-三十と一夜の短篇- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　ダイヤは油に馴染みやすく、オパールは乾燥に弱い。琥珀は静電気を帯びやすい性質を持っています。 　琥珀と、或る家族の物語です。 　無断転載、無断複製を禁じます。

9V（ボルト）の味はピリリと痛む。そんな夏の思い出話。

ファッション・ショーの現場で出会った不思議な男との会話。 ねちっぽい愚痴話はねちっぽい世界の終わりへとねちっぽく導かれていく。

あたし、イケメンの大学生に恋したの。 恋に落ちる瞬間ってすごいのね。 ハートを撃ち抜かれるような、とか、雷に打たれたような、ってよく言うじゃない？ あれ、嘘じゃなかったよ。

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電力とは文明である。 三十と一夜の短篇第２８回。

ある朝、庭をながめてゆったりと過ごすひと組みの男女がいた。 ふたりがながめる庭で、生存をかけた熾烈な争いが繰り広げられているとも知らずに……。

「あのね、こないだ四葉のクローバーみっけた」 タウは重大な秘密を告白するように教えてくれた。 「ママはねぇ、四葉を探すのは得意なのよ」 トキコは少しだけ得意げだった。 妻と息子の微笑ましい姿を見ながら、『僕』は幸せを感じている。 今日は七夕。僕たちは短冊に願いを書くだろう。 いつまでもこの幸せが僕のものでありますように――

　寧楽の都、皇位の継承問題から起こる様々な人間模様と、正倉院に収められた一つの薬草。第５回の『或る処世』と第２２回『瑞兆』の裏話歴史エッセイ。 　無断複製、無断転載を禁じます。

尚人の寿命は平均の半分に満たない。起きていられる時間が短いからだ。 毎日6時～13時の間だけ目覚め、同じ病気を抱えるあゆみと一緒に過ごす。そんな中、ふとこぼれた琥珀色の『クリスタル』。サプリメントのような小さい粒が二人の日常を変えていく。

そこに何があったのだろうか。あるいはなかったのだろうか。 何があるべきだったのだろうか。あるいはあるべきではなかったのだろうか。 友の死にあっても、何一つ確かなことを見出せないなか、手に残った感触だけが本物だ。 ぶちぶちぶち。

　一人の音楽家の物語。

三十と一夜の短篇第２７回。

――こうして、シンデレラは優しい王子さまといつまでも幸せに暮らしました―― これは、誰もがあらすじだけは知っているあのお伽噺をお題にした物語。 あ、もちろんハッピーエンドですよ？ ……多分ですけど。

魔女がガラスで靴を作れという。かぼちゃの馬車を作れという。 前代未聞の無茶な依頼に、さまざまな分野の見習いたちが力を合わせて立ち向かう。 はたして、彼らはめでたしめでたしを迎えることができるのか……！

　いじめはどんな原因から始まったのか。いじめる側から抜け出せない子もいます。いじめられる側が優位に立っても、仇を仇では返しませんでした。 　　無断転載、無断複製を禁じます。

一人の女が火刑にされる。魔女と糾弾されながら。 しかし、本当は何を焼こうとしているのかは誰一人分かっていない。

「三十と一夜の短篇」第２６回。

ヤンデレラは大きなお屋敷に住む女の子。ただしその人格は、かなりヤバい。昔話シンデレラのアレンジです。 ※いわゆるヤンデレのような可愛い感じは一切なく、たんに病んでる人です。ご注意を。

　王国制だけど、現代の話よ。白馬の王子様が迎えに来ちゃうの。 　学校は出て、お嬢様のところに就職してって話だから、ジャンルは異世界じゃなくって大丈夫よね！ 　舞台は日本じゃなかったって、それだけで、異国は異世界じゃないもの。 　そういうわけで、あたしは恋するために頑張るぞー！

映画が好きになったおじさんの話。

異世界に行って英雄になる機会に恵まれたけれど、趣味じゃなかったので帰っていつもの生活に戻ることにしました。

配送には付きもの誤配。未来の通信販売で、起きたら可笑しいかな？ 　無断転載、無断複製を禁じます。

俺は未来の情報を買ったんだ。

三十と一夜の短篇第２５回。

ホームラン。 それは人を魅了してやまない。 これはそのホームランが通販業界に革命を巻き起こそうとした話だ。

レトロなイラストのチラシが、ポストに入っていた。 『不用品　買い取ります』 そのチラシに惹かれた古見矢 新（こみや あらた）は、ある場所を訪れる。 何を『不用』とし、何を手元に残すのか。 新の選択は―― = * = * = * = * = * = * = 『三十と一夜の短篇第２２回』に投稿した短篇『不用品買い取ります。』の連載版です。

