-風化- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:156 件
死を克服した永遠の街リリカポリス。
8人の女王が統べるこの街は”一番楽しかったあの頃”をいつまでも繰り返す。
筆頭女王フラウタの膝枕で目を覚ましたつむじは、何も成すことができなかった無為な青春を取り戻すがごとく、学生として新たな人生を踏み出した。
転校生と持て囃され、この街が忘れていた流行を振りまいて、一躍脚光を浴びる。
しかしその行いが女王の一人フレオの怒りを買い、決闘を申し込まれてしまう。
失うもののないはずの勝負だったが、つむじに芽生えたささやかな野心が大きな賭けに挑ま
せる。
-----------------------------------------------------------------------------------
初出は百合展2018です。
連載予定でネームも完成していましたが、諸々の事情で執筆に時間を割く余裕がなくなり、長い事塩漬けになっていたものです。
ですが時間が経つ間に風化してしまうネタも多くなってきたことで、今回プロットを大幅に補綴して小説としてまとめてみました。
内容はカクヨムで先に公開しているのと同じものです。
投稿のタイミングは合わせられないので、ご了承ください。
それでは本編をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 13:05:43
38860文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
突拍子も無いことだが、回想日記なるものをやってみようと思う。
さて、回想日記とは何ぞや?ということだが、簡単に言うと数年前の出来事を、当時の自分が残した手帳や写真などといったアイテムを使用して思い出しながら、日記風に書いてみようという試みだ。
世の中に便利なものは溢れており、特にSNSの台頭によって、動画や写真など、過去を思い起こす手助けとなるアイテムは豊富にあるのではないだろうか。
そのようなアイテムを頼りにすれば、過去の出来事は自分が思っている以上に記憶に残っている
のではないだろうか。
そう考えたのがこの試みを思い付いたきっかけである。
ただ、あくまでも何年も過去の出来事。
当然、当時のことを思い出すアイテムがあったとて、時間の経過により記憶は曖昧になっている。
それが普通の日記では味わえない、まるで腐りかけたバナナのように良い味を出す点が回想日記の良い点の一つである。
現実の出来事が記憶の中で風化され、半フィクション状態になる。
人間の記憶がどれだけ曖昧かということも分かって面白い。
本当にこれは私の身の回りに起きた出来事なのだろうかというカオスな部分も出てくるだろう。
そんな回想日記を、一日ごとに書き連ねていこうと思う。
なお、この回想日記はAmebaブログにてほぼ同じ内容のものが投稿されている。
https://ameblo.jp/caine-wk/
気になる方は是非そちらにも足を運んでいただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 09:00:00
172279文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:102pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
少年は、父の背中を追う。
かつて憧れたその背中、今ではもう見えなくなったその背中を。
憧れはいつか風化するのだろうか。
少年には分からない。
だから今日も、リングに立つ。
その少年、遠宮統一郎には、やりたい事もやるべき事も、それしか思い浮かばなかったから。
最終更新:2024-04-28 08:52:05
898311文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:42pt
総合ポイント:374pt 評価ポイント:222pt
詩です。13年たちました。長いようで短い。人それぞれですが。でも、風化させてはいけないものです。今も。これからも。でも、明るくなり始めてく今に感謝しながら今日も今日とて生きさせてもらいます。空白の心の隙間に埋めながら。
最終更新:2024-03-11 14:08:15
315文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
東日本大震災から10年、ということで色々思い返してみると風化してるなぁと感じまして。
まあでも、大した経験はありませんからそりゃ風化もしますよね。
