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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:5330 件
二〇三〇年七月五日、松里アキはある場所で目を覚ます。
そこで大人たちに伝えられたのは、自分がこの三十年、行方不明になっていたという事実だった。
その日、謎の声に導かれて行き着いた先で手に入れた腕輪を嵌めると、アキは夢を見た。
それは自分が異世界に飛ばされ、勇者になったという記憶だった。
欠落した記憶、取り戻す力、そして現代に現れる魔物を前に、アキは戦いに身を投じる。
夢と現の境界で、勇者は再び前に進むことを選ぶのだった。
最終更新:2024-04-12 17:19:39
43877文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
十年前に行方不明となったジリアーズ公爵家の令嬢ロメリィは、なんとオーガに育てられて生きていた。特殊な血を引く家系である彼女をどうにかして王国へと連れ戻したはいいものの、オーガの中でオーガと暮らしオーガに育てられたのだから、当然彼女の常識や価値観は「力こそすべて」のオーガと同一のものである。
そんな彼女が王国へと戻った目的は「自分より強い力を持った“婿探し”」であった。
魔法を学ぶ貴族の学園で彼女が出会ったのは、強大な魔力を持つも周囲から「平民」と蔑まれるリヒトという青年で
――。
マナーだけは覚えたけれどオーガ脳のロメリィが非常識に周囲を振り回す。そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 11:00:00
145168文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:24860pt 評価ポイント:16448pt
解説付きの『意味怖短編集』
・幼い頃の自分が風呂に入るのを嫌がっていた理由とは?→『きのこ』
・彼女とパワースポットに出かけた帰りに訊いた、彼女のささやかで驚きの願い……→『呪いは我が身に返る』
・義父が死に際に託した手紙に書かれていたものとは……→『最期の言葉』
など、現在83編。
どこから読み始めてもOK。一話完結なので気になったタイトルから読んでください。( *意味怖以外の話も多く混ざっています )どこが怖いのか推理しながら読むのも愉しみ方の一つです。(一部、感想
欄にネタバレあり)約二週間ごとに更新予定。
――以下、作者からのおすすめ――
●『走馬燈』『見破れなかった嘘』『最期の言葉』
●『越えた一線』『空白の十年間』
●『仮面』 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 02:10:00
325365文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:1774pt 評価ポイント:808pt
【毒気流オンラインゲーム】
『恒界』において、羅恒は十年前に戻り、最強の毒の才能【翠毒】を手に入れました。以後、彼の毒属性のスキルは無限に進化します。
ウードゥーの呪い、ウードゥーの霜の呪い、ウードゥーの爆発、万雲毒爆、ウードゥー界の降臨!
羅恒は混沌の雨を降らせ、ウードゥーの雲を拡散させます。
ある剣士:“おお、俺はなんでリスポーン地点に戻った?いつ毒にかかったんだ?”
ある刺客:“お前はもう俺のターゲットだ、ズルズルと……ああ、ナイフに毒を塗った!”
ある魔法
使い:“助け……もういい、羅恒の毒にかかった、もう治療したくない。”
999層の毒の後、一発の毒爆発――
ワールドボス:“おお、俺のHPはどこだ?”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 01:19:48
3597文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「私、この人、気に入った!」
仲間に裏切られたアルフォートは小さい赤い竜にそう迫られた。彼女はステア・ドラゴニル。四百九十歳のドラゴンであるが、大人まで後、十年。そのためステアは人化の術を使う際、六歳児から徐々に育つようママ様に言われてしまう。
一方、アルフォートもステアの竜での美しさや、少女形態の可愛さも、そして素直な彼女の好意を受け止めることにし、婚約することにした。
しかし、ドラゴンと知って狙う連中や、アルフォートの過去などが試練として立ち塞がる!
それらをアルフォート
の料理スキルとステアとの愛の形が粉砕していく!!
