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柳京子は、不幸だった。彼女は、母の祖父が細々と伝える高野流格闘術の、唯一の継承者であること以外、取り立てて言うことのない、平凡な女子高生だと思っていた。もっとも、彼女の周辺、特に彼女の通う私立聖麗高校の生徒達は、そうは思っていなかった。何しろ彼女は、街の不良やヤクザを相手に、百戦して百勝。武術の競技にこそ参加していなかったが、その強さは女子高生離れどころか、人間離れしていると、彼らは噂していた。そんな京子が、ひょんなことから、荒神彩香と知り合った、いや、知り合ってしまったことから、彼女の不幸は始まった。折りたたむ>>続きをよむ

異常は消え去り、日常となる。しかし、異常は別の場所で再び観測される。朝起きて、鏡を見たときにふと思った。「俺ってこんな顔だったっけ？」ちょっとファンタジーな内容です。私たちの日常が、こんなだったらいやですよね？

今から約１万年前、「ミルキーウェイ」と呼ばれた世界で「宝石」と呼ばれる強大な力を持った物質が現れた。そこで人と猫は、互いに協力して「宝石」の力を良いことに使い始めた。しかし一匹の猫がその力を独占し始め、世界は崩壊寸前にまで追いやられた。その時立ち上がったのが、後の英雄とされる「テイル」だった。彼は死闘の末にその猫を倒し、「宝石」は彼とその仲間の手によって封印された。そして時は流れて現在。何者かに封印を解かれ「宝石」が再び現世によみがえってしまった。主人公は偶然にも「宝石」を持った猫と遭遇してしまい、彼のまわりでドタバタ騒動が起こる。人と猫と、そして宝石を巻き込んだ物語が、今ここに始まる！折りたたむ>>続きをよむ

いやね、うちの特攻隊長がさ、首無しライダー見たってんだよ。まあ、ただそんだけなんだけどね。

梅雨のじっとりしたいやな空気。でもわたしは彼の姿を見つけてしまった。

幼馴染といったって、高校になってから喋る回数は減ってきたし、もしかしたらこのまま自然消滅（て、幼馴染に自然消滅も何も無いわけだけれども）かな、なんて思っている矢先に、その幼馴染に羽が生えた。どうなってるんですか、一体。いや、泣きつかれても。（少女談）

何気ない毎日の中での何気ない一場面。だけど、この小説の主人公にとってはそれがちょっと特別だったりします。いや、それが特別だと気付くのは、ずっとずっと後に年を重ねてから思い返した時なんですかね。(この小説で《場所小説》に参加させていただきました)

「面倒くせぇ」が口癖の主人公と、チワワな瞳のクラスメートとの物語。感動あり？涙あり？いや、落胆の溜息あり？(笑)期待せずに、読んで下さい。

モノローグってやつです。ダラダラ心の中で、片想いに悩んでいる少女のモノローグです。

クラスで独りだった少年。いじめさえ越えた無、の存在。いてもいなくても同じ。だれも僕を一人の人間として見てくれない。そんな苦痛の中、少年は生きていた。いや、心は既に死んでいた。そんな、ある日、少年の中の怪物が目を覚ます。家庭内暴力。母親から死んでいい、と言われた少年の選んだ道は。

勘違いがよんだちょっとした悲劇、いや喜劇です。

ある学生二人の差し障りの無いやりとり。

春。桜も咲き乱れ、青々とした空は何よりも綺麗だった。が、俺はソイツを見つけてしまう。宿敵である、“ソイツ”を！！！

ボクの名前は星流土流（ほしながれつちる）ボクの話を聞いて欲しいんだけど、ボクの家族はハチャメチャだ。まずやることのスケールが違うんだ。何をするんだってそれは聞かないほうがいいと思うよ。っていうか聞いたら普通に引くと思うよ。はあ〜今日は誰が何を起こすだろう。だれかボクの家族を止めてください。いや本気で！

ネットゲーム内で特定の相手に嫌がらせをし、引退に追い込むのが俺の商売。依頼は後を絶たない。え？ゲームの中ごときでの恨みつらみで商売が成り立つのかって？いやいや、依頼主というのはね…