『三十と一夜の短篇』第24回のお題『浪費』で、最初にふわふわっと頭の中に浮んで来た、いつもの駄文。 これを『作品』として公開していいものかどうか迷うところではありますが、もう一作投稿してあるし、こちらは『おまけ』ってことでひとつ…… こんな『浪費』もたまにはいいよね？

人間が地上に住めなくなった世界で、人間らしさにこだわるある地上巡業用ロボットの元に人間の少女が送られてきた。 地上への耐性を持つとされる少女を連れて地上を歩くロボットは、彼女とともに過ごすうちにどう変わっていくのか。

書いてたらこういうことありますよね？　ないのが理想ですが……。

　昔々、江戸は吉原、公娼があった頃のお大尽の話。

これ、実話なんです。 このあたりの詳細は、『労働残酷物語』として書こうと思っています。 三十と一夜の短篇第２４回。

　小心者で図々しい男の物語。

都心で三日間だけ開催されるイベント『ダークネスルーム』。 そのイベント内容は謎に包まれている。 しかし、前情報や感想の書き込みによると、一風変わったイベントのようで――

おれが拾った金貨で賢い買い物をした話。

辺境の町ミューデルの山には、バケモノが住んでいる屋敷があった。 その名はヨーリク・ペイル。大昔の呪いで姿を変えられた元・人間だった。 これはバケモノと呼ばれている男ヨーリクと、彼に拾われた娘ラウラを取り巻く長い物語の、ほんの一幕程度のお話。

　1.だいすきだったくまさん 　小さい頃、ずっと持ち歩いていたくまのぬいぐるみをなくしてしまって、寂しい気持ちと、後悔の気持ちを抱えている少女の詩です。 　2.寂しがり屋のくまさん 　引っ込み思案な性格のくまさんと、そんなくまさんと仲良くなりたいと思っているうさぎさん、その他の動物たちの詩です。

ケアベア。三十と一夜の短篇第２３回。

　小学校で飼育されていた動物はいましたか？　どのように触れあっていましたか？

ある日、あたしの頭のなかはワタでいっぱいになってしまった。 遊びに誘う友だちの声も、流行りの俳優の笑顔もワタの向こうに遠ざかる。 けれど、あたしはそのワタを溶かしてくれる人に出会った。 熱でとろけるわたがしみたいに、甘い気持ちにさせてくれる人に。 本作の無断転載、無断複製および無断翻訳を禁じます。

　触ってみたい、どんな感じがするのかしら。職場の女性から見た同僚男性の髭。

猫ブームが過熱している。最近の熱狂ぶりは異常だ。この原因を暴けば金になる。これから猫ブームの裏側に迫ってみよう。

この事典を開くもの、一切の真面目さを捨てよ。　　　　編纂者より。

　優れた人物が現れたり、よいことが起こる時に現れるきざしを瑞兆といいます。古代の女帝の身の周りに起こった出来事です。第５回の『或る処世』の姉妹篇。

幼馴染が引っ越すことになった。きっとまたふたりで見ようと約束した虹をプレゼントするため、おれはかけ出した。

とにかくまくしたてろと言うこった。 何の因果か、おれがきつねと大道商売するハメになった話。

価値観の錬金術。「三十と一夜の短篇」第２２回。

　きっかけは、手に舞い込んできた一枚の広告。 　導かれるようにその店へと向かい、意味もわからないまま、これまた導かれるように注文をしてしまう。 　それは、手に取った時点で決まっている、「運命」なのかもしれない……。

高見明等、昭等の二人は、ある依頼を受けた。 自己啓発セミナーの主催者、小向によれば、彼が奨めている自己啓発の『プログラム』に欠点があるらしいので、それを見つけて欲しいのだという。 そのせいで、そこではたびたび死者が出るというのだ。 果たして、その欠点とは…… ※専門家ではないので、多少の勘違い等があるかも知れませんが、ざっくりスルーしておいてください

死神のサチコと現世を離れられない幽霊たちのショートドラマ&コメディ。あんな未練やこんな未練、あなたにも心当たりはない？