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検索結果:783 件
作:江東のかりん
ハイファンタジー
連載
N0836HL
「兄さま、悪役令嬢やりませんこと?」
剣と魔法のファンタジー世界な乙女ゲームの悪役令嬢に転生したノワール。
彼女は攻略対象に婚約破棄されるだけでなく、闇落ちした末ラスボスの目覚めと共に死亡する未来が待ち受ける運命にあった!
しかもノワールだけでなく、双子の片割れ(♂)キュリテも死んでしまう…!?
ノワールは待ち受けるデッドエンドから逃れるため、双子同士で入れ替わり闇と死の運命に抗おうとするが…。
なんと、美少女化したキュリテはノワールの予想に反して悪役令嬢への道を爆走!
「あれっ? これなんて悪役令嬢?」
無自覚にフラグを立てまくる自爆系ポンコツブラコン令嬢と、片割れをフォローするために暗躍するシスコン令息が、お互いに甘えたり溺愛したりしつつ、それぞれの手段で大奮闘!
果たして二人はこの先生きのこれるか!?
「兄さまとイチャイチャちゅっちゅしながら破滅を回避する話です! キリッ」
「ちゅっちゅはしないからな」
「膝枕と、ぎゅーはあるよ!」
これは、双子のきょうだいが『フラグ』を『反転』させて破滅に立ち向かう話。
――残酷な運命にある女の子を救う男の子と、過酷な運命を選んだ男の子に手を差し伸べる女の子のお話が好きな、あなたへ――
* 恋愛要素少な目注意。かなり薄いです。シスコンブラコンのラブコメ?がメイン。
* 最初はコメディ多め、ストーリーが進むとシリアス、暗めの内容に。
* 途中不穏な空気が流れますが、ハッピーエンド予定!
* 全4章予定です。
* ご感想ありますと、励みになります!
* カクヨムでも『双子兄さまの悪役令嬢女装? 大丈夫、破滅回避の主戦力だよ! ~深層反転の真偽編集者《バイナリィヱディタ》~』と言う題名で掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 21:46:52
104987文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:102pt 評価ポイント:32pt
『早く陽季の家でデートしたいから、炬燵と蜜柑と干し芋と日本茶と昼ドラを用意してよね』
『なかなかの渋いチョイス…………了解です、お姫様』
『姫じゃない。あと、陽季の膝枕は必需品だからね』
♪2018/12/8 PV130,452アクセス ユニーク18,638人
ありがとうございます\(^o^)/
『用心棒貸し出します』
首都圏から外れた閑静な住宅街に紛れるようにしてその店はある。
しかし、程々に治安の保たれたこの現代に『用心屋』に用心棒目当てで来る客は殆どおらず、来るのは
雑事の依頼ばかり。
そして、その雑事を今日もまたロリコン店長及び魔獣の幼女、多分常識人である店長の弟、自称ドSの金髪美青年、見た目は子供で中身はおじいちゃんの悪魔少年がこなしていた。
※何よりもまず、がっつりBLが入りますのでご注意
※日常:シリアス=6:4
※一応、章ごとに完結
※幼女を愛でる、ノロケを聞かされる、魔法使ったり斬ったり撃ったり流血沙汰になったり、にご注意
※ハッピーエンド推奨してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 08:43:45
1579190文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:115pt 評価ポイント:33pt
作:安路 海途
ヒューマンドラマ
完結済
N9370IN
時々、小さな箱の中に入りたいと思うことがある。
膝を抱えて丸くなると、体がぴったり収まるくらいの箱。光も、音も、何もなくて、そこには自分しかいない――
わたし(吉村希咲)は高校一年の、いたって平凡な人間だ。性格も、容姿も、頭の出来だって。それでも時々、そんなことを思ってしまう。何があったわけでも、特別な理由がなくても。
日増しに暑さが厳しくなっていく、六月のこと。わたしはある女子生徒のことが気になってしまう。図書室で見かけたその女の子の、ある特徴が頭から離れなくて。
それから些細なことをきっかけに、わたしたちは親しくなる。少なくとも、話くらいはできるように。そうしてある雨の日、わたしは彼女に、とても重要なことを質問するのだけど――
「心の正しい置き場所を探すの」
ある人は、わたしにそう言った。心が傷ついたり、悩んだり、苦しんだりしているときは、そうするのだと。
わたしはその言葉を思い出して、その場所のことを想像する。自分の形がよくわかる、その場所のことを。
――そこは、小さな神様がいるところに似ている。
(21/5/6~21/5/24)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 00:00:00
31697文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
私にだけ甘い幼馴染にバレンタインの日に告白したら、振られてしまいました。
だけど、あれ? なんで私は彼のお膝の上に?
