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検索結果:58 件
『決戦前夜。遂に辿り着いた恐怖の象徴を前にして、さしもの英雄たちも不安を隠せない中、ただ一人輝きを失わない勇者ショウセイは決然とした面持ちで告げた。「皆、聞いてくれ。泣いても笑っても、明日が最後になる。世界の全てが俺たちには掛かっている。……だが、俺は負けない、絶対に」はっとして顔を上げる面々に、勇者ショウセイは余裕すら感じさせる笑みを浮かべ。「俺はきっと、近い内にこの世界から消えるだろう。だけど、今まで俺たちが歩んだ道のりと、これから成す偉業が消えることは決してない。だから
どうか前を向いて欲しい。俺たちだからできることがある。それだけだろ?」それはいずれ訪れる別れと、それを知っていてなお人々の為にあろうとする男の顔だった。「勇者様……」聖女フィリィの目に涙が浮かぶのを見て、勇者ショウセイはそれを優しく拭う。仲間たちがそっと離れる中、そこは月明りに照らされる二人のための舞台だった。「きっと、きっと、またお会いできると信じております……」「ああ、信じていてくれ、フィリィ。君の想いがあれば、俺は例え神だろうと打ち倒してみせる」交わされる愛。死闘は、すぐそこまで迫っていた――』ショウセイ記~伝説となった勇者~より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-28 15:36:51
17348文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:402pt 評価ポイント:258pt
─この世で一番、近くにいるものって何?
煎餅布団からずいと煙草に手を伸ばして透はいう。
─おれは、水かな。
ようやく手首へのキスをやめた透は、空気はちょっと存在感ないしね、と続ける。風呂に入ると俺、ゆっくり沈むの。まずは足から。そして胴。じわじわと体を水が取り囲むんだ。ようやく肩まで浸かると、ぶくぶくと潜るの。で、息をとめて。ゆっくりと鼻に耳に侵食する水を感じるんだ。肺に空気がなくなって血がのぼりつめた時、名残惜しいながら俺はようやく顔を上げる。肺に息が戻るときのあの「生」
の感じ。あの焦ったギリギリの生のかんじ。
※10年くらいPCに眠ってたやつを投稿してみました。淡々としてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-18 21:09:42
9181文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
自称根暗な文学少女『キュリア=ランスター』は図書館で苦手な幼なじみへの嫌がらせの作戦を練っていた。そんな彼女の時間を邪魔する声がして顔を上げるとそこには顔見知りの司書さんと彼女が苦手とするキラキラした腹黒系の男性が立っていました。
同シリーズ『君へと贈る幸せの種』の7話と8話の間くらいのお話です。
恋愛と言うより、振り回され系女の子の残念なお話。
最終更新:2015-12-13 22:07:02
4114文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:24pt
信仰心の薄れた村で形だけの雨乞いの儀式をすることになり、生贄にされた紗貴ノ信。
儀式は滞りなく終わるはずだったが、虫の音が止み、顔を上げると目の前には狐の耳と尻尾を生やしたヤツがいた。
突然現れた妖狐は村と紗貴ノ信を気に入ったという。
村を救うため妖狐と契約を交わす。
最終更新:2014-12-13 23:36:32
8511文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:2pt
作:気まぐれアップル
ノンジャンル
短編
N2752CG
ある日青年は車に轢かれ、致命的としか思えない怪我を負う。だが青年は未練を残しつつもこれもまた人生と割り切った。「俺が死んでも悲しむようなやつはいやしない。どうせなら彼女くらい欲しかったな」、と。
そう思い、最後くらいは誰が轢いたのか見てやろうと顔を上げる青年。―だ、大丈夫ですか?― しかし予想外にも轢いたのはとびっきりの美少女だった!
そしてこのまもなく死ぬという絶体絶命の状況下、青年はあることに気付く……! 「この位置ってパンツ見えんじゃね――?」
最終更新:2014-08-18 20:09:41
6868文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:51pt 評価ポイント:39pt
とある廃ビルの一階に鍵のかかった“開かずの扉”があった。夢により、子供の頃に遊んだその場所の記憶を呼び起こされた皆瀬光児は、小学生の頃はどうしようもなかったが高校生になった今ならと思い立ち、友人の沖原悠大と共にその扉に挑む。いろいろと試しても開かないその扉に、ダメで元々と二人で体当たりをすると、思いのほか簡単に扉は開き、二人は勢いよく中に飛び込む形となってしまう。前のめりに転んでしまった二人が顔を上げると、そこは廃ビルの一室――――ではなかった。開かずの扉は“異世界への入り口
”だったのだ。「悠大見ろよ、スライムだ! 倒して経験値ゲットだぜ!」「なあ、光児」「ん?」「実際問題、スライムってどうやって倒すんだ?」「……え」
※とあるゲームに触発されて、つい書いてしまったこの作品。現代人である少年少女たちが、自分たちの世界とモンスターの跋扈するファンタジー世界を行き来して繰り広げるリアルRPG冒険譚、ここに開・幕! 注)チート要素はまったくありません。むしろ主人公弱すぎてどうしよう的な感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-06 12:00:00
18191文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:49pt 評価ポイント:41pt
「大丈夫?」
突然暗くなる。僕は驚いて灰色の世界が見える場所に顔を上げる。
そこには黒色の長いさらさらとした髪、真っ黒のクリクリとした真ん丸の目。僕が初めて見るものだ。
僕は体を出来るだけそれに近付けるように壁に前足を付けてそれをマジマジと見る。
するとそれが僕を四角い世界から出した。そのままそれに抱かれた。
「君も1人か。」
温かい。それは真っ白い歯を見せた。一本無かったけど。
「君、冷たいね。」
ピンク色に変わった空を見て、それの温もりに埋もれてみた。
最終更新:2009-12-13 17:28:30
24536文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
「おにいちゃん」不意に声がして、俯いていた顔を上げると、そこには10歳くらいの少女が、しゃがんでこちらを見ていた。葵と祐二の年の差ラブの行く末をご覧ください。
最終更新:2009-02-13 21:40:25
19789文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:60pt 評価ポイント:36pt
検索結果:58 件