-笑った- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:880 件
「ふうっ、ちょっと暇だね」
月が昇る。
まだ、空が青い。
魔法使いは、その白い月を、横に置いて、気抜けしたように、そう言った。
「ねえ、ちょっと、聞いて良いかな」
「何、」
「魔法て、どうやったら、使えるの」
私は、私の命が狙われてるのも、忘れて、聞いていた。
不思議な事、解らない事、すてきな事。
魔法は、それを、全部持っていた。
「そんな事、」
魔法使いは、私を、馬鹿
にするように、少し笑った。
「じゃぁ、聞くけど、どうやったら、魔法が、使えると思う」
私は、少し
、上目遣いで、答えた。
「そんなの、解らないよ」
「答えは、そんな所だよ。解らなければ、魔法は、使えない。それが、答えだから」
「そんなの、ずるいよ」
「ズルくなんて無いよ。あなたには、解ってないだけ。私は、答えを、言ったのに、あなたには、解らない。それが答えなのに、解らない。それが、答えて事だよ」
「ごまかしてない?」
「そう、思っても良いよ。でもね、この言葉だって、魔法が、使えるように成ったら、解るようになるんだよ。そんな事が、出来るようになったらね」
「本当に、?」
「期待しないで、そんな事、滅多にないんだから」
「やっぱ、ずるい」
「そんな事言ってるから、解らないんだよ。なんてね」
白い月が、彼女の、横にいる。
「簡単な、魔法もあるよ」
「どんな魔法」
「運命て奴よ」
「運命」
「時々ね、そう言う事が、有るんだよ」
「やっぱり時々なの」
「うん、自由にも、操れないけどね」
やっぱり不公平だ。
月が昇る。
空の支配者、
天球の、在るもの。
月が、光り出す。
白い月が、黄色い、明るい月に、輝き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-19 04:45:03
21277文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
もういいのだと、彼が笑った
いつでも笑顔を忘れなかった彼
誰よりも優しかった彼
何よりも強かった彼
そんな彼が、静かに泣くから
だからボクはこの世界を壊すことにしたんだ
最終更新:2021-08-12 00:00:00
2403文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:12pt
私は婚約者の殿下に婚約破棄を宣言されました。
いえ、それって隣国で婚約破棄されたかわいそうな聖女様に一目ぼれしたからって。
妹いじめの無実の罪で婚約破棄され、国外追放になったかわいそうな人って。
私はかわいそうじゃないのですの?
私は…殿下の真実の恋とやらで婚約破棄されて、殿下と聖女様の恋を妨害した悪役令嬢という噂を流されて腹が立っていました。
そうしたら兄のアレンお兄様が「まあ見ていてご覧自滅するから」と嬉しそうに笑ったのですが。
最終更新:2021-08-01 16:08:24
1985文字
会話率:61%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:13514pt 評価ポイント:12306pt
怪異事件を知れずと解決してきた男、八樫駿河。
自分とて好き好んで突っ込んでいるわけではないが、奴がそうさせるのだから仕方がない。
そのせいで、彼は殆どの事柄で失敗しなくなった。
できなくなった、というのが正しいかもしれない。
ただそれは、一体の神の気まぐれ。
そんな彼の元に、新たな犠牲者が放り込まれる。
楽しみが増えたと言わんばかりに、かの神はケタケタと笑った。
これは、一人の探偵とその助手が、名状しがたき怪異事件振り回される。
そんな、お話……。
※この作品はクトゥ
ルフ神話の知識があるとより楽しく読めるかもしれません。
知らなくても問題はないようには作っています。
※この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-26 18:00:00
210734文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:94pt
総合ポイント:194pt 評価ポイント:70pt
作:じゃけのそん
現実世界[恋愛]
短編
N4539HC
タイトル通りのお話です。
骨折した主人公が偶然知り合った美人は転校生で、興味本位で付き纏い一緒に昼飯を食べる仲になる話です。
※この小説はカクヨム様でも投稿しております。
最終更新:2021-07-22 22:32:19
14413文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:202pt 評価ポイント:176pt
幸せを模索してもうすぐ幸せを探しだせそう?
最終更新:2021-07-20 10:28:16
3115文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
幸せとは、なんだろうか。
主人公が幸せを模索して…
最終更新:2021-07-20 08:13:03
1626文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
かわいいけど幸せって何?
