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母のありがたみについて

信号が赤から青に変わるまで‥‥

とある町の横断歩道のそばに立つ信号機の話。

血の繋がりのない姉弟(きょうだい)、由良(ゆら)と秋岡(あきおか)。 そんな二人が引っ越してきたのは、信号機すらない田舎(いなか)、オウヤ町。 町に一つしかない高校に通うことになった彼と彼女の毎日が始まる。

佳月紫華先生の『雨』にインスパイアされて書いてみました。 限られた字数の中に書き込む面白さ。 ぜひ、みなさまも試されてみたらいかがでしょうか？

このサイトには初めて投稿します。まだまだ未熟な者でありますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

　私は田んぼの中の一本道を車で走っていた。 　そこに現れたのは一つの信号機だった。 　信号は赤だった。

私は、変わった店に行った。そしてその店の常連になった。

ルールは守らなくっちゃいけないから、信号が青になるまでは待ってなきゃ。たとえ、車の一台も見えて無くても、待ってなきゃ。それがルールなんだもの。辛くても、馬鹿みたいでも、それがルールなんだもん。でも…。

もし、一日だけ、別のものになれたとしたら・・・