風圧と風の騒音《そうおん》に驚かされ、眠りから目覚めた『三郭《みかく》圭《けい》』は、自分がいま高速落下状態にいると気づいた。いきなりこんなどうしょうもない状況になった。
ある程度の高度まで落ちると、圭の視界はやがて地面の風景が入り込んだ
:あれは、無限に広がる木の海と、その緑の尽きるところまでいた高くそびえ立つ奇妙な塔。
塔のてっぺんから、神秘的な輝きが放たれている。
しかし、この時の圭はまだ知らない:彼がこれから体験するすべてのことを。
五つの死と、五つの転生、五つの世界の運命が、彼と緊密《きんみつ》に繋がる。
彼の名は『三郭《みかく》圭《けい》』。
ある時は、彼は『ロタタ』と呼ばれて、これからもまた『ティミー』と名付けられるかもしれないが、今はまただの『圭』です。
彼の生《がうまれたの》は、異世界。
彼の行《がおこなうの》は、『回』の旅路。
これこそが:『回転生』
圭は、目にこれらの景色を持ち――絶賛墜落中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-12 13:02:34
2078文字
会話率:12%
メタメタしさ上等! 数字がすべての迷宮を、絆の力で駆けのぼれ!
【この作品について】
メタ視点でノベライズ風に執筆するソシャゲRPG!
【ストーリー】
・メインシナリオ
小路黎太は、主人公のデフォルトネームが自身と同名ということで興
味を持ったソシャゲ“雲海のラビリンス”に事前登録。配信と同時に放送されたテレビアニメ第一話を視聴し、チュートリアルまでプレイすると、スマホに飲まれてゲームの世界へ!
そこはフィクションと化した日本――一度に声にできる言葉が23文字3行までというテキストボックス仕様をはじめ、さも当たり前のようにソシャゲ的制約が課せられた世界だった!
『ラビリンスは、あらゆる願いを叶えてくれる――たとえ、どんな願いでも』
リアルではただの設定で、キャッチコピーでしかない言葉も、こちらの世界では誰もが信じる世界の摂理。ならば元の世界に戻してもらおうではないかと、黎太はラビリンス攻略を決意する!
トラウマと化していた中学サッカー部時代に伸ばした司令塔としての才能と、主人公としての能力『絆の恩恵(ユニットキャラクターと共に過ごすとEXPを与える)』を駆使して、千葉中央駅上空に聳える『雲海のラビリンス』を駆けのぼれ!
・キャラシナリオ
☆5クラスライセンスには、各クラスライセンスごとにキャラクターシナリオが用意されている。ヒロインたちと二人きりで過ごす時間の中で、絆を深めよう!
・ADVシナリオ
ソシャゲ世界での日常生活を送っていると、たまに選択肢が提示される。『図書室勉強会』『公園デート』などのイベントをこなして、親密度を高めよう!
・アザーシナリオ
舞台はリアル。時期は黎太がソシャゲ世界に飲み込まれる四年前――。中学入学と同時にひょんなことからサッカー部に入部することになった黎太は、初心者な上に運動神経もよくなかった。部員数も黎太とマネージャー含めて十二人で、替えはきかない。隣の学区にはサッカークラブの練習場所にもなっている強豪校があり、はっきり言って弱小チームだ。しかし、自身の中に眠っている司令塔の才能を見出され、黎太は県大会出場を目指してチームを指揮することになる……!