カクヨム併載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 18:10:00
101670文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:52pt
総合ポイント:96pt 評価ポイント:66pt
時は2354年。世は魔力を扱えるものは脅威ということもあり魔道力規制法という非人道的な法律がが施行され数十年経ち、着実に魔法使いの数は減らしていた。
表向きは国民から危険な魔法使いから守る趣旨を謳っていたが、裏では政府に攻撃を仕掛ける可能性があるものを片っ端から排除していた。
魔法使いを拷問・殺害は当たり前。終いには、魔法使いを守るために立ちはだかった一般国民にでさえも暴力・殺害を行っていた。
しかし、例外もいた。
子供を守るために賄賂を渡したり、政府に子供を売った
り。そういった行動をするものは殺されることはなく、政府の兵や役人として働いている。
この法律によって親しい人を亡くした者たちが謝罪・賠償を求めて声を上げていたが、その声さえ、政府に捻り潰され、届くことは無かった。
痺れを切らした一部が暴徒化し、帝都を中心に反乱が起こり始めた。
もちろん、政府も黙って見ている訳もなく、数にものを言わし、鎮圧してきた。
反乱を起こした魔法使いはみな行方知らず。
そんな中、最後まで生き残っている勢力がある。
その名もスノードロップ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 16:10:00
223893文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
作:朝田アーサー
ハイファンタジー
短編
N4430IW
かつては数多の称号をほしいままにした男。ある日を境に復活を果たした魔族たち、それも暗いの最上位の列血魔人に家族を殺されてしまったバンガー。奴らを憎み復讐をと考えて早三十年。すでに痕跡などは何もなく、奴らの目撃情報などは何もない。
これはそんな奴らの唯一の手掛かり、真理の採取でい何処を探す物語。
学生時代にエタったものをきりの良いところまでの作品です。
特に続編や続きを書く気はないですが、それでも良ければ一読お願いします。
最終更新:2024-04-09 15:00:53
4654文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
アイリーンはウェスト伯爵令嬢。
王立学園に入学と同時にストーン伯爵令息のデビットと婚約をするも、卒業直前に「愛してくれない」ことを理由に婚約破棄をされる。
それから十年後、国王主催の夜会でデビットと再会するが……
割り切り令嬢といつまでも自分を好きと思い込んでいる令息の話
ざまあ要素は薄め
最終更新:2024-04-09 01:06:31
5033文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:17210pt 評価ポイント:15924pt
「申し訳ない。その婚約、なかったことにはしていただけませんか」
東の端の島国が、世界に港を開いて云十年。
その島国のさらに端っこで、春、ひとりの娘が婚約破棄を告げられていた。
自分が生まれるよりも遥か昔に、祖父が勝手に結んだ婚約である。
だからその娘・春河櫻子は顔を見たこともなかった許嫁・最見肇のそんな言葉に納得し、潔く立ち去ろうとする。
しかしそのとき春一番が吹き、櫻子は隠しごとを肇に知られてしまう。
一方で肇もまた、絶賛没落中の幸薄げな跡取りというだけではなく、妖にま
つわる品を扱う怪しい商家の主であることを櫻子に知られて――?
人と妖が共存するちょっと不思議な町で、ふたりの許嫁が送る日常系和風恋愛ファンタジー。
□毎日更新
□全12話(各話4パート)・計24万字程度・原稿完成済
□「小説家になろう」「カクヨム」「ハーメルン」にマルチ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 18:11:34
246512文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:1004pt 評価ポイント:678pt
ミア・ブライト(十八歳)は父親の仕事の都合で一年間という短い期間日本の高校に留学することになった。クラスメイトからはたどたどしいながらも英語が帰ってくる。そんな中一人の男子生徒に英語を教えて欲しいと土下座までして自分に懇願してくる。その男こそ後の夫になる工藤 冬史郎(くどうとうしろう)十六歳(男)である。最初はナンパと身構えるが。彼の目は下心が無いと判断し。ALTや授業とは比べ物にならないほど厳しく英語を叩き込む。
そして、数十年後には二人の子供を授かる。身体の衰えは少し
づつ本人や冬史郎を蝕んでいくがそれでも二人目の子供である真弓を高校二年生まで育て上げる。まだ死ぬには早すぎる年齢だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 16:41:29
2935文字
会話率:87%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
名前はマリリン・モンローといいましてね。
*複数のサイトとの重複投稿です。
最終更新:2024-04-08 14:16:41
2404文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
ある家に、一匹の黒い猫と白い犬がいました。
黒猫と白犬は仲が良く、相反する種族とは思えません。
二匹は、同じ日、同じ時間、同じ場所で、亡くなりました。
それから数十年の時が経ち―
楽しんでくれると嬉しいな\(*^▽^*)/
素人なのです!!
わかりにくい所や、おかしいと思われる所は、
飛ばして読んでくださいね。
最終更新:2024-04-08 09:36:34
31398文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
【短えあらすじ】
かつて平和のために命を捧げた勇者くんと魔王さんが、今度は羞恥心と尊厳を捧げて〝戦隊ヒーロー〟のレッドとピンクになるお話。
【ちゃんとしたあらすじ】
人魔戦争末期――……。
魔王城での決戦直前に、王国の指導者と魔王軍の穏健派によって和平が成立した。だがその条件とは、多くの命を救うために極致戦力である二者、つまり勇者と魔王をこの世界から互いに排除するというものだった。
およそ五十年後の人魔共生がなされた平和な世で奇跡的に目を覚ました勇者は、初めて目の
当たりにした尊き平和と、そして自らの衣食住を守るため、謎の茶色い犬の導きによって〝戦隊ヒーロー〟のレッドとなることを決意する――!