そんなわけ(どんなわけかは聞かないのがお約束)で、私の趣味から見た防災用品とか、実際にやっていることについて軽く記録をしておこうと思います。
最終更新:2024-03-11 09:43:46
22462文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:270pt 評価ポイント:224pt
高校の卒業式で僕は泣いた。なんで泣いたのか僕にもわからない。登壇した人のコメントが良かったとか、クラスメイトとの別れを惜しんだとか、アルバムの寄せ書きを誰にも書いてもらえなかったとか、そんなのは違う。どれも僕の涙腺を壊すものではない。コメントで泣くほど高校生活に思い出があるわけじゃないし、クラスメイトとも会おうと思えばいつでも会えるだろう。寄せ書きは書いてもらっても読み返さないと思うから必要ない。記録するよりも記憶した方が思い出に残る。思い出の品を捨てられない人の気持ちがわ
からない。すべては記憶に刻んでおけば済むこと。その考えは一点を除いて今も変わらない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 22:38:07
1419文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
大罪人ガゼルが50年の懲役を経て釈放された。
彼が犯した罪は、第一王女殺し。
元衛兵であり、義に厚かった彼がなぜ第一王女を殺したのか。
国中に広がったその謎は、しかし長い時を経て人々の記憶から風化していたのだった。
50年ぶりに再会した第二王女・現女王サラは、かつてガゼルと過ごした日々を回想する。
最終更新:2024-02-02 23:19:04
8001文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
「それでも、すべての物語は真実で、それは、記憶の風化したものなんだ」
「記憶が風化して物語に? ときには、歌になるかも」
(『Hell Bent』スティーブン・モファット作、樫山泰仁=訳)より。
これは、西暦2010年、私が9才から10才の――宙にまだ星が戻っていなかったあの頃の――ちょっとした、おとぎ話である。
※『ノベルアップ+』重複投稿作品。
最終更新:2024-01-26 00:00:00
37159文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:11pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
この世の中には不可解な事件が多く起こります。一時期SNSを賑わせた事件もすぐに風化してしまいます。
さて、今回はひとりの酷い最後を迎えた男の物語。
彼の人生のヒトコマをそっと覗いてみましょう。
最終更新:2023-12-31 22:00:10
3143文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:天谷あきの
ハイファンタジー
完結済
N8876IJ
50年前にガルシア国によって滅ぼされ、現在はガルシア国の中で最も低い地位に落とされているミンスター地区には、50年前の戦争の記憶を風化させないために毎年行われている"運動会"がある。
地区の住民全員が東軍と西軍に分かれて戦う模擬戦争には必ず"銀狼"と"媛"が定められ、双方が"殺され"ればその軍の敗北が決まる。今年、西軍の"媛"に選ばれたのは15歳の少女、シャティアーナ。同じく&
quot;銀狼"に選ばれたギルファスは、葛藤を覚える。自分が選ばれたのは実力だろうか。それとも、シャティアーナの許嫁だから、だろうか――。
グスタフは東軍の副将に抜擢された。16歳の少年が副将に指名されるのは前代未聞のことだ。彼に淡い恋心を抱く西軍媛隊隊員アイミネアは、東軍のただなかに取り残されて途方に暮れる。アイミネアが"戦死"しても大勢に影響はない。でも、グスタフの前でおめおめと"戦死"するわけにはいかない。
鉢巻を取られたら"戦死"。"死者"が悔し紛れのヤジを飛ばす"戦場"で、自らの力量に悩む若者とお腹を空かせて逃げ回る少女の、三日間の"運動会"の物語。
『魔女の遍歴』と同じ世界観ですが、単独でお読みいただけます。
※蛙は出てきません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 05:00:00
307245文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:166pt 評価ポイント:118pt
作:ゆっくりねこたろう
ハイファンタジー
連載
N9737IK