最終更新:2021-07-19 12:10:44
1514文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:70pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
大人しい主人公。
と思いきや実はそうではない?
この主人公の身体の中に何人の人が入り混じっている?
最終更新:2021-07-19 08:01:04
5416文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
クラムボンはカプカプ笑ったよ。
蟹は喋らなかったよ。
キーワード:
最終更新:2021-07-19 02:09:09
994文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
もえちゃんはカレーが大好きです。ママのつくるカレーは、ちょっぴりからくてすっごくおいしい、まほうのカレーでした。でもある日のこと、ママがもえちゃんにカレーをついで、それからいたずらっぽく笑ったのです。
「もえちゃん、今日はママとかくれんぼしましょうか?」
最終更新:2021-07-18 20:12:15
2397文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:70pt 評価ポイント:68pt
「なぜ、この子が死ななければいけないんだ!」王様と聖女の双子の弟として生まれたテルは、闇の賢者と同じ魔力があると言われ生まれた直後に『殺される』運命にあった。
聖女である母親が身代わりをつくることで、無事に逃げることができたが、義母が見つからないように選んだ先はこの国の底辺の街ボットムだった。
10年後、ボットムで育った主人公のテルは、まわりの人間たちからもいじめられ、はぶかれていた。
人生に楽しいことなんてないと思っていた。
『何で生きているのかと聞かれたら、死んでいな
いからとしかいいようがない』
希望も何もない人生だった。
そんなある日、川の中で倒れている騎士ノエルを助ける。
ノエルは王様殺しを疑われ、追われている騎士だった。
ノエルからお礼として剣術を習うことになるが、そこでテルには教えることがないと言われる。
今まで知らなかった自分の才能に気づいたテルは、騎士団の募集に応募することになった。まわりから批判され、馬鹿にされていたテルが魔法騎士になると言うと、まわりの人間たちは馬鹿にしたように笑った。だが、そこでテルが剣を振ると……。
テルはたくさんの困難に出会いながらも、それを乗り越えていく。
その途中で出会う、妖精やシスターなど仲間に恵まれる反面、その国の中では陰謀が渦巻き……。
生き別れた双子の兄や、闇の魔法使いとの因縁。底辺で育った元王子は自分の本当の夢を知り、やがて自分を殺そうとした国の救世主になっていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 22:00:00
109418文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:1144pt 評価ポイント:718pt
主人公はいつも腹の中で悶々としていた。
だが、それが次第にいい方に変わりつつある?
最終更新:2021-07-14 08:04:06
2521文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:82pt 評価ポイント:80pt
チクタク、チクタク 時が刻む
チクタク、チクタク ふりかえる
笑って泣いた青春を
泣いて笑った感動を
チクタク、チクタク、チクタク
最終更新:2021-07-09 22:43:04
201文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:まるちーるだ
異世界[恋愛]
完結済
N6944HB
私の中にはこの世界ではない『世界』の記憶がある。この世界では発達していない科学や医学という知識。魔法が発展しているこの世界ではその考え方自体がない。土が瘦せたなら魔法を使えばいい。水がなければ魔法を使えばいい。身体が悪いならば魔法を使えばいい。
この世界はそんな場所だった。
そして、男を目の前にして真っ先に思ったのは『眠れる森の美女』か?だった。
金髪に赤い瞳。普通の男よりは体格に恵まれているらしく、普通の女性よりは背の高い私でも大きいと思った。まあ服を脱いだら筋肉凄いん
だろうな、なんてボヤっと思った。まあ、それを顔に出すことはない。
「私にどんな御用ですか?ロラン・ゾル・サングロウ王太子殿下?」
ニコリと笑う私に彼は苦笑いをした。正体を隠すつもりで彼は来たのだろう。残念ながら私の持つ能力により彼の身分はすぐに分かってしまったようだが。
「……すぐに分かるとは流石は高名な魔女殿だね。」
私はエイダの街に住まう魔女。高名な魔女と言われているが、それは生まれ持っていた『違う世界の知識』と、生まれ持っていた『鑑定眼』これのおかげで、私の魔女としての地位は確立されていった。
そして男の様子を『鑑定眼』で見れば、最初の言葉に戻る。
『眠れる森の美女』か?