……でも待って。
隣にいるそのピンク、もしかしたら魔王さんじゃね?
早く気づいて~っ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 21:30:00
58679文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:196pt 評価ポイント:122pt
人々から英雄と呼ばれた魔法使いティアリス。彼女は封印の塔に邪悪な結晶体と共に自ら鍵をかけた。自分が犠牲になれば、世界は、仲間は救われると信じたからだ。
そんなティアリスは封印の塔でお気楽引きこもり生活を送っていた。しかし二年ぶりに封印の塔の扉の鍵が、突然解除される。そして無理やり外に連れ出されてみると、そこは何と百五十年後の世界だった。
文明の進化に置いていかれたティアリスは、かつて恋した聖騎士の子孫で、遺物オタクであるエメル殿下の保護下入る。そして百五十年後の世界を満喫し
ようと奮闘するのであった。
魔法使いと王子殿下の物語。全98話予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 18:41:19
312390文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:244pt 評価ポイント:120pt
第四側妃の一人娘、第十皇女ラウレンティア・アデラ・ハルフォードは生まれるのと同時に母親が他界。その後、使用人たちの入れ替わり時に引き継ぎがうまくいかず、使用人はいなくなり、生きるために使用人として潜り込み働き始めた。十年以上が経ったある日、皇帝の誕生日のパーティーの場で末っ子皇女の婚約者が発表されることに。婚約者のウル・インガル・ヴァレンタインは、その場で「自分は第十皇女の婚約者だ」と言い出して──!?
えっ? 私って婚約者いたの?
最終更新:2024-04-07 18:33:06
9838文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:27574pt 評価ポイント:24662pt
科学文明は21世紀末にとうとう崩壊した。
その復興前の数十年間を人々は「大崩壊後」と呼んだ。
#短編小説 #SF #ディストピア #ディストピア飯 #食文化
最終更新:2024-04-07 15:38:57
7050文字
会話率:11%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある日の夜。
勇者と魔女の血が流れる五歳の少女さくらは、多くの大切なものを失った。そして決意する、その原因たる母に復讐することを……。
十年の月日が経過。
さくらは五歳の時から共にしている相棒猫クオンと復讐の旅をしている。
最近夢を見る。母に殺される夢を。夢は何度も見ているような気がする。
それらの夢では、さくらとクオンで挑んでおり、殺される。
新しい夢では「仲間がいたら違う結末になっていたのか」と思い、力尽きる。
その夢を見てから、さくらは少しずつ変わって
いった。
絶対に仲間を増やすことはないと思っていたさくらは、クオンの導きもあって仲間が増えた。
だが、結果が変わることなく、またしても殺される……という夢を見たさくら。
それでも、夢同様に仲間を増やしていく。
ある日、今まで見た夢が夢ではないことを知る。
以降、様々な謎が明かされていき、着実に復讐の一歩を歩んで行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 14:23:14
266064文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:68pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:10pt
魔法を修めて十年、戦いと休息を繰り返し二十年。疲れ果てた魔法使いは国を護る重責と、自らの利を天秤にかけ、ついに後者を取った。護るべきものが増えるのを嫌い、孤独のまま国のために戦い続けた男はあるとき思い立つ。戦いの果てに何があるというのか、燃え殻の中に何が残っているのだろうか。
このままでは何も残らない。
――――――――――――――――――――――――――
ひょんなことから始めたふぁんたーじです。読んでね。
最終更新:2024-04-07 13:54:35
2332文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
三十歳の英凜には、ある後悔があった。それは、ずっと好きだった人になかなか告白できず、告白直後、ある事件をきっかけに離れ離れになってしまい、以来十年以上音信不通であること。祖母の十三回忌で地元に戻って来た英凜は、その後悔を思い出しながら電車に乗り――気が付いたときには、高校2年生の夏に戻っていた。
後悔だらけのあの過去を変えよう。そう決意したものの、なぜか告白をすることはできない。微細な変化が起きても、すべてが必ず過去の事実に収束していく。それでも、後悔しかなかったはずの日々に
、少しずつ希望を見出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 11:02:53
120743文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
作:∈(・ω・)∋
ローファンタジー
連載
N3446IO
2020年、《魔法の世界(マギスフィア)》と呼ばれる異世界より現れた、《魔王》による日本侵略が開始された。
《日本八大魔界》より押し寄せる魔物達――現代兵器の通じない連中に抗えるのは、魔法の力を持つ『魔法少女』達だけだった!