最終更新:2023-12-20 22:12:31
5010文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:864pt 評価ポイント:764pt
日本で経営部門に勤めていた佐藤健は異世界に転生してしまう。
アルファート王国に連なる四つの伯爵家の一つ、アルガルド家の息女エノール・アルガルド(7)として転生してしまった健は大いに悩むが、そのめんどくさがりの性格で転生に気づいた後も自堕落な生活を送っていた。
しかし、貴族の子供が七歳で受けるとされる『星見の儀式』によって自分の未来を知ってしまう。そこには王間のカーペットに膝をつき、騎士に押さえつけられた自分の姿があった。夢の最後に自分は死んでしまう。
恐ろしい未
来を知ってしまったエノールは何とかして事態を止めようとするが道は険しい。アルガルド家は名ばかりの伯爵家とも言われていて、領地は害獣や犯罪者、流行病が跋扈している。税収は騎士達に横取りされ、金もなければ権力もコネもない。
そんな家に生まれてしまったエノールは悪名高き『王族殺し』の噂を立てられているアルガルド家をまともなものにして周囲に認められることで処刑を回避しようとする。
果たして、エノールは処刑の未来を変えることはできるのだろうか……?
※最初の方は領地経営中心で、中盤は学園と社交会など恋愛中心、終盤に戦記ものっぽくなります
※魔法要素は少しありますが、魔法や魔物、ジョブ・スキル・ステータス、転生特典的なものはありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 08:23:13
570644文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:2330pt 評価ポイント:1384pt
【あらすじ】
クレイス子爵家の四女ミルティアは、大好きなシャトレイ伯爵家の三男クレオをもてなす為に中庭で茶席の準備を張り切りながら行い、待ち構えていた。そこへ柔らかな笑みを浮かべたクレオがやって来る。和やかな雰囲気で始まった二人だけのティータイムだが、クレオは開始直後から終始ミルティアを甘やかすような言動を繰り返し、遂にはミルティアを自身の膝の上に乗せ始める。
そんなクレオの接し方に淑女としてのプライドを刺激されてしまったミルティアは、抗議した。しかしデレデレ気味のクレオは一
向に甘やかす行為をやめてはくれず、遂にはミルティアの口に出された焼き菓子を「あーん」とあてがってきた。流石のミルティアもこれには耐えられず、真っ赤な顔をしながらその膝の上から逃れよう奮闘し始める。
この話は、そんなやりとりをしていた二人とあるティータイムの出来事のお話。
※全二話のサクッと読めるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 10:53:42
11187文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:270pt 評価ポイント:232pt
作:三月べに(BENI)
異世界[恋愛]
連載
N1073IM
『聖女』のお披露目のパーティーで、『聖女』と紹介されるはずだったが、婚約者の第一王子は撤回して、婚約破棄を言い渡しながら断罪を始めた。
実家で妹を虐げる『聖女候補』らしかぬ言動、同じ『聖女候補』の令嬢への嫌がらせ、その証言がたくさん。
全て捏造の冤罪だったが、ドキドキしながら喜んでいた。
「(待ってましたテンプレー!)」
転生者のローズが、待ち望んだ展開。国外追放されてさっさと勘当も受けて、解放されたのだが――――。
その半年後。
冷酷無慈悲の皇帝にエスコートさ
れて、再び断罪されたパーティー会場へと足を踏み入れることになった。
「我が愛する婚約者を貶めた者を断罪する」
美しくも冷たくほくそ笑む彼の膝の上に座らされているローズは、元婚約者に謝罪する。
「報復とか、するつもりなんてなかったんだ、本当だよ。ごめんて」
ホント、ごめんて。
※※※『【短編】溺愛暴君を連れてざまぁをする気はなかったんだ、本当だって。』の連載バージョンです。〜05話まで被ってます。※※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 05:35:19
32249文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:11226pt 評価ポイント:5034pt
ふわふわした銀の毛並みを持つ聖獣、キャス。サラサは聖女として神殿で一緒に生活している。膝の上のキャスを撫でたり、結界を張る宝石に魔力を溜めたり、平和な毎日の中で神殿長の怒鳴り声を聞いたり。
そんなある日、この国に魔物の群れが向かってきていると報せが入る。サラサはキャスと共に国や街を守るべく、神殿を飛び出した。その先で、サラサはキャス、そして聖獣たちの実力を知る。
最終更新:2023-11-23 19:30:13
9135文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:114pt 評価ポイント:90pt
800文字で完結するショートショート
9/19 noteより再掲
カクヨムにて掲載
最終更新:2023-11-22 06:00:00
800文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
お嬢様がお嬢様としてお嬢様らしく生きる物語だといいな
最終更新:2023-11-19 23:11:55
16455文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私と彼女の関係性は、歪で、複雑で、どう頑張っても誰にも理解されない。
ただ一つ言えるのは、彼女は平たく言えばメンヘラという存在で、子供の様に無償の愛を求め続けるという事。
そうして適当にあしらい続ける事に快感を覚えるという事。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
これくらいが良いと思うんですよ。
最終更新:2023-11-19 18:27:07
948文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
よくある話だが……。
目が覚めると、そこは病院のベッドの上で。
となりには。自分を膝の上に抱いていてくれる、見知らぬ妙齢の美女がいる。
この美女は誰だ? どうして、自分は病院にいるのだ?
