これはとある高校生の話。受験も近づいてきた日向は憂鬱な日々を送っていた。しかしある日、望遠鏡越しに空に浮かぶ大きな蜘蛛を見つける。その日からまるであそこが自分の居場所あるかのように心が引き寄せられるようになった。別の日に母に話すと何かを知っ
ているかのような口ぶりだったが有耶無耶にされた。しかし、気になった日向は母から聞き出そうとするがその際に不可抗力で母が大切にしていたペンダントに触れてしまう。その瞬間、日向に、はっきりとしないが不思議な力が入り込んでくるのが分かった。そして、空に浮かぶ蜘蛛に引き寄せられるかのように宙を舞い蜘蛛の口の中に入ってしまう。気づくとそこは見覚えのない場所だった。雲の上に建てられたかのような村に当たり前のように住んでいる人々。彼の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 20:52:08
1028文字
会話率:23%
『ほら、ご覧なさって。あそこにいるのが噂の公爵令嬢ですわよ』
『噂通りのかたで、悪役令嬢という感じですわね』
公爵令嬢であるハナミア・マーズのほうを見ながら、楽しそうに囀っている令嬢達。
悪役令嬢??どうして私が……
ハナミアは幼い
頃から病弱で、静養のためにずっと領地で過ごしていた。つまり公爵家の駒として役に立たないから、両親から放置されていたのだ。
――あっ、でもグレたりはしていませんよ。自分でも言うのもなんですが、田舎で真っ直ぐに育ちましたから。
病弱ゆえに社交界に出るのも今回が初めて。だから悪役令嬢になる機会もなかったはずなのに、なぜか悪役になっているハナミア。
立派な両親と優秀な弟妹達はハナミアを庇うことはない。
家族のこういう態度には慣れているので、全然平気である。
ただ平凡で、病弱で、時々吐血することがあるハナミアには、悪役令嬢は少しだけ荷が重い。
――なんか天に召される気がするわ……
なのでこっそりと逃げようと思います!
これは自称平凡な公爵令嬢が自分の身の丈(病弱?)に合わせて、生きようと奮闘するお話です。
もちろん周囲はそんな彼女を放ってはおきません。なぜなら平凡は自称ですから…。
⚠ヒーローは優しいだけじゃありません、一癖も二癖もあります。
⚠主人公は病弱を通り越し死にかけることもありますが、本人は明るく元気ですのでご安心?を。
※この作品はアルファポリスにて先行投稿しており。
※設定はゆるいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 14:38:53
153137文字
会話率:26%
誰も知らないんだって、彼の出生について。
どこで生まれ、どこで育ち、どうしてあそこにいたのか。
誰も知らない。
車椅子の搭乗者、通称だるま。
車椅子を押す男、鈴宮歩。
彼らが住んでいるアパートは、同時に彼らの事務所でもあった。
依頼が来るの
は、月に数回。
今日も元気にいきましょう。
何でも屋『だるま』
ただいま、始業。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 16:44:35
12402文字
会話率:56%
主人公・美優はうつ病を発症した女性。上司のパワハラが原因で入院し、父親にも厳しいことを言われてしまう。
しかしその時、看護師が父親を怒ってくれた。なぜあそこまで怒ったのか理由を尋ねると……。
最終更新:2022-12-04 20:27:58
1900文字
会話率:31%
――屋根裏部屋には絶対行っちゃいけないよ。あそこには恐ろしい亡霊がいるからねぇ。
そう言っていたのは今は亡き祖母だった。
いく年の歳月が過ぎ、ふと祖母の言葉を思い出した大学生の俺は、実家へ帰省した際に屋根裏部屋を探してみることに。
父母も
知らない屋根裏部屋は実在するのか? そして亡霊はいるのだろうか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 10:00:00
1000文字
会話率:8%
「リリアーヌ来てごらん。あそこにいらっしゃるどちらかが、お前の許婚になるお方だよ」
「いいつけ?」
「ははっ、違うよ。いいなづけ、だよ」
「いいなづけ…さん?」
そうだ、と優しい父親が笑いながら言った。
その父親がめぐらす視線の先にはリ
リアーヌが持っている人形よりも綺麗な少年が見えた。そしてその隣には長剣を下げたちょっと恐そうな男の人がいた。