正確には眠れる森の美人だな、と思いながら美丈夫な男を見て笑った。
童話改変シリーズの第四弾で、最期の話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-07 19:47:36
48197文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:2000pt 評価ポイント:1480pt
孤独な画家、深山譲治。彼には一つの趣味がある。骨董、器を集めること。数は少ない。彼は自分に触れた茶碗が笑った様な気がする物だけしか集めない。ある日、近くの公園の市で不思議な老人にティーカップをもらう。朝起きてミルクティーを淹れるのが深山のルーティンだ。さて、箱を開けてみると──?
(この作品はpixivにも掲載しています)
最終更新:2021-07-03 12:03:00
79076文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:6pt
閉園後の遊園地にきた。鍵は開いている。誰もいないけれど、観覧車は動いている。満月が見たいと言っていた彼女との約束のために、ひとり青いゴンドラに乗り込んだ。
「これ以上遅いようなら寝ちゃおうかと思った」と、青白い肌をした彼女は笑った。
*他サイト・カクヨムにも掲載しています
最終更新:2021-07-02 20:30:18
4773文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「スキルに劣る者は放校やむなし!」
スキル評価が人生のすべてを決める冒険者。【釣りスキル】しか持たないレイルは悪徳理事長から放校を宣告される。
失意のレイル……だが、謎の老人から手渡されたアイテムにより、レイルのスキルは思わぬ進化を遂げる……人生逆転かと喜び勇んでスキルを試したレイルが釣り上げたのは……異世界の女大魔導士!?
やけに庶民的でカワイイお嬢様大魔導士と意気投合したレイル、彼女を元の世界に戻すヒントを探すため、旅立つことに。
旅の途中、レイルと彼女に次々と新たなス
キルが目覚めていき、魚だけでなくレアアイテムまで釣れるようになったレイル、釣りスキルを駆使して人助けしたりモンスターを退治したり。感謝されるって最高だよね!
……レイルの活躍が、なぜか無自覚に悪徳理事長を追い詰めていくのだが。
「確かに朝市の特売セールは気になりますが……そうですね、レイル……どうしてもあなたが気にするのでしたら」
「”向こうに戻るためのスキル”探し、手伝って頂けますか?」
そう言ってにっこりと笑った彼女の輝く笑顔に、オレの心臓がどきりと高鳴る。
レイル・フェンダー18歳……冒険者学校を放校されただいま無職。
これからの人生の目的が定まった瞬間だった。
これは、戦闘の役に立たない【釣りスキル】を持った少年が、異世界の少女と共に、2つの世界をまとめて救う物語。
※他サイトでも連載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 21:14:17
100981文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:312pt 評価ポイント:196pt
好きな人のことが頭から離れない主人公。笑った顔、共に過ごした時間が恋しく遠い。いつかまた、好きって伝えられる日が来ますように_____
最終更新:2021-06-27 16:00:10
684文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:16pt
「お前にはもう、ついていけない。このパーティから抜けてほしい」
勇者パーティのリーダーである勇者テリオマから告げられた一言によって、ステイラは勇者パーティを離脱した。
彼の度し難い性格や、人間性に欠ける行いを知っている人間は彼を遠巻きに見るのみで、探索者協会の面々も彼を救済しようとはしなかった。
誰もが思った。
「奴は強かったが、終わった」
彼の堕落を願うもの、彼の追放を嘲笑ったもの、世論に流されて愚かな選択をした者たちは、やがて気付く。
彼と敵対すべきではな
かったと。今更それに気付いても、もう遅いのだと知りながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 17:37:22
40411文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:258pt 評価ポイント:144pt
この夜が好きだと笑ったあの日を彼はきっと覚えていないでしょう。
最終更新:2021-06-17 23:28:41
1485文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
「わたくし無事に! ええ、完膚なきまでに! 断罪婚約破棄国外追放受領までを完遂いたしました!!」
彼女の渾身の勝利宣言を聞く彼もまた、満足そうに笑った。
◆
手探り初投稿です。書きたい感じを書きたい形にしていったらこんなお話になりました。
異世界転生要素は薄味です。いろいろゆるっゆるです。
最終更新:2021-06-09 23:42:50