「いや…なんでだ…!?なんで俺が鬼になってんだ〜〜〜!?」彼はいきなり前触れもなく鬼となっています。鬼となった彼はどうすればいいんでしょうか？一体彼はなんで鬼になったのでしょうか？

終わった。終わり…？いやいや、冗談でしょう。細くても確かに続いているよ。ぼくはそう信じて君の服の裾を離さないよ。

好きだけど動けないやりたいけど恐ろしいだから…偽りを作り出したでも…いつしか嘘はそれを喰う

二十一世紀、ロンドン。無数の人が溢れ返るこの街には、人の姿をした魔法使いや妖精、妖怪が紛れ込んでいる。ティアラもその一人だった。暗い過去を持ちながらも幸せを目指す者達のファンタジー小説。

詩です。独白のようなものです。

コウモリとおじいさんの物語。おじいさんはコウモリと生きていく為に、コウモリはおじいさんが生きていく為に。互いを思いやる一人と一匹には、悲しい結末が待ち受けていた・・・。

白血病患者である主人公。死にたい、いや、死にたくない・・・。

高校生というのは俺が知らなかっただけで実はこんなにエキサイティングな職業だったのだろうか。突然過去に連れて行かれたり、かと思えば巨大なマントヒヒみたいな顔した怪物に食われかけるし、一体全体どうなっていやがる。特にあの女、夢矢瑠璃め。顔だけはいいくせに未来人がどうのこうのって……あぁもう！非日常よ！どーんと来い！日常・非日常混在学園(？)ファンタジー！

演劇部に入るコトになってしまった彼、颯中光次のトラブルに巻き込まれ易い体質は、きっと誰にも直すコトはできない。悪魔の様な、いや、悪魔そのものの、あいつの手から逃れるコトも‥‥。

奴は来た。再び。核爆弾持参で。

主人公の春日との出会いや、思い出など記憶を交えた物語です。

ソイツは突然やってきた。隣に、「彼女」という核爆弾を引き連れて・・・。

修学旅行に来ている、優月と拓也。そんな二人の楽しいやりとり……結構短い、ショートショートな作品です。

割心斬(かっしんざん)は、それを取り巻く人間の全てを変えた。だが‥‥いやだからこそ、そこからストーリーは始まる。狂気に覚醒してしまった敬子、失踪した友達に混乱する仲間達、割心斬に特別な思いがある二人の刑事。そして最後には‥‥！？

荒廃した町の一角の寂れた派出所。勤める人は一人だけ。男は日記を書いているが、特に書き記すことの無い日が続く。で、今日も特に書き記すことでもないことが起こるわけで、って、え？血だらけの女を担いだ男来たって？派出所に浮浪児がすみついてるって？今日も虚空から声が聞こえるって？ここらを仕切ってる団体に命を狙われたって？死神と戦ったって？小人のお願いをかなえたって？しゃべる植物を見つけたって？知り合いができたって？？？？？書けよそういうこと！！！そんな日も日記には『特に書き記すことは無い』と書かれるわけだ。いやはやまったく折りたたむ>>続きをよむ

こんな歌があったらいいな。なんてね。笑。短いんでさらっと、いや良ければじっくり読んでみてください。

生きているそんな当たり前なんだけど。やっぱりなんんか不思議に思いでも後悔してしまうのが、怖いのだ。自分がいやだ。。。でもにげてしまいたい・・・そんな子、夢の経験が書かれてある小説だ。。

女学院に通う女子高生は清楚でおしとやか。彼女らの夢はお正月に巫女(みこ)さんになること。 神さまに仕え心身ともに浄められた巫女さん。いやいや本心は"巫女になれば嫁入り先に箔(はく)"がつく。 私たち女学院はこんなにも可愛い女の子。良妻賢母でございます。 神様から「かわいい女子高生だから巫女さんにおなりなさい」 キャア～そんなにもお願いされたら困ってしまう。 現代っ子は張りきって俄か神仕え 目指すぞ巫女さん！早く彼氏つくりたあーい