――――そんな初邂逅から四十年。
魔物退治はある種のエンターテイメントと化した。
愛らしく、格好良く、きらびやかで、美しい。
そんな魔法少女達は、アイドルの様に持て囃され、すっかり社会に馴染んでいた。
皆の憧れ、正義の味方、魔法少女はそ
ういう存在になっていた……。
……国立クロムローム魔法学園に通う中等部三年生、語辺リーンは、
十人のクラスメイトと共に、高等部へと進級する為の試験へと挑む。
これは、無力で、非力で、最弱の魔法少女が、
陰謀もギスギスもドロドロもある、全員死亡のバトルロイヤル展開を、
時間逆行魔法を駆使してハッピーエンドを目指す物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 22:24:06
83037文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:90pt
総合ポイント:228pt 評価ポイント:120pt
作:まさかミケ猫
VRゲーム[SF]
完結済
N2179IV
『――諸君はこのVR空間からログアウトすることが不可能になった』
技術の進歩は「VR空間内で脳の時間感覚を加速させる」ことを可能にし、娯楽から教育、各種仕事に至るまで様々な分野でVRの活用が進んでいた。
健康上の理由から、VR空間内の時間感覚加速には国際基準が設けられているが、犯罪者の刑罰には1024倍という加速倍率が使用されている。これにより、懲役1日は体感で2.8年。懲役10年を超えれば体感時間は1万年以上となり、長期刑囚が廃人になるのがほぼ当たり前の世の中になったのだ
。
『――重大な人権侵害だ! 我々“自由の翼”はこれを断固として認めない! 基準を改めないのならば、実力行使に出る!』
高校二年生の長杉ケイタは、テロ組織の声明を冷ややかに見ていた。量刑の変化によって世界的に犯罪率は下がり続けているし、自分のような無辜の小市民にはむしろ喜ばしいことだ。彼はそう思っていたのだ。
テロ組織による抗議活動に巻き込まれるまでは。
『――囚人への刑罰がいかに悪辣なものか、世界に思い知らせる。君たちには悪いが、強制的に1024倍の加速処理の中で過ごしてもらおう。まぁ、いずれ助けはくるさ……体感で何十年先になるかは知らんがな』
ログアウト不可能。混乱するVRゲームのβテスターたち。
その中には、高校で彼と同じクラスの小悪魔な女子、西園寺アゲハの姿があって――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 18:10:00
19566文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:106pt 評価ポイント:90pt
2200年――世界各国で人間の超能力開発が進められ、軍事、経済、あらゆる分野において超能力者の活躍が求められるようになり数十年が経った頃。
再び戦争の火種が燻り始めたこの時代に、一人の少女が陸軍超能力部隊に入隊した。
彼女の本当の目的は何か?
これは第四次世界大戦に参加した軍人たちの、歪で真っ直ぐな恋の話だ。
※大昔(2018年)に他サイトで長期連載していたものの再掲です。
「カクヨム」、「魔法のiらんど」などにも掲載しています。
最終更新:2024-04-06 10:03:46
661517文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:92pt 評価ポイント:44pt
「木鉢に金継ぎするんですか?」
「はい、もう使わないので、金継ぎして下さい。
ちゃんとして、記念に飾っておきたいんです」
「山背ですが、修理した鉢をお持ちしました」
「こちらこそ、ありがとう御座います。
確認しましたんで、『たとえ水を入れても、漏れない』、と思います」
初瀬は、不思議そうに小首をかしげると、眼をいたずら小僧っぽく輝かす。
「では、試してみましょう。
ちょっと、お待ちになってください」
「えっ?」
水指の、あるべきところ。
水指のある位置に
、鉢がある。
功治が金継ぎした、あの木鉢。
鉢が水指として見立てられて、使用されている。
「はい。
本当に水漏れせえへんか、試させてもらいました」
「いや、使ってくれはって」
「はい?」
「やっぱり、こういうもんは、『使われてナンボ』やと思うんで、
記念に飾るだけのもんにせず、ちゃんと使ってくれはって、
『嬉しいな』、と」
「こうすることによって、物も、寿命が延びるんですね」
初瀬が、感心して、言う。
「いや、物だけやないです」
功治が、初瀬の言を、引き取る。
初瀬の眼に、?が浮かんだので、言葉を続ける。
「人間も、です」
「人も」
「はい。
金継ぎして生きていくというか随時補修して生きていくというか、
『だましだましみたいに生きてっても、ええんちゃうか』、と」
「はい ‥ ?」
「う~ん ‥
‥ 例えば、ここに、六十歳過ぎの、癌の患者さんがいはります」
「はい」
「治療しても、そのままの生活スタイルだったら、
一番可能性の高い生存期間は、五年です」
「はい」
「でも、一方、今までの生活スタイルを見直し、
だましだましでも現状の身体に沿った生活スタイルに改めたら、
生存期間は、二十年になります」
「はい」
「片方は、六十歳後半で死ぬ確率が高いですが、
もう一方は、八十歳過ぎで死ぬ確率が高くなります」
「それって ‥ 」
「一方は、「早死に」って言われかねないでしょうけど、
もう一方は、平均寿命なんで、
換言すれば、『「天寿を全うした」と言ってもいい』、と思います」
「ああ、なるほど」
「だから、「だましだまし」と言うと、ネガティブなイメージがありますが、