思い出そうとしても。なにひとつ、なにがあったのかを、思い出せない。
その謎を解くために、主人公は行動を始める……。
そんな話になるはずが。
主人公の行動は空回りするばかりで。
いつまでたっても、カゴの中のネズミのように。同じところを、ぐるぐるとまわり続け
るばかり。
謎は解けないで。残りの時間ばかりがすぎていく。
やがて、なんとも言い難い結末がやってくる。
そんな話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-12 18:30:59
90953文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:6pt
彼奴の元を訪れると、女一人を膝上に乗せて、髪を撫でていた。
どうやらこの空間に俺がいることが不満であるらしく、静かにどろりとした闘志を燃やす。
それでも容赦なく所有権を握り続けられるのは、彼奴の異常な精神にあると思う。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
ヤンデレ見ていると、物凄く曇らせたくなるんですよ。
いい笑顔で毒を吐くキャラが好きです。
作者は深夜テンションです。
最終更新:2023-11-11 21:52:16
748文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
伝子は見抜いていた。既に「オクトパス」本人とあっていたことを。
最終決戦。1対1で闘いの最中、伝子は膝を折った。陣痛だったのだ。
最終更新:2023-11-10 09:29:19
5746文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
推しのアインハルク様が引退されるーーその事実を知った私は膝から崩れ落ちた。
私は早速次期騎士団長を偵察に行くが・・・。
最終更新:2023-11-09 22:33:53
6669文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:290pt 評価ポイント:254pt
おお、おお、よう来たよう来た。さささ、じいじの隣にお座り。膝でもいいぞ? ははは、そうかそこでいいか。
さて、ん? うーん、遊び場かぁ。近くに川はあるがまあ、そう、確かに田舎だからなぁ……。
お、そうだ、怖い話なんかどうだい? 夏だしな、それもじいじが実際に体験した話だ。ん? 聞くか? よしよし。
あれはまだ、わしが若い頃の話だ。
最終更新:2023-11-07 11:00:00
1157文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「おい! 妖刀で料理すんなって言ってんだろクソババア!」
「うっさいわね! 文句言うと叩っ切るわよクソガキ!」
北海道函館市 五稜郭
そこは数多の魑魅魍魎が跋扈する令和の大霊地。
暴れまわる邪霊たちを退治すべく、エクソシストたちは戦いを繰り広げていた。
そんなエクソシストの一人、八雲討子は女子高校生という身でありながら学費を稼ぐため、
その力を振るっていたが一瞬の油断によって彼女は絶体絶命の危機に瀕してしまう。
もうダメかと思ったその時、彼女を救ったのは鋭く煌めく刀を持っ
たエプロン姿で白髪交じりの「侍ババア」と呼ばれる初老の女性だった。
過去に縛られた侍ババアと未来を明日を夢見る道産子ギャルの奇妙な友情の物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 19:00:00
12913文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
麻雀の話です。『エブリスタ』様方にも掲載しています。
レビューや感想の書き込みはしないで下さい。どうかお願いします。
最終更新:2023-10-30 00:39:41
213658文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:0pt
毎日、『社畜』のため疲労困憊で帰宅する「俺」。そんな俺の事を心の底から癒してくれるのがのじゃロリ狐っ娘の『稲荷さん』だった。今日もクタクタになりながら帰宅した俺は癒しの権化である彼女と共に食事をし、お風呂に入り、そして膝枕までしてもらい……
最終更新:2023-10-28 19:10:08
6542文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:46pt 評価ポイント:36pt
学校からの帰り、その日は雨が降っていた。
平野尊(みこと)が自分の住むマンションに着くと隣の部屋の住人、鳴海朱莉(あかり)はびしょ濡れで自室の玄関前で膝を抱え座っていた。
「……誰も頼んでないけど」
「俺が勝手にやったことだ」
今まで関わることのなかった二人が小さなきっかけから距離を少しずつ縮めていく物語。
最終更新:2023-10-23 21:23:13
207872文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:106pt
総合ポイント:816pt 評価ポイント:320pt
転生した『柴犬』が異世界を巡る。
『柴犬』が異世界の見聞を広める為に地元の街を飛び出して冒険の旅へ。
剣と魔法。正義と悪。そして『柴犬』。
危険な魔物対『柴犬』。
戦場に『柴犬』。
学園に『柴犬』。
迷宮in『柴犬』。
いつもそこに謎の『柴犬』が歩いていた?