どんな思想も、独裁者の前では喰われる。国の秩序は失われつつあり、それでも保とうとするものと崩そうとするものの間で争いは絶えない。人と人が武器を手にもち争えば、死人だってでる。その始末をまかされるのが、お師匠さまの率いる「浮き雲屋」のしごとだ。そこに集まるやつは、まともなのが一人もいやしない。

『僕』のある日の日記。時は12月初旬。サンタのおっちゃんはうなだれていた。今年はサンタ来そうにないや…

FtM-GID・性同一性障害。小学校６年生の時にそう診断された刑部真夕は、それを受け入れる事によって元気な学生生活を送っていた。しかし、思春期に差し掛かるに従い、苦悩は確実に加速していく。身体的異性と精神的異性への恋愛の相違・・・・障害を吹き飛ばす勢いで元気に駆け抜ける、少女、いや少年のお話です。

どこで間違ったんだか、俺の人生。…いや、まて、これは間違ってない。幸せと理想を見失ったのは、きっと近くにありすぎるから。そんなマンネリ化した恋模様。

修学旅行の夜に、こんな綺麗な海の見える場所に呼び出されたりなんかしたら、例え相手がガキンチョの頃から知っている幼なじみの優一だとしても、胸が高鳴ってしまうのもしょうがないじゃないか。……いや、優一だとしても、というのは実は正しくない。“優一だから”、ドキドキしてるんだ。

彼女との運命の出会い、別れ、そして現在。今の忙しい社会が忘れたやさしさ、思いやりそんなものを教えてくれた彼女との過ごした日々、究極のラブストーリーここに完成。

生きることが面倒だから自殺しようって考えた。色々やってみたけど死ねなかった。で、樹海に行った。そしたら樹海の中に！？死を希むキシが、様々な出会いや体験をして、自分を創造していく過程を描いたファンタジックアドベンチャー。未完。

僕の悲しい失恋までの出来事さ。

ある実態のない死神が人を次々と死に追いやる…。

17歳の奏は、人気作家の裕と同棲中。確実に愛し合っているはずなのに、互いの未来を思いやるあまり、二人は不器用になってしまう。

自分は、いや、俺は逃げた、敵から、味方から、戦友から…全てから…‥逃げた。

時は幕末。戦乱の世で生きる忍びの女が主人公。また新選組や長州等も絡んでいきます。忍びとして生きる主人公”冬川夢”は人としての情を殺し生きることを幼きころから選んでいる。が、沖田との出会いや様々な死、そして自分の存在に戸惑いを感じやがて迷いをえてしまう。人でありながら人ならざる道の彼女の純な愛と絆の行方はー…。オリジナル度高め。

寝ても覚めても女を追いかけるひろし。仕事以上にマメである。いや、仕事している暇はない。

男の子と少女、そして青年がいた。三人は、それぞれ重い過去を抱え、そんなものよりずっと重い現実の中を生きてきた。三人は、〈愚者処〉と言う組織に属していた。――いや、属させられていた。そんな三人の前に、一人の少女が現れる。自らを未熟者だと称すその少女は、しかし三人に救いの手を差し伸べて――

塾の講師・岸和田浩は、同僚や生徒達と共に忙しいながらも楽しい？日々を送っている。ある日、浩は一人の女性の名を耳にした。それは、浩にいやが応でも学生時代を思い出させると同時に、今でも浩の心を揺さぶる名だった・・・・・・。浩の恋愛を中心に、過去と現在、笑いと涙が入り混じった、日記形式の小説です。

【※私の実話を元に書きました※】人名は変えています。過去から現在に至るまでのお話。出会いや別れ、友情や不倫、結婚に出産。色々あったけど、人生一度きり。見て損はないはず！

猿の手を手に入れた芦崎隗斗（あしざきかいと）は、猿の手の伝説５つの願い事により、猿の手の主……。いや、隗斗の神様でも言える猿の妖怪カミと一緒に低脳な奴等を殺していく。だが、芦崎隗斗に待ち受けるものとは……。