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検索結果:246 件
異世界アレバルニア、この世界の住人全てに授けられる特別な才能ーーギフテッド。
作るもの全て美味にしてしまう、料理人最高峰のギフテッド『究極シェフ』を授かったマーヤ・ボナペティは
ある日、何者かによって『味覚障害』の呪いをかけられてしまう。その呪いによって水以外の一切を口にすることが出来なくなったマーヤは、栄養失調で痩せ細ってしまい明日をも知れない命となる。
ある日、マーヤを救う為にと一人のコックが訪れる。彼はこの世界で数少ない『究極シェフ』のギフテッド持ちであったが、彼
の作る料理ですらマーヤを救うことは出来なかった。その時、コックが一冊の不思議な魔術書をマーヤに手渡す。その本に書かれた魔法陣を使って、マーヤはある人物を召喚することに。
彼の名前は諏訪部正太、異世界流通センターと呼ばれる食品卸売業の営業マンだった。異世界を股にかけて商いをしている諏訪部は、こことは違う世界『チキュウ』から召喚されてやって来たと言う。
呪いによりアレバルニア産の食べ物の一切を食べられなくなってしまったマーヤの為に、コックは「チキュウ産の食材とレシピを使って料理したものなら食べられるんじゃないか」と提案。
その狙いは的中し、食事を数年振りに食べることが出来たマーヤ。
「呪いが解けるまで、うちと取引しませんか? こちらはチキュウ産の食材とレシピを提供する。それをあなたが購入し、調理して食べれば健康を取り戻せる。お互いウィンウィンの関係だと思うのですが」
このままでは餓死するのを待つばかりのマーヤに選択の余地などなく、まずは自分が生きて行く為に諏訪部の取引を受けることに。しかし食材を購入するには、金銭が必要となる。お人好しな諏訪部は、またしてもマーヤに提案。
「それなら出世払いということで。まずはあなたが健康になって収入を得るまでの間、それまでの費用はこちらで立て替えておきましょう!(涙目)」
ここからマーヤと諏訪部による、チキュウ産異世界料理店『ボナペティ食堂』が開業される。
*カクヨム様にも同作品を投稿しています*
*不定期更新になりますが、1章完結までは書き切ります*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 18:34:32
104048文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:52pt 評価ポイント:18pt
日常的に魔法が使われているこの世界。
魔力は人の価値そのものであった。
しかし、ごく稀に魔力が極端に少ない人間がいる。
その中でも虐げられる事がない人材、それが「スキル」待ち。
魔力が人の価値ならばスキル持ちはこの世界の宝。
どういう因果かスキル持ちは、それと引き換えに魔力が人より少ないのが常であるが、その魔力が少なければ少ない人間ほど、より強力なスキルを持っていた。
主人公のゼンタは魔法が全く使えなかった。というのも彼の魔力は0。
さぞ、強力なスキルを所有しているのかと思いきや生まれてこの方、ゼンタはスキルすら発動した事がなかったのだ。
しかしある日、自分のスキルは不老不死だという事に気づく。
それをきっかけに、とうに諦めていた幼い頃からの夢である「勇者」になる為、ゼンタは勇者試験に挑む。
険しい道のりだと言うのはわかっていたが、不老不死のおかげで命と引き換えの禁忌呪文は撃ち放題、呪いの装備はつけ放題、餓死寸前の生命力を食う精霊にまで気にいられ、ゼンタは自分が勇者になると言う無謀な夢に、希望を抱く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:30:21
216464文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:176pt 評価ポイント:106pt
何度も死んだ。
他の者に殺されたり、時には同族と争ったり、餓死することもあった。
それでも何度も生き返った。
正確には転生した。
何度も、何度も。
望んでいないのに何度も転生させられて、そして死んだ。
人に転生できたならまだやりようがあったかもしれない。
けれど何度転生しても、どんな死を迎えてどんなに期待をしても、なぜなのか転生してしまうのだ。
“ゴブリン”に。
次の生こそは生き延びる。
次こそは転生などしないで死んでやる。
何度死んでもゴブリンに転生す
る男ドゥゼアのゴブ生はいったいどうなっていくのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 10:00:00
460080文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:46pt
総合ポイント:1994pt 評価ポイント:1116pt
作:なっとうごはん
空想科学[SF]
連載
N6399IO
今から近い未来、それとも遠い未来―――――地球は変貌した。
それは宇宙より飛来した七つの隕石のせいだ。
それは七つの地域に落下し、そこの国に壊滅的な損害を与えた。
それは人類が経験した事が無い脅威だ。
隕石は奇天烈怪奇な猛獣を吐き出し、周囲の自然環境を変化させた。
変化というよりかは浸食。
浸食というよりかは改編。
とにかく地上はかつての地球生命体の楽園ではなくなった。
人類は地下に、空に、宇宙にへと逃れた。
それから十年。
変わり果てた地上を取り戻すべく、一つのプロジェク
トが立ち上がる。
【プロジェクト・ドッペルゲンガー】
地上で活動するためのクローンを製造、運用する、という狂気の計画。
通常時であれば倫理に引っ掛かるとして廃案になるはずのそれは、人類の絶滅の危機に際しては罷り通ることになる。
人類は追いやられた先で食糧難に陥り、多くの餓死者を出す形となった。
そこでは食料を生産するには困難な土地や環境であったからだ。
頼みの綱は脱出の際に持ち出した保存食。
缶詰やペットボトルといったもの。
しかし、それとて限りがある。
多くの難民を抱えた集落《コロニー》は早々に食糧難によって自滅していった。
だからこそ、彼らは狂気の計画に頼らざるを得なかった。
己の分身を改造、強化し、地上に向かわせ、食料を確保し持ち帰らせる。
或いは猛獣を討伐し、食料に変える。
全ては人類が生き残るための計画だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 19:03:19
177513文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:276pt 評価ポイント:134pt
食べることが大好きな白永、通称シロは訳あって山で遭難し餓死してしまう。
転生し星々を見上げながら落下した先は『食事』を最も重要視している異世界。
戦闘さえフードファイトという手法が取られるその世界で、最高位である食事の神として生まれ落ちたシロは夜の女神に自分の陣営へ加わるよう誘われた。
しかしちやほやされすぎて嫌気がさしたシロは、単身地上に広がる人間の世界へ。
身分を隠して訪れた先で『食事処デリシア』のコムギ・デリシアと出会ったシロは、そこで用心棒をしながらフードファイト
を通してこの世界を見て、学んで、美味しく食べながら、思い出すことができない自分の一番の好物を探すことにする、そんな食事讃歌の物語。
◆グルメ系もぐもぐファンタジー&ほのぼの恋愛要素有り+一人称小説◆
カクヨムにも掲載中
【★】→自作イラスト収録
Copyright(C)2020-縁代まと折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 21:45:01
226109文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:110pt 評価ポイント:62pt
あらすじ
普段通りに眠りに就いたはずが朝を迎えたのは一面に広がる草原の中だった。
何も分からないまま航は彷徨い、日本ではありえない町に辿り着き情報を得る為に町に入るがそこでは異界者は蔑みと恐怖の存在だった。
恐ろしい異世界人の仕打ちに怯え放浪する中、餓死寸前で優しい女性に出会う――。
話の移動が出来ないとは知らずフィオ編は変な位置に配置されてしまっているので本編を読み終わってない方は飛ばすのがいいかと思います。
更新は不定期になりました。
ツイッターでは更新のお知らせ
をしてます。絵も流すかも?