自由気ままに、生きる『柴犬』視点のファンタジー。
最終更新:2023-10-22 23:36:42
35644文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
記録に残らない歴史。忘れ去られた歴史。誰も知らない歴史。それはもう知り得ない。誰の記憶にも残っていない。それらは何もかもが土となってしまった。神のみぞ知る、そんな歴史。その歴史は表面的な「歴史」と同じだけの濃度を持ち、同じだけの浪漫があり、同じように輝きを放っている。どの出来事も、どの人物も忘れ去られる。未来永劫、私が彼の顔を見ることはない。だが、彼にもあったはずなのだ。熱意が、想いが、感情が。名も知れぬ彼も、まるで羽が生えたように浮足立ち、飛び跳ねるほどに喜んだはずなのだ。
火山の岩さえ煮えたぎる火口のようにふつふつと、こめかみに血管を浮かべながら怒ったはずなのだ。心がぐしゃぐしゃに裂かれてしまうように感じ、膝をついて顔中に涙を流しながら哀しんだはずなのだ。自分でも気が付かないうちに笑みがこぼれるような幸せを楽しんだはずなのだ。それは時間という長い巻物の中では目にも見えぬようなほんの僅かな、たった一瞬のことだったのかも知れない。だが確かに、光った。その熱意、その情動。その輝きに私は美しさを見出している。その輝きにこそ人間の、歴史の、宇宙のすばらしさがある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 21:00:00
25806文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:千月さかき
ハイファンタジー
完結済
N0597GJ
2021.03.01:書籍化に合わせてタイトルを変更しました。
旧タイトル「弱者と呼ばれて帝国を追放されたら、マジックアイテム作り放題の「創造錬金術師(オーバーアルケミスト)」に覚醒しました -魔王のお抱え錬金術師として、領土を文明大国に進化させます-」
帝国に住む少年トール・リーガスは、公爵である父の手によって魔王領へと追放される。
理由は、彼が使えるのが「錬金術」だけで、戦闘用のスキルを一切持っていないからだった。
彼の住む帝国は軍事大国で、戦闘スキルを持たない者は差
別されていた。
だから帝国は彼を、魔王領への人質・いけにえにすることにしたのだ。
しかし魔王領に入った瞬間、トールの「錬金術」スキルは超覚醒する。
「光・闇・地・水・火・風」……あらゆる属性を操ることができる、究極の「創造錬金術(オーバー・アルケミー)」というスキルになったのだ。
「創造錬金術」は写真や説明を読んだだけで、そのアイテムをコピーすることができるのだ。
そうしてエルフ少女や魔王の信頼を得て、魔王領のおかかえ錬金術師となったトールだったが──
「あれ? なんだこの本……異世界の勇者が持ち込んだ『通販カタログ』?」
──異世界の本を手に入れてしまったことで、文明的アイテムも作れるようになる。
さらにそれが思いもよらない超絶性能を発揮して……?
これは追放された少年が、帝国と勇者を超えて、魔王領を文明大国に変えていく物語。
・カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 13:27:44
1643557文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:102pt
総合ポイント:215166pt 評価ポイント:120996pt
「村田、何度言ったらわかるんだ」
村田は、挨拶が小さい。
上級生を前にして、きちんと挨拶をしないことはマナーに反する。そのため厳しく指導する必要がある。
下級生の教育は、上級生の責務である。
指導が終わると、村田は地べたに膝をついて、頭を抱えた。
呼吸が荒い。
「ごめんないごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
こちらは謝罪を要求している訳ではない。
改善を要求しているのだ。
その点についても、厳しく指導する必要がある。
私は、村田が大きな声で挨拶出来るまで丁寧に指導し続けた
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 23:02:09
906文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
誕生日まで残り僅かの美那は人間界で90日間修行する事に。その条件は同級生の夏都に三回吸血する事。しかし、本人からは貧血持ちだと言われる。美那は栄養を与えてから吸血しようとするがクラスの女子には嫌われるし同類の彩綾に吸血を妨害される。そんな中、校外学習のレク係を機に二人の中は接近。美那は夏都の家に行って寝かす作戦に出るが、勉強してたら自分が先に寝てしまうし、膝枕で耳かきをしたら足がロックされて首元まで口が届かないという始末に…。
※魔法のiらんど、野いちご、ベリーズカフェ、エ
ブリスタ、アルファポリス、ノベマ!にも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 22:51:24
88612文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:12pt
優秀で個人主義の彼と一緒に暮らしている。
そんな彼が私が進めた摩訶不思議、無茶苦茶な話を読みながら、微かな寝息を立てていた。
わざとじゃないのよ? 起こしてしまったのは。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
頭の良すぎる人って、たまに物凄くヘンテコな事するんですよ。
「お前、気が狂ったの!?」
とは、高校時代のクラスメートの名言です。
最終更新:2023-10-02 21:17:47
1051文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
星のない夜空のような髪が渦巻く火の粉と踊りながら風になびいていた。
「正義なんてクソ喰らえ」そんな言葉が吐き捨てられた。
燃え盛る炎と切れ端。周りは火の海で今にも飲み込まれてしまいそうだった。
目の前を見ていた。
焦げたにおい。煙。
もう立っていられそうにない。
全身の力が入らなくなって、膝から積み木が崩れるように地面に倒れた。
「大丈夫?!」
倒れた音を聞いてか、その人は近くに駆け寄ってきた。
「うああああ、ああああああああああああああああああ!!」
たがが外
れたかのように声をあげた。
なにも受け入れられなかった。受け入れたくなかった。
だから叫んだ。
何もかもを拒絶するように。
否定するように。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 12:22:37
46654文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
これは誕生日にあった実話です。
なんか痒いなぁ~と思ったら、膝の裏にはとても大きなGがいました(爆)
最終更新:2023-09-28 23:20:27
200文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「……は?」
そう発したのは、いったいどっちだったのだろうか。
私こと皇 美夜(すめらぎ みや)は、気付けば見知らぬ美青年の膝の上にいて、彼の金色の双眸を間近から覗き込んでいた。
確か私は、あるクラスメイトから殺されそうになった筈。
ここはいったいどこ?