28312文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:764pt 評価ポイント:680pt
作:とかげになりたい僕
ハイファンタジー
完結済
N4218GZ
「君の名前は、フロイだ!」
そう言って目の前のこいつは笑った。
僕に寝首をかかれることも知らずに……。
最弱の魔物である僕が、勇者の魔王討伐の旅の中、勇者を倒そうとする、ほんのちょっとのお話。
最終更新:2021-06-04 16:00:00
15770文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:7pt
総合ポイント:96pt 評価ポイント:82pt
九十万人の異能者が暮らすメガフロートシティ『高天原』。東京の南海上に浮かぶ最先端すら生温い科学と異能が共存する都市で一人の高校生異能者が居た。
彼の持つ異能は太陽のような炎を自在に操る力でもなければ、なんでも物質を金属に変えてしまう――なんてチート染みた物ではなかった。
剣を具現化できる、ただそれだけだ。
それもきちんとした剣ではなく刃も柄もない――言ってしまえば鉄パイプと変わらない紛い物を作り出す程度の力。そんな落ちこぼれであるクラスDの異能者、白上圭哉は夏休み
の補習を受けるため学生マンションの外に出ると、そこで清掃ロボットに囲まれた一人の少女と出会う。
女の子は魔女のようなコスプレをした、どこからどう見ても不審者。しかも行き倒れである。
仕方なく行き倒れを助けた少年は、自称英国の魔女だと名乗る少女に、
「こっちも手を貸す時間はないけど、また力尽きる前に来いよ」
と、手を差し伸べた。だが彼女はそれを拒んだ。
「わたしの行きつく先は『これ』です。キミも目を付けられますよ?」
「ⅢⅩ(死神)」の描かれたタロットカードを見せて少女は悲しそうに笑った。
自身の死を望む少女との出会いを切っ掛けに少年は事件に巻き込まれ、強大な魔術師達と戦うことに。しかし少年の持つ異能はただ剣を具現化するだけの矮小な力ではなかった。彼の持つ剣は魔術も異能も打ち消す――最強の魔術だったのだ。
※ノベルアップ+様にも投稿中です※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 22:14:03
120555文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:42pt 評価ポイント:30pt
黒く錆びたビー玉に逆さまな君の顔が透けて見えて、カラダの向こうのお山が揺らぐ
このままで終わりを迎えますかときいてみたら、君はペロリと舌を出して無言劇きめる
わたしたちのからだはいつまでたってもふたつの物体で、ためしに君の頬をつねってみたら、わたしの指がモロモロくずれて笑った
……
最終更新:2021-05-19 20:38:35
497文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:全部ラック
ハイファンタジー
完結済
N0961GU
それなりにサブカルを嗜んだ男が、悲劇のヒロインへとTS転生させられた。
転生先は、魔法が迫害されている世界の男爵家令嬢。そこには将来、何千何万という人の命に関わる悲劇的宿命がある。
だけど彼女、アナベルティナ・タチアナ・スカーシュゴードはそのことを知らない。
願うはひとつ。
前世では病気で若死にしたので、今度こそは長生きしたい。あと妹可愛い。
これは、長生きしたいだけ少女が、己の宿命には無自覚に、妹や残念なメイドさんやハーフエルフの少女と笑ったり泣いたり
コントしたりすれ違ったり勘違いしたりなんかして、運命をなにがなんだかよくわからないモノへと書き換えていく物語。
ハーメルン でも作者名「ZenBlack」で投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-11 00:00:00
452876文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:580pt 評価ポイント:248pt
『完璧な王太子』を人形のように演じていた僕は心から笑った事がなかった。
だから、学園で出会ったよく笑う素直な令嬢に惹かれ、彼女といれば僕もいつか笑えるかもしれないなどと思ったんだ。それがどんなに間違った考えであるかも気付かずに。
令嬢を妬み、虐めていた婚約者を断罪したその瞬間、僕は自分の犯した間違いに気付き、絶望した。
僕は僕が本当に望んだたった一つのものを、自分の手で捨ててしまっていた。
けれど、自らの誤ちを認め、もう一度を願った僕に奇跡が起きる。
それは果たして、本当に奇
跡なのか?あるいは、苦しい試練なのだろうか。
なんだろうと構わなかった。僕はただ、与えられた機会に感謝した。
間違いを犯した僕は、間違いを犯す以前に巻き戻っていたのだ。
彼女と、初めて会ったその日に。
◇犯し続けてきた間違いに気付いた王子が、やり直しの機会をもらい、奮闘するお話です。被った仮面が厚すぎる悪役令嬢(?)と態度を改めようとする王子。
以前書いた短編『人形王子が犯した間違い』の連載化、その後のお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 12:00:00