【作中内課金】なし ¥0/話
【更新の内容】
・メイン、キャラ、ADV、アザー、いずれかの追加シナリオ1話分
・誤字の修正(随時)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 12:00:00
201702文字
会話率:39%
人より少し不幸な高校生、『高峰翔』はその生まれながらの悪運をなんとかしながら日々生活していた。
そんな日常のある日、世界に訳の分からんデカイ塔、通称「ダンジョン」が出現することでその生活は一変する。出現しただけならまだ良かったものの、その悪
運と相まって発生中のダンジョンに巻き込まれてしまい、しかもそれは世界で1番危険な『S級ダンジョン』で───
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 09:59:32
37110文字
会話率:9%
何も分からないまま塔2階へと上がる駆だった。
最終更新:2022-12-02 00:00:00
536文字
会話率:34%
ワールドシーカー「ノアの旅人」
~底辺クランが最強キャラバンで超高難易度ダンジョンやクエストを無双している譚~
※
「ダンジョンとは、人が死ぬところである。」
とある御人がそう言った。
それは例えば海の底で、あるいは流れる
激流の中で、あるいは地が迫るばかりの空中で、あるいは神の住まう宇宙の御胸で。そこで人が生きられぬように、ダンジョンでは人が死ぬ。しかしそこには幸がある様に、あるいは秘宝が眠る様に、あるいは自由が舞う様に、あるいは神秘が待つ様に、人はその恐るべき場所に魅入られる。
やがて人は魔法を持ち、海を泳がせ空を舞った。
やがて人は魔術を使い、数多の障害《カベ》を跳ね除けた。
そしてやがて人間は、ダンジョンですら手玉に取った。
そんな世界でそれでもなお、人が触れえぬ聖域の未練。
超高難易度ダンジョン特別指定領域、――シーラ。
そこでは魔法が通じ得ない。あるいはそれは死人の世界か、あるいはそれは神人の社か、あるいはそこは霊魂の淀みか。崇高な神秘が漂うその地は、無限に人を拒絶する。
そんな死地に挑み行く変人ら、あるいは高級で特別なダンジョンの専門家がいた。
開拓の最前線、肉塊の死地、生死の境、そんな生命の吹き溜まりで、それでも神がかりの先導を見せる彼らを人はこう呼ぶのである。
――『探索士【シーカー】』と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-10 00:20:59
801文字
会話率:100%
ーーーダンジョン。
地上に聳え立つ巨大な塔へ、冒険者達は今日も挑む。
その中で、長く人類の障壁となっているのが70階層主の炎の鬼神であった。
戦闘狂で辺りを破壊し尽くす姿から、“破壊魔神”と恐れられていた。
鬼神は、日々やって
くる挑戦者との戦いを楽しんでいたが、手応えのない彼らとの戦いに物足りなさを感じていた。
ある日、いつものようにボスの間の重い扉が開かれ、挑戦者がやって来た。
早速、強力な火球をお見舞いしたところ、どうやらその冒険者の様子がおかしくて……?
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁああ!!!殺さないでぇぇぇ!!うぇぇぇぇん誰か助けてぇぇ!!」
「……………はぁ?」
どうやらその冒険者の少女は、仲間に捨てられたらしい。
少女を拾った鬼神は、少女に修行をつけたり、少女を捨てたパーティをボコボコにしたり…
泣き虫でへっぽこ冒険者の少女との出会いが、退屈だった鬼神の毎日を塗り替えていく。
※色々と設定が甘いところがあるかと思いますが、
広いお心で楽しんでいただけますと幸いです。
※カクヨム様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 19:00:00
289541文字
会話率:49%
極道の組長だった月守圭はある男に殺され、人生の幕を閉じた。はずだったが、彼はルナルス王国の王女に転生してしまった。しかも、彼は生後の占いにより「暴虐になる」と言われ、ソリタリオの塔に閉じ込められてしまう。
しかし、彼はそんな扱いから脱却する
ために極道のころの知識を生かし、自分の組を一から作り上げ、自らの力でこの人生を有意義に謳歌しようと模索する。しかし、彼の平和な生活を脅かすイベントが彼を襲う。
一方で、彼が自分の生きる道を模索する姿に周りの者は男女問わず、彼にのめりこんでいく。彼にとってその好意は吉と出るのか凶と出るのか。
彼は幸せになれるのか?
彼は、平和な生活が送れるのか?