「私は綺麗で頭もいい。凡百な連中に何を言われたって気にしないわ」
家庭内では精神的な虐待、学校では女子グループからのいじめを受けながらも、強く生きようとする少女・美夜。
そんな彼女が心の支えにするのは、亡き母の遺言。
―
―いつかブラギルフィアに、貴女の故郷に帰りましょうね。
そんなある日、クラスの女王様に線路に突き落とされてしまう。
電車に轢かれる寸前、気付けば全く見知らぬ場所にいた。
どうやらここが、自分の生まれる筈だった場所ブラギルフィア王国だという。
そこで美夜は、若きブラギルフィア国王エレフザードに出会う。
初対面だというのに、まるで愛しい存在のように接してくる彼のことを最初の内こそ警戒していた美夜だが、次第に打ち解けていく。
ところが、彼は大きな秘密を抱えており、それには美夜自身の出自も関係しているらしく……!?
一人の少女が自分の居場所を見つけて幸せになる、そんな異世界転移シンデラストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-27 16:29:39
523052文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:59pt
総合ポイント:528pt 評価ポイント:156pt
柴坂誠一郎は、家族から区別され、赤の他人のように育てられてきた。彼はそんな生き方に嫌気がさしていた。そんなある日のこと。彼はその積憤を払うように、また逃げるようにして、家族を皆殺しにしてしまった。
彼の心は人形のように無機質で、肌の温もりすら感じぬほどに冷静だった。
彼は家族の死を見届けると、空腹であることに気づく。家には食料はなかったため、買い出しに出かける。彼が帰るとそこに家族の死体はなかった。しかし、その代わりに口元を真っ赤にして骨をしゃぶる十歳ばかしの少女がいた
。暗い血の海に浅く腰掛ける少女はなんと妖艶で幼かったことか。
まるで遙遠の世界にいる少女は誠一郎に向かって歩く。彼は浅く死を覚悟した。膝から崩れ落ち、ただただ黙る。しかし、少女はただ年相応に笑うだけだった。そして、無邪気に、彼の頭を撫でるだけである。
誠一郎はこの時、少女がジェスチャーで指摘するまで自分が泣いている事に気がつかなかった。
少女は言葉が通じなければ、この歳なら誰もが知っていそうな基礎知識も欠落していた。出身もどこの家の子かもわからない。ただ分かることがあるとすれば、この少女は人の肉を喜んで食べるという事だ。何故自分は食べないのか、この少女はどこから来たか。等々の疑問はあったが、ひとまず彼は少女にハナと名付け、預かることにする。それから誠一郎とハナの奇妙な共同生活が始まるのだった。
ハナの食糧は基本的には人である。誠一郎はハナの食欲を埋めるために食べられてもいい人間を探す。それが犯罪者である。自分の罪に対しての罰と言う偽善に満ちた善行かどうかは知り得ないが、誠一郎はそれがベストだと考えた。
そうして、何度目かの被食者との出会いと別れを繰り返した時だった。被食者によって四肢を切断され絶命した死体の田宮風香と出逢う。彼女は死んでいた。しかし、どうしたものか、ハナが生き返らせてしまった。理由も方法も分からぬが、ハナは自分がやったと言い張る。誠一郎はひとまずハナを信じる事にした。現に、死体が生き返っているのだから。
風香には帰る所がなかった。自分の居場所がどこにもなかった。
誠一郎はそんな彼女を引き取ることにした。それが彼女にとって幸か不幸かは知らぬ。だが、彼女は出ぬ涙を流すのだった。
そうして、三人の不可思議な生活が再スタートする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 13:00:00
290671文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:12pt
あたいの記憶が蘇ったのは、睾丸の美少年…ではなく紅顔の美少年の幼なじみエイダンに緊張ほぐしの膝カックンをくらい盛大に転んだときだった。
同時にこの世界が前世で流行った少女漫画『スワロー☆ダンス』の世界だと気付いた。
ヒストリア・スワロー
(今のあたいの名前だ。)
ヒストリア・スワロー
少女漫画のタイトルと同じスワローの名前を持つ私、察しのよい人は気付くかもしれないわね…
そうあたい、この『スワロー☆ダンス』のヒロインに転生してしまったのだ!?
