-ショートショート- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:14829 件
自分より一年も早く、口だけが先に生まれてしまった男。自分自身が生まれたときには、口は捨てられてしまっていた。そんな男が、減らず口を一度も言ったことがないために、口が減り続けて今にも消えそうな女と恋に落ちる。女のために、男は自分の口を取り戻そうと探し始めるが……。第20回坊っちゃん文学賞投稿作。
最終更新:2024-02-11 02:33:49
3991文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
変わった方法で仕事をする殺し屋。その方法とは……?
最終更新:2024-02-10 16:22:21
2929文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:82pt 評価ポイント:74pt
自宅アパートのドアを開け、外に出ると頭上から降り注いだのは陽光ではなく、蛍光灯の光。そこは病院の待合ホールような場所だった。そう広くはなく、どこか穏やかな雰囲気。しかし、それは精一杯演出されたもののような、そんな印象を抱く。
小児科、それよりは控えめ、というより暗い。そのことからここは老人ホームであると、おれは思った。以前、祖母に面会しに行った時の記憶の残滓から生成されたものだろう。
職員が二人、会話している。と、思えばおれを見て手招き。しかし、おれは背を向け出口に向か
った。華がない世界だ。この筋書きに付き合うつもりはない。
自動ドアを通り、外を出て辺りを見回す。
林に囲まれ、道路は一本のみ。灰色の蛇のよう。それがずっと先まで続いている。……と、車がこっちに向かってきた。黒い車。リムジンのような。
「どうぞ、お乗りください」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 11:00:00
2191文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
清々しい朝。お日様の光、こんなに温かかったんだ、青空ってこんなに綺麗だったんだって思える。
今日はとっても気分がいい。きっといい一日になる。ううん、絶対。だから、あたし、ファイト! 今日もお仕事、がんばるぞ――
「あの、ヒロイン気分のところ申し訳ないんですけど、ちょっといいですか?」
「え、あ、はい」
「私、死神なんですけど」
最終更新:2024-02-10 11:00:00
2546文字
会話率:84%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
旅の途中のバスの中で思った事柄をそのまま小説の形にしたもの。
ノンフィクションなので、エッセイと言った方が正しいのかもしれません。
最終更新:2024-02-10 00:27:32
640文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
「よっしゃあああああ!!!!」
画面に表示された『00:04:58』というクリアタイムを見て、思わず雄叫びを上げた。
遂にずっと目標としていた5分を切ることに成功したのだから、さもありなんといったところだ。
大作アクションRPGである『ニャッポリートクエスト』――通称『ニャポクエ』のやり込みプレイを始めて早や半年。
普通にプレイしたらクリアまで50時間は掛かるニャポクエを、ここまでの短時間でクリアした猛者は、世界で俺だけではないだろうか?
そりゃ雄叫びの一つや二つ
、上げたくもなるってもんだろう。
「――ん?」
その時だった。
テレビ画面から突如、目を開けていられないくらい眩しい光が発せられた。
な、なんだこれは!?
「う、うおおおおおお!?!?」
そして俺の身体は、その光に吸い込まれていった――。
「よくぞ参った、勇者タツロウよ。どうかお前の手で魔王ニャボステートを倒し、この世界に平和をもたらしてくれ」
「…………は?」
光が収まると、目の前にカイゼル髭を蓄えた王様風のオッサンが立っていた。
こ、この光景は、親の顔より見たニャポクエのオープニングシーンじゃないか――!
つまりこれはあれか?
俺はニャポクエの世界に、プレイヤーキャラとして転移したってわけか?
……ククク、燃える展開じゃねーか。
神様もなかなか粋なことをしやがる。
つまりこれはあれだろ?
今度は自分の身体で、『00:04:58』というタイムを更新してみろってことなんだろ?