仲間を集め、組を組織し彼自身が守りたいものを守ろうと頑張る、王女の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 00:48:02
2069文字
会話率:8%
その日、全人類に〈天啓〉が降りた。
天啓とは戦う為の能力であり、それは人々の力の象徴となった。
それと同時に世界各地に大小様々な塔が出来る。
人は後にそれをダンジョンと呼び、ダンジョンを制覇しようとする者が現れる。
平凡な大学生
“南條解”にも天啓が降りる、それは全く使い道が分からない〈キーメイカー〉という能力。
だが解はその天啓を使いダンジョンを攻略していく。
何故突然人類に天啓が降り、ダンジョンが出来たのか。
人類の先にある未来は一体どんなものになるのか……
思いがけない力を授かり冴えない大学生が世界を救うかもしれない、そんなお話。
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※一度エタッた作品です、設定考え直し+読みやすくを信念にまたぼちぼち投稿していこうと思います;;折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 20:00:00
86192文字
会話率:44%
その日、全人類に〈天啓〉が降りた。
天啓とは戦う為の能力であり、それは人々の力の象徴となった。
それと同時に世界各地に大小様々な塔が出来る。
人は後にそれをダンジョンと呼び、ダンジョンを制覇しようとする者が現れる。
平凡な男子高校生“南條
解”にも天啓が降りる、それは全く使い道が分からない〈キーメイカー〉という能力。
だが解はその天啓を使いダンジョンを攻略していく。
何故突然人類に天啓が降り、ダンジョンが出来たのか。
人類の先にある未来は一体どんなものになるのか…。
思いがけない力を授かり冴えない男子高校生が世界を救うかもしれない、そんなお話( ´ ▽ ` )
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 21:00:00
103357文字
会話率:46%
南海にある島、その名をガランブルー。
ダンジョン資源によって成り立つこの島には、機構鎧という特異な技術が生まれていた。
地下に広がるダンジョンに、地上に突き出す集合住宅塔の群れ。
街を歩き回るギャングスタ、島の流通や政治を司る御貴族様、そし
て日々暮らす人々。
そんな場所で機構鎧乗りと呼ばれる人間の一人であるシェーダ。
彼の所属するカンパニーで、崩落事故による大きな被害が発生する。
あわや倒産かとも心配される中でも単なる社員の一人でしかない彼の日常は続いていく。
ギャングスタの友人たち。日常で関わる隣人。
彼のあずかり知らぬところで事態はふらふらと転がる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-10 18:00:00
31021文字
会話率:29%
さて、ここな少年、その名をタウロ。
教会の祝福にて悪魔統率者デーモンルーラーなる職能を得た農村の三男坊。ささやかな倖せはその職能の会得に影響を与えたとある封印されし悪魔竜の存在によって儚くも壊れることとなった。
村から追放、冒険者パー
ティの荷物持ちとして生き延びたタウロは、そのまま職能の習熟と、その異能に導かれるよう何体もの悪魔、悪霊の類と関わることとなる。
そして村での追放騒ぎの原因になった悪魔竜の討伐から数週間。
年上の元冒険者ギルド受付嬢のグンダリンティーヌと共に、新たな場所へ。
悪魔の斜塔。古い遺跡がダンジョン化した場所が新たな舞台だ。
※前作『パーティ解散からはじまる危険人物の放逐 ~誰だアイツを放ったのは!?~』の続編
※やや話のノリはライト寄りになってますのでお気楽にどうぞ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 20:59:40
17828文字
会話率:32%
数多の猛者達が挑んだとある塔の管理者であるアレク。またの名を闘神アレク。
俗に言う裏ボスの彼は闘神として知られているもののその実態は不老長寿の人間。
ただの人間だった頃に大切な恩人を喪った彼はその頃からずっと、無茶ばかり、自虐ばかりで心弱さ
を隠した闘神でもあった。
塔の管理に大きな問題を抱え悩むアレク。
この状況を打開せねばと遂に大きな決意をする。
これはやがて世界にその名を知らしめることになる裏ダンジョン誕生の物語。
アレク、魔王の一族、塔の魔物達、そして様々な人種等が織り成す塔の大改善計画がここに始動した。