とある王家に悪魔の槍を持ち城門を守り続ける兵士の伝説があった。しかし、時代とともに風化してしまい
城門に敵が攻めてきた。
悪魔の槍は再び目を覚まし敵味方関係なく城門を守りつづける。
王女と老兵が悪魔の槍の兵士の謎を解き明かしていく。
最終更新:2023-09-28 04:56:07
1648文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:手羽先すずめ
ローファンタジー
完結済
N4666II
紫雲イヅナは現代まで続く魔術師家系の長男として生まれ、日々怪異退治に勤しんでいた。そんなある日のこと、イヅナは怪異と交戦する様をテレビカメラに撮られてしまう。いつもなら魔術界の力で揉み消せるのだが運悪く生放送中。公共の電波に映ってはならないモノが映ってしまう。咄嗟の機転でゲリラパフォーマンスだったということで誤魔化し事なきを得たものの、魔術界はこの失態に大激怒。更にはSNSを通じてこの件が大きく広まり大バズりしてしまう始末。この事態が終息するには世間が飽きるまで待つしかない。
だが大きく話題になってしまった以上、テレビ番組の出演オファーをすべて蹴るのも不自然だ。よって魔術界はイヅナの芸能界進出を決定する。この件が風化し、世間にとって用済みになるまで、イヅナは魔術師ではなくパフォーマーとして芸能活動に勤しむことになってしまった。ところが芸能界は負の感情の吹き溜まり、それを好む怪異も沢山いる。イヅナは否応なく事件に巻き込まれ、芸能界の大物に気に入られ、あれよあれよという間に成り上がってしまうのだった。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 16:56:09
60095文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:144pt 評価ポイント:62pt
近接戦闘を司る迷宮【赤の迷宮】だけとはいえ前代未聞の速度で、迷宮を踏破し続けていく剣士は、やがて数え切れない事件での悪名、そして迷宮の色名と共に世界へと轟き始める。
その名は【赤のケイス】または【赤狂い】
世界最大の大帝国の隠されし皇女にして、ロウガ最悪の問題児と呼ばれる事になる美少女風化け物は、今日も常識と街の施設と迷宮を破壊し斬り続ける。
前作【永宮未完 迷宮探索物】の続きとなります。
最終更新:2023-06-24 00:50:02
423014文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:958pt 評価ポイント:450pt
作:魔王転生の世直し
ハイファンタジー
連載
N6861IF
勇者。その時代はその存在が風化し、いつの間にか強き者こそ勇者となり、支配を主とする悪の根源の存在となった。
魔界はその大義名分を受けた勇者の襲撃を受ける。
主人公は魔王、時の魔王ルスラ。寿命としてなくなり、女神による懇願で再び甦って世界を救いに行く抑制力として生まれ変わり、人間として転生した。
世界のバランスを取り戻す。それが彼の旅の目的だが…手違いにより多くの能力は使えなくなり、さらにほぼすべて初期状態で青年として生まれてしまう。
目覚めた先は、まさか…勇者としてみたいなも
のがたりです。
適当に読むか、意見あればどうぞOrz折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-18 00:31:53
5056文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:51pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
日本という国は、風化し忘れられた。もう誰の記憶にも残ってはいないだろう。
「争い」「奪い」「汚し」「蹂躙」せし、欲深き人間たちに幸あれ。
空を見て、世界の広さを知る。
だが見えていたのは、ほんの一部にすぎない。
人間の見える範囲の空など、大地よりも狭い。
この地上で、広大な深き世界を見る。
最終更新:2023-04-26 17:04:02
638文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
俺と女は得体の知れない化け物と対峙してた。
まだ未熟という事で、今回、俺は見学という立場。
そして俺は知る事になる。
女の少し変わった熱の上げ方を。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
マジでオチがありません。
曲聞いてたら、気持ちが高ぶって書いただけなので。
でも最後の言い回しが大好きです⸜(*˙꒳˙*)⸝