33671文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:488pt 評価ポイント:210pt
これは一人の男が(知らない間に)民意を受けて起ち上がり(強制)、腐った王朝を滅ぼす(不本意)までを綴った男の記録(ほとんど愚痴)。
その裏で暗躍する(男を追い詰める)吟遊詩人は、それはそれは綺麗に笑った。
(※これは『没落メルトダウン』の外伝となります。そっちの主人公ミレーゼ様の御先祖様と、御先祖様に狙い定められた可哀想な男達のお話です)
思いついた時にぽちぽち書く予定ですので、大体不定期です。
いきなり投稿に間が開いたりもするかもしれません。
最終更新:2021-05-04 20:01:36
194013文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:1741pt 評価ポイント:547pt
作:白くて柔らかい何か
ハイファンタジー
連載
N2607GV
『死神が来ると言った時、大衆はただの夢だと俺を笑った。だけど、キミが死ぬ世界だと認識した時、世界はキミが生きて笑う未来を望んだ――』
時間は限られている。
5年後の未来に国は破滅するから。他ならぬ王の手によって。
父の罪と戦っていた王女は死神に選ばれ――殺される。
……死にたくない。
そんな儚い王女の願いは少年の夢として5年前の過去に現れた。
そして、運命は動き出す。
※ライトに読める、勇者がお姫様やら世界やらを救う話を目指します!
※タイトルなどは模索中。方向性は変
わりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 09:41:32
120411文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:22pt
小学4年生のとき。
家庭科室の前は薄暗く、その前の水飲み場の床には3点のキズ、穴があった。それは顔に見える。怒った顔悲しい顔笑った顔。そこで泣いている女の子。女の子が語りだす。
ショートストーリー。
ストーリー分岐あり。
最終更新:2021-04-22 19:13:42
2728文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
ある村で仲間や家族達と楽しく過ごした少年が
悲劇の出来事で家族や仲間を失いさらに記憶も失ってしまった。その悲劇の出来事の中ある人物が笑っていた。
その笑った人物を絶対に殺してやると誓い
異色シティーと言う場所で過ごしていく物語
最終更新:2021-04-12 00:03:44
4453文字
会話率:82%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
私は笑った。
私は泣いた。
私は怒った。
私は死んだ。
私は殺した。
人の噂は屍霊を造る。
人は負の感情を抱き死ぬと屍霊となり人を殺す。
そして、例えそれで目的を果たしても自分を抑えられなくなり人を殺し続ける。
誰かが食い止めなければならない。
哀れで悲しい変わり果てた人あらざる者たちを。
不思議な石の力を使って。
秘められた個々の能力を使って。
大切な人との思い出を蘇らせて。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※各話案内は第一部分に移動しました。
この作品はい
わゆるジャパニーズホラー的なものではありません。比較的ライトなホラーです。
5章までは一応一括りでつながっています。
様々な事件の裏側でもつれ合う糸。
最終的に明らかとなる真実やいかに。
部分数は多いですが、しおりを挟みやすいように一部分は短くなっております。
挿絵の追加状況は活動報告にて行います。
2019年の秋頃に修正の為非公開にしておりましたが2020/8/9に投稿を再開いたしました。
更新は0時前後と12時前後にすることが多いですが、基本的に不定期です。
※この作品は只今「小説家になろう」と「ノベルアップ+」のみでの公開となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-10 03:40:51
1142745文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:90pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
学校の怪談+コメディ+百合の短編!
全3話で3話目は明日投稿。
6年生の月菜(るな)は幼馴染の美夜(みや)を連れて夜の学校へ侵入。
目的は「学校の七不思議」の存在を確認して動画を撮影するため。
超常現象を信じない月菜(るな)は「学校の七不思議」を信じるクラスメイトを笑った。
それが間違いで、事の発端。
「この学校のは本物だから。夜の学校で確かめてみてよ」
クラスメイトにそう言われた月菜(るな)はバカバカしく思いつつも、話を引き受ける。
「学校の七不思議」とは? その
正体は? そしてその先に二人を待ち受けるモノは?
軽快な会話で進む、ボケ突っ込み二人の凸凹ホラーコメディ短編!