――その挑戦、受けて立つ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 21:04:38
4997文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:732pt 評価ポイント:678pt
掃除や片付けが苦手なオレの部屋は、いわゆる “ゴミ屋敷” と呼ばれていた。
とうとう大家からアパートを退去するよう言われ、そろそろ引っ越しを考えねばならない。
どこから手をつけていいものやら悩んでいると――
◆本書は
RED文庫(http://red2468.g2.xrea.com/)にて
掲載した作品に加筆・訂正したものです。
内容に大きな変更などはありません。
最終更新:2024-02-09 21:00:00
1709文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
「お、俳優が来た!」
「よっ、今日、学校終わったら収録かぁ!?」
「フォー! 浩平くぅんー!」
「ドラマおもしろかったよー!」
「いやー、ははは……」
朝。とある小学校。鈴木浩平少年は教室に入った瞬間、このように熱烈な歓迎を受けた。
彼らクラスメイトが言うテレビドラマ。それは昨夜放送された小学校を舞台にした言わば学園ドラマである。まだ第一話目だがネットの評価は上々。実際、このクラスでも流行の兆しを見せていた。
ただ、面白いだけでなく、その大きな理由が一つあった。それ
は彼、鈴木少年がドラマに出演しているから……ではない。彼は役者でもなければなんでもない、ごく普通の小学生。
ただ、彼の名前と年齢がそのドラマの登場人物と完全に一致しているのだ。おまけに……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-09 11:00:00
3025文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:20pt
ある夜。凄まじい衝撃音と破片が四方へ飛び散った。
車の衝突事故。信号を無視した一方がもう一方の車の横腹に頭から突っ込んだのである。
ぶつけた方の車の運転手は、ため息をつきながら携帯電話を取り出した。
事故直後。それも自分が起こしたというのに然程動揺はしていない。と、その頭に思い浮かぶはいつかの日の晩のこと。
「……で、何の用かな。税金のことで来たと言うが、私はキッチリと払っているんだがねぇ。なんなら払いすぎてるのではと思うくらいだよ」
最終更新:2024-02-09 11:00:00
1973文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
ある夜。居酒屋にて、プチ同窓会を始めた三人の男。
「いやー、おれら三人とも結婚できるとはなぁ」
「できるとはなぁって、普通にこっち二人は彼女いたし」
「モテないのお前だけじゃん」
「ううううるさいなっ! あっ、すみません、あ」
「ははははっ、無駄にリアクションデカいところも変わらないなお前は」
「教室でもよく大げさに急に立ち上がってたもんなー」
「いや、そりゃ、ツッコミはね、しないとさ……」
最終更新:2024-02-08 11:00:00
1330文字
会話率:98%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
『ねぇ、二人とも。おいしい? 今日は新しいレシピに挑戦してみたのよ』
『おいしいも何も最高だよこれ! ねえパパもそう思うでしょ?』
『ああ、もう、ほんっとうまいよ! ママは天才だなぁ』
『ふふふっ、二人とも大げさねぇ』
『あ、今日のお風呂掃除はぼくがやるからね!』
『お、偉いぞー。パパはいつも通り、洗い物担当だな。それから明日はパパが夕飯を作るからな。楽しみにしてるんだぞぉ』
『あらぁ、それじゃ、あたしの料理がおいしくなかったように聞こえてきちゃうかもなー』
『そんなこと
あるわけないよ! ねえパパ!』
『ああ、当然さ! ママの料理は、いやそれ以外も全てがいつだって最高さ!』
『うふふっ、冗談よ冗談。ふぅ、でも今日はおかずが二品だから、ちょっと節約しないとね』
『そうだな。明日は一品だな。家のローンも大変だからなぁ』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 11:00:00
2853文字
会話率:67%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:スターゲイジー
ローファンタジー
短編
N0653IQ
ショートショートです。
何かを考えている時、それを頭の中で考えている内容を言語化して自分に説明することはありませんか?
