幾多の古代遺物と魔導具を集め、ときには使用し、世界中を自分の好きに冒険したエヴァンジュ・ローディアス。
未踏覇の遺跡から古代遺物を持ち帰ったり、新たな魔導具を生み出すエヴァンジュを人々は賞賛と畏怖を込めていつしか魔導具王と呼ぶようになる。
それと同時にエヴァンジュの前には王族や貴族などの権力者達が立ちふさがることもあったが、魔導具にしか興味のないエヴァンジュは自分の好きなように冒険していた……のだが、ある日ついに捕まってしまう。
頼みの魔導具も失い、処刑される運びとなったエ
ヴァンジュ。
しかし、彼にとってただ処刑されるだけというのは癪でしかなかった。
少しでも世界に爪痕を残し、自分を捕まえたヤツらを困らせてやろうとしたエヴァンジュは処刑される直前、世界を熱狂させる一言を放ち満足して死んだ……はずだった。
「生まれ変わって前世の記憶を取り戻すとか聞いてないぞ!? こんなことならあんなことは言わなかったってのにぃ!?」
これは、魔導具王の記憶を所持する少年――ヴァン・フーリュアスが生前最後のカッコつけを後悔しつつ、一〇〇年後の世界で前世の自分が残した魔導具を再び取り戻すべく旅する冒険ファンタジー。
行けるところまで毎日投稿です! この作品はハーメルンにも投稿しています。
2020/10/05 タイトル変更しました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-05 18:00:00
61082文字
会話率:42%
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