残酷な描写は多分ありません。多分……。
最終更新:2023-04-14 22:38:33
1144文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
壊れかけた、神経回路の手紙
キーワード:
最終更新:2023-03-30 22:39:03
232文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ここは、リュウジュの心臓。
白銀の巨龍は時の勇者に討伐され、封印された。
巨竜伝説も御伽噺として風化した頃、人々はリュウジュの心臓が持つ龍脈エネルギーに関心を寄せ、心臓の上で定住を行った。リュウジュは次第に生命力を取り戻し、その地で生まれる人々はリュウジュの生命力にあやかることができた。リュウジュの民は鼓腹撃壌の如く、幸福な生を送ることができた。
そんなリュウジュの末端に一人、龍脈を持たない少女が一人。その名はソウナギ。
背が小さく、目つきの悪い、白銀の少女。リュウジュの心臓
に適合することない、弱く、脆い、異邦の身体。
そんな彼女はしがない文士であるウミヒコの家に居候させてもらいながら、つつましく生活を送っていた。
しかし、ひょんなことから一人で心臓の中心部へとウミヒコの書いた小説を届けなければならなくなった。
今、白銀の少女の一人旅が始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-08 20:45:07
45163文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
時勢にのるそれは・・・・・
風化しやすいと・・・・・
でも乗る価値はあると!♪
そんなお思いで綴ってみました!♪
キーワード:
最終更新:2023-03-08 10:28:25
897文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:16pt
はるか昔。
彼方まで暗闇が広がるのみの虚構に、一つの光が生まれた。
ほんの微かな、小さな光であったが、それは確かにそこにあり、闇を照らした。
次第に輝きを増し、勢力を広げ続ける光を、闇は疎ましく思った。
この世界は自分のものだ。なぜ奪おうとするのか、と。
やがて、争いが始まった。
光は自らを守るため、闇は自らを取り戻すため。
互いの正義のための戦いは永く永く続き。
光の勝利で、争いの幕は落された。
やがて光は虚構をすべて照らし尽くし、世界を創り替えた。
数多の大地
。それらに住まう無数の生物。
そして、自らの意思を継ぐ、世界の守護者として
光は、神を創り出した。
原初の光は眠りに就き、新たな世代にすべてを託し、世界を照らし続けた。
時が経ち、原初の時代の記憶は風化し、すべてが忘れ去られたころ。
一人の神と、その従者が誕生した。
この物語は、未熟な神と、その従者が世界をめぐり
やがては世界を救う、救世譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-10 19:42:52
5040文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:62pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
死ぬほどの苦しみすらも、時間が経てば忘れてしまう。特別な感情を風化させない唯一の方法は、風化する前に人生の終止符を打つことなのだ。
最終更新:2023-01-04 12:30:20
4959文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:22pt
ある人物にとっての死ははじまりであり、人々の死は終わりであった。
失ってしまった後に何かを得る事は出来ないのだろうか。
誰かを想うだけでは忘れたくない事も時間と共に風化してしまうのだろうか。
神さまが存在せず、精霊が存在する世界を旅して回る1人の画家のお話です。
最終更新:2022-12-12 12:00:00
399996文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:62pt 評価ポイント:46pt
物が風化してしまうという謎の霧に町全体が覆われ、市長の下、住人全員がなんとか脱出する、というストーリーです。
きっちりとしたその集団の指揮だったりというよりも、個人の描写がメインです。
先に言わねばならないのですが、スッキリするような展開や戦闘シーン等は多分ないです。
更に言うと、メインキャラがまず、好きになってもらえるようなキャラではないかもしれません。
