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琴中将と呼ばれる風流人は、類稀なる音を出す琴を持っていた。その琴には女の霊が憑いている。中将は夜毎にその琴を奏で、その美しさは都中の評判である。その琴の音に惹かれてやってきた一人の者と、女の霊と、中将をめぐる逸話。

いつも仲良く悪さしていた二人だか、今日は喧嘩をしていた。でもやっぱり、二人はお似合いだった。

人の念でやがて力を持つようになった石――てのひら地蔵の始まりと終わりのお話。

『お父さん』という存在は、全てではないと思うが、家族や特に娘に邪険にされやすいと思う。そんな『父』の存在を、不器用な愛情しか表現できない父を理解することができたら、父親は、どんなに喜ぶであろうか。我が家のおバカ父の面白ノンフィクション物語。

■【？/短編】■先輩に呼び止められ渡された１本のビデオテープ。先輩曰く、『２４時間以内に観なければ死ぬビデオテープ』だそうだ。一体このテープの内容は何なのか……？

はひょーとりあえず、自殺。そして輪廻。私はそうやって過去を切り離し、現在を手に入れる。出会いは全てを変えてくれて、私は三年間生かされた。私はそこで夢を見て、現実に目覚めた。告白しよう。あなたなら、受け止めてくれる。

詩や歌詞を載せたいと思います。恋愛・夢・日常生活などの一話完結なので、気軽に読んでいただけた上で、共感してもらえたら光栄です。

惑星開発のドームの中、少年と少女は出会った。でも、それは触れ合う事の出来ないガラス越しの出会い。僕達の間には「毒」がある。それでも少年は…。少年時代の思い出と「やくそく」

ふすまから覗く、外の景色。見えるのは広い庭。・・・そこが私の世界。広い庭以外に見たこともない。外の世界なんて何も知らない。私は知ることはない。知ることなんてできないんだ。ひとりぼっちの、やしきのなか、わたしだけ。

寝る前に天井を見上げると、そこには何の変哲もないシミがある。いつもは、気にならないはずなのに、何故か気になってしまう。思考はそのまま広がっていき、その思考がやがて現実を侵食していく。

転校生の大川彰治は、心に大きな傷をおっていた。なんとか克服して水泳部に入部するが、やはり脳裏には「あの時」の記憶が蘇る……

世の中には裏表が存在する。性格や顔、家でさえも。この物語の主人公、春江涙歌(ハルエルイカ)は裏の世界へと足を踏み込む。…………今宵彼女はまた罪を侵し敵に血を流させる…………

部長が昼休みにやって来て…何ということもない日常を描いたお話

転校してきた彼に一目ぼれ！やばい・・・どきどき・・・でもどうしよう・・・

■【コメディ/短編】■岡目八目とは。第３者の方が当事者よりも事の是非をよく見極められること。あるうどん屋で繰り広げられた、ああやっちゃった話。

主人公、美奈の前に現れた黒猫”クロト”と白猫”ミルク”。猫目石をもつことで狙われる美奈を助ける二匹だが。どうやら、この猫達と猫目石には関係が……。

学校から帰って来てみるとそこには謎の女が・・・。自称、宇宙人！？『田中太郎』！？『トイレの花子さん』！？不法侵入で警察沙汰なのに、この女は何を言ってるんだ！？はぁ、まったく。これから俺はどうなる事やら・・・

甲子園という高校球児にとって特別な存在のもの。舞台は今年統廃合が決まった宮崎県延岡市の３校。左腕はその能力を発揮できるのか、試合をすることができるのか、甲子園という目標に向かうことができるのか、果たして連合チームとなるのか。球児や監督の葛藤を描く高校野球ストーリー。

大事な物や人を無くしてしまうと大変だという事を書きました。

電車の中にいる迷惑な乗車客。いらいらしますよね。そんな迷惑なやつらにガツンと言ってやりたいけどできない。そんな人たちに読んでいただきたい?話です。

熊本のとあるひなびた商店街にデザイン事務所を構えている僕の元に気功師を名乗る人物がやってきた。この物語は、そんな彼を中心に起こった実話である。

やっと立ち直った風一郎は。。。

あの日、オレは誰かに殺された...。犯人を見つけないと、俗に言う「成仏」とやらが出来ないらしい。

恋人を亡くした青年が、彼女に伝えることの出来なかったことを悔やむ。しかし、彼女はもういない。青年は、彼女の代わりに空に向かって想いを伝える。青年の伝えたかったことは…？簡単そうで伝える事が難しい、素直な想い。その想いとは？

街の中でずっと座ってんの。とにかくな、これがめっちゃいいんやって！

12年前に別れた幼なじみが、今や大人気俳優になって帰ってきた！信じられない告白を持って―――

俺の両親は離婚した。離婚して以来母親と生活してきた、母の苦労や努力やドジや…恋を見ながら…愛すべき俺の母親亜沙子の再婚願望を叶えてあげたい子供たちの、母親への応援歌！