https://twitter.com/Vanshia_Notice
現在フィオ編の更新を再開しました。
フィオ編は割り込み投稿となりますので更新表示は無いと思います。
アルファポリス - 電網浮遊都市 -と同じでカクヨムに投稿されているものとは一部異なります。
投稿前に確認はしているつもりなのですが、寝惚けている事もあり誤字脱字があると思います。変な個所に気付かれた方がいらっしゃればご指摘頂けるとありがたいです。ここが物足りない、ここがつまらない等のご意見も頂けたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-22 11:59:34
2361343文字
会話率:58%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:1499pt 評価ポイント:313pt
誰もが満場一致のクソニートのナパームは、親に出ていかれ餓死してしまう。目を覚ますとそこは異世界。なんとも不思議な異世界でハズレスキルを引いてしまったナパームは城の外に追い出されてしまう。異世界で繰り広げるボケまみれののんびり旅が始まる。
最終更新:2024-04-15 23:52:07
4060文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:6pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
異世界の孤児の少年アレンが、食べるものも無く餓死してしまいその生涯に幕を閉じた。次に目覚めた時には何と! 現代の日本に金髪の幼女……ロリエルフにTS転生してしまった!? 川で溺れている所を美人姉妹に助けて貰い、成り行きで一緒に暮らすことになる。未知の場所、見たことの無い美味しい食べ物や建物や道具、女の身体になってしまった事、そして言葉が分からずでアレンは色々と苦労をしますが、優しい過保護な美人なお姉さんに愛でられながらこの現代社会を生きて行きます。
この作品は、ほのぼの、幼
女可愛い、百合、イチャイチャ、おねロリ、甘い日常などが大好きな人向けの作品となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 12:47:21
604880文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
ヒキニートをしていた主人公ナパーム。しかし、親が出ていき餓死してしまう。そして、目を覚ますと。そこは異世界であった。しかし、ハズレな能力を引いてしまったナパームはバカにされ城を追い出されてしまう。おふざけ、おバカが蔓延る異世界で、自由に生きる物語。
最終更新:2024-04-14 00:14:58
902文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
吸血鬼に誕生したはいいが、生みの親はおらず、最低限の能力しかなかった。
餓死寸前で見つけた、無防備な人間の血を吸っているところ、吸血鬼の天敵である聖女に遭遇。逃げることはできたが、それ以降、聖女との縁は続く。
「なんで何度も何度もつきまとってくるの!?」
天敵であるはずの吸血鬼に、聖女は甲斐甲斐しく世話を焼いてくる。警戒心を解くことないが、どうせ抵抗できないからと吸血鬼は思う存分養われることにする。
だが、吸血鬼と聖女が共にいて、何事も起こらないはずはなく――
※カクヨ
ムにても掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-08 00:41:16
3908文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
なろう小説に全てを注ぎすぎた結果、餓死してしまったが、神様の慈悲で転生させてもらったナルゥー。
喜んだナルゥーは、前世から夢だった世界一の大人気小説家を目指して、早速執筆を始めようとした。
しかし、そこは文明があまりにも発展していない世界だった。
書く物がない、紙がない、そもそも文字を知っている人が周りにいない。
しかも、神様からは「供物を持って祈りを捧げた時に、一度だけそれに見合った願いを叶えてやろう」という、頼りになるのかならないのか分からない、微妙なチートを貰ったのみ
。
そんな中、ナルゥーは気づく。
「もしや、出家すれば文字が学べて、聖書という小説の執筆を行えるのでは!?」
そこから、主人公ナルゥーによる異世界一の大人気小説家(宗教家)へ向けての大躍進が始まる。
これは、絶望的な状況から這い上がるハートフルな(コメディ)物語。
※特に下調べしてないので、もしかしたら他の作品とネタが被っているかもしれません。ご容赦ください。初投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 08:10:45
4419文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
魔法や魔物が存在する世界で農奴の子供として生まれた彼――レウルスには現代日本で生きた前世の記憶があった。
しかし、前世とは常識も環境も異なる世界では前世の知識もほとんど役に立たない。
劣悪な住居、過酷な労働、満足に得ることができない食事。
それでも前世の経験を頼りに生き延びたレウルスは十五歳になり、成人を迎え、奴隷として売り払われることとなった。
だが、奴隷として鉱山に運ばれる途中、魔物の襲撃に遭ったレウルスは辛くも逃げ出すことに成功する。
頼れる家族も友もおらず
、住める家もなく、食べる物も金もない。それでも自由を手に入れることができたレウルスは、新たな世界での一歩を踏み出す。
そんなレウルスが辿り着いたのは、自身と大差ない境遇の者達が営む街――ラヴァル廃棄街。
前世の記憶を持つレウルスからすればスラム街としか思えないその街で、レウルスは冒険者として生活を始める。
レウルスが願うのは、ただ生きること。
二度目の人生を全うするために、世知辛い異世界での生活が始まるのだった。
※転生した主人公による剣と魔法の異世界ファンタジーです。
※あらすじの通り、割と厳しい世界観です。
※主人公は最強ではありません。
2018/9/10 書籍化いたしました。タイトルに変更はなく、1巻が発売中です!
2019/1/10 2巻が発売いたしました!
2019/4/1 コミカライズいたしました!
ニコニコ静画にて『餓死転生 ~奴隷少年は魔物を喰らって覚醒す!~』というタイトルで
連載中です!
