてこの国を出て行け!」
遂に当主である父から追放を言い渡される。戦闘に向かない分、ロックウッド家の跡取りとして領地経営に尽力していたにも関わらずだ。そのうえ自分を邪魔と考える弟に命まで狙われてしまい、命からがら隣のローデル帝国に亡命することとなった。
シビルは亡命先で商売から魔物退治までなんでも行い必死で生きていく。「神解」で得た知識を駆使し、どんどん無双して名を上げていった。
一方で、シビルを追放したロックウッド領は領地運営の全てを担っていたシビルが居ないせいで、徐々に崩壊していく。
名を上げたことでローデル帝国軍にスカウトされたシビルはそのスキルを使い、勝利を積み重ねていく。そしていつしか彼の名は帝国最強の大将軍として列国に知られていくのであった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 20:00:00
504034文字
会話率:49%
【失礼ですが、どちら様でしたっけ?】
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見
知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 17:51:14
52116文字
会話率:50%
【どうやら私は婚約者に相当嫌われているらしい】
「おい!もうお前のような女はうんざりだ!今日こそ婚約破棄させて貰うぞ!」
私は今日も婚約者の王子様から婚約破棄宣言をされる。受け入れてもいいですが…どうせなら、然るべき場所で宣言して頂けます
か?
※ 他サイトでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 17:25:26
33653文字
会話率:55%
ランストック伯爵家にいた、ジン。
彼はいつまでも弱く、レベル1のまま。
ある日、兄ギュンターとの決闘に負けたことで追放。
「お前のような弱者は不要だ!」
「はーい!」
ジンは、意外に素直。
貧弱なモヤシと思われていたジンは、この世界で唯
一の魔法使い。
それも、直接戦闘ができるほどの……。
ただのジンになった彼は、世界を支配できるほどの力を持ったまま、旅に出た。
問題があるとすれば……。
世界で初めての存在ゆえ、誰も理解できず。
「ファイアーボール!」と言う必要もない。
ただ物質を強化して、逆に消し、あるいは瞬間移動。
そして、ジンも自分を理解させる気がない。
「理解させたら、ランストック伯爵家で飼い殺しだ……」
狙って追放された彼は、今日も自由に過ごす。
この物語はフィクションであり、実在する人物、団体等とは一切関係ないことをご承知おきください。
また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※ カクヨムにも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 11:40:57
69868文字
会話率:31%
「カイル、お前のような無能は必要ないんだよ!」
「そ、そんな! 待ってくれよ! 俺は……!」
とあるパーティを追放されて、早十年。カイルはソロで冒険者活動をしていた。基本的に冒険者としてのピークが二十五歳であり、そこからは下り坂で能力が
落ちていくのが基本。最終的に、三十になれば引退する冒険者がほとんどである。
カイルは現在三十代ジャスト。
何故かSランクの魔物をワンパンしていた。
金は稼げているが、自分の能力を恐れたカイルは人生で初めて健康診断を受けることにした。もしかしたら、自分には『一時的に強くなる代わりに、最後は死ぬ』という呪いやデバフが付与されているかもしれないと思ったからだ。
しかし、カイルが予想していたものは全て違った。
「精密検査の結果、ユニークスキル【晩成】が覚醒していることが分かりました」
カイルの身に起こっていたのは、大昔に発現したユニークスキル【一日にちょっとずつステータスが上がる】という能力が覚醒していたのだ。呪いでもデバフでもなかったと知ったカイルは、断り続けていたパーティの勧誘を受け入れて第二のセカンドライフを送ることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 22:01:57
134627文字
会話率:44%
『短いあらすじ』
前世賢者のガルドが、魔法レベルが衰退した世界の最高峰の学園で無双する話。
『長いあらすじ』
「お前は使用人としてゴミ以下だ!」
「トレイ伯爵様が仰っている通り、あなたはゴミ以下です。分かっていますか?」
前世で賢者まで
成り上がった結果、自由を求めて転生したガルドであったが、転生したのはいいものの『使用人』になってしまう。
しかし、育ててくれた恩もあるし、『賢者』も引き継いでいたので、その力で領地を護っていたのだがトレイ伯爵や執事長はそれを『サボっている』として罵ってきた。
「お前のようなゴミは必要ない! さっさとこの家を出ていき、野垂れ死んでおれ!」
追放宣告をされ、街を彷徨うガルド。そこでたまたま風に流されてきた紙に目を落とす。
『レミリオン魔法学園、生徒募集』
そう言えば、前世では即冒険者になっていたから学園生活なんて送ってこなかったなぁと思ったガルドはその学園の試験を受けることにする。
世界中の貴族たちが集まっているようで、各々が魔法を披露しているがどれも初級や中級ばかり。
こんなものかと無双していたのだが──え、ここって世界最高峰の学園なの?