【注意】
・学校は公共の場所ではありません。
本作品のような無断侵入は真似しないでください。
場合によっては罪に問われる可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 21:00:00
7690文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
月が、笑った気がした
人は誰も、あたしを好かないし。
キーワード:
最終更新:2021-03-28 22:12:00
434文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:22pt
泣いたり笑ったり…そんな日常もあなたがいるだけで輝いて見えるから。あなたの声を、心をどうか私にください。さまざまな恋の一コマを綴った短編集です。
最終更新:2021-03-28 08:52:19
111344文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:238pt 評価ポイント:86pt
キミにコイをした。
でも、言わない。言えない。
触れたい。触れない。
なのに押し殺した気持ちが、時々はみ出る。
泣いたり、笑ったり、時に誰かを傷つけたり。やるせなくて切ない、高校生の恋物語。
◆◆◆サイトから転載、完結済み◆R15を超えそうな部分は削っています◆番外編はサイトでのみ掲載
◆◆◆サブタイトルは「群青三メートル手前」様からお借りしたお題です
最終更新:2021-03-26 16:00:00
229022文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:76pt 評価ポイント:20pt
「だから、これは秘密です。見つかると怒られます」彼女はそう言って小さく笑った。
病院の会計で初めて出会った道隆さんと香織さん。お金のない彼を支え、成功する日を夢見る香織さん。夢は叶って道隆さんは名声を得ましたが、その日を境に香織さんとの間に不思議な距離ができてしまった。
しあわせな木で描いた静香さんのお父さんとお母さん、切株に座る人と座らせる人の出会いから、本編ラストへとつながる、道隆さんの視点から描かれた作品になります。
2021.3.20 魔法のiランド、小説家にな
ろう
同時掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 13:51:51
23995文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
作:酔いどれ悪魔
ハイファンタジー
連載
N0453GH
僕こと【オルクス・リミットレス】は不幸な人生を歩んできた。
家族には蔑まれ、村人達には出来損ないと呼ばれ、唯一まともに接してくれてた幼馴染の女の子は、結婚の約束までしていたのに勇者とか言う奴にナンパされ喜んで着いて行ってしまった。
逃げる様に村を出ても周りの扱いは変わらず、やっと見つけた仲間には無実の罪を着せられ投獄されるし……。
極めつけは神を呼び出す儀式に必要な生贄に、騙されて選ばれてしまった。
ほんと、良い事なんて一度もなかったよ……いや、この出会いが
唯一の良い事なのかも。
儀式で呼び出された最強の神、破壊神が僕の人生に同情してくれて、力を貸してくれる事になったんだ!
破壊神? ふふふ、強そうじゃないか!? 僕はこの最強の神と共に、僕をあざ笑った世界に破壊と言う名の復讐をしてやる! ……か迷ってる。
楽しんでみたいんだ、この世界を……。
しかしこの破壊神、ちょっと頼りないな。
※会話多め、コメディ路線、ご都合主義です。
幼馴染や勇者の登場は、第五章となります。
あまり深く考えずにお読み頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 12:12:53
509754文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:696pt 評価ポイント:264pt
魔族に誘拐されたヘレナとシルビィ。何とか逃げ延びた深い森の中で姉のヘレナはシルビィを逃すために一つしかない帰還の指輪を使用する。その結果シルビィは無事屋敷に戻り、ヘレナは一人取り残された。
それから六年後。ようやく見つかったヘレナは人語を忘れ、凶暴な獣のようになっていた。それを見たヘレナの元婚約者であるロロド王子はーー
「魔物の情婦にでもなっていたのではないか?」
と言ってヘレナを鼻で笑った上に、シルビィを妻にすることを宣言する。だが大好きな姉を笑われたシルビィは冗談では
なかった。シルビィは誓う。必ず姉を元に戻してこの王子との婚約を破棄してやると。しかしそんなシルビィも知らなかった。行方不明になっていた六年で姉が最強の存在なになっていたことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 12:39:25
36120文字
会話率:65%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:500pt 評価ポイント:308pt
「ちょっと待っとけ」
そう言った老人は竿を置いて地面に手をつくと、下を向いて嘔吐した。老人の胃の内容物が吐き散らされる音がする。一度は目を逸らしたものの、好奇心に負けて思わず目をやってしまった。真っ黒な液体と入念に咀嚼されたであろう黄色いペースト状の何か、そしてクリーム色の幼虫が吐瀉物の中で蠢いていた。あたりにはコーヒーと胃液を混ぜ合わせたようなすえた臭いが立ち込める。真っ黒の液体はどうやら老人が飲んだコーヒーのようだった。