金継ぎとか補修する感じで、
人生を『随時、見直すイメージ』でいたらいいんじゃないか、と」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 09:57:28
5250文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
美馬鼎はホストクラブで働いている。
二十年以上もその職場で働いており、キャラも変わっていなかった。
年齢のこともあり、後輩たちからはキツイと陰口を叩かれるも、若々しさからかお客様からはその需要はまだまだあった。
その狭間で揺れ、キャラ変もしくは引退を考えていた鼎。そんな彼が気がつくと身体が若返っており、なぜか借金まで押し付けられていた。
聞いてみると、ここは男性の数が女性より遥かに少なく、貞操観念が逆転していた。さらには、借金を返すためにホストクラブで働かなければならないらし
く…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 01:00:00
151958文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:1410pt 評価ポイント:584pt
生まれた時から農業に触れて四十年。主人公ダリスはベルジール男爵家の農夫として働いていた。
彼の生きがいは好きな野菜を好きなように作り、それを必要な人に食べてもらうこと。それが叶った現在、彼は毎日幸せに暮らしていた。
しかし、ダリスにも嫌なことはある。
それは大切に育ててきた野菜たちを害獣・害虫・害鳥に食われてしまうことだ。
ダリスは皆が汗と血が滲む思いで作った野菜たちを無断で食らう害獣を決して許さない。
これは、野菜好きの農夫が大好きな野菜を育てながらクソ害獣?を駆除
していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-05 10:30:00
40071文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:18pt
前作《異世界民宿 物見遊山》の世界の百五十年位前のお話です。
賢妃リーゼロッテと王太子ヘンリーの恋愛模様です。
前作を読んでいなくてもわかるように書きます。
如何にしてリーゼロッテは王太子妃になったのかをユルくお伝えします。
ハッピーエンド確約です。
最終更新:2024-04-04 19:20:30
126604文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:214pt 評価ポイント:140pt
五歳の時に転んで頭を打ち、この世界が前世で読んでいたウェブ小説の中だと気がついたキャサリンは、自分が十年間婚約し仲良くしていたサミュエルに、彼が十七歳の時婚約を破棄される女の子だと理解し、そのまま三日間熱を出して寝込む。
三歳年上の彼は先に王立学院に入学し、ミリアという女子学生に一目惚れをしてキャサリンとの婚約を破棄するというストーリーだった。
十年も婚約しておきながら、その後で現れた女の子と付き合うなんて酷すぎる。作者に物申したいが中の人物になった以上なんとか運命から逃れた
い。そこでキャサリンは将来自立するために出来る事を身につけることにした。
まずは顔合わせで婚約を断ってもらうように頼んだ。しかし面白がったサミュエルに拒否される。しかも好みだから破棄はしないと言われることになってしまう。
小説の強制力に怯えるキャサリンと何とかして離したくないサミュエルとの
ジレジレは続く。 そこに怪しい動きをするミリアの目的は?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 15:19:58
13822文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:342pt 評価ポイント:296pt
戦士として十年間、殺伐とした戦場で戦ってきた少女のアイリーン。
やっとのことで戦いが終わり国へと帰ってきたアイリーンを待ち受けていたのは戦地では想像も出来ないほどの称賛だった。一戦士としてだが国からは褒美の金と地位を賜った。
戦いがすべての幼少期を過ごしてきたアイリーンには普通の生活は難しかったが、周りの人たちの助けもあり少しずつ成長していく。
その様子を描いた物語。
最終更新:2024-04-04 05:22:17
11402文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
800文字で完結するショートショート
最終更新:2024-04-02 18:00:00
800文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
古今往来、負の感情が極度に至った生きとし生けるものの末路は「不浄」であり、それらは正常な生物に「穢れ」を齎すとされている。一度穢れを患うと徐々に心身を侵食され、やがてその生き物も不浄となる。
十九歳の少女・穂白は他者の穢れを自身に移しそして自身に患った穢れを浄化するという稀才を手にし、正義のために各地を巡っては不浄を退治し穢れを除いていた。しかし穂白はとある出来事をきっかけに国に厄災を齎したとして人々から穢れ姫と呼ばれるようになり、大罪人として封印に処されてしまう。
それか
ら十年——突如封印を解かれた穂白はできる限り他者と関わることなく再封印されたいと望むも、穂白の封印を解いた謎多き青年・天碧に懇願され仕方なく彼の仕事を手伝うことになり——。
※随時加筆修正
