17歳の真は、宰相にして兵部尚書・優の側妾腹の少年だ
この歳で既に世捨て人のような飄々とした雰囲気のある、と云えば聞こえは良いが、有態に云えば『うだつの上がらぬ朴人(ぼくと)』と揶揄されるばかりの、ひょろひょろとした情けない成りの少年だった
しかし彼は全く構わず、何時の間にか住まいにしてしまった書庫に籠城よろしくこもる日々を送っていた
そんなある日、父に命じられ嫌々ながらに皇帝に謁見した真は、居丈高に命じられる
此度、初陣となる息子・戰(せん)の目付となり祭国に向かえ、と
礼節にのっとって無言を貫いている様にみせながら、その実やれやれ、と嘆息しつつ少年は理解する
ふむ、良いところ番犬(いぬ)だな――
しかしいざ顔をあわせてみた皇子・戰は、どうやら真が想像していた『皇子様像』とはかけ離れた御仁のようで……?
さて、この二人
皇子・戰と真は、果たして無事に初陣を勝利で飾ることが出来るのか?
※ この物語は、覇王の走狗(いぬ)の前日譚にあたります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-05 10:00:00
19668文字
会話率:35%
片目を失った主人公はLOSTと呼ばれる力に目覚める。
過去を忘れる世捨て人の旅に出かける。
当てのない旅の途中、機械仕掛けの町で、一人ほそぼそと暮らす、少女エリサに出会う。なりゆきで旅人の主人公はエリサと旅に出ることなる。秘密の多いエリサ
になぜか、追手に付きまとわれてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-16 21:00:00
13071文字
会話率:36%
就活に失敗した男・安孝が世捨て人の集まる一心寺に入る。
そこでは色んな人々の泣き笑いのドラマがあった。
最終更新:2014-05-19 17:33:40
10193文字
会話率:52%
王国第二の州キストのひなびた街のはずれで、なかば世捨て人のように暮らす剣客リー=ウェン・クエスト。押しかけ弟子のアリアシア。リー=ウェンの息子キーリン。彼らの回りには、次々に事件が起きる。不定期更新人情活劇。常に完結。
最終更新:2013-12-26 15:50:42
65217文字
会話率:34%
殺人の罪で服役していた主人公は、出所後世捨て人のような生活を送っていましたが、ある日、青春を過ごした街で、若き日の自分に出会います。そして、かつて、気の狂った老人に恋人と別れろと迫られたことを思い出し、それが今の自分であったことに気づきま
す。
殺人を犯したのは、息子を死に追いやった、かつての恋人に復讐するためでした。ですから、その恋人と別れるよう説得したのですが、もしかしたら、それが原因で息子が殺されることにつながったかもしれないと思い直し、若き日の自分に向かって、今度はその恋人を大切にしなさいと言って別れます。
カオスパラダイスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-24 13:18:05
43163文字
会話率:43%
それは彼にとってはとてもつまらない話だった。それは彼女にとっては一つの人生の転機だった。魔法使いの青年、フェイクが森で出会ったのは世捨て人同然に生きてきた一人の泣き虫な少女。
「君はいつまでそうやってみっともなく泣き続けるつもりだ? 泣き虫
小娘」
その手が差し出されたとき、少女の世界は広がった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-16 22:08:27
6829文字
会話率:34%
「―――過去に戻りたいと思ったことはないかい?」
その一言から全てが始まった。世捨て人である主人公は謎の人物に出会い謎の言葉を突きつけられ、謎の場所へと運ばれる。そして、出会う六人の悲しい過去を持つ者達。彼らの目的はただ一つ。過去に戻りやり
直す事。しかし、やり直すことができるのは主人公を含めた七人の内、たったの一人だった。彼は彼らと出会い、何を思い、何を背負い、どう変わっていくのか。そして、時を遡った先に待つ衝撃的な展開とは。
「遡ろうとも時は残酷で」あくまで短編であり、興味をもってくれたら嬉しいなという作品です。稚拙な作品ではありますが、皆様の暇潰しにでもなってくれれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-13 03:05:12
6493文字
会話率:31%
<竜殺し>。
長く続いた戦乱の英雄はそう呼ばれた。
人の身でありながら神域の生物、竜を斬った剣士。
戦乱を終結へと導いた彼は、しかし戦いが終わった時その姿を消した。
曰く、竜の呪いに殺された。
曰く、裏切りによって謀殺された。
曰く、戦いに
倦み世捨て人となった。
曰く、曰く――――。
しかし、誰が真相を知ろうか。
彼は今、ある都市の前に佇んでいた。
だが、彼がかの<竜殺し>だとは誰も気付かないだろう。
何故ならば――彼は、端的に言って、美少女へと姿を変えていたのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-12 18:42:51
1522文字
会話率:7%
魔物が棲むという「ミュージアの森」で一族を捨てた一人の男が暮らしていた。魔物の存在に怯えながら日々を過ごす彼は、ある日、足の腱を切られて捨てられた少女をみつける。
男は少女に名を与え、生活を共にする。
自身のサイト「ふみかばんのほ
ーむ」より転載したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-25 01:00:00
4031文字
会話率:32%
会社の倒産によって無職となった俺は、人生の休息と称して日々河原に座り太公望を決め込んでいた。そんなある日、河原で永遠と花占いをする美しき女性と出会う。それは夢か幻か、女性が花占いを終えた時!――俺は世捨て人を止め、就職活動に出た。
最終更新:2008-05-31 11:51:17
7680文字
会話率:22%
人の通常の世界を脅かす存在である『世捨て人』を退治する『境界人』となることを決意した神楽。ある日、彼は一人の少女と出会い、一枚の不思議な紙を拾う。それからというもの、今までにない"日常"が神楽を待っていた――。
最終更新:2007-05-21 19:10:00
34912文字
会話率:46%