リリアーヌの許婚とはオラール王国の後継者候補の王子達だった。現女王の次男ユベールとは6歳違い、女王の弟ギスランとは11歳違い。年齢的にはユベールが有力だと思われていたが…神殿が決めたのはギスランの方だった!しかもリリアーヌは成人前の子供だ。とりあえず婚儀は挙げたのだが―――「盟約の花嫁Ⅱ~太陽の刻印~落陽の王子」外伝
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 21:46:50
19553文字
会話率:35%
誰が流したか最初はただの噂話。国の中心から少し、崖の下にある人1人が潜れる小さな穴蔵。
「あそこの穴蔵には宝が眠っている」
いつからかその穴蔵は迷宮と呼ばれ、溢れんばかりの財宝、秘宝、遺物、を生み出し、莫大な利益が得られるようになった。
迷宮ギルド第4番、42番受付のシリカは日常に飽きていた。親に言われるがまま勉強し、この国1番の安定就職であるギルドに受かったは良いもののここは面白くないのだ。大事な仕事であるのはわかるが余りにも変化がない。ギルドの1番や6番であれば変化を楽しめるのだろうが、ここ迷宮4番と言えば入って最初が砂漠地帯。魔物も背中のコブに果物を溜め込んだ馬みたいなやつとよくわからない虫しかいない。集まってくる冒険者は砂場を歩いては遺物を拾って帰ってくる通称ゴミ拾いをする者しかいない。冒険者とは名ばかり心の折れた者たちしか来ないのだ。
しかし、最近は少し楽しい。1人だけだが目の死んでいない戦士がいる。強そうなのに何故こんなところに来るのか分からないがここから冒険に出発してくれるのだ。
『邪魔するぞ』
黒衣の戦士。今日も彼の冒険譚を聴ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 10:56:40
1181文字
会話率:30%
その女とは一度きりのつもりだった。
ある夜。
友人と飲んだ帰り。
昭人は帰りの電車へ乗る前に、さっぱりしたものを食べたくなった。
駅前のスーパーへ寄った。
簡単に食べられて、口の中がさわやかになりそうなものを探す。
カット・フル
ーツの盛り合わせがあれば。
フルーツ売場を探し、ああ、あそこか、あそこか、と足を向ける。
一人の女性の姿が目に入った……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 08:00:00
1947文字
会話率:6%
皆様の周りには、霊感がある方が2人以上おられるでしょうか。
一概に霊感があるといっても、人それぞれ見え方や感じ方があります。
そんな2人が同じ場所にいたとしても、そこで見えている物、聞こえてくる音、感じ取られる事が違うので、摺り合
わせていくと口論になる事もあるでしょう。
やはり、1人で見ている時とは若干の開きがあるのでしょう。
誰もが何も気にしないで通り過ぎている道中で、霊感の強いぼくの友人が、
「あそこに全身真っ白なお爺さんがいるよ、すり抜けないで行ってね」
と、いきなり数メートル先を指差して言うのです。
ぼくにも霊感があるのですが、友人とは見えている物が違うようなので、残念ですがまあそんな人は見えないですね。
逆に、ぼくだけにしか見えていない事もありますが、友人と一緒にいると彼の方が霊感が強いからなのか、すぐには見えなかったりするのです。(全く見えない時の方が多かったと思います)
彼と一緒の時だけは、時間をかけてぼんやりと幽霊が見えてきたと思ったら急に鮮明に見え出す…、なんて事が多かった気がします。
今回のお話は、そのような出来事について進めて行こうと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 12:45:11
55892文字
会話率:55%
魔王討伐を目的に組まれた人類の希望、勇者パーティーのリーダーとして日夜魔王軍と戦っていたラインハルト・リューネルはある日、実質的なリーダーであるドゥーンからパーティーの総意だということでパーティーから追放されてしまう。
確かに自分にはあそこ
にいられるだけの力が備わっていないと諦め、悲嘆していたところ、町はずれでさる高名な鍛冶師に出会った。彼の武具を鍛えるその姿に魅了され、ラインハルトは鍛冶師を志す。