2019/11/15 『餓死転生 ~奴隷少年は魔物を喰らって覚醒す!~』の1巻が発売いたしました!
2020/12/1 『餓死転生 ~奴隷少年は魔物を喰らって覚醒す!~』の2巻が発売いたしました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 00:00:00
3250139文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:122170pt 評価ポイント:51400pt
ジムザー王国に4人の姫がいた。第4王女は、商業を担い。第3王女は、騎士団を掌握し、第2王女は、謀略を得意とする。
しかし、第1王女アルサは、特に何もない。
陛下の即位40年記念に、異世界イモ(サツマイモ)をプレゼントし、皆に嘲笑され、臣下に落とされ、辺境に準男爵として、追放された。
その後、飢饉が国を襲う。
アルサは転生者、辺境を襲った危機を、現代知識で解決するが、
その方法は、現代でも異世界でも、何ら画期的な方法でもない。
貴族の伝統、飢餓輸出をやめただけだ。
しか
し、餓死者0と大評判になる。
だが、盗賊たちが、アルサの村を襲おうと計画する。
軍略もないアルサに率いられた農民達は、武芸の心得のない者たちであるが、アルサは、農民を守るために、禁断の絶対悪の方法を使うと決心した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 22:13:49
36597文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:92pt
総合ポイント:1234pt 評価ポイント:982pt
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。駆け出しの冒険者にして死霊術師である主人公は、今日も今日とて奇妙な依頼を引き受ける羽目になった。
〝クモの館が火事になった〟という理解に苦しむ前口上の後で、領兵部隊の現場指揮官が主人公に依頼した焼死体の鑑定とは? そして、蜘蛛男爵と呼ばれていた人物の死に纏わる謎とは? 事件の影に見え隠れする大グモは果たして実在するのか?
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺
死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」・「オーガの像」・「難解な怒り」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十八作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 21:00:00
7650文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:328pt 評価ポイント:252pt
作:夏八木 瀬莉乃
ローファンタジー
連載
N5950HO
シルバーフェニックス族は美しい銀髪とグリーンの瞳を持ち、緑溢れる大地と豊かな実りを人間に提供していた。彼らのことは、物語に出てくる架空の種族として人間の間で語り継がれるに過ぎなかった。ある事件が起こるまでは……。事の発端は、とある山奥で見付かった大量の鏡。その鏡は、人間に姿を変えて生活していた彼らの正体を暴くことができるものだった。彼らの本来の姿を見た人間は美しい容姿をコレクションし始めるが、幽閉された彼らが餓死し始め、そして、彼らがいなくなった土地が砂漠化していく。非人道的
な行いと環境の変化を止めるため、彼らの保護団体PFSが発足された。ある日、救出メンバーのキラがとある幽閉先に潜り込むと、シルバーフェニックスの女の子の隣に正体不明の男が閉じ込められていて「お前、何者だ?」と聞いて聞くる。「あんたこそ何者よ」そのあと同じ状況で再び対面する二人。男の正体は。二人の関係はこれからどうなるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-17 22:14:22
190621文字
会話率:74%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
お腹いっぱいになったことがないまま餓死してしまった人間が魔法のある世界に転生してたくさん美味しいものを食べる話です。
最終更新:2024-02-15 19:34:11
32092文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
食料・農業・農村基本法改正案が発表され、そこに“狂気”の内容が盛り込まれていました。
なぜか日本の農業の話のはずが「輸入相手国の投資促進」と言う意味不明な一文があるのです。
今回はこの謎の事態について解説したいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
最終更新:2024-02-13 17:23:32
4507文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:114pt 評価ポイント:106pt
この作品は砂浜に埋まっていました。
『本編化』を希望します。
一度、お読み頂ければ幸いです。
日本の戦争
ガ島・転進『八十周年記念』作品
ジブン(日下勇作・クサカ ユウサク)は陸軍士官学校を経て、出身地の「第2師団仙台若松歩兵第29連隊」にて編制される。
階級は「陸軍少尉」。
ジャワ島からの乗船時、「目的地」は知らされなかった。
数日の航海の後、他の輸送船と合流、更に船は赤道近くを東進して行く。
船は急に敵の潜水艦から身を守る為、蛇行運
航に入った。
暫くして突然、拡声器から、
『この船は、これからソロモン諸島ガダルカナル島に向かう』
の発令があった。
第一次総攻撃に於ける川口支隊の壊滅を経(へ)た、『ガ島奪還の第二陣』である事を知らされた。
ジブンは入隊当初から当然「死」は覚悟していた。
拡声器から「総員、甲板に集合~!」の号礼がかかる。
兵装を整え、急いで甲板に集合する兵隊達。
全兵の士気は上がっていた。
第2師団長「丸山政男中将」の力強い訓示が始まる。
『これより、ガダルカナルの奪還作戦を開始する。七度(タビ)人として生まれ変わり、朝敵を誅(コロ)して国(天皇)に報(ムク)いんの例(タト)えあり。死しても百鬼(幽霊)と成り目的を敢行すべし!』
佐伯陸軍少佐の悲鳴の様な号礼が掛かる。
「全兵、皇居に向かって、奉げ~銃(ツツ)!」
揚陸後、突撃開始。
数十分? いや数分?