※他サイトにも掲載
※第一部完結済折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 17:16:52
59779文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
今から二十年以上前、栃木県の高校ボクシング部に所属していた筆者が知り合った、とあるボクシング部員の話です。
田舎のしがない私立高校で、大した才能も無く、それほど努力もせず、しかしそんな彼が三年間辞めなかった少年ボクシングというものについて、筆者が覚えている限り正確に書いたノンフィクション小説です。
本作品は事実を基にしていますが、内容を鑑み、登場する人物・団体の一部に仮名を使用しています。
最終更新:2024-04-02 15:56:49
27660文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
二十年もの間、山にこもって剣の修行をし続けた剣士・シナイ。
全ては剣術の到達点、『剣の極地』に至るため。
長年の修行でやっと自身が納得のいく剣を振れるようになり、満足して山を下りたら、この二十年の間に魔法が中心の世界に変貌していた。
剣の修行ばかりしていたシナイは当然魔法なんて使えず困惑する。
職も金もなく、おまけにアラフォー。
完全に詰んだ……と思われたが、冒険者のライカを魔物から助けたことでシナイの人生は大きく変わっていく。
魔法を使えないと『無能』と烙印を押され
る世界で、シナイは山で磨き続けた剣術を使って無双する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 06:10:18
109204文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:76pt
総合ポイント:196pt 評価ポイント:102pt
これは大学生時代の主人が、山手線に乗っていたら汁男優にスカウトされた時の話である。
※主人の体験談。十年以上前の話。
※男→男による痴漢表現ありなのでお気を付けて。
最終更新:2024-04-02 00:20:00
4534文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:52pt 評価ポイント:46pt
時は西暦二千八十年。
技術革新により今やフルダイブVR技術は、学習からゲームから仕事からリハビリまであらゆる方面に普遍的に使用されていた。
「世はデジタル時代」とまで称される時代において、ゲームは娯楽でありステータスであり──第二現実であった。
「で、俺の勝ちだし何のゲームでもいいよね?」
少年の言葉と共に表示されたスマホの画面には、三年前にRPGゲームランキングを総ナメにした『メイデン・クラウン・サイド』の文字。
多くのゲーマーを虜にし、多くの人間をゲーマーへの道へ引き
ずり込んだタイトルがMMORPGとして再リリースされる。
それは数多のゲーマー達の心を驚かせ、あるいは沸き立たせた。
とある理由により『メイデン・クラウン・サイド』をプレイしていなかった双子のゲーマーは、自分たちを中心に起こる騒動を知る術もなく、ゲームスタートを押すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-02 00:00:00
5266文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
母とともに、母の実家で暮らすことになった深谷野薫は、入学した高校で風変わりな教師と出会う。その教師は、何故か薫が住んでいる嶋田家のことを知っていた。
十年前に嶋田家で起きた事件に囚われている人たちの、心の再生の物語です。
最終更新:2024-04-01 21:03:09
34825文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
日常をテーマとしたショートストーリー。
僕は今でも、立派な大人になんてなれていない。
数十年前に受け取った葉書を前に、僕のこれまでの記憶が…
最終更新:2024-04-01 13:12:02
1021文字
会話率:0%
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総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
銀河帝国と宇宙共和国の銀河戦争で発明された負の遺産『機械生命体』によって人類の文明が崩壊し、機械の獣たちが大地を支配するようになった危険な時代。
そんなパンデミックに物ともせず、家に引きこもりノーフューチャーバカンスを字で行く廃人青年がとあることをきっかけにして、同じく機械生命体を狩る放浪者の美少女や、かつて人類が滅ぼした獣人種の生き残りやキチ●イ博士などと出会う。
機械生命体たちを駆逐するために旅をしながら様々な種族とぶつかりあい、戦い、時に共闘する旅物語。
──この
物語は、『銀河戦争』から数十年後が舞台のSFファンタジー作品です。
中二くさい設定ですが気楽に読んでくれたらありがたいです。
矛盾点や気になる点がございましたら遠慮なくご指摘お願いします!(^^)!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 22:23:14
24633文字
会話率:28%
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総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