安住の地を求めて旅立ち、ルートレイという辺境の土地に落ち着く。ルートレイに住まうマイペースで温かい人々に迎えられ、ラインハルト改めラインのスローライフは幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 18:31:24
91457文字
会話率:40%
嘘だろ!? 王子だったのに冤罪で婚約破棄された上に廃嫡されてあそこも切られてる!? もうお婿に行けないと絶望していた。そんな、アホなことを考えていたけど。王弟である叔父のゲイドバイが僕を引き取り、義理の娘として王家に復讐をすることに。ナルシ
ストの双子の弟に惚れられ、それを利用する腹黒狸の王弟ゲイドバイ。そして、宮廷のアホどもが自らの欲望で僕を穢(けが)そうとしてくる。いや、僕は男だから、確かにもうないけどさ!! そんな僕の少し歪んだ復讐に至った序章の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 04:48:08
2114文字
会話率:69%
周りに響く女子の話声をなるべく聞かない様に俺は通路の端を歩きながら昨日読んだ小説の最後を思い出していた。
まさかあそこで新しいチート技が発動するとはなぁ、やっぱ異世界へ転生転移した人間がチート級の活躍する話は面白いよ。
男なら一回は
体験してみたいって思うだろうし!
まぁだけど最近はその異世界転生/転移ブームも下火になってきたかもな。 昨日の作品も面白かった割にはそこまで人気は無さそうだったし。
異世界転生系の小説はもうやり尽くした感あると思ってたし、この流れも仕方ないかな?
……それとも、もうみんな異世界に行きたいってそれ程思わなくなっちゃたのかな?
もしそうなら少し悲しい気持ちになるな。
「いや、まだまだこれからだろ! きっとまた人気になるさ!」
目的の場所についた俺は誰にも聞こえない様に小さく呟き、目の前の扉をあけた。
異世界は面白い。
この日まで俺は本気でそう思っていた。
※本作は異世界転移小説ですが聖女、占い、悪役令嬢、ざまぁ、チート、ハーレム、異世界転生がお好きな方には一部不快な表現があると思います。
基本的にはキャラの思想ですのでご理解下さい。
勿論私は全部好きです……。それでも宜しければ是非ご愛読よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 00:16:26
415685文字
会話率:41%
その日、彼は暗闇の中にいた、だが絶望してる訳でもなくその体は背中にちょっとした感触を感じながらも何故ここにいるのか、そもそもここはどこで誰がいて自分が何者なのか、検討もつかなかった。
彼は少し、身体を動かそうと試みた。吹く、それが彼のや
った動作だ。しかし何も分からない。何も聞こえない。ただ、吹いた時の音は頭に流れていた。そして、彼はもう一度、動かした、結果は同じ、闇に消えていった。今度は別の場所を動かそうとした次の瞬間。訳が分からないことが起こった。闇は開け音が聞こえるようになり体を起こすと背中の感触が消え下半身にのみ感触が残った。それで周りを見た結果、どうやらここは部屋で、あそこにある物が音を出してるのだろう。そして辺りを見回した、人や玩具、液体に器、色々なものを見つけ、少し心が踊った。彼は次に、何か覚えてないか、探ってみた。すると彼はそこにいた人の事、玩具の使い方、何もかもを思い出した。あそこにいる人は私の親で、父親と母親がいるということ、まるで記憶が消えていたかのように全てを思い出した。
そして、7年の時が流れた。彼は以前と比べ、覚醒した時に比べ、醜く育っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 20:00:00
16483文字
会話率:18%
「そもそも、幽霊は夏ってきめつけていること自体が、おかしいんだ」
カツユキが、そう主張するのに対して、イサムがこう切り返す。
「どうしてだよ、幽霊は夏っていうのが通説だろうよ」
「だから、そうとはかぎらないんだってば」
「な
んだよ、おまえ。さっきからつべこべうるさいなあ。そこまで言い切るなら、たしかめに行こうぜ。おまえの言ってることが正しいかどうか」
「え、どこに?」
「うちの学校の理科室にさ。そこに、でるらしいって噂だからな」
「い、今から?」
「なに、馬鹿なこと言ってんだ。夜だよ、夜にきまってんだろう。それもさ、もっとも幽霊がでやすいとされる丑三つ時にな」
そういうわけで、カツユキは草木も眠る、丑三つ時に、小学校の理科室に行く羽目にーー。