猛突進後、胸と頭に貫通銃創を受けてジブンは死んで居た。
この作品は戦後七八年、未だ還れぬ数万柱の「戦 幽(英霊)』が、この小さな島で如何に戦い、『一万一千名もの兵隊の撤収』を支えたかを『若松歩兵第29連隊日下勇作少尉(享年二二歳)の幽霊兵』を通して描いて行く、『人間と幽霊』の小説です。
参 考
死者19,200人
内、戦闘による死者8,500人
*餓死・戦病死10,700人
撤退兵(転進)10,652人
* なおこの作品は、著作権を放棄したものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 12:41:44
61095文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
種子保管所を出たヒューマノイドは西へと歩み始める。
旅はこんなふうにつづられる。
町その一。無人。死骸なし。〈カンバヤシ・モーターズ〉で酔電液を見つけ、ほろ酔いになった。
町その二。無人。パニックルームに死骸。こめかみに穴、手には拳銃。コンピューターを立ち上げたら、チェス・ソフトに0勝999敗の成績が残っていて、ログを読んだら、凄まじい罵倒の数々。
町その三。無人。死骸なし。〈フェラーラ・オート〉の自動車のエンジンから酔電液を抽出してほろ酔いになった。
町その四。無人。死骸なし。この町は植物もなかった。全て枯れ切っていて、この強力な除草システムの発生源は〈ビッグ・エンジン〉というガレージからだった。酔電液でほろ酔い。
町その五。無人。死骸あり。ふたり:死因は餓死。そのうちのひとりが手記を残す。
――やれと言われたことをやっただけだ。世界がそう言い訳する人間ばかりになった結果がこのざまだ。もし、このメモを地球外生命体が手に入れて、しかも、地球の言葉が分かるのであれば、全人類を代表して言おう。おれたちはとんでもないバカだった。やり直す機会は何度もあったのに、そうしなかった。このメモがヒューマノイドの手に入ったのなら、なぞなぞを出そう。『なかにタネが入っている楽器はなーんだ?』
こんなふうに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 11:05:44
14191文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:68pt 評価ポイント:66pt
甲斐の虎として有名な武田信玄。なぜかその父である武田信虎に逆行転生してしまった末裔。
甲斐は貧しい土地であり、毎年のように餓死者が出る始末である。そんな甲斐で生産量を増やしてもすぐに頭打ちになる。だから足りない米は他所から買えばいい。
米を買うには銭が要る。だったら売れるものを作り、売って銭を稼げばいい。
板垣信泰とその息子信方を側近にした信直(信虎)は人を集めて生産に乗り出す。
まずは甲斐統一。そして海を得る!
海を得たなら関東平野を得て天下に名乗りを上げよう
。
足利? 足利が将軍をしているが、天下は荒れ放題だ。こんな将軍家は要らないし、ないほうがいい。
だが、すぐに足利に反旗を翻すわけにはいかない。なんと言っても、甲斐は貧しく武田は内戦状態なのだ。天下を望む前にやることは山積みである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 19:00:00
355290文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:107pt
総合ポイント:44893pt 評価ポイント:29085pt
ドラゴン族に住んでいる島を支配され国を滅ぼされたハラディンは、大陸まで逃げると一人で旅をして――餓死しそうだった。
戦いで磨かれた技術を持ってしても空腹には勝てない。
フラフラになりながらも森に囲まれた村にたどりつき、ようやく飯が食べられる。
そんな瞬間に、侵入してきた粗暴な傭兵にテーブルをひっくり返されてしまった。
「三日ぶりの食事だったんだ。それを邪魔しやがったな」
「傭兵ごときが調子になるな」
静かに怒るハラディンは、その場で傭兵を殺してしまうと、すべてを見
ていた村人が叫んだ。
「クノハ傭兵のヤツらが復讐に来る! どうしてくれるんだッ!」
たどり着いた村は傭兵に支配されていたのだ。
ハラディンは数日の食事を手に入れる代わりに傭兵団と戦うことを約束する。
そして魔物付きの少女と出会い、存在するかすらわからない村を捜す旅に出ることとなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-17 09:45:31
101643文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:116pt 評価ポイント:54pt
卒業パーティの日、転生者である王子は婚約破棄を実行。別の女性との結婚を告げた。この世界が前世でプレイしたゲームだと知る彼は、国が最も豊かになる選択として婚約破棄をしたのだが、この選択には国民誰か一人が確実に餓死するという、避けられないマイナス要素が存在した。ゲームの世界ならば何ら後悔する事なく選べた決定だったが、この決定後に王子は人知れず餓死していく誰かの存在に耐えられず、その日が近づくにつれて苦しんでいく。
最終更新:2024-01-02 21:46:40
7109文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:292pt 評価ポイント:276pt
私こと小宮凜はとにかく普通をこよなく愛している。
昔から変な事に巻き込まれる事が多かったからこそである。
三歳の頃に魔術秘密結社を名乗る集団に誘拐されたり。
七歳の時に餓死寸前の異世界帰りという男に給食のパンをあげて助けたり。
一〇歳の時に未来から来たと豪語する女性を道案内してあげたり。
一四歳の時には東京タワーの爆弾テロに巻き込まれた人質にされたり。
それなりの経験をしつつも変な人に絡まれる事が多いと思っている程度である。
春休みにはバスジャックに乗り合わす事
があったくらいで非日常であっても凜にとって非現実的な事ではない。
ちなみに本日も窃盗犯を現行犯で捕まえ、事情聴取を受けていた事で遅刻をしている。
だからこそ女の子との出会いくらいは普通がいい。
決して劇的なものじゃなくていい。
受験日に一目惚れした女の子が隣の席になって「あの時の人!」みたいに盛り上がって恋したり、部活のレギュラーでエースで活躍して可愛い後輩マネージャーに「先輩カッコ良かったです」とタオルとボトルを渡されたり、アルバイトなんかで出会ったちょっとエッチな女子大生に「小宮くんは私みたいな子嫌い?」と言われたりして、卒業式の日に学ランの第二ボタンを貰ってくれる人がいないと思ったら、幼馴染に「私がもらってあげる」と結局は幼馴染ルートかーいって感じの普通の学生生活がしたい。
それが普通なのかは分からないが小宮凜にとってはそんな出会がしたいらしい。
そんな彼に新たな出会い。
目の前には裸の美少女。
〝隕石少女〟がいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 21:18:37
28749文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に
来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 00:00:00
36477文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:11076pt 評価ポイント:9166pt
〈人間達を観察し、保護せよ〉という命令と共に生み出された原初の吸血鬼。彼は愚かな人類達が争っていき、死んでいくのを何千年も観察し、そして生きる事に飽きていた。自分と同じく生み出された者は皆、観察をやめ、人類から離れて行った。そして吸血鬼は自分の生に飽き、死のうとしていた。餓死しかけて路地裏で倒れ込む吸血鬼、しかし死ぬ前にある少女が彼を見つける。「絶対助けてやるんだから。」その一言で吸血鬼の人生は大幅に変わるものとなった。
最終更新:2023-11-23 20:43:39
2534文字
会話率:10%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
「君を愛することはないだろう」
政略結婚の初夜、生真面目軍人ジェラルドにそう言い渡された伯爵令嬢アビゲイル。
前世は魔王のアビゲイルだが、魔王とはいえ食生活は貧しかった。
憧れの人間に転生して、これで豊かな食生活がと期待するも、継母と義姉は餓死ギリギリを狙って攻めてくる。
虐げられた生活を送っていた彼女にとって、政略とはいえこの結婚はそんな生活から脱出するための希望だった。
だからせめて、せめてこれだけは確認させてほしい。
「……ごはんは欲しいです」
黒髪青目でいかつい系の軍人旦那様は、ひもじい子には意外と優しかった。庇護欲にあふれた使用人にも大切にされ、アビゲイルの美味しい食生活がはじまる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 06:00:00
314340文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:134pt
総合ポイント:313470pt 評価ポイント:188686pt
作:あまやま 想
ヒューマンドラマ
連載
N4235II
リーマン・ショック後、母は男に逃げられた。
娘のためにどうにか仕事にありつこうと100件ほど面接を受けるも全て落ちる。
娘にはどうにか食事を取らせていたが、母は何も食べずに餓死寸前だった。
一緒に部屋で死ぬわけにはいかない・・・。
母は決死の思いで娘と最後の外出をする。
最終更新:2023-10-01 22:00:00
27415文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
: どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。今回も死霊術師ギルドの陰謀によって面倒な話を押し付けられた主人公は、望みも目的も正体も判らない怨霊(?)の群れを鎮撫せよという無理難題を押し付けられる。古い祭祀遺跡を潰して畑にしたと聞かされた主人公は、そりゃ祟られるのも当たり前だろうと呆れるのだが……よくよく聞けば話はそう単純なものではなく……
祟りを為さないものを「怨霊」と呼んでいいのかという形而上学的問題は別にして、誰にも何にも怒りを向けないが故に、却って不満の理由が
判らない。彼ら「怨霊」の呟きと状況のみを手掛かりにして、主人公が辿り着いた結論とは?