最終更新:2023-09-17 12:57:48
9354文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt
片田舎でひっそりと老人が息を引き取った。老人はかつて魔王を倒し、勇者と呼ばれた男だったが……死ぬ間際に彼の傍には誰も、一匹のスライムしかいなかった。
老人の寂しすぎる死。だが老人と友人だったスライムは彼の遺言を聞き届けており、かつての仲間と会わせるために立ち上がるのだった。文字通り、二本の足で。
これは(物理的にも精神的にも)骨のある人型のスライムが二足歩行で旅をする話である。
最終更新:2023-09-14 21:26:07
2353文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
おてんばで自由で、好奇心いっぱい。不思議や怖いものもいっぱいだったなー。
今もくっきり残る、膝上の傷あと。
あの頃の風景や、風の匂いや、夕焼け空や。そんな景色と一緒に、幼い自分や一緒に遊んだ友達の姿が甦ってくる。
傷あとを見ながら、思い出して書いてみた。
最終更新:2023-09-14 16:30:11
2195文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:50pt 評価ポイント:48pt
作:三月べに(BENI)
異世界[恋愛]
短編
N3309IK
『聖女』のお披露目のパーティーで、『聖女』と紹介されるはずだったが、婚約者の第一王子は撤回して、婚約破棄を言い渡しながら断罪を始めた。
実家で妹を虐げる『聖女候補』らしかぬ言動、同じ『聖女候補』の令嬢への嫌がらせ、その証言がたくさん。
全て捏造の冤罪だったが、ドキドキしながら喜んでいた。
「(待ってましたテンプレー!)」
転生者のローズが、待ち望んだ展開。国外追放されてさっさと勘当も受けて、解放されたのだが――――。
その半年後。
冷酷無慈悲の皇帝にエスコー
トされて、再び断罪されたパーティー会場へと足を踏み入れることになった。
「我が愛する婚約者を貶めた者を断罪する」
美しくも冷たくほくそ笑む彼の膝の上に座らされているローズは、元婚約者に謝罪する。
「報復とか、するつもりなんてなかったんだ、本当だよ。ごめんて」
ホント、ごめんて。
※※※転生ヒロイン視点。溺愛暴君ヒーロー視点。ざまあターン。の三部の2万5000文字超え短編です※※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-11 06:31:04
25659文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:28902pt 評価ポイント:24260pt
猫たちの世界がみつからない。
最終更新:2023-09-06 07:00:00
818文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:64pt
マンチェスト伯爵家の令嬢、リージアには二つの秘密があった。
一つ目は、魔力を無効化してしまうスキルを持っていること。二つ目は、幼い頃から不思議な夢を見続けていること。夢は前世の記憶で、この世界が前世の自分が大好きだった恋愛シミュレーションゲームに酷似していると気付いたのは、ゲームの舞台となる王立学園へ足を踏み入れた時だった。
記憶にあるゲームには、リージアという名前のキャラはいなかったはず。
自分はモブキャラだと理解し、ゲームの主要キャラ達に関わらないように地味な生徒を装い目
立たないように学園生活を送ることに決意する。だがある日、攻略対象の王子様に膝蹴り体当たりをしてから平穏な生活は一変してしまう。
故意ではないとはいえ王族に怪我を負わせた罪は重罪だと、悪役のような黒い笑みを浮かべた王子様から「不問にする条件」と出されたのは、生徒会の雑用係となることだった。
✱第8回アイリスNEOファンタジー大賞様にて銀賞を受賞いたしました!
✱アルファポリスにも掲載しています。
✱本編完結しました。時々番外編を更新中。
✱感想ありがとうございます。返信は出来ていませんが、感想は全て読ませて頂いてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 20:23:05
286896文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:112pt
総合ポイント:34402pt 評価ポイント:16434pt
彼の膝の上で目覚めて早数秒。
どうやらかなり魘されていたらしい。
見た夢は前半幸せ、後半最悪なものだった。
二度寝してもアタリ引けたのは、膝枕されていたからだと思うんだ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
薄い恋愛です。
前半戦は結構アタリでした。
最終更新:2023-08-25 22:03:30
908文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
そのニュースを目にした男は思わず身を乗り出し
テレビ画面、そのテロップを凝視した。
そのため折り畳みテーブルに膝をぶつけ、缶ビールを倒したが
まったく気にはならなかった。瞳から脳へ文字が焼き付く。
『100階建てタワーマンション。格安で入居可。抽選会近日実施』
夢のような話であった。そうそうない超高層マンション。しかも新築で格安。
それが仕事場からも近いのだ。しかし、抽選。どうせ俺なんて……と思うより先に
新たな情報が飛び込んできたことにより、男はますます興味を抱いた
。
『年齢と同じ階数に住むのがルール』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 15:00:00
4050文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:42pt
ただのオタク大学生だった男・セント。そんな彼はドハマりしているスマホ向けRPG『リベラル・ファンタジー・アドベント』、略してRFAをプレイしようと開いた瞬間、謎の眠気に襲われて眠ってしまった。しかし彼が次に目を覚ますと、なんと彼の推しである剣士の少女・ナツセに膝枕されていたのである。状況判断が追い付かなかったセントだが、整理するに、ナツセが倒れているセントを見つけて今に至るとのこと。どうしてこの世界の言語が解るのかとか、そもそもどうしてこうなったのか気になることはいろいろある
彼だったが、最終的にある1つのことにたどり着く。
「ナツセと一緒にいて、いつか守れるくらいになったら…!」
こうして、ただの一般人だった男は美少年となり、愛しい少女を守るべく奮闘する物語が幕を開ける…がしかし、物語は思わぬ方向へ――!?