というか、平民だから最下生として通わされるらしい。まあいい。
そう思ったガルドは、魔法が衰退した世界でひたすらに無双する。
(ちなみに、ガルドが去った後の領地は魔物が暴れ始めて大変なことになりました)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 20:02:41
62649文字
会話率:36%
ミルデリーヌ・ハルディルク公爵令嬢には婚約者がいた。婚約者のフェデルは「お前のような冴えない女なぞ、我が公爵家が嫁に貰ってやらねば、行き場がなかっただろう。私のような美しき男の妻にはふさわしくないが、我慢して貰ってやるのだ。私の言う事はなん
でも聞け。口答えをするなっ。いいな。女は3歩、いや、100歩、下がって男の言う事を聞くのが当然だ」
という考えの女だ。
テラスでその婚約者とお茶をしていると、この間引き取った義妹のアデラがやってきた。
「私、アデラと申します。わぁ、王子様みたいに素敵」
と、言うアデラ。しかし、アデラから飛び出した言葉は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 15:23:54
7650文字
会話率:41%
ドルク王太子はフィレイリア・アルドス公爵令嬢に婚約破棄を宣言する。
「私はお前のような女を愛するつもりはない。したがってここに婚約破棄を宣言させてもらう」
「まぁ、王太子殿下。婚約破棄でございますか?わたくしと致しましては、喜んで承らせて頂
きますわ」
その途端、ドルク王太子の隣にいたメラニーという女性が喉をかきむしり苦しみだした。
魔法が発動したのだ。
フィレイリアは恐ろしい魔法を持つ令嬢だった。
そんなフィレイリアとドルク王太子の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-14 14:35:48
5271文字
会話率:31%
イレーシア・アルドンヌ公爵令嬢は、ベルド王太子からすっぽかされた茶会で命を狙われた。「私はお前のような女と結婚したくはない。私の趣味ではない」とベルド王太子に言われて、月に一度の茶会をすっぽかす。酷い王太子であった。だが、ベルド王太子はイレ
ーシアの命を狙ってはいないという。浮気をした二人の女性が殺された。犯人は誰なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 15:23:10
4906文字
会話率:40%
「ユアン、お前のような役立たずにはこんな死に方がお似合いだな」
毒で苦しんでいる中、そう言い捨てられ置いていかれた。
ヒーラーとしてサポートを務めていたユアンは戦闘に参加できないからとパーティーメンバーから毎回役立たずと貶されてしまって
いた。
あるダンジョンに潜っていた時、毒に気づかず反応が遅れてしまったユアンは致死量の毒を浴びてしまう。
「こんなところで死にたくない」
まるで応えてくれたかのようにヒーラーのスキルがすべて消え、呪詛返しというスキルに変わる。
ダメージを受けるほど強化される、欲しかった戦闘でも使える強化スキル。
新たなスキルを得て自分なりの新しい冒険を始める。
初投稿になります。誤字、脱字、気になる点がございましたら報告していただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 20:04:55
10527文字
会話率:31%
魔法の名家に生まれ期待され育ったネロは十二歳で行われる儀式で左手に水の紋章を授かった。しかし水魔法しか使えない水の紋章はこの世界において不遇の証。お前のような奴はこの家に相応しくないと家から追放されたスイムは冒険者となるが所属していた勇者パ