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」・「オーガの像」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十七作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 21:00:00
7062文字
会話率:64%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:282pt 評価ポイント:202pt
魔女のエマは魔法が使えない。ある日勇者パーティーに置いていかれ、餓死しそうな所を侯爵令嬢のマリアに拾われる。
マリアはもうすぐ婚約相手と結婚するが、相手から体罰を受けている事で結婚を嫌がっていた。
エマは魔法が使えないが空を飛べる事ができて、マリアを攫って城を出ていく。
エマとマリアは空き家で過ごし始めて、ある日その家の持ち主の魔女リュシーと弟子のノアと出会う。
リュシーはエマが魔女ではない事に気付いて、エマの正体を確認しにドラゴンの元へ向かう事にした。
そこで明かされた
のはエマが世界に必要な存在であるという事。エマは世界と自分のために旅を続ける事にしたが、問題が起き始めてしまい……。
これは少女たちの、それぞれが抱く愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 18:04:29
50885文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:56pt
総合ポイント:88pt 評価ポイント:62pt
その猫は路地裏で死にかけていた。食べるものが底をつきついには餓死寸前にまで至った時、一人の魔術師に拾われた。〈虹の魔女〉と呼ばれるその魔術師は魔術界で最強と言われる魔術師であり、猫はそんな魔術師に魔術を教えてもらうことになる。「『師匠』に認められたい!」という思いでその猫は『最強』の隣を目指していく。
※アルファポリスにも絶賛投稿中です!
最終更新:2023-08-09 00:22:19
146053文字
会話率:58%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:208pt 評価ポイント:102pt
僕は椎茸が食べられない。好き嫌いの問題ではなく、体が受け付けないのだ。それなのにお母さんは僕に何とかして椎茸を食べさせようとする。O県人のお母さんにとって椎茸を食べられないことすなわち悪なのだ。こうして僕はお母さんと椎茸を食べる食べないの戦いの毎日を送っている。
新社会人となって社会に出た僕はだけど世の中には好き嫌いにあふれていることを知った。みんな何かしらの好きと嫌いを抱えて生きている。それが普通の生き方だ。つまり僕が椎茸を食べられなくても何の問題もない。僕は成長したの
だ。
だけどここまで来るのは並大抵の苦労じゃなかった。お母さんの椎茸食べろ攻撃はすさまじかった。生きてこれたのは奇跡のようなものだ。その奇跡をもたらせてくれたのは彼女ちゃんだ。隣の家の子で幼馴染である彼女ちゃんはずっと僕を助けてくれた。うちの椎茸だらけの食事が食べられなくてお腹を空かせている僕にご飯を食べさせてくれた。戦う知恵と勇気を授けてくれた。彼女ちゃんがいなければ僕はとうに餓死していたはずだ。
僕には仲間がいた。なついてくる妹ちゃん。温かく見守ってくれる先輩や友人たち。そんな仲間とともに僕は成長することができた。だがしかし、僕は椎茸を食べられるようになるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 00:00:00
182226文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
作:ひだまりのねこ
ローファンタジー
完結済
N6120IG
舞台は近未来の日本、世界的な気象変動により食糧生産量は激減、世界中に餓死者があふれ、限られた食料と資源を争い紛争や戦争が頻発。人類は危機的な状況に陥っていた。
しかし富士の裾野に突如として出現した高層型ダンジョンによって、状況は一変。ダンジョンから産出する素材や食材には未来を切り開く可能性が詰まっていたのだ。
しかし危険で強力な魔物が徘徊するダンジョンに入ることが出来るものは紋章を持つものだけ。
主人公は、そんな紋章を持つ少年。彼は幼いころから不思議な夢の世界へ行くことが出来
、その結果、無自覚に世界最強になっていた。
高校入学を機に動き出す運命。同時に訪れる世界の危機を自身の持つ最強の力と仲間が救う物語。
ハーレム要素あり。安心のハッピーエンドです。
ノベルアップ+さまでも同時連載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 18:00:00
221134文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:768pt 評価ポイント:434pt
フリーターである睦月(むつき)六花(りっか)は餓死にてこの世を去った。
食べる事が大好きな六花にとって、それはあまりにも残酷な最期であるのだが、そんな彼女はとある特異な体験をする。
かつて魔王が存在していた異世界に転生するのだが、その転生にはひとつの大きな要因が絡んでいた。
飢餓の魔王グリード。その魂が六花と溶け合い、ひとつの生命体として肉体を得たのだ。
食べる事への執念が強い魂は共鳴し、異世界のあらゆる美食を満喫するのだがーーーー
最終更新:2023-07-13 06:00:00
15019文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
戦後七八周年 追悼作品(2016年・筆)
『壊れた兵隊』
あの時、あの人は生きていた。
軍人勅諭(西 周)
一つ 軍人は国家につくすべき
二つ 軍人は礼儀正しくすべき
三つ 軍人は武勇を大事にするべき
四つ 軍人は信義を大事にするべき
五つ 軍人は質素にするべき
昭和十九年(1944)~昭和二十年(1945)
投入兵(十五万七千人)・終戦時の生存者(一万三千人)。
死亡率九二%
戦死者の八十%は 『餓死・病死』
褌(フンドシ)の白旗
・・・そりゃ、酷いモンでしたよ。
兵隊サンが一発撃てば、百倍にして返って来るんです。
兵隊サンが一人見えたら、動かなくなるまで連射して来るんです。
だから、兵隊サンは戦えないんですよ。
兵隊サンは隠れて居たんです。
ジャングルの洞穴で飲まず食わずで生きる事と闘っていたんです。
ある「部隊長」サンは独断で降伏し、俘虜に成る事に決めたそうです。
多くの兵隊サンは、
「自分は残ります!」
と「反対」しますよね。
すると、部隊長サンは手榴弾を地ベタに並べて、
「反対する者はそれを取って直ぐに敵陣に突撃して来い」
と命令したそうです。
「できないのなら、俺と一緒に来い!」
全員が決断する迄に時間なんて必要ありません。
要するに、すでに戦闘集団(部隊)の体(テイ)を為していなかったのです。
兵隊サンは急いで汚れた褌(フンドシ)で、『すすけた白旗』を数枚作ったそうです。
褌を外した兵隊サンは南京袋を腰に穿いて、降伏して行ったそうです。
万歳じゃなくて、まさに『漫才』ですよね。
軍人勅諭? そう言えば軍隊手帳に何か書いて有りましたね。
手帳ですか?