※この作品は、カクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-08 11:58:28
1752文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
言葉はいつも怒り口調のじじいとゴリラのような姿勢で両足の膝を曲げて両手を前にだらーんとしながらトイレに行くときは恐竜がまるで走ったかのような大きな足音で小走りに走るばばあとパニック障害と不安障害と闘いながらもそんなジジババを観察するまごの話
家族それぞれ変な所はあるけれどもそんな三人がぶつかりながらも毎日を過ごす。
そんな毎日の中の一部を物語にしてみました。
最終更新:2023-08-06 12:34:24
5510文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
高校二年生となった森重 薫(かおる)には、今ではすっかり関わりのなくなった幼馴染がいた。
その幼馴染である松葉 陽彩(ひいろ)が突然薫の家に訪問し、彼の母によって薫の部屋で二人きりにされてしまう。
小さい頃は甘えん坊で、今ではすっかり無口になってしまった陽彩がとった行動は、薫の膝の上に座ること!?
本当はずっと両想いであったのに、ちょっとしたすれ違いから距離が出来てしまった二人。
その距離を埋めるように、甘えたがりの陽彩を薫がめちゃくちゃ甘やかしていくお話です。
テンショ
ンの高い薫の家族や疎遠になってから出来た友人に振り回されることも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 15:35:06
50761文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:6424pt 評価ポイント:3038pt
作:ジェントルマン神山茂右ヱ門
現実世界[恋愛]
短編
N5277II
空中に細い柱で建てられた、一見すると浮いているように見える、木造の画工の教室のような場所。窓などなく、遠くを見れば、空と海の境はない。無限の蒼穹か、その下に栄える港町が見える。
体育で生徒たちが体操着で押し寄せる。大群だった。
給食のおばさんの過失で携帯電話がなくなったことが知られる。しかし自分は何の逡巡もなく進み出て、それは違うと言い放つ。そして部屋に入り、携帯電話を探す。様々な骨董品が並ぶその部屋の中で、携帯電話御探すのは至難の業だった。そこにはもう一人、自分を待っ
ていた人がいた。ライトグリーンの携帯は見つけた。それを他の人たちに見せびらかそうとして、氷の薄山に登る。そこで逃走車の金髪のエルフを見つけた。緑色で葉っぱの意匠のこらされた服を纏っている。氷の下のトンネルをくぐり、逃げるつもりらしい。俺は指揮を執り、エルフを追いつめた。そして壁際で僕は携帯電話を取り出した。それはいつの間にかライターに変わっていた。そのライターを付けて、上にかざす。するとエルフは手を祈るように組み、片膝をついてこちらに祈りをささげた。かくしてエルフは仲間になった。
氷の娘が溶けていた。
ぱきぱき、と次第に崩れ居ていく肢体を何とか運ぶ。この部屋は温度が高すぎる。大きく割れて、地面に落ちてしまった。もはや原型はない。目や口の位置がずれてしまっている。もはやただの氷と水の塊だ。そこで絶望する少女たちではない。ある少女のブーツの中に、その氷の娘は張り付いた。そうして一件落着し、氷の娘はその生徒の靴に憑りつくことになった。
「って靴の上のほうについてたのかよ!」
二人はいつも一緒になった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-28 11:58:16
685文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:ジェントルマン神山茂右ヱ門
コメディー
短編
N5205II
黄昏の海。鉄骨の橋の上。
夕焼けを反射した黒のバンが橋の上を猛スピードで去っていく。
「うわあああああああああああああああ」
車は蛇行しながらふらふらと橋を渡る。
橋の100メートル下ではさざ波が夕焼けに煌めいている。
ミラーを見て、後ろを確認する。
がががががががが。ずーーーん。
橋の鉄骨が、倒れてくる。
通ってきた道が、音を立てて崩れていく。
どかーん。
鉄骨が車の後部寸前のところに倒れてきた。
「ふわああああああああああああああ」
アスファルトに
亀裂が入り、橋が傾く。
橋が斜めになり、死に物狂いでアクセルを踏み込む。
「おら、もっと力入れんかい。落ひるで」
じゅっぽじゅっぽ。
助手席からお姉さんが膝に|凭《もた》れかかってくる。
長い髪が腰に|纏《まと》わりつく。
「んんんんんんんんんん」
坂道を、なんとか乗り切る。
しかし、橋の|崩落《ほうらく》は止まらない。
蛇行しながらジグザグに進んでいく。
じゅっぽじゅっぽ。
「もうダメですううう」
「まっふぐふふめ。噛むえ」
視界の先に、都市が見えてきた。
高いビル群と入り組んだ道路網が見える。
「ラストスパートらっ。あーん」
じゅぽっじゅぽっじゅぽっ。
「はわあああああだめえええええええ」
脱力しそうになる下半身を無理やり踏ん張る。
橋が、上がっていく。
スピードを出さなければ、向こうまで渡れない。
「アクセル全開や!」
じゅぼぼぼぼぼぼ。
「もうダメ………いきまふううう」
「行け!行けええ」
橋の最高点から、ジャンプした。
崩れ、海に消えていく鉄骨とコンクリート。
オレンジ色の景色の中。
汗と涙が夕焼けにきらめいた。
びゅるるっびゅるっ。びゅるっ。
どんっ。ぶいーん。
危なげなく着地し、車をまっすぐ走らせる。
「おおー」
車を止め、振り返る。
橋が真横に倒れ、沈んでいった。
「やればできるやん」
お姉さんは口元を手で拭いながら、にやっと笑った。