まだ1話なのでそういう展開はおいおい出てくるとは思いますが……まあ努力していくつもりです。
私生活や精神状態の関係で
執筆速度は亀の速さなので、もしできれば過去作、話はまったく関係ないTSFものなんですが読んでいただければ嬉しいです。応援してくれたらすごく嬉しいです。
https://ncode.syosetu.com/n4603hr/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-19 23:10:54
22507文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
恐れながら、読者諸君はご存知だろうか。
私たちが住まう、広大無辺に見えるこの世界を、『狭界(セカイ)』と呼ばう者たちがいることを。
ただ、どうかすぐに怒らないで、この先を聞いてほしい。
そのように呼ぶ彼らは、今より数世紀以前、読者諸君のご祖先方の傍らにもきっと親しく寄り添っていたはずなのだから。
むしろ私たちが、彼らのいう『狭界』に暮らす私たちの方が、彼らを忘れ去りつつあるだけなのだから。
かつて、ある叙述家は彼らを指して、『迷い彷徨う、かの人々』と書き記した。
しかし、彼らの実像は当時既にして誤解を多く孕み、今となっては風化しつつある。また、真実はただ忘れ去れられるばかりではなく、形を変えて奇妙に語り継がれつつある。
現代の読者諸君におかれては、彼らのことを昔話の中に現れる出自不明の奇人、あるいは寓話的な役割を果たす精霊の化身と見なす向きも多いようだ。
しかし、彼らは決してそうではない。
実際には、今もなお私たちと同じように生き、ただ私たちとは少し違う生き方を続ける人間そのものなのである。
彼らは『迷宮』という、(この『狭界』に住む私たちからしてみると)奇妙奇天烈・摩訶不思議な行路をさすらい続ける、恐れを知らない旅人たちだ。
『荷背(カゼ)』。
彼らは自らを、そのように呼び表す。多くの場合、そのような人生に誇りをもって。
私はその中でも、とびきりの誇りをもって旅した1人の『荷背』について、皆様方にご紹介すべく、この書を編んだ。
かの者のあだ名は、『欠地伯』。
伯爵と名乗りながらも、その所以たる封土を持たなかった、旅する男。
是非、この奇妙な貴族の旅路を楽しみながら知っていただきたい。
最後に、本書の刊行にあたって、次の人々に最大級の感謝をささげたい。
まずは、この風変わりな伯爵の「紳士ぶり」を余さず書き留めておいてくれた、伯爵御付きの記録人たちに。
次に、本書の刊行際して多大なご助力をいただいた、ガラサン出版合同社、マジナ高等学問所付属文書蒐集館、『自由学院』の勇気ある某教授といった方々に。
そして、原稿執筆のため、私からリンゴ酒を取り上げて、部屋へカンヅメにした若き友人リダ・マーガスタンに。
※この小説は「カクヨム」様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-25 01:14:15
161690文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:100pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:20pt
薄暗い森の中、小鳥の囀りよりも不気味な怪鳥ががぁがぁと鳴き喚く、人も住まない未開の地ー。
じっとしているのも暇だからわたしは日課として散歩する。
目的地もなくだだうろうろと歩くだけ。疲れたら適当に横になるだけ。だけどこの森から出ようとは思わない。ここはわたしには安全な場所だったから。
「そこの者!少し待つのだ!!」
突然の大きな声で散歩していたわたしはビックリして振り向いた。
反射的にその声のする方を見やると馬に乗った素敵な服を着た少年が居る。
なんかキラキラしてるなぁ~と一
瞬見とれてしまったけど…
うわーーーわわわーー
わたしはずりずりと後退りし充分に距離を取ってから腰を90度曲げて頭を下げた。
どこからどう見てもエライ人ってのが分かるから。
なんでこんな場所に人が居るの?
迷子になった?
頭を下げたまま声も出せずじっとしていると、彼はどうも馬から降りたらしく草を踏む足音がこっちに向かってくるのが聞こえた。
勘弁してよ…
わたしはドキドキ早くなる心臓の脈動に恐怖を感じ冷や汗を吹き出した。
「お前…何者だ?」
彼の鈴を転がすような声が聞こえた。
何者とはどういうこと?
わたしは一瞬何を言われたのか分からなかった。
「わ、わたしはノイといいます…」
緊張のせいか声がちゃんと出ず掠れてしまった。
冷や汗は止まることなく流れ続けて体もわなわなと震え始める。
「……ふぅ…何者かと聞いたのだが答える気はないのか…」
えっ?