私はあります。
この作品ではそれを「モノローグ」とします。
最終更新:2024-02-07 20:12:43
2164文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
アテもなくぶらぶらしていた私は、ふらり立ち寄った境内で開かれた泥棒市を覗いてみることにした。
そこで売られていたものの意外性に、私は強く興味を惹かれたのである。
最終更新:2024-02-07 20:00:00
2112文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
とある中学校。その少年は始業チャイムが鳴る少し前。教室の後ろのドアの前で立ち止まり、深呼吸した。そしてドアを開けると
「お、宮田ぁ! 日本中学生、エベレスト登頂初の成功者おめでとおおおぉぉぉう!」
と、第一声を上げた教師の後ろの黒板には飾りと、その旨の言葉が書かれていた。
「おめでとーう!」
「すごいよ宮田くん!」
「おめでとなぁ!」
「いやー、みんな、どうもどうも」
称賛と祝辞の嵐の中、肩を背中を叩かれ、へらへらしながら自分の席に向かう宮田少年。
鞄を下ろ
すとふぅと一息ついた。集まる視線にぶるっと身を震わせ、恍惚な表情。
「いやー、ほんと宮田はすごいなぁ」
「ふふっ、ありがとうございます、先生、いや、ビッグティーチャー」
「おいおい、アメリカかぶれかよ宮田」
「やっぱ、エベレスト登ると違うよなぁ」
「いや、エベレストはネパールあたりでしょ」
「とにかくすごい! 宮田はすごい!」
まるで英雄の帰還に沸く教室。と、ここで「でもぉ……」と教師は腕を組んだ。
宮田少年は胸を張り言った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 11:00:00
2781文字
会話率:92%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
仕事からアパートの自室に帰ってきた私はうがいもせず、すぐさまテレビの前に行き、電源を入れた。
映し出されたのは今朝とさほど変わらない光景。同じビル。いや、正確には六日前とさほど変わらない、か。そうか、もう一週間経とうとしているのだな。今日は土曜日の夜。事の始まりは確か日曜の夜であった。
「来るなー! 誰もおれに近寄るなー! しししし死んでやる! ひひ、ははははは! 死んでやるぞー!」
フェンスの向こう。男が振り返り、テレビカメラに向かってそう言った。
スーツを
着た恐らく三十代。両手は金網をがっしりと掴み、その形を歪ませている。声が掠れている。恐らくマスコミが駆け付ける前から叫んでいたのだろう。しかし、吹く風に負けない力強さがあった。尤も、それは風前の灯火、蝋燭の最後の輝きのように思えてならないが。髪は乱れ、服も乱れ、ネクタイが風にあおられ右へ左へとはためく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 11:00:00
1545文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
新しい父親を迎え入れる家族のお話です。
この作品はエブリスタにも掲載しています。
最終更新:2024-02-07 07:00:00
2081文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:16pt
ある日、私はいつもの休日を過ごしていた。
同じルーティンで繰り返される休日に少し退屈していた私だったが、初めて見る雑貨屋へと足を踏み入れる。
そこで出会ったものに私の日常に変化が訪れる。
最終更新:2024-02-06 23:42:52
1321文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
あるところで行われているのは、人類の歴史の授業。
2098年。核戦争の影響で、地球上の生命は自然繁殖ができない状態に陥って……。
最終更新:2024-02-06 23:14:35
1294文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
異世界人がたった一人で国を亡ぼす
この作品はカクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330669733967153/episodes/16817330669738676000
最終更新:2024-02-06 20:05:31
975文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
この作品はカクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/16817330669356651139/episodes/16817330669356904634
最終更新:2024-02-06 19:53:29