小学生の息子の参観日。非常識な担任や父兄達。そして授業中、母親が教室で粗相をしてしまう。それぞれの人間性が出てきて事態はエスカレートしていく。

俺が寝転がる学校の屋上に、毎日アイツはやってくる。ポカポカした昼下がりの話――。

やつらは人を殺すことに、ためらいなんてないんだ…。舞台は化け物の巣窟と化した高校。その中で生き残った少年達と一人の父親が狂気に立ち向かう。

僕は、しゃべり過ぎていつも後悔している。君はただ沈黙している。誰にも理解されない僕らは、やがて二人だけで閉じ籠るようになった。

（詩）若者たちは日本の現実をわきまえずにあれこれやっているんです。そう言う僕も若者なので、破滅する日本を指をくわえて見る事しか出来ないんです。

梅雨のじっとりしたいやな空気。でもわたしは彼の姿を見つけてしまった。

シュウの前に現れたのは死んでしまったカナ。なぜ自分が幽霊になったのかわからないので、親友であるシュウに助けてもらうために側にいることに。（取り憑いた？）それから２人？でカナが成仏できるように色々なことをやってみるが理由は・・・

聖なる日の前夜。僕の家に奇妙なお客さんがやってきました。名前はクロス。トランプを自由自在に操る不思議なサンタと、平々凡々とした少年の、カルシウム溢れる謎ストーリー。

休みの日に、押し売りが家にやってきた。白髪白髭の痩せた老人。その老人が売りつけようとしたものとは……？そして、予想外の結末が……。

坂東綾は不気味な女。不可解な言動や行動が元でクラスではイジメられている。そんな坂東が最近俺に興味を示し、何かと絡んでくるようになった。イジメに巻き込まれたくなくて適当にあしらう俺。しかし、坂東に絡まれるようになって他のクラスメイトと距離が出来たことをむしろ喜んでいる俺。そんなある日、掃除用具入れのロッカーが風も無いのに「キィ」と開いた。「あの子がいるね」と坂東が笑う。いつのまにか俺の日常は、無視できない不可解な出来事に巻き込まれていくことになるのだった。

“死”に対して思いを巡らす人々にどんな歌を唄ってやろうか。…アンタ達はどんなの歌がお好みかな？

珠子は半年前から、夜を避ける日々を過ごしてきた。それは、渦巻く問題と向き合うことから逃げるように。これは、珠子がやがてこの世界と上手く調和してハーモニーを奏でるようになるまでの、小さな物語です。

引きこもりになってしまった「ぼく」の末路は、少しずつ壊れ、どこか悲しくてやるせないものだった。

六月を詩にしてみました。やっぱり意味がわかりません。 マグネット！にも投稿しています。

「私」の慕う兄が庭に一本の桜を植える。その兄が庭に植えた一本の桜。突然の事故で逝った兄の残した桜は庭に根付き、やがて花を咲かせる。それが残された悲しみで空虚になった家族の心を癒していく。

どくんどくん〜ＳｐｒｉｎｇＳｎｏｗ〜の続編です。高校生だったハルとユキも、お互いの道へ進み始めます。さまざまな悩みや悲しみ、困難を乗り越え、２人の愛を深め合っていきます。少し大人になった２人の愛をどうか見続けて頂きたいです。友情、家族、命の大切さについて少しでも感じていただけると嬉しいです。

先月大学進学のため家を出た姉。両親との三人での生活を始めた妹。そんな二人が交わしたメールのやりとり。

雄介と恵美は両思いながらも、純粋で内気同士がゆえに、一度芽生えかけた幸せも同僚の福永の思惑どうりに仲を引き裂かれてゆく。その協力者には恵美の妹・知美もいた。やがて恵美を我が物にしようとする福永と、雄介に好意を抱く知美の組み換えカップルが成立するが、恵美を忘れ切れない雄介、そして恵美との性格の不一致を痛感する福永にも限界が訪れていた。一方、過去の事故のトラウマから抜け出せないでもがいている恵美の苦悩。更に過去の事件も含め、明らかになる新事実と真相。恵美と雄介に永遠の未来はあるのか？折りたたむ>>続きをよむ

黒猫を共通とした、そんな想い。東京の街角を背景に、人々の何気なく、さりげない、でもはかなく過ぎていってしまう感情。観覧とした想い。何が善いのか、何が悪いのか、どういいのか、どうよくないのか。人によって違う感じ方は、ほぼ無限に等しいと思う。あなた自身も読んだら、感じ方は違うだろう。大切にしたいささやかな想い。そんな、こんな、思い。

三時はおやつの時間。だけどナオちゃんは三時のおやつよりも大好きなものがあります。それは……

一月後に嫁ぐことが決まった、盗賊王の長女テイファ。彼女が露台で月を見上げていると、やってきたのは末弟のガヴィンで……。やっと“きょうだいらしく”なれた姉弟の会話。

丸の内署を退職した小野原勉はオーストラリアに定住し毎週の日課となっている河川底恐竜探索に出掛けた。ある日恐竜の化石ではなく人間の白骨死体を発見する事から、大先輩の香山博士と共に、殺人事件に深くかかわり解決して行く。

穏やかな恋の終わりをむかえた、ある女性。失恋のつぶやきの一つの形。