ーティーからも使えないと再び追放処分を受けてしまう。水の紋章を手にしたばかりにと落胆するネロだがある井戸をきっかけいに水の重みを知ることで右手に賢者の紋章が浮かび上がる。水の理を知ったネロは風魔法に負けず火魔法を消し去り土魔法を洗い流し雷魔法を寄せ付けない最強の水魔法を使いこなすようになる。一方で彼を追放した連中は水神の怒りを買い水不足によって危機に陥ることになり激しく後悔することとなった――これは不遇な水属性を手にした少年が成り上がり最強の水の賢者へと成長していく物語――
※タグのR15及び残酷な描写ありは保険で入れてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 21:10:59
402460文字
会話率:58%
28歳のOL・哀川圭は通勤中にとある広告を目にする。若者を中心に人気を集めるVRMMOジェネシス・オメガ・オンラインと、子供の頃から大好きだったアニメ《バチモン》がコラボすることを知った。
「え、VRってことは、ゲームの世界でバチモンと触
れ合えるってことよね!? 買いだわ!」
大好きなバチモンと遊んで日々の疲れを癒すため、召喚師を選んでいざスタート! だが初心者のままコラボイベントを遊びつくした圭は原作愛が強すぎるが為に、最恐装備の入手条件を満たしてしまう……。
「ステータスポイント? 振ったことないですけど?」「ギルド?なんですかそれ?」「え、私の姿が公式動画に……やめて!?」
本人は初心者のままゲームをエンジョイしていたつもりが、いつの間にかトッププレイヤー達に一目置かれる存在に?
これはゲーム経験ゼロのOLさんが【自分を初心者だと思い込んでいるラスボス】と呼ばれるプレイヤーになっていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-21 18:00:00
442529文字
会話率:55%
「お前のような無礼者を未来の王妃として迎え入れるわけにはいかない!クルーズ皇太子の名をもって、デシー令嬢との婚約を破棄する!」
只今婚約破棄を命じられた私の目に映る、憎らしい笑顔を浮かべる皇太子は、快感の絶頂だ。
快感の絶頂後、どんな結末
が待っているか、彼はまだ知らない。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-20 17:20:47
3440文字
会話率:42%
「お前のような無礼者を未来の王妃として迎え入れるわけにはいかない!クルーズ皇太子の名をもって、デシー令嬢との婚約を破棄する!」
只今婚約破棄を命じられた私の目に映る、憎らしい笑顔を浮かべる皇太子は、快感の絶頂だ。
快感の絶頂後、どんな結末
が待っているか、彼はまだ知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 21:00:00
5187文字
会話率:46%
「ミラン、もうお前は用済みだ。城から出ていけ!」
ラフラン王子が私を指差して言う。
「どうして?」
私は聞いた。
「お前のような庶民で美しくもない女が、私の妃になれると思っていたのか? 浅ましい」
私は王子と結婚したい訳じゃないの
に、罵られて嫌な気分になる。
「私の妃になるのは、このマーガレット・ミルクス侯爵令嬢だ。聖女になった彼女がいれば、お前など用はない」
「ごめんなさいね、ミランさん。私の方が後から聖女になったのに、ラフラン様に選ばれてしまったわ」
銀糸の髪を手で巻き王子に隠れるように話す彼女は、私にしか見えないように微笑みを浮かべていた。
美しい紫紺の瞳が揺らめいて、とても綺麗な瞳からは涙が溢れた。