3747文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
夢を見ていたわけじゃない。現実見つめ、定職求め故郷を離れ着いた先は大都会大東京。
初めはうまく行ったが水が合わない人と会わない。孤独蟲毒。叱責嘲笑。田舎者だからというのは、ただの自虐。合わなかったのは自分の問題。能力不足。それがわかっているから、なお苦しい。
責められ責めて心を病み都落ち。実家に出戻り早数年。流れぬ水はやがて腐る。臭い臭いと家を追い出され行き場をなくし、縋りついたのは、ある時、曇った眼にただ映した、あるニュース映像。
東京には居所をなくした者たちが集う
場があると。それが、やけに心に残っていたのは羨望か。
刹那的享楽主義者の集まり。先行きは明るくない。そうだと薄々わかっていても下手糞、青色に染めた髪、落ちない指の汚れをそのままに再びの都上がり。夜の繁華街へ背を丸め震えながら足を踏み入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 11:00:00
1525文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
「あっ、おばあちゃん」
「あら」
電車に乗って隣町に来た彼。ふらりと立ち寄った食品雑貨屋で祖母と出会う。祖母はこの町から電車で駅四つ離れた町で暮らしている。多分、買い物に来たんだろうと彼は思う。が……
「あら、誰かしら」
「いや、孫だよ孫」
眉を顰める祖母に対し、彼は少々不安を感じる。
「知らないわぁ。知らない! 孫じゃなーい! でーす!」
「いや、孫だよ。あ、孫です! 孫なんです!」
店内で大声で孫じゃないと連呼する祖母に対し、彼は周りに弁明するようにそう声
を張り上げる。
が、周りの様子はやや同情的か。そのことがむしろ彼の不安感を高めている。
店の者に迷惑がられているのは明白なので彼は祖母の手を引き、一先ず店を出て、歩幅を合わせ一緒に歩く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 11:00:00
1816文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
ある国で二人の思想家が殺された。
刑事の取り調べの犯人は答えた。
「あの二人が居ると、俺は眠れないんだ」
*思い付きで書いたショートショート、掌編です。
カクヨムにも投稿しています。
最終更新:2024-02-05 19:00:00
2451文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
数ある作品の中から、御覧いただきまして、誠にありがとうございます。心から感謝致します。
ショートショート作品です。
元マジシャンのオヤジが最後に仕掛けたのは・・・
最終更新:2024-02-05 13:24:22
5215文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
青い海。白い砂浜。波の音。それに時折、カモメの声。最高のバランスのBGM。パラソルの下。気品と高級感あふれる白いビーチチェアに体を沈め、ふと手にしている本から目を逸らせば澄み渡る青空。
久々の休日……最高だ。遠出、それに奮発してこのホテルを予約して良かった。ああ、そう思っているのは僕だけじゃない。部屋を見た瞬間の二人のあの喜ぶ顔……思い出すと胸が熱くなるなぁ。
と、胸が。これまた厚みのある……ほほほうっと、なんだい? マッサージしてくれるのかい? 参ったなぁ。妻帯者なん
だ。
でも君みたいな美女のご厚意を断るのもなぁ。お手柔らかに頼むよ? お、ほぉ、柔らかい……柔らかい……。
――コンコン
「お客様。お夕食をお持ちしました」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 11:00:00
1449文字
会話率:69%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「うおおおいテープ! 貼るなよ! あああもう!」
夏の夜のとある雑貨店。そこに怒れる男が一人。
仕事帰りだろう、スーツ姿。高級なものではなさそうなことに加え、声を荒げているが反社会的勢力に属している雰囲気もなく、ごく普通の会社員のようだ。
ゆえに、恐ろしい。可愛らしい若い女店員に怒鳴り散らすその姿というのは。しかもその内容というのが
「これは! おれが買ったものだろう! つまりはもう、おれのもの! なのに勝手にテープ貼るなよ! なぁ! お前、人のものにテープ貼ってい
いと思ってんのかよ! なぁおい!」
「あの……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 11:00:00
2373文字
会話率:91%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
2017年になろうとカクヨムに投稿した短編をリメイクしました。小学生の静かな片想いの話です。カクヨムにも投稿中。