わたしはわたしなのに…ただのノイとしか言いようがないのに…もしかしてわたしは化け物か何かに見えてる?
どうしよう…もう人にも見えない姿になってしまったんだきっと…
もう終わったのね…
わたしはこのままこの薄暗い森の中に打ち捨てられると覚悟を決めたら涙がとめどなく流れてきた。
頭を下げたまま地面の草に雨の様にぽつりぽつりと雫が零れる。
「顔を上げよ」
「はい……」
彼は泣いているわたしに冷たくそう言った。
わたしは鼻声で返事をし、涙を拭うこともせずゆっくりと顔を上げる。
わたしの視線が徐々に彼の素敵な白地の洋服の足元から腰元へと上がり胸元で固定される。
汚れ元の色を失くし長い年月で風化し始めたわたしの服と違い綺麗な刺繍が施された洋服ー。
わたしには一生縁のない素敵な服を滲む目で見つめる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 08:26:46
1878文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:といぼっくす
ハイファンタジー
連載
N2433HT
1人の悪人が少女を受け入れたことによって始まる。
信仰するものは皆、差異が生じる、それ等全てを許容している。
太陽だったり、明日だったり、地位や安い酒だったりした。
いつか風化する程度の思いが人の心に火をつけたりする。
最終更新:2022-07-24 03:35:51
549文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
6年前、鎌田町では女性の身体がバラバラにされる悲惨な殺人事件が起きていた。しかし、何も手がかりが見つからなかったため事件は迷宮入りとなり、次第に風化していく。
もうすぐで二十歳になる甘城七月は、小学生の頃から自分の性別に違和感を感じていた。この事を誰にも相談する事が出来ず精神を病むが、周りにはずっと明るく振舞っていた。
そして、高校を卒業後、大学に入学するも、大学生活が上手くいかず難儀する。そこで七月はこれを表向きの動機として自殺しようとするが、練炭自殺を試みている
途中で母親に救われ、そこでようやく自分の本当の思いを打ち明ける。
しかし、七月はまだ人には話せない秘密を隠していた。
医者の助言と自分の意志により、精神病棟にて一週間入院することになった七月は、そこで片腕の無い子供、ゼルと出会う。
一方、世間では入学式や入社式といった節目の行事が行われていた。
鎌田町の桜花学園中等部3年生に進級した知月創、稲葉一鉄を始めとした陸上部員達はクラス替えに一喜一憂する。性格が単純で熱血な知月に対し、稲葉は冷静で何でもそつなくこなす。対極の性格である二人だが、実は幼馴染であり、いつも一緒に登校する程仲が良い。
学校に着くなりクラス名簿に釘付けになる知月は、自分のクラスメイトの名前にしか目がいかず、後になって担任が誰なのかを把握し忘れていた事に気がつく。とはいえ、さして担任に興味は無かった知月は始業の時間まで同級生と話し込んでいた。
しかし、チャイムと同時に入ってきた担任と思わしき新任の教師は、知月にとって因縁の人物だった。
二つの物語が進展する時、過去の事件の真相が徐々に明らかになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 12:00:00
30663文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:夕日色の鳥
ローファンタジー
完結済
N3190HQ
すべての電子機器がその役目を終えた終わった世界。
砂と灰にまみれた世界で、男は少女と出会う。
すべてが風化する世界で耐性と圧倒的な身体能力を持つ新世代の少女と、そんな環境に対応した旧世代の男。
こんな腐りきった世界の片隅で、彼らは何をするのか。
シリーズ2作目。
前後編の2部編成です。
最終更新:2022-05-17 20:31:57
7123文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:72pt
総合ポイント:50pt 評価ポイント:40pt
今から300年ほど未来の世界を舞台にした女性向けスマホゲーム
『ファウンド・エデン』
22世紀。
ヒトゲノムが完全に解明され、胎児はもとより生身の成体さえも遺伝子を書き換える形でのデザインが可能となった。
シンギュラリティの向こう側、科学と魔法の見分けがつかなくなるほど発展した社会。