「ああ、マーガレット様はなんてお優しい。こんな庶民にまで慈悲を与えるとは」
「まるで女神だ」
「本当にお綺麗だわ」
そんな声があがり、私は諦めて城を後にした。
また駄目だったのかと、彼女は呟いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 10:36:35
3241文字
会話率:42%
お前のような笑いもせずつまらない女は世界の平和でも祈ってろと言われて婚約破棄されたので、敵国でヒーラーをすることにしました。
転職はできない? いえいえ、プレイヤーだった私は転職方法を把握しています。
最終更新:2024-04-08 19:00:00
405664文字
会話率:48%
「ミリア・セルトン! お前のような女と結婚などお断りだ! 婚約は破棄させてもらう!」
ついに来たのね、この時が。
分かっていたことだから驚かないけれどとんだ醜聞だわ、と怒りに震えていた私の元に颯爽と現れたのは、大切な女友達。
嬉しくなって
名前を呼んだ私と、婚約破棄を叫んでいた婚約者の声が重なる。
「エリィ!」
「エリク・クラルティ!?」
「「え……??」」
どうやら私の女友達は、彼女ではなく彼、だったようで……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 18:13:42
7777文字
会話率:41%
「お前のような冷たい女より、ひだまりのように暖かく愛らしい聖女の方が我が婚約者に相応しい!よってこの婚約は破棄する!」
バーデン王国第三王女のエルフリーデは、怜悧な美貌とニコリともしない様子から”氷の王女”と呼ばれていた。婚約者の公太子イ
オルから婚約破棄を宣言されても、なんとも思わなかった。そんな彼女を迎えに来たのは、結婚の約束をした前世の幼馴染。
「依子、なんで氷の王女なんて呼ばれてんの?こんなにかわいーのに」
「ばか唯人。すぐそういうこと言わないで!」
「あー可愛い。早く結婚しような」
今世では幸せな結婚をする二人の、再会の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 09:10:00
12903文字
会話率:72%
「クリスティアナ・アーダルベルト。俺はお前のような悪女とは婚約破棄する!」
突然聞こえた第二王子の声に、私はワイングラスを受け取ろうとした手を引いて振り向いた。
その時、前世で日本人だった記憶を思い出した。
そして婚約者にぴったりと寄り添う
義妹の指には、私から奪ったアキテーヌの星と呼ばれるスターサファイア。
馬鹿な子。その指輪は誰が見ても私の物なのに。
婚約者にも家族にも未練をなくした私の前に、絶世の美貌を持つ竜人のドラゴラム帝国の皇太子が現れる。
「美しい人。どうか、あなたに求婚する許しを与えてはいただけまいか」
そこから始まる溺愛生活に溺れそうな私です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 12:02:04
43496文字
会話率:23%
子爵令嬢クロエには、前世の記憶がある。
前世は、千年前に滅びた国の筆頭魔道具師で、国の命令でたくさんの殺戮兵器を作っていた。
だから、平和な世に生まれた彼女は決心した。
「今世では、人々の生活を守る魔道具を作ろう」と。
そんな訳で、研究
に没頭するクロエ。このまま平和な研究生活を続けていくと思いきや、
「お前のような根性の曲がった女は王妃にふさわしくない! 婚約を破棄する!」
卒業パーティの場で、親友の公爵令嬢が、婚約者である第一王子に婚約破棄宣言をされてしまった。しかも断罪内容は嘘まみれ。