『そんなモノ』は・・・失(ナ)くしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-12 10:06:00
81657文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
ふたりとも焦り、契約を急いでいた。
ポンコツ魔女のリデルは終身雇用されないと習得した魔法のほとんどが使えない。その上、膨大な借金を背負わされ調停屋に取り立ての札を付けられた。特殊な札のせいで手にした金は八割が自動的に徴収される。餓死しそう。
レヴィンも借金に追われ、即座に領主としての契約書を有効にせねば娼館に売っぱらわれてしまう。魔女か魔道師を終身雇用することが領主になる条件だ。残り期限はあとわずか。
ふたりは秘密をひた隠しにしながら、良く確認もせず契約に踏み切った!
リデルの縛りは解けたが、ポンコツっぷりは変わらない。内緒にしたかった札付きもバレた。
レヴィンは領主にはなれたが、代償として呪いを受けた。その上、領地は激貧。
まずは貧乏領地を豊かに! 呪いを解く方法を模索し、違法な調停屋とグルになっている貴族も退治すべく、ポンコツ魔女と策士な新米領主は、二人三脚の活躍を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 19:04:04
114516文字
会話率:37%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:160pt 評価ポイント:78pt
作:サエキ タケヒコ
ハイファンタジー
完結済
N3219HZ
公爵家の跡取り息子のアレクに発現したスキルは『究極の料理人』だった。誇り高い剣聖である父は、料理人という平民スキルに失望する。だが、執事のとりなしで、公爵家では試食会が開かれた。だがアレクの作った料理は激マズだった。激怒した父はアレクを勘当した上で国外追放した。
ところが、ハズレスキルを引いたと思い、その能力を知らないままま追放されて、森で餓死しかけたその時、アレクのスキルが発動する。アレクの得た究極の料理人というスキルは、単に美味しい料理を作れるだけのスキルではなかった
。食材を選別するための神レベルの【鑑定眼】、食材となる獲物を得るための狩人モードは【索敵】【追跡】【捕殺】などを駆使できるアサシンレベルのスキルだった。さらには客のオーダを知るための心を読むスキルなど、万能かつ最強のスキルだったのだ。
誰も予想だにしなかった究極の料理人という地上最強の万能スキルを得たアレクの冒険が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 13:43:31
445079文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:2874pt 評価ポイント:1498pt
作:笹原 カエデ
ハイファンタジー
連載
N1613HR
戦争の最中、最大規模の大噴火と隕石の衝突によって生命の大半が餓死した後の世界。
300年後、その環境に適応出来た生物(エボミー)と出来なかった生物(カゲロウ)が現れ、差別と格差社会が生まれる。
ある者は世界に抗い、ある者はその世界で生きる。
100の人間がいれば100の物語がある。
これはそんなお話
最終更新:2023-05-29 21:30:23
50618文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。死霊術師ギルドの陰謀によって面倒な話を押し付けられた主人公は、浄化も弔いも埋葬も終わって半月ほども経ってから、屍体も何も無しに降霊を行なってくれとの依頼を引き受ける羽目に。駆け出しの三下に押し付ける依頼じゃないだろうとむくれるが、よくよく話を聞いてみると、いまわの際に故人が残したダイイング・メッセージの謎さえ解ければ、死霊術に拘る理由は無いという。自分のような下っ端に対しても丁寧な口調を崩さない依頼人の態度に好感を持った事もあ
って、それなら努力の余地もあるかと話を聞く事に。
そこで明らかになったのは「七つの人形の濃い物語」とでもいうべき曰くありげな逸話と、その逸話にまつわる七体の「オーガの像」の存在で……
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十六作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 21:00:00
5194文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:304pt 評価ポイント:214pt
ある日、高校生三人は未確認存在により、異世界に転移させられてしまう。転移先は、峰の知っている乙女ゲームの世界のようで…。峰の制止も届かず、二人は思い思いのキャラメイクを続けてしまう。そんなステータスじゃ、餓死と病死が二大死因の世界では生き残れないのに!