最終更新:2024-02-05 00:16:07
1107文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
承認してくれる他者がいないこの世界で、自分を見失わないように何度も、自分が消えてしまわないように何度も、俺は自己を承認し続けたのだ。
最終更新:2024-02-04 21:08:48
3955文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:96pt 評価ポイント:86pt
誰もいない早朝の教室。
いつもより早く登校した航太は、自分の机に勝手に座ってうつ伏せで寝ている学校のマドンナ、茉優を見てしまった。
もしかしたら茉優は俺のことが好きなのではないか、と航太は妄想する。
航太は茉優の本音が知りたくて、策を練った…
6000字の作品ですので30分ぐらいで読めるショートショートです。
最終更新:2024-02-04 16:26:00
5933文字
会話率:33%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
「あ、おい! 今の音、あれさ……がぁ! おま、な、何を!」
「黙れぇ……俺はぁ捕まらんぞぉ……」
「ば、馬鹿! やめろ! はなせ、マジでしま、絞まってる……か……ら……」
「ふーっ! ふっー! 俺は逃げきってみせるぅぅぅ……」
「あき、あきらめ……」
バラバラと近づくヘリコプターの音。それが徐々に遠ざかっていく。
ただ、それはおれの意識そのものが遠のいているからであった。
ヘリの光は確実にこちらに向かってきている。尤も首を絞められている今、天の迎えのようにも思
えるが。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 11:00:00
877文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:22pt
「ユー、いいねぇ!」
節約のため、川の土手で食える野草を集めていたおれは、背後からの突然のその声に驚いた。
振り返ると、そこにいたのはみすぼらしい服装の男。明らかにホームレス。風上に立っているせいでツンとした臭いが鼻を突いた。
おれは一瞬でも、芸能事務所からのスカウトだと期待を抱いた自分を恥じ、面倒くさいのに絡まれてしまったなぁ、とその後の会話、相槌を打つも上の空。はぁ、そうですか、はぁ、はい。と、流れで「ついておいで」と言われ、はいと返事してしまった。その手前、無
視して帰るのも、ばつが悪いので仕方なく男のあとに続いて歩いた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 11:00:00
1081文字
会話率:56%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:24pt
物流や交通の便として転送装置が広く利用されるようになった近未来。
その日、世界初の『転送装置による人身事故』が起きた。
最終更新:2024-02-03 19:00:00
1911文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:34pt
仕事帰りのサラリーマンがコンビニに寄ると小さな月が箱に入って並べられていた。『これでお部屋でお月見を』というポップを添えて。サラリーマンは同居人のために一つ買って帰ることにする。
最終更新:2024-02-03 15:08:56
2427文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「……ひっ、だ、だれ!」
その少女はひとり、森の中を彷徨い歩いていた。
夏休み。仕事で遠出するという父親に無理やりくっついてきたはよかったが、代わる代わる知らない大人に愛想を振りまき、そして父親の陰に隠れ、ひしっと父親のズボンを掴んで大人たちの呪文か暗号のような会話に耳を傾けることに飽き、ひとり森の中へ入ったのだ。
どこへ進み、どこで見上げても背の高い木々が少女を見下ろす。
空は曇天。じめじめと蒸し暑く、少女は手をパタパタ、ワンピースのスカートや胸の部分をパタパ
タ、ブゥンと虫が耳元を通過しバタバタ。泣きっ面に蚊。バチバチと腕を叩き、手のひらの血の玉を見て、卒倒しそうになるのを、ぐっと堪えるが、ガサガサと茂みが揺れれば短く悲鳴を上げ走り、立ち止まってはまた空を見上げ、と繰り返す。
「ねぇ……だれなの……?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-03 11:00:00
3914文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:やざき わかば
ローファンタジー
短編
N8832IP
現代での商売で失敗した元武将。次はどんなことで天下を狙うのか…。
最終更新:2024-02-02 22:18:06