親友を救うため、真実を全て遠慮なくぶちまけるクロエ。
その結果、粘着質な王子と浮気相手の男爵令嬢に目をつけられてしまい、厄介ごとを避けるために隣国の辺境で働くことになる。
隣国の辺境でメキメキと頭角を現すクロエ。
そんなある日、親友の公爵令嬢の兄が、彼女のもとを訪れる。
この話は、前世持ちの魔道具令嬢クロエが、婚約破棄騒動に介入したことを切っ掛けに、隣国の辺境で働いたり、公爵令息に面倒を見られたり、ざまあしたりする話である。
※全34話、約8万6千字。(予定)
※最後まで一気に投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 21:19:18
98650文字
会話率:37%
※改稿リメイク版です。
【あらすじ】
「このっ恥晒しめ! お前のような出来損ないを育てたつもりはない!下級職『鍛治士』でスキルが『鑑定士』とは飛んだ晒し者よ」
この世界では15歳で成人とされ、『加冠の儀』を受けるのが慣例とされている。
その『加冠の儀』にて天賦の適正職『鍛冶士』、天賦のスキル『鑑定士』を授かった俺。
『鍛冶士』は下級身分・劣等身分の人間が、生誕した時からあわよくばと祈り、ほんの超低確率で引き当てては、パーティーが始まってしまうくらいのレベルの職。
貴族からしたら、生誕した時からこんな下級でド底辺職なんかを引き当てないでくれと天を煽りながらお祈りをするくらいの、下級職。
『鑑定士』はハルバルーン王国でこれまで引き当てた人間すら居ないし、引き当てた奴を見た事も無い!ってほど、最早、『鑑定士』って何?ってレベルの、ダメダメ最下級ゴミスキル。
『鑑定士』と聞くと、道具やら武器などを鑑定するってイメージは出来るのだけど……
そもそも、道具を鑑定する必要ってあるの?
その道具を作った人呼んできて、素材やら強度とか直接聞いちゃえばいいんじゃ無いの?みたいな、鑑定士なんて不必要とされているくらいのレベルのスキル。
代々続く由緒正しい貴族家の長男として生まれてしまった俺は、家族の期待を一身に受けながらも、貴族家にはなんとも相応しくない下級職『鍛冶士』、最下級ゴミスキル『鑑定士』を授かった故に、家から追放の身となってしまう。
授かった天賦の適正職『鍛冶士』には意外な有効性があるのだと発見して、俺には大きくありふれた才能がある事に気付く。
そう。
貴族家には相応しくないと罵られた下級職『鍛冶士』、最下級ゴミスキル『鑑定士』は、大商人として開花する片鱗だった。
そして、憎たらしい弟を越え、俺を追放した父をも越す最強へと繋がっていた。
俺を見放し家を追放した父、そして俺を蔑んだ弟も、俺を見下した奴全員見返してやる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 18:11:16
22722文字
会話率:20%
「お前のような不細工な婚約者がいるなんて恥ずかしいんだよ。今頃婚約破棄の書状がお前の家に届いているだろうさ」
年頃の男女が集められた王家主催のお茶会でそう言ったのは、幼い頃からの婚約者セザール様。
確かに私は見た目がよくない、血色は悪く、
肌も髪もかさついている上、目も落ちくぼんでみっともない。
だけどこれはあの日呪われたセザール様を助けたい一心で、身代わりになる魔導具を使った結果なのに。
当時は私に申し訳なさそうにしながらも感謝していたのに、時と共に忘れてしまわれたのですね。
結局婚約破棄されてしまった私は、抱き続けていた恋心と共に身代わりの魔導具も捨てます。
当然呪いは本来の標的に向かいますからね?
日に日に本来の美しさを取り戻す私とは対照的に、セザール様は……。
恩を忘れた愚かな婚約者には同情しません!