この世界のどこかに転移したあの二人を、私が助けないと!でも、あれ?内政で環境を改善しようと思ったのに…。
最終更新:2023-05-07 23:59:29
6621文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:48pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
ある夏の日、富士山が噴火した。
関東地方全域に火山灰が降り積もり火山弾や溶岩流で千名近い死者が出た。だが災害はそれだけでは終わらない。火山灰を吸い込んだ人々が謎の高熱を発した後、ゾンビ化し無差別な殺戮を始めた。政府は非常事態宣言を発令し市民の外出を禁じ、自衛隊や警察が事態の収拾を試みたが失敗。人々は次々と高熱とゾンビの犠牲になっていった。
東京都に住む高校一年生の冠木望(かぶらきのぞむ)は噴火以来ずっと家に籠っていた。しかし救助は来ず、電気や水道も停止。備蓄していた食料も
尽きかけていた。餓死するくらいならと外の世界に飛び出した望は絶望的な世界で生き抜くために必死の戦いを繰り広げる。
これは終末の世界に抗う人々の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 20:32:58
653145文字
会話率:63%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:1834pt 評価ポイント:910pt
個人ギルド『マジカル・ドーラ』、通称『マジドー』。今宵も新たな依頼人が、『マジドー』の扉を叩く。ということもなく、全く依頼が来ず、金欠になっていたギルド所属の少女ドーラは、数日に渡ってまともな食事を取れておらず、餓死の危機に陥っていた。
最終更新:2023-04-23 22:02:59
8504文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:pt 評価ポイント:pt
ここは冥界。
死した魂がたどり着く場所。
見知らぬ女性を凶刃から庇い命を絶たれた男レイジ・ベアの魂は、冥界の女神シュワの前で涙し跪いていた。
しかし。
「んなぁ~に満足気に泣いてるんですか。もしかして、私に褒めてもらえると思いましたか? よくやりましたレイジよ……なんて言ってもらえるとでも? ハッ! そんなこと言いませんよ、このすっとこどっこい!」
そんなレイジに対し、女神の反応はひどかった。
罵倒する女神が言うには、レイジの魂はこれまで百万回転生を繰り
返し、そのすべてで何かを庇い犠牲になって死んでいるのだという。
「せっかく今回は運命に干渉して、すべてが極めて平凡な男にしたのに! それなのに……それなのに貴方って人はああああああ!」
泣き叫びながらレイジの胸ぐらを掴み、激しく揺らすシュワ。
「と、いうことで。次こそは絶対に違う死に方をしてもらいます」
しばらく罵声を浴びせたあと、冷ややかな視線はそのままにシュワがレイジに手をかざす。
「どうぞ、助けたいなら好きなだけ助けてください。でも、そのせいで死ぬことは許しません。ずっと見ていますからね。病死でも餓死でもなんでもいいから、べつの死に方してください」
その後、テーベ村の少年ナミラに転生した魂は、世界でも珍しい能力である【ギフト】を授かっていることに気づく。
それは魂に刻まれた百万回分の記憶と能力を獲得できる、あまりにも強すぎる【前世】という名のギフトだった!
こうして始まる百万一回目の人生。
百万の前世を集めながら、何かの犠牲になって死ぬという運命に挑む少年の物語。
こちらはカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 16:05:58
502035文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:384pt 評価ポイント:172pt
作:water
ハイファンタジー
完結済
N1353HN
「神様ってバカだよな。」
「私の悪口を言ったのはあなたですか。」
そう言って僕の目の前に羽の生えた少女が現れた。
先ほどの言葉は僕死ぬ寸前に呟いた言葉だ。僕の死因、それは餓死。
しかも皮肉なことに僕の家は定食屋。
父は採算度外視の料理を客に振る舞い、称賛を浴びる事に心血を注いでいた。
そしてそのツケはいつも僕にまわってくる。
客に出す食事の材料費を捻出する為に僕の食事が無くなり、僕がコンビニで稼いだバイト代は店の家賃を払うために吹き飛ぶ。
そして僕はやせ細り、そして死ん
だ。
少女はこう言った。
「私は異世界転移の女神です。神様としてコケにされたままではいられません。あなたの望みは何ですか?」
僕はこう答えた。
「お腹いっぱい食べたい。」
「分かりました。では異世界転生をしましょう。こちらのカタログから欲しいスキルを選んでください。」
僕が選んだのは・・・『食物生成(焼き芋)』。
さあ征かん、新天地へ!お腹いっぱいご飯を食べるために!
この時僕は考えてもいなかった。僕はただお腹いっぱい食べたいだけなのに、気が付いた時には異世界で獣人村の村長になってしまうだなんて。
これはその不幸な環境からひねくれてしまった少年が、様々なスキルを持った獣人達と協力しながら、少しずつ成長し幸せを掴む物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 21:03:57
1362331文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:1548pt 評価ポイント:766pt
作:eggy(そえだ信)
ハイファンタジー
完結済
N2713GI
貧乏男爵の次男ルートルフ・ベルシュマンは、生後六ヶ月で突然大人並みの意識に目覚める。同時に今生きているのとは違う世界の『記憶』が何かを告げてくるのを感じる。
焦らず周りの状況認識と言語習得から始めるルートルフだが、間もなく、借金まみれで領民が餓死しかねない男爵領の窮状を知る。
誰もが持つショボい魔法もどきの『加護』と実の兄の存在を知り、兄の力を借りながら領地救済に乗り出していく。
一見ショボい『加護』なるものと主人公の訳分からない『記憶』を除いては、読者と作者の生き
る世界と大差ない自然摂理の世界と思ってください。
開始後しばらくは主人公とともによく分からない状況の中を逍遥していただきますが、おそらくは第13回辺りからこの世界の常識のまとめがあります。それまでしばらく、ご辛抱ください。
※ 2020/08/23 第2章開始しました。
※ 2021/02/08 第2章終了しました。
※ 2021/02/27 第3章開始しました。
「カクヨム」にも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 22:00:00
897697文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:36898pt 評価ポイント:22574pt
拝啓、父上、母上
お元気でしょうか?
そちらでは僕がいなくなったことになっているでしょうか?
それとも寝たまま起きないような状態になっているのでしょうか?
