タクシードライバーとして勤務する九重拓洋(ココノエタクミ)は、ある日、自ら働いて稼いだ給与を注ぎ込み、軽スポーツカーを購入。購入したのはHONDAがBeat以来、約19年ぶりに開発、販売を開始した2シーターオープンスポーツカーS660。
S660に乗り、峠道を走っていると、かつての同僚である坂口愛衣(サカクチアイ)の所属する走り屋チーム「ホワイトインパルス」が彼の前に現れた。
坂口愛衣はS660の姉に当たる、S2000に乗って峠を攻める他、レーシングカートを操るレーシン
グドライバーとなっていた。
本命の彼女であった芽美との関係をも壊し、走り屋チーム「ホワイトインパルス」と共に走り出した九重拓洋は、様々な出会いと別れを繰り返しながら、やがて走り屋からモータースポーツの世界へと足を踏み入れたのだった。
道が続く限り、走り続ける車と車を操る人々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 15:44:45
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