カクヨム、アルファポリスでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 16:21:34
5383文字
会話率:38%
世界に七色塔と呼ばれるダンジョンが出現してから100年。
様々な種族の冒険者が一攫千金を夢みて、はたまた、叶わぬ願いを叶えるために、今日も今日とて塔を登っていた。
ここに、新たに塔を登らんとする、1人の青年が居る。
誰も知らぬ、無名の
冒険者の、新たな冒険の始まりである。
「これがダンジョンか!!くぅぅぅ!いいねぇ!!さぁ!!いげぶ!!」
最初の1歩は、顎だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 00:00:00
490文字
会話率:0%
気が付くと目の前に巨大ゾンビ。◆死を覚悟した【ノブナガ】だが、よく観察してみると、これは以前にプレイしたゲームにそっくりだと気が付いた。◆「これは夢かゲームの中に違いない」意外過ぎる展開に楽しくなったノブナガは、ゾンビを釣り上げることにした
。◆ダンジョン塔でレアアイテムをGETしながら、モンスターを作ったり、商売をしたり、少女に毒舌を吐かれたり、毒舌を吐かれたり、吐かれたり◆個性の強すぎる仲間と、強すぎる力で、自由気ままに異世界を歩く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-29 10:08:48
72366文字
会話率:63%
「あなたはダンジョンマスターです、それを受け入れないと命はありません!」 記憶喪失で困惑する俺に、天使のごとき少女が言い放った。俺は財宝と試練を与えるダンジョンの管理者になってしまった。人を集めるためにはどうすればいいのか? 悩んだ俺は、と
りあえず自動販売機を設置してみることにした。画期的な商品の数々は国家権力を翻弄し、人々の心を惹きつけた。洞窟、廃都市、天空塔、妖精郷、絶海群島。新たな階層が追加される唯一のダンジョンが、ここにはあった。人々はやがて、凝り性な妖精がこの地に住み着いたと信じるようになり、ここを妖精迷宮と呼ぶようになった。これはポンコツな俺とポンコツな少女が、生きるためにダンジョンの難易度調整に四苦八苦する話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 20:10:06
242038文字
会話率:48%
5年前、何の前触れもなく街の近くに出現した、霧で覆われた塔
今では冒険者の訓練所としても親しまれているが、その全貌は未だに明かされていない
そして塔が出現して5年の月日が経った頃、一人の少女が冒険者になるために霧の塔へと挑む
少しゲーム的
要素の強いダンジョン攻略系のお話です
ゆるゆるでシリアス感が薄く、若干百合要素のある話なのでのんびり見ること推奨です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 18:00:00
292539文字
会話率:41%
夜勤のバイト先へ向かう途中に殺害されてしまった26歳フリーターの優希は、この世界の理不尽を恨みながら命を落とした・・・が、気が付けば体が何故か10歳ほどの子供の姿になっていた!
しかも世界は優希が過ごした世界と同じような近代的な世界。
しかし、そこは異世界が近代社会となった未来の異世界だった!
似たような近代社会の中に魔法や剣、そしてダンジョンと呼ばれる塔まで存在しており、まるで漫画やアニメのような世界観が広がっている!
勇者も魔物もいない平和な日常。
そんな中、前世の記憶が蘇った優希に何やら黒い影が・・
スマホもある! 学校もある! そして何より、ファンタジーもある!
前世の世界とは少し似ても似つかない非日常青春ファンタジーストーリー、ここに開幕!
「 俺は今度こそ、努力が報われる人生を歩む!! 」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 16:45:41
5575文字
会話率:33%
テニクレート大陸の西南部にインフェリス国がある。建国してしてからまだ五百年の歴史しかない小国家だ。だがこの国は大陸中の国々から人や物が流れてきている。
大都市アルカリス。
インフェリス国の首都の名前は知らない人でもこの都市の名前は誰でも
知っている。大都市アルカリスには一つの巨大な『塔』が存在するからだ。その塔は雲よりも高く、地上からは頂上の姿を見ることは出来ないほど巨大で、大陸の中央部からでもその姿は確認できるほどの建造物だ。
何時、誰が、どうやって創ったのか誰にも判らないが確かに『塔』は存在していた。
『塔』の中に入る事が出来き、中は様々な階層になっており、一つ一つ階層がまるで別世界の様になっていた。中には魔境な様な所もあり、そこに住む生き物は外にいる生き物と異なっていた。