大きな病や事故も経験せず来ましたが小説でよく起こる事がまさか自分の身に起こるなんてことは一切考えておりませんでした。
一応生まれはそれなりに裕福だったようなので餓死するようなことはなく、元気にやっております。
そちらでは長男でしたが、こちらでは次男として兄の仕事を手伝う日々です。
「関坦之」(かんたんし)というのがこち
らでの私の名前のようです。
生前は腕っぷしはあまりすごくありませんでしたが、こちらでは豪傑並みの力を持てるようになっています。
このまま町を守り戦乱の世が過ぎるのをひっそり待とうと思っておりましたがそうはいかないようです。
まさか自分が三国志の時代の人物になっているなんて…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 11:23:01
427文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:2pt
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。斥候職の端くれとして、今日も今日とて地味な採集依頼に励んでいた主人公であったが、依頼品を探しているうちに少しばかり面倒なものを見つけてしまい……
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」と同じ死霊
術師シリーズです。宜しければ前十五作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 21:00:00
2716文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:334pt 評価ポイント:260pt
作:根深草まお&りお
宇宙[SF]
完結済
N6547HY
地球から遠く離れた惑星「アングローン」。その首都「フィフス・ロンドン」が舞台。
貧困によりそれぞれの両親を失い、寄り集まって暮らす5人の少年少女・ミリータ、ジェーン、マリコ、アーウィン、ドノヴァン。彼らは盗みや詐欺などを働いて生計を立てているが、それゆえに大事件に巻き込まれたり、各人の能力や体力などを駆使してそれらを解決したりする。
・登場人物
●アングローン底辺団(作中でこの呼称は出てこないが、便宜上こう呼ぶ)
--ミリータ・マシューズ
主人公。物語は主に彼女の1人称で進
められる。14歳。変装の名人。「そこらへんから拾ってきた物」で変装用のマスクを作ることができる。強盗や窃盗のスキルもある。両親を餓死で亡くした。
--ジェーン・ダウエル
14歳。詐欺と話術の名人。アングローンの先住民族の血を引く、青みがかった銀髪。アルバイトなど正当な労働で収入を得ることが他の4人より比較的に多いが、当然ながら年齢詐称はしていることが多い。
--マリコ・サンディエル
14歳。スリの名人。嗅覚が優れている。仲間の中では比較的冷静なまとめ役だが、時に感情的になることもある。黒い長髪。他の4人よりも年上に見える外見をしている。
--アーウィン・ブラック
14歳。頭脳明晰な少年。IQテストの結果では183もある。武器にも詳しく、語学にも長けている(ただし、読み書きは得意だが聞いたり話したりは苦手)。コンピューターのハッキングや機械の改造もできるが、銃などの銃器の扱いには慣れていない模様。ミリータに恋愛感情を持つような言動や行動も見られるが、大抵は激しく拒絶されたり、冗談として受け流されている。10歳の頃、母親が貧困ゆえに適切な治療を受けられずに亡くなった。
---ドノヴァン・ヘイン
14歳。肉体派の少年。身体能力が高いが、頭があまり良くないため、他の4人にフォローされることが多い。また、空気を読めない失言も多い。喧嘩は誰にも負けないと自負し、高精細を誇る王宮の機械ロボットも「人間の心変わりに機械は勝てない」の一言だけで全てねじ伏せてしまった。
「AIのべりすと文学賞」出品作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-16 22:00:00
82816文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
「な、なんですか!? この巨大な石の槍は!? どうして電気をまとって……ッ。いやぁ……!」
「ああ、これは<電柱>だよ。日本にはそこら中に刺さってるから借りてきた」
アレス帝国は他国への侵略で勢力を伸ばす軍事国。そして若干17歳の女王・キャロル=ウェズリーは、女神のような表の顔の裏側で、侵略で得た莫大な富で私腹を肥やしていた。
一方で。16歳のアレン=フォードは、徴兵されたものの戦場ですぐに逃げるため、無能の烙印を押された少年兵士。しかしアレンには隠したスキル
があった。異世界にある〈日本〉から、あらゆるアイテムを盗めるスキル〈サムライハント〉。
戦争で戦死する男たちに、餓死する女子供たち。そんな状況の国民を鼻で笑う女王に、アレンは〈サムライハント〉を駆使してゴミクズ令嬢に報復を企てる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 19:27:42
7710文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:40pt 評価ポイント:34pt
如として侵略してきたシャイターン。その存在には当時の鉄鋼武器では歯が立たたず、瞬く間に世界の20パーセントを支配し、農耕地の40パーセントを焼き払った。大量の餓死者を出したことにより当時国家よりも大きな影響を持つと言われた教会の権威を失墜させ、悪魔信仰が盛んになった。
しかし、突如として現れたある老人が教会の教皇になった時、教皇はすべての人類に対して祝福を施し、全人類に対して超常の力の源である異力を付与した。祝福を受けた資格者には劣化神器(ドヴェルグ)と言われる個人個人の
武器を顕現しシャイターンを撃破するための希望となりつつあった。
また教皇は、異力があったとしても劣化神器(ドヴェルグ)の使えない兵士に対し、西方の技術を用いた劣化ウラン弾を発射する自動小銃を発明した。
先日のセヴァーンの戦いで劣化神器(ドヴェルグ)と自動小銃を用いて初めて勝利を手にしたことによって、教会の権威回復を図るとともに、国家も教会の圧力に抗おうと腐心していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 16:00:00
9457文字
会話率:24%
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どうやら機嫌を損ねたらしい。ぶつりと音を立てて合成音声が打ち切られた。「イブ、もうちょっと話そうぜ」呼びかけても答えてくれない。狭いコックピットの中で固定具を外して起き上がる。肩や背中の筋肉を伸ばす。どうせ機体は足周りが損傷してろくに動かせやしない。そもそもこの機体は彼女の――管理AI『イブ』の助けなしだと俺だけではろくに動かせないような代物だ。
チャルアナとジャクリアの戦争がはじまったのは34年前の2669年のことで、元々西側社会と東側社会がくっそ仲が悪かった中で、ジ
ャクリアは同盟国のアルメリアからの圧力で事実上の尖兵として送り込まれた。一応、「お互いに」同盟国としての支援という形になってはいるが、チャルアナに武器を供与してるのはロロギナでジャクリアに武器を供与しているのはアルメリア、この戦争は実質的にロロギナとアルメリアの代理戦争だ。ばかばかしい。だがそんなバカバカしい戦争をはじめなければいけないほどジャクリアの経済基盤はアルメリアに依存していて、「戦争をはじめずにアルメリアに支援を打ち切られた場合の餓死者数の計算結果と戦争を始めた場合の死者数の計算結果が後者の方が少なかった」というシミュレートの元、国民投票が行われて俺たちは戦争へと舵を切った。
勝ち目が薄いのはわかりきっていた。というよりも勝利を目的としてはいなかった。
なにせ人口が十倍でGDPが六倍、軍備費が十二倍のチャルアナを相手取るのだ。まともな戦いになるはずがない。風の噂によるとアルメリアもジャクリアが奮戦することをべつに期待はしてなかったらしい。けれど世界一の軍事大国のアルメリアの資金供与を受けた我が国の技術者たちが本気出して軍事研究に取り込んで衛星監視ジャマ―やらステルス迷彩システムやら「ルシファー」やら「イブ」やらを作り出してついに海戦を突破してチャルアナの本土にまで侵攻している。あいつら(研究者共)頭おかしいんじゃねーの。と思った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 09:37:35
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