1865文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
「もう別れよ、アタシたち」
「――!!」
平凡な高校生男子の俺は、一週間前から付き合い始めたギャルの枢辺(くるるべ)さんから、唐突にそう告げられた。
あまりに理不尽な展開に理由を問い詰めると、何と俺への告白は『噓告白』で、最初から俺を弄ぶのが目的だったという……。
「そういうわけだから、明日からもう話し掛けないでね、マジキモいから。じゃーねー」
「あ……あぁ……。ああああああああああああああああ!!!!!!!」
――こうして人生に絶望した俺は、山奥の崖から飛び降り
、自ら命を絶つことに。
だが、崖から飛び降りた、その刹那――。
「――佐川君(さがわ)ッ!!」
「っ!!?」
『氷の女王』の異名を持つ、クラスメイトの源城(みなしろ)さんが、俺の手を掴み――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 21:02:23
8258文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:814pt 評価ポイント:706pt
脳にアクセスすることで、人間の記憶を映像として可視化することが可能になった近未来。
『Synchronize System –シンクロシステム-』と名称されたこの技術は、その特性から犯罪捜査に使用されることになった。
犯罪数が増加の一途を辿るこの国にとって、その技術は犯罪増加の抑止力ともなる唯一無二のシステムであった。
最終更新:2024-02-02 20:00:00
1828文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ひょんなことから魔法のランプを手に入れた男。
そんなもの嘘に決まってる……などとは思いもしない。手に持てばわかる。なんとも不思議な気配を放っているのだ。
男はよくあるお話と同じようにランプを擦った。それで中にいるランプの精霊を呼び出し、願いを叶えてもらおうと考えたのだ。
……が、ランプの先っぽから煙が出るもその量は一定。沸騰するヤカンにも劣る。それに加え、手を休めれば煙もまたランプの中へ引っ込む。
最終更新:2024-02-02 11:00:00
723文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:54pt 評価ポイント:48pt
――ウーラ、ウラウラ、ランラララー。ラーウーラーウウラララララー。ウーラン、ランララウララーララララーウウラン、ランララウラーウララララーウーラーララウラウラララララー
紅藤色の空。流れる小川。麦わら色の芝生のような大地が広がるウーラモス星。
そこで暮らすウーラモス星人は、やや丸みを帯びた五芒星のような形をしていた。ヒトデのような見た目と言ったほうがわかりやすいかもしれない。
彼らは単為生殖であるが親愛の情を伝えるように、ぎゅっと抱き合うことを好み、個体同士が近づけ
ば必ず優しくハグを交わす。
歌と平和をこよなく愛し、彼らの小さな小さな星は常に優しい歌声が流れており、穏やか。まるで夢を見ている最中の緩慢な脳のよう。そんな優しい世界。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 11:00:00
942文字
会話率:6%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:18pt
主人公は、洋服店で働いている。毎回ズボン(パンツ)のお取替えをする客がいて面倒だと思っているが…
最終更新:2024-02-01 21:31:56
1692文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
元営業マンの男は「転職を決意しとある企業に応募した中年男性」だ。書類選考に通過し、面接会場へ向かった。そして役員面接でひとりの男から「2億円で腕を切って売ってもらえますか?」と言われて……
最終更新:2024-02-01 20:27:41
1245文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:102pt 評価ポイント:90pt
『おまえ、脳みそ未発達か?』
『ほら、叩くと軽い音がするぞぉ。みんな聞こえるかー?』
『もしもーし! おまえの存在自体にクレームがあるんですけどぉー! どこで受け付けてるんですかー?』
『猿。猿猿猿猿猿ぅ!』
『お願い。単純に聞かせて? どうしてそんなに仕事ができないの?』
『飴やるよ。ほら、飴と鞭ってやつだ。ほら、食えよ。今だよ今。……てめぇ、仕事中に飴舐めてんじゃねーよ! 飴だけに仕事舐めてますってか! おら、拾えよ。今吐きだしたやつ拾えってんだよぉ!』
『お前の代わりな
んざいくらでもいるんだよぉ』
『死んでも問題ないよ。死ねよ。はい、死刑。死刑死刑死刑ぃ!』
『まーたコモリくんが篭っちゃうよ』
『ふふっ』