火を穿く狼。鉄より固い皮膚を持つ猪。毒を撒き散らす鳥。身体に入りこみ中から食らう魚。
『塔』」の外では考えられない未知の生き物が存在し、異形の生き物に人々は恐怖と畏敬からそれらを魔境に住む生き物、『魔物』と呼んだ。
そんな別世界の『塔』に挑む人々がいた。
冒険者。
彼らは『塔』に挑み中にいる魔物を倒しながら、『塔』の上層を目指した。未知の世界に入り冒険をする者達を皆そう呼んでいた。
冒険者は『塔』に挑み、その中で仕留めた魔物の素材や『塔』の中でしか存在しない鉱物や植物を持ち帰り日々の糧にしていた。だがどの冒険者も共有する夢がある。
誰よりも先に塔の頂上にたどり着くと。
そんな夢溢れる世界の遥かな真下に巨大な『迷宮』が存在していた。誰もその存在を知らない、太陽の光も届かない只ひたすらに深く『迷宮』が存在していた。
その『迷宮』に男はいた。かつては太陽の光の下で生きていた男がいた。
男は夢がある。何時かまた、太陽の光を浴びることを。
男は夢がある。何時か、この暗闇に自分達を落とした者に復讐をすることを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 05:00:00
751497文字
会話率:56%
「リイト――わたし、とうとうここに――孤塔の前に来たよ。これから、あなたが行きたがっていたところに登るよ――」
死んだ初恋の相手に代わって、塔師見習いになった少女、カシホ。
見習いとして最後の研修の場に選ばれたのは、ジェ・ラームの孤塔と呼
ばれる謎の古代遺跡だった。
「知ってるか? 孤塔はお化け屋敷で、死んだ奴が現れる場所なんだと。いいか、そういう奴を見つけたら、すぐさま撃て」
新米塔師カシホと、最上の技を持つ指導教官ギズ。
世界の壁となってそびえる不思議な「塔」の謎と、それぞれの恋の物語。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-18 23:00:00
188856文字
会話率:47%
十八歳の誕生日。塔で暮らしていた世間知らずな姫は襲撃を受け、目の前で父親を殺される。
嘆きに呼応するように開いた穴に引きずり込まれた彼女の姿は、一匹の竜に変わっていた。
百年後。
呼び笛によって覚醒した彼女は、竜騎士に懐いて行動を共にする
うち、迷宮内では竜に、外では人の姿になる自分の性質を知る。
一方、五年前に特別な宝器を得た代わり竜に近寄れない呪いをかけられた騎士は、迷宮内でひたむきに尽くす相棒に、そして迷宮の外で見つけた謎多き娘に、それぞれ惹かれていく。
百年前の厄災。五年前の祝福と呪い。眠り姫の正体。
全てが明らかになるとき、大きな試練が訪れる。
――あなたが呼んだ。だから応えた。
世界を知らない二人が手を取り合うまでの冒険譚。
※カクヨム、アルファポリス、エブリスタにも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 21:06:53
1048899文字
会話率:22%
無事、街でのお使いを果たして、ダンジョン『夢魔の塔』に帰還したサキュバス。
また、いつもと同じようにレイドボスの仕事が始まると思っていたら……
大黒柱のデュラハンが帰ってこない!!
彼の帰りを信じて、仕事を分担するサキュバス達だったが
、そこでも問題が山積していて……
第6章のあらすじになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 12:05:45
221348文字
会話率:40%
真生は小学1年生。
その日は2学期の終業式の日だった。
たまに見る、リアルだけれど、一度も行ったことのない
『喫茶pierrot』
マスターのペドロリーノは髭の生えた、コーヒーと葉巻が好きなとても無口なおじさん。
隣のお店はタイニーばあち
ゃんと呼ばれている、小さいお婆さん(真生とほとんど変わらない身長)の不思議な雑貨屋さん。
夢の中でたまに会えるその二人は、真生のことを『トーイ』と呼んでいるのだった。
トーイとよく一緒に遊んでいる『リィラ』、
タイニーばあちゃんの家の居候の『テサイラ』、
切り株小屋でピノックじいさんと一緒に住む『カルトス』。
真生はトーイの視点から、夢の中の世界でリィラやテサイラ、カルトスと、島の地図を完成させる為、住み慣れた町を出て、雪の降る高い山の向こうや熱帯雨林の奥、噂でしか聞いたことのなかった時計塔のサーカス団の街まで、島中を探検しに出掛けていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 03:57:18
1202文字
会話率:16%