病気や寿命から解放され、栄華を極めた人類は、しかし地球のサイクルによって覇権の座を強制的に引き摺り下ろされる事となる。
デボン紀後期の海洋生物や白亜紀末期の恐竜と同じように。
23世紀。
盛
者必衰を突き付ける黙示録の様相を呈する地上のどこかに、『箱庭』と呼ばれる施設があった。
アンドロイドが完璧な管理を行うそこに、学者や資産家など一部の選ばれた人々の受精卵が運び入れられた。
再興の希望を託して。
24世紀、或いは25世紀のいつか。
人間の文明は奮闘虚しく崩壊してしまった。
長い年月で風化し、植物や菌類に侵食されて瓦礫と化した地球では、ただ一つ『箱庭』だけが稼働している。
その、内部で。
ゲームの主人公『イヴ』
……ではなく、『リリス』が、目覚めた。
リリスは叫ぶ。
「こんなの聞いてなァァアイイイ!!!」
何故なら、目覚めた彼女は転生者で――『ファウンド・エデン』においてリリスはプレイヤーのヘイトをひたすら集めるお邪魔虫のビッチキャラだったから。
全身に寒イボを立て顔中をシワだらけにし、彼女は自分自身を全力で拒絶する。
「あざといビッチなんて絶対イヤーーーー!!」
見切り発車です
終点は見えてません
気分が乗ったら更新します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 00:00:00
28145文字
会話率:23%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:0pt
十八年前に起きた、とある一家惨殺事件。
警察が精鋭を揃えて捜査したというのに事件は迷宮入りし、やがて無念の時効を迎えてしまう。
誰もが事件の記憶を霞ませ忘れる中、過去のその事件の真相を追うたったひとりの刑事がいた。
彼は関係者なのか?
それとも、ただの刑事としての正義感なのか?
時効を迎え風化した事件を探ることに難航し、折れかけた心で出会うひとりのジャーナリストの存在。
彼女は果たして味方か、敵か?
関係者なのか?部外者の好奇心なのか?
やがてこの二人の出会いが、十八
年の時を経て、未解決事件の真相を照らし出す。
残酷な真実を目の当たりにした時、彼はなにを思い、なにを願うのか。
数多の犠牲の中にある隠された真実は、彼らに何を語るのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 20:00:00
42239文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
大きな戦はいつしか人の記憶から風化されつつあり、平穏な日々が人々の幸福を高めていた。
過去の大戦からヒト種は勝利し、繁栄を極めんとし歩みを進め、それに追随するように他種もまた歴史を刻んでゆく。
安定したと思われていた世界に、突如として異変が起こる。
なんの変哲もない、開梱に従事していた一人の若者が渦中に立たされ、それが暴風となり炎となり世界を取り巻いてゆく。
最終更新:2022-02-24 23:35:08
26876文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
~風化させてはいけない物語~
第二次世界大戦終期
アメコミのヒーロー、ジャスティスマンに憧れる少年とらは山奥で母親と二人で暮らしていた
母は仕事で家にいないことのほうが多く、母が居ないときはコミックを読みながら
いつかジャスティスマンのようになるのだと鍛錬を重ねていた
そして僕には才能があるのだと思っていた。
僕の髪の色はジャスティスマンと同じ金色
母も僕の金色の髪を褒めてくれていたからだ
しかし、金髪は敵国の色…
他の日本人には憎悪の対象なのであった
最終更新:2022-01-30 16:17:37
3207文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
人間とは
戦争とは
権力とは
力とは
怖さとは
風化させてはいけない物語として残していきたい
最終更新:2022-01-25 20:56:41
4758文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
作:konoyonosubeteni wakarewo
歴史
短編
N7641HK
~風化させてはいけない物語~
最終更新:2022-01-13 18:07:44
5591文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
作:スマッシュルームマダオ
ハイファンタジー
連載
N3678HI