彼はそのドアを閉めたあと、壁に額を擦りつけ、ふぐぅと声を漏らした。頭の中で反芻されるは、先程の、そしてこれまで受けた課長からの叱責の数々。
『まーたコモリくんが――』
それに紛れたこれはオフィスから早足で出る際、同僚がボソッと言った(恐らく彼に聞こえるように)一言。それに笑い声。
コモリくん。そのあだ名の由来通り、彼が今いるのは会社の物置部屋。およそ二畳分の小さな部屋である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 11:00:00
4938文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:26pt
愛し合ったあの頃の青春は一体なんだったのか
登場人物
ミナ→物語の主人公でレンの妻。大好きだったはずなのにいつの間にかレンへの愛情が消えてしまった
レン→ミナの旦那で彼女の本当の気持ちに気づかないまま、変わらず愛し続けている
2000字以内の初挑戦ショートショート小説
※ミナとレンの視点でわけて書きます
最終更新:2024-01-31 23:58:39
2000文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
真夜中のみ事故物件を扱う華沢不動産。この不動産で扱う事故物件に住んだ人、関わった人の、一話完結オムニバス形式のエピソード。
◇エブリスタにも投稿しています。
最終更新:2024-01-31 22:00:00
187151文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:284pt 評価ポイント:106pt
年老いた父を介護しながら暮らす母から、今年も母の日のプレゼントを強請られた。
稼ぎの少ない私は半日で三千円払えば借りられるレンタカーを借り、私は実家の在る街へほんの少しの旅へ出た。
最終更新:2024-01-31 20:00:00
2907文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
2095年の社会において、あらゆる差別は許されていない。
どんな犯罪者に対する差別でも認められていない。
2095年という時代は、それほど社会の倫理観が進んだ社会だった。
あらゆる人種差別は、長い年月と苦労の末、世界から消滅した。
かつては肌の色や目の色の違いで差別し憎みあっていた人たちも、今ではあらゆる違いを認めあっている。
少なくとも、表向き、社会正義としてはそうなっている。
最終更新:2024-01-31 17:14:24
2631文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:62pt 評価ポイント:54pt
掌編小説、短編小説集です。
最終更新:2024-01-31 14:41:01
4476文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「パラレルワールド。ご存じですか?」
総理のその回答に、質問をした記者はまず我が耳を疑い、次に口を疑った。
今、私は何と質問した? 確か、総理にこう訊ねたんだ。あなたが掲げる異次元の少子化対策とはいったい――
「異次元の少子化対策。それはパラレルワールド、つまり並行世界から子供をさらい、我が国で育てる事です」
記者は目頭を揉んだ。だが、自分の目を疑ったわけではない。頭痛がしたのだ。そして、何かを疑ったと言うなら、それは自分の脳。つまり、これは夢なのではないかと。い
や、やはり総理の頭を疑った。
「あの、総理……真面目に――」
と、言いかけ、記者が口を閉ざしたのは、総理がこちらの話を聞いていないと思ったからではない。閉口せざるを得なかったのだ。記者会見の場、その壇上、総理の隣に運ばれて来た物々しい装置を前にしては。
それは球の無い地球儀のようであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 11:00:00
1622文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
……おれは死んだ。死んだ。死んだ。死んだ死んだ死んだ。と、このように考えるだけで吐き気がし、さっき実際に吐いて、前に並んでいる奴と喧嘩になるところだった。
そう、並んでいる。この列に。この列は一体なんだ? いや、わかるさ。これが何か。天国か地獄の審査の列だろう。そうとしか考えられない。だって、おれは死んだのだから……。あぁぁぁぁ……。
最終更新:2024-01-31 11:00:00
2393文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
親から段ボールに入った仕送りが届いた。
中を開けるとそこには晦日(みそか)と1通の封筒が入っていた。
最終更新:2024-01-31 07:37:01
1254文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
検索結果:14829 件