僕は気分が悪くなり、鼻を摘んだ。老人はそん
な僕の様子を気にすることなく、自分の吐瀉物の中からクリーム色の幼虫を拾い上げた。
「こいつを餌にすると、ここらの魚はよくかかるんだ」
老人はそう言って笑った。残り少ない黄ばんだ歯は唾液の糸を引いていた。そして、手入れがほとんどされていない顎ヒゲにはトマトかパプリカのような赤いカスがこびりついていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 13:39:10
2865文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ちょっと人より勘が鋭いだけの高校生、深漸在須。学年三位の美少女だが狂人のクラスメイトにまとわりつかれる――その程度の平凡な安寧した日々に浸かっていた。しかし街で起こり出した謎の失神事件。6年ぶりに再会した従姉妹。その2つが重なったとき、彼は否応なしに真実に向き合う覚悟を決めた。「鈴璃は死んだ。ーーおまえは誰だ?」従姉妹の姿をした《何か》はニヤリと笑った。「魔女、だよ」在須の平穏だった世界は終わりを告げた。
最終更新:2021-03-15 00:40:01
378892文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:232pt 評価ポイント:86pt
私は歌い続けます。
空の彼方にいるあなたに、この歌声が届くように。
たとえもう二度と会えなくても、私は歌い続けます。
最果ての地で、世界の安寧のため祈りを捧げ続ける、天使レミナ。
再生の聖女である彼女は、不老不死という祝福の代償として、世界を癒やす役割を負う。
鳥籠の内から、空を焦がれるだけの日々。飛べない翼は役に立たない。
神官長テオドへの愛だけを支えに、レミナは己の役割を果たしていた。
ある日、空から悪魔が降ってきた。
彼の名はリック。
不死が欲し
いと、彼は笑った。
◇ ◇ ◇
【同お題・異種ジャンルの三題噺】
お題:「追放」「天使」「苦痛」/ジャンル:「コメディー」と「シリアス」の二作……より「シリアス」作品。
この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-13 17:52:51
16002文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:2pt
のそのそと
わざとゆっくり歩いてる
尖った口で笑ったみたいな
キーワード:
最終更新:2021-03-05 00:09:31
329文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
魔女によって岩に変えられた政伸は、浜に居座るようになって長い。
普段は海ばかり見ているが、たまに訪れる魔女と話したり、浜で昼食をとる疋田一家に聞き耳を立てたり、政伸を撤去しようとする三人組の醜態を見て笑ったりと、岩なりに忙しい。
だが、政伸は人に戻りたいといつも願っている。
そこには、疋田に伝わる古い約束があった。
最終更新:2021-02-24 21:00:00
38860文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:82pt 評価ポイント:78pt
社会人八年目。大学卒業後、アパレルメーカーで真面目に働いてきた。仕事は順調でやりがいもある。出世のペースもよく会社に対しての不満は残業が多いことぐらいだ。
四か月後には結婚式が控えていて同棲中の彼氏とも仲がいい。実家で一人で暮らす母はいつでも私のお話を聞いてくれる。私にとって本当に自慢の母親だ。
全てが順風満帆だと思っていた。私の前には幸せな道が広がっていると思っていた。
そうその日までは……
幸せが崩れるのはいつだって唐突だ。
最終更新:2021-02-20 08:39:10
9588文字
会話率:67%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:728pt 評価ポイント:648pt
決して、表には言えないバーで働く私はある日奇怪な事件に巻き込まれる、防犯カメラ越しに目が合った男とは、なぜ笑ったのか、あなたは誘われる
最終更新:2021-02-14 01:51:52
2211文字
会話率:70%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
何でも普通以上に出来る主人公は、若くして経営者として成功を収めていた。しかし、そんな男にもただ唯一苦手な物があった。それは"デザイン"とその全般。幼い頃から非凡であり、周囲より劣った処の無い男であったが、唯一絵心だけは壊滅的だった。その腕は、子供を喜ばせようと描いた絵で泣かせてしまうほど。
ある日、ふと思い立って企画途中のコンペのデザインに、匿名で提案する事を思いついた。夜通しかけて完成させた企画を、そっと目に付く場所に置いた男だったが、それを確認した
社員に大笑いされてしまう。
ひどく傷ついた男は、ふとしたきっかけである事を思いつく。それは、学校で学んで上手くなり、笑ったやつらを見返す事だった。
異色の一年生による、専門学生一年生が始まる!