「もうこんなの無理…」
びくんびくんと震えながら、シートに深くへたり込んだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-07-28 06:34:51
784文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
知り合った子は、見聞きしたものを色で表現する事がままぁある。
例えば東雲。これは彼女にとって、どう足掻いても紫という色で片されたらしい。
だから紫の雰囲気を持つ子も『東雲』と呼ぶ。
じゃあ僕の名前を呼び方は?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
かなり切り込んだ名付けです。
梅香の君は、そりゃもう言うまでもなく切り込んでますが、この方は大丈夫でしょうか( '-' )
時代の匂いと雰囲気では、明治、大正が好きです。
最終更新:2023-07-25 18:53:50
936文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
盗人のライアは勇者パーティーの一員として、隠れて敵の装備を破壊、毒を仕込むなどの働きをしていた。
しかし打倒魔王のために祖国アインヘルムを発ってからしばらく、とある街中で勇者アーサーに告げられる。
「ライア、お前を勇者パーティーから追放する」
突然の宣告に、まともに言い返すこともできない。更に仲間の剣士も魔術師も、ライアの追放に賛同する始末だった。
ヒーラーのシエルだけが弁明しようとするも、アーサーはライアを庇うならシエルさえ追放しようと脅す。
ライアは諦め
たように、シエルへ「もういい」と呟いた。
「これで旅費が一人分浮いたぞ! 今夜は酒場で飲んで騒ごう!」
アーサーは剣士と魔術師の二人と共に、上機嫌で去っていった。
一人膝をつくライア。シエルすらも視界の先に消えると、嗚咽を漏らしている……わけではなかった。
「ク……カカカ……ヒィヒヒヒ……ハハハ! ハァッーハッハッハッハッハ!!」
ライアは高笑いを上げていた。お行儀のいい勇者パーティーの一人ライアの姿はない。
「なんでまた、天から選ばれたとかの『運』で勇者に祭り上げられた奴についてかなきゃならねぇんだって常々思ってたぜ? まぁそれも終わったがなぁ!」
勇者パーティーからの追放。ライアはずっとこの時を待っていたのだ。
盗人のスキルでとんでもない大金を隠し持っていたライアは、この金を存分に使い、魔王へ味方する。
これは、その果てに描く計画のため、ライアの嘘と真実を織り交ぜた物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 13:00:00
34502文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:344pt 評価ポイント:272pt
箱のような部屋があった。
白く、全方位が壁。入口がなければ出口もない。
じっと見つめているとそれが上なのか横なのか
自分がどこにいるのかわからなくなるといった錯覚に陥る。
照明がないのに適度に明るい。壁自体が発光しているかのよう。
彼はそこにいた。膝を抱えてたったひとり、裸で座っている。
最終更新:2023-07-19 11:00:00
1620文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:30pt 評価ポイント:30pt
「やっと見つけた、俺の花嫁」
固い鉄格子の中に居る私へ向けて話したのだろうか?
どうせ私はここから逃げられ無いのに、膝を抱え踞る私はチラリと声がした方を見ると、背中に真っ黒な羽を広げた男が立っている。
「……誰…なの?」
目を凝らして見れば、漆黒の闇を振り撒いているかのような長い黒髪と吸い込まれそうな黒い瞳に目を奪われる。
男は鉄格子に近付き、そっと撫でるだけで私を閉じ込めていた鉄の棒がサラサラと床に散らばる。夢でも見ているのだろうか?
「私の花嫁」
骨が浮き出
る身体をまるで壊れ物のように抱き上げた男はニタリと嗤い、私を外へ連れ出したのだった。
※ゆるい設定です。ちょぃとシリアス。
他サイトにあったのを転記。
全11話完結。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-16 17:00:00
26347文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:114pt 評価ポイント:76pt
おれのこと、もっと深く愛してくれ。
最終更新:2023-07-16 07:00:00
300文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:88pt 評価ポイント:88pt
大学1年生の朝日奈 司(あさひな つかさ)は、親の膝下を離れ一人暮らしを始めるが、大学生活に加えて家事とアルバイトに追われる忙しない日々を過ごしていた。そんな状況を見かねた父が雇ったメイド、山南 遍(やまなみ あまね)は圧倒的なスキルとタスク処理能力を兼ね備えた美女だった。この最強のメイドとの出会いによって、彼の日常は一変する。
最終更新:2023-07-15 23:59:48
1686文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:ユーランシア
現実世界[恋愛]
短編
N9616IH
ただただ幼馴染の膝枕を堪能するだけの話。
最終更新:2023-07-14 02:21:30
1216文字
会話率:65%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:370pt 評価ポイント:306pt
検索結果:783 件