そうして、聞こえてくる、「だれか、たすけて」という、不気味な声。
どこからだ。
「あそこにあるラジオからじゃない」
そうみたい。それも、真っ赤なラジオ。
はたして、それは、異界からの声なのだろうか。それとも……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 10:29:05
900文字
会話率:39%
本作品はカクヨムの自主企画用に執筆したものです。
かっぱさんかっぱさん、わたしを『あそこ』へつれていって。
この作品はカクヨム、pixivにも掲載しています。
最終更新:2022-08-07 00:09:30
5733文字
会話率:19%
俺は貧しい家に5歳で転生した。農家で、小さなな畑を耕し、父は野山に分け入って野兎やイノシシを狩って生計を立てていた。レベル3の世界だ。
文明レベル7の記憶を持った俺は、新しい技術を取り入れて環境を変えていった。やがて、村長になり領主になった
。さらに、国の中枢に入り込んで、国を乗っ取った。いや、正当な手段でだよ。
それから、1000年をかけて、産業革命を推し進め、星を支配するようになった。
さらに、500年。宇宙に進出することになった。名前をルーレット・カガクという星間行商人の始まりである。。
長い耳と、丸くてふさふさの赤い尻尾がチャームポイントだ。
「セバス、あそこにしよう」
これから、あの星でサバイバルを楽しもうという趣向である。
近くに川が有って、少し離れたところに森がある。当面の住処として洞窟があればいい。
この星は稀有なことに魔法があるらしい。期待しよう。
「それでは、ルーレット様、50年後の再開を楽しみにしております。お健やかにお楽しみくださることをお祈りしております」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-28 07:59:39
124831文字
会話率:23%
孤独な冒険者ルイワ
その性格ゆえに誰もパーティーに誘わない。
そんな彼に長老妖精サイ・ウサンクが囁く。
妖精の山に伝説の剣が眠っている、手にしないか?
伝説の剣、その響きに彼は落ちた。
ギルドの構成員全てが長老妖精を無視した。妖精に山ってギ
ルド会館の裏にある山だろ?
剣?あるわけないじゃん!
山?あそこは丘だろ?お花畑あるし。
しかし、剣はそこにあった。
伝説の剣、メヘイド・ケイン
ルイワは迷うことなく剣を手にする。
剣には秘密があった。
その秘密とは?
「伝説の剣はメイドに変形しますが使えません」
それは使えない剣だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 20:49:08
9407文字
会話率:52%
ただの、『道化師』があそこまで最強になる。ための、第一話
最終更新:2022-07-25 17:59:34
545文字
会話率:20%
AIによる婚約相手の選定は、まあまあそこそこ評判も良く、政府は少子化対策の水際作戦に成功したと大々的にアピールを始めた。
草葉の陰を見る事も無く、その政策の煽りで涙を流す人間の事など気にも留めない冷徹なるAI。自由意志による結婚よりも離
婚率の低いAI結婚は不自由を極め、今も一人の人間の尊厳を奪わんと迫っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 23:10:34
2905文字
会話率:43%
ブラック企業とブラック上司って社会と世間を舐めてないか?
じゃあそこに会社を舐めてる底の抜けたロクデナシ人間を突っ込んだら、一体どうなるんだろう?
「......残業代が出ない会社だし、結局タイムカード切っても切らなくても基本給も変わらな
くね?」
「貴様らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」
これは、色々な意味でブラック気味な企業、レンガイ株式会社のパチンコ事業部に就職した、会社を舐め切ったクズ新卒者と社会を舐め切ったブラック企業の織りなす暴走物語である。
一話は短め、頭を空っぽにしてスナック感覚でつまめるコメディをコンセプトにして、毎日更新を目指します!
どうぞ宜しくm(._.)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 21:41:28
37911文字
会話率:56%