最近腰の痛みに悩み始めた中年傭兵、ジョバンニ・メッセ。若い頃夢見た『自分だけの王国を建てる』という目標はとうに風化し、毎日を自堕落に過ごしていた。
そんなある日メッセは知り合いの同業者から、ある街で近いうちに大型案件の依頼が舞い込むと教えられる。最初は渋るメッセだったが、これが人生最後の傭兵仕事だと重たい腰を上げ街に出発する。
しかし、そんなメッセを嘲笑うかのように二週間経っても大型案件など全く来ず、半ば諦めたメッセは故郷へ帰るための路銀と当分の間の食費を稼ぐために『酒
場』へと向かった。
そこでの出会いが風化した夢を蘇らせてしまうことも知らずに──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-23 10:28:47
2121文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:102pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
今では誰も知らないであろう過去の出来事。
誰かが語り続けなくてはならなかったが、
風化する様に時代と共に忘れ去られて行った。
それは、現代版の開けてはならない、
"タイムカプセル"
とでも呼ぶのだろうか。
最終更新:2021-11-21 21:00:00
3814文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:スマッシュルームマダオ
ハイファンタジー
連載
N5075HG
最近腰の痛みに悩み始めた中年傭兵、ジョバンニ・メッセ。若い頃夢見た『自分だけの王国を建てる』という目標はとうに風化し、毎日を自堕落に過ごしていた。
そんなある日、メッセは知り合いの同業者からある街で近いうちに大型案件の依頼が舞い込むと教えられる。最初は渋るメッセだったが、これが人生最後の傭兵仕事だと重たい腰を上げ街に出発する。
しかし、そんなメッセを嘲笑うかのように二週間経っても大型案件など全く来ず、半ば諦めたのと食費すらないメッセは帰りの路銀を稼ぐために《酒場》へと向
かった。
──そこでの出会いが風化した夢を蘇らせてしまうことも知らずに……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 00:21:18
1925文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
5088年の地球ー
世界では、アメリカと日本が代表の二国(にこく)
の二柱の国が世界を統治していた。
これは、そんなサイバー化が進んだ
ハイテクな地球の物語である。
人間対ロボの戦争が巻き起こる。
CWA(サイバネティクス・ウェポン・アームズ)
本社から、
やがて意志をもつロボが現れ、
ロボたちの反乱が起こってしまったのだった。
過去に、アメリカと日本で、西側の国全ての
人間たちを特殊な生物細胞武器で、
襲い、名前と記憶、意志を奪う行い
ー通称 「 西名狩り ( に
しながり ) 」である。
西側の人間は全て
意志をなくし、日本に従うのみであった。
生前の行動をとるだけの人間とかした存在。
服なども全て消え、生まれたままの状態になる。
また、全て 車 乗り物 バイク タバコ 本 起動
も全て電子 電力 電気で動く
世界と化していたのだった。
いま この世界で、
潰えていた 空手の使い手と、
今は古き文化の剣術使いと、
使う手がいなくなった古風化した
マグナム拳銃使いと、
軍人に、
スキンヘッドの男と、
そして最後の忍者の末裔である男たち
6人の人間によるストーリーが
始まるのであった。
SPA
CWA
CPA折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 17:59:29
4021文字
会話率:2%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
全てが終わった後の世界。あえて表現するならば、これほど相応しい言葉はないだろう。大きな戦争があったのだろうか、人の手に負えないような大災害があったのだろうか。今となっては知る由もない。残されたのは汚染された大地と、風化した文明の痕跡たち。ここは未来の世界なのか、それとも異世界なのか。科学の世界なのか、魔法の世界なのか。何のために呼ばれたのか、無意味に引きずり込まれただけなのか。何一つ分からないまま、俺はこの地獄で飢え死にしようとしている。この世界は渇いている。孤独で、自由で
、冷