視線の先に、彼は居た。美しい人だった。
恋だったのかもしれないし、他のなにかかもしれない。わたしは彼についてなにも知らなかった。
そして、二十年が過ぎる。
※氷雨そら様主催『モフモフヒーロー小説企画』参加作品です
最終更新:2024-03-31 21:45:32
2961文字
会話率:28%
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総合ポイント:364pt 評価ポイント:334pt
魔法が大好きで、両片想いの伯爵夫婦が三日間で自分の気持ちに気づく、或いは幼少期の自分にしてやられるお話。ハッピーエンド。
最終更新:2024-03-31 19:46:27
11433文字
会話率:36%
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総合ポイント:292pt 評価ポイント:258pt
広告会社の編集部に席を置いて約二十年。順調にキャリアを積み重ねてきたはずの上羽洋二郎(うえばようじろう)は、突然総務部総務課へ異動となった。いわゆる、島流しだ。その理由はわからない。異動先には総務部総務課歴三十年近くの戸倉重蔵(とくらじゅうぞう)が優しく迎え入れてくれた。西・渡辺・川瀬といった訳あり総務課先輩メンバーたちも、異動組。デザイン部の期待のホープ久島今日子(くしまきょうこ)も入社2年にして、なぜか総務課に異動。訳ありばかりのヒトクセありメンバーたち。そんな新しい同僚
に囲まれての歓迎会は、恒例の「総務課昼メシ」。会社でサムギョプサルという破天荒な昼メシに、面食らう上羽。この物語は、総務部総務課メンバーたちによる、昼休み時間に繰り広げる昼メシがテーマ。そこからサラリーマンとしての生き方・考え方が変わっていく上羽。そんな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 11:50:11
12281文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:紫龍院 飛鳥
現実世界[恋愛]
短編
N6654IU
ごく普通の本好きの大学生『森口 孝信』は、ひょんなことから大学の教授から『古代の儀式に関する記述の書かれた本』を譲り受ける。
そこで孝信は、その本に載っていた『異世界召喚の儀式』を試しにやってみることにした…儀式は見事に成功し現れたのは長い耳を持つ『エルフ』の女性『リナシー』、そこから彼とリナシーとの共同生活がスタートし、気づけばそのまま十年の時が経ち、リナシーは現代社会の便利な生活に溺れてすっかり引きこもりニートのような堕落した生活を送るようになってしまったのだった…。
最終更新:2024-03-31 00:00:00
26726文字
会話率:79%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
かつて、はてぶランキングの常連だったブログ
わたしは、あのブログ主に恩がある
最終更新:2024-03-30 23:11:22
1543文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:288pt 評価ポイント:272pt
かつて、華道の名家でバラバラ殺人が起きた。
犯人は十年前に離婚した一族の元妻。
彼女は動機を自白する前に自殺し、誰もその凶行の真意は分からなくなった。
手がかりは一つ。
事件前日、犯人の元に桜の花が贈られたということ。
この桜の花が、事件の動機だとでも言うのか────?
華道のイベントで相談を受けた高校生・月野拓海は、とある偶然でこの事件の真相を推理することになる。
これは、彼がとある花盗人を捕まえるまでの物語。
桜の花には気をつけろ。
最終更新:2024-03-30 20:01:30
20368文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:128pt 評価ポイント:122pt
作:悉くを滅ぼすイャンクック
ヒューマンドラマ
連載
N7443IN
本編から約十年前。特殊な経歴を持つ神城仁は、本国から半ば強引に戻るよう唆される。彼は、若くして戦争や傭兵としての経験を積み、とても年齢と容姿がまるで合っていないが、その内面には深い葛藤と孤独を抱えていた。
戻った日本では、様々な大人たちの媚に満ち満ちた圧力と期待に溢れる中、一人の男から思わぬ依頼が舞い込む。
その依頼とは、彼の娘の護衛を務めること。最初は断る神城だが、家族の暖かさに触れ、次第にほんの少しだけ心を開き、任務を受けることに決める。
しかし、その護衛対
象である娘は、おてんばで反抗期真っ盛り。神城とはまるで対照的な立場の彼女との関係は、神城にとってどれも新鮮な物だった。
さらに、娘が通う学校は治安が悪い中学校。10歳の神城は、不良だらけの環境の中で、過去の経験をどのように活かし、依頼を完遂するのか。
投稿は週一位を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 17:57:17
52573文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:0pt
怪獣やロボット、犯罪者と戦う国の秘密部隊、その中でも「c01小隊」通称「color(カラー)」が活躍したのはもう五十年も前のこと。
引退してからかつての隊員たちは各々人生を歩んでいたが、マリの「予言」で宿敵が戻ってくる事を知る。
年老いたヒーローたちにできることはあるのか?