◇ ◇ ◇
本作はカクヨム様、アルファポリス様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-21 15:00:00
5293文字
会話率:45%
「メルキス、お前のようなハズレギフト持ちは我が一族に不要だ!」
15歳になると誰もが”ギフト”を授かる世界。
ロードベルグ伯爵家の長男であるメルキスは、神童と呼ばれていた。
ロードベルグ伯爵家では、歴代当主は全員【剣聖】のギフト
を授かっており、メルキスも【剣聖】を授かることを期待されていた。
しかし、メルキスが授かったのは【根源魔法】という誰も聞いたことのないギフト。
「よくもハズレギフトを授かりよって! お前はロードベルグ家から追放だ! だが、物乞いでもされては一族の名に更に傷がつく。辺境の村の領地をくれてやるから、そこで暮らすが良い。万一、村を国で1番発展させられたなら帰ってきてもよいぞ?」
こうしてメルキスは辺境の村へと追放された。
そして、そこで国の第4王女が強力なモンスターに襲われている場面に遭遇。
覚悟を決めてモンスターに立ち向かったとき、メルキスは【根源魔法】の真の力に覚醒する。【根源魔法】は、見たことのある魔法を、威力を爆発的に上げつつコピーすることができる最強のギフトだった。
【根源魔法】の力で、メルキスはモンスターを跡形もなく消し飛ばす。
「偉大な父上が、僕の【根源魔法】の力を見抜けなかったのはおかしい……そうか、父上は僕を1人前にするために僕を追放したんだ。これは試練なんだ!」
ここから、メルキスの勘違いが始まった。
「”村を国で1番発展させることができたなら帰って来ても良い”と父上は言っていたな。よし、頑張って村を発展させるぞ!」
こうしてメルキスの勘違い領地経営が始まった。
一方、ロードベルグ伯爵家は「追放したメルキスが成功して一人前になったら一族の汚点になってしまう!」と様々な魔法を扱う刺客や超強力なモンスターを送り込む。
だが、「これも父上からの試練なんだな」と勘違いしたメルキスは片っ端から刺客を返り討ちにし、魔法をコピー。そして、その力で村をどんどん発展させていくのだった。
こうしてロードベルグ伯爵家は破滅の道を、メルキスは栄光の道を歩んでいく……。
※この作品は他サイト様でも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 09:00:00
273533文字
会話率:47%
使用人以下の扱いを受けるアリシアは、13年前に母の葬儀に来た公爵と約束をする。13年後、公爵の息子であるユリウスが訪れ、アリシアに婚約を申し込むが…
「お前のような人間を愛するわけがない」
ユリウスに冷たく突き放されたアリシアは幸せと自由を
もとめて夜逃げを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 23:17:35
15658文字
会話率:43%
「ミーシャ・ラバンティ辺境伯令嬢! お前との婚約は破棄とする! お前のようなオトコ女とは結婚出来ない!」
婚約者のダラオがか弱そうな令嬢を左腕で抱き寄せ、
「リセラ、怯えなくていい。私が君を守るからね」
と、慈しむよう
に見つめたあと、ミーシャを睨みながら学園の大勢の生徒が休憩している広い中央テラスの中で叫んだ。
政略結婚として学園卒業と同時に結婚する予定であった婚約者の暴挙に思わず「はぁ‥」と令嬢らしからぬ返事をしてしまったが、同時に〈あ、これオープニングだ〉と頭にその言葉が浮かんだ。
そして流れるように前世の自分は日本という国で、30代の会社勤め、ワーカーホリックで過労死した事を思い出した。 ここは、私を心配した妹に気分転換に勧められて始めた唯一の乙女ゲームの世界であり、自分はオープニングにだけ登場するモブ令嬢であったと気付いてしまった。
(まぁ、いっか。前世でも結婚願望なかったし。領地に戻ったらお父様に泣きついて、領地の隅にでも住まわせてもらおう。魔物討伐に人手がいるから、手伝いながらひっそりと暮らしていけるよね)
もともと辺境伯領にて家族と共に魔物討伐に明け暮れてたミーシャ。男勝りでか弱さとは無縁だ。前世の記憶が戻った今、ダラオの宣言はありがたい。前世ではなかった魔法を使い、好きに生きてみたいミーシャに、乙女ゲームの登場人物たちがなぜかその後も絡んでくるようになり‥。
(私、オープニングで婚約破棄されるだけのモブなのに!)
この作品は、「アルファポリス」にも掲載しています。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 20:00:00
60135文字
会話率:26%