◆◇◆◇
・こちらの作品は、元々長編用のシナリオだったものを短編にしたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 13:49:40
2466文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
第二王子のアンドリュー・メルト殿下の婚約者であるリーン・ネルコム侯爵令嬢は、3年間の期間を己に課して努力した。
しかし、アンドリュー殿下の浮気性は直らない。これは、もうだめだ。結婚してもお互い幸せになれない。
婚約破棄を申し入れたところ、「やっとか」という言葉と共にアンドリュー殿下はニヤリと笑った。私からの婚約破棄の申し入れを待っていたらしい。そうすれば、申し入れた方が慰謝料を支払わなければならないからだ。
この先の人生をこの男に捧げるくらいなら安いものだと思ったが、果たして
それは、周囲が許すはずもなく……?
調子に乗りすぎた婚約者は、どうやら私の周囲には嫌われていたようです。皆さまお手柔らかにお願いします……ね……?
※幾つか同じ感想をアルファポリス様にて頂いていますので注釈です。リーンは『話を聞いてすら貰えないので』努力したのであって、リーンが無理に進言をして彼女に手をあげたら(リーンは自分に自信はなくとも実家に力があるのを知っているので)アンドリュー殿下が一発で廃嫡ルートとなります。リーンはそれは避けるべきだと向き合う為に3年間頑張っています。リーンなりの忠誠心ですので、その点ご理解の程よろしくお願いします。
※アルファHOT1位ありがとうございます!(01/10 21:00)
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。
※アルファポリス様でも別名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 10:57:28
30282文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:86pt
総合ポイント:36286pt 評価ポイント:25694pt
作:秋雨ルウ(レビューする人)
異世界[恋愛]
短編
N9311GS
思い返せば色々なことをイザベラに仕掛けたものだ。
言葉遣いを嘲笑った。服装の汚れを嘲笑った。
髪の毛が跳ねていたのを大声で嘲笑った。
教科書を忘れてきたことを大声で嘲笑った。図書室へ行けば貸してもらえることをわざと教えて、恥をかかせた。
教科書とノートにくだらないパラパラまんがを描いてやった。さぞ勉強するときに邪魔だったろう。
テストの点数を大声で嘲笑った。テスト勉強で時間を潰す姿は滑稽だった。
風邪を引いたあの子の体調管理を嘲笑い、頭に響く高笑いを浴びせかけ
て医務室へ惨めに追いやった。
席の横を通り過ぎる時に足を引っ掛け…たのはあそこの令嬢Aだったか。セコい女だ。
得意の風魔法でスカートをめくり上げた…のも令嬢Bだな。私は炎魔法しか使えない。
みすぼらしい弁当をここで食うなと教室で責め立て、屋外の一人か二人でしか食べられないベンチへ追い込んだ。いつもその姿を間近で笑ってやった。
最終的には階段から突き落とした。あそこの令嬢Cが。怪我でもしたらどうするつもりだったのだあのバカ女Cは。
他にも色々やったが、どれもあの子を追い詰めるものだった。
そして大半は私がやった。ええ確かにやった。
考えつく限りの悪逆非道だと思う。
とても楽しかった。ええ、それはもうとっても。
涙を流すあの子の顔は今思い出しても笑えるわ。
今思い出しても笑顔が抑えきれないほどに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-20 18:00:00
6610文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:23458pt 評価ポイント:20280pt
作:そこら辺のモブA
現実世界[恋愛]
連載
N7287GS
【彼】は記憶を失い彼女を手放すかもしれない。
【彼女】は彼といると胸が痛くて彼を手放すかもしれない。
でもあの日彼らは約束した。
「もし、またあの春の日に出会えたら君を思い出したい。」
【彼】が言ったのはその言葉。
「じゃあ私はその春の日に桜の木の下で待っているわ。」
【彼女】はそう言って笑った。
きっと、また、2人で笑い合えることを信じて。
これは、記憶を失う【彼】と思い出して貰えない【彼女】の儚く美しい恋の話……
最終更新:2021-01-16 16:44:10
567文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
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