最終更新:2024-03-28 11:00:00
12522文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
十年前、地上に顕れた七つの神話の神々が争いが行われている中、秋ヶ瀬優弥は妹と逃げている途中で、神と遭遇して、俺は神と戦い完全に敗北して、妹は神に連れ去れてしまった。
そして、終結してから十年が経ち、災厄は消え去ったはず立った。再び、神話戦争が勃発して、優弥はその争い巻き込まれるのだった。
最終更新:2024-03-27 23:30:00
5387文字
会話率:76%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
主人公は、作家という職業に固執して生きるしかない不器用な男だ。この男は妻帯者で子供もいるが、家族からみればはた迷惑な奴であった。おおよそ愛とは無縁な生き方をしてきたせいで、十年も前から男は痺れを切らした妻から別居を言い渡されている。四畳半のぼろアパートに引きこもり来る日も来る日も小説だけを書き続けていた。定職にも就かない穀潰しとして。
四十代も後半になり世間の風当たりはますます冷たい。それでも男は取り憑かれたように筆を執る。それは今日も明日も変わらないかに見えた。隔絶さ
れた世界で孤独だけが慰め、といった様子で。
そんな折りに妻が倒れたという連絡がもたらされる。
これは男が筆を擱(お)くまでの、物語。
――丁年(ていねん)、字引を相棒に。転がる無数のちり紙、失敗作の山に埋もれて。
カクヨム、ステキブンゲイ、アルファポリス、小説家になろう、のサイトで重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-27 10:00:00
10109文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
魔女であるガーベラは“魔女”を頼ってくる人間達の依頼を淡々とこなしていた。
ある日、一人の女が「子供を助けてくれ」と駆け込んできた。その依頼に応え、ガーベラは薬を作って子供を助けた。
貧しい親子から対価を取るのは気が引けたガーベラは、対価に「貴女が生涯で一番大切なものを見せに来てください」と言った。
それから十年後。一人の男がガーベラの元に「呪いを解いてほしい」と願いに来た。元騎士であるルークにかけられたその呪いは複雑、強力であり、ガーベラは「呪いを解くために泊まってほしい
」と頼んだ。その理由に納得したルークはガーベラと一緒に暮らし始めた。
“災禍の魔女”と呼ばれ、恐れられるガーベラと、嫉妬のせいで呪いを受けたルークは心を通わせていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 16:00:00
4778文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
大名家の姫である桔梗(ききょう)は、幼い頃に虐められて泣いていた自分を慰めてくれた義村に恋をする。桔梗の長年の想いは成就し、十年後に彼の妻となることができた。愛し愛される幸せな生活も束の間、義村は戦の褒賞として側室を与えられることになる。どうしても側室の存在を受け入れることのできない桔梗は、やがて体調を崩しがちになる。
戦国時代が舞台ですが、ざっくり設定です。
フィクションです。切ない描写が続きますが、ハッピーエンドです。
※ムーンライトノベルズ様にR18版を掲載しておりま
す。アルファポリス様でも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 12:11:18
17542文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:70pt 評価ポイント:58pt
作:二月ノ三日月
ハイファンタジー
連載
N4570II
魔法により栄えた世界で領土を奪い合う魔法戦争が勃発し、数十年に渡る魔法戦争の末に、ようやく世界に平和が訪れた。
平和となった時代、とある青年が魔法の学び舎へと足を踏み入れる。
彼の名は『ジオルスタス』、戦争が終結し、戦う意味も、戦う目的も失った一人の魔導師。
戦場に生き、沢山の同胞を失った。
沢山の敵の命を刈り取った。
そして彼の日常が、突如として崩れ去った。
戦争より早三年が経過し、十六歳となった青年は『ルグナー魔法学園』へと入学を果たす。
数々の仲間との切
磋琢磨、日常、時にはトラブルに巻き込まれながら、彼は魔導師としての大切な『何か』を模索していく。
「見せてやるよ、本物の魔法ってやつを」
これは孤独に生きた青年が、仲間と共に成長し、自分の生きる道を探す、学園生活を描いた物語。
彼の六年間の軌跡を辿る日常譚が、ここに開幕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 00:00:00
304758文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:38pt 評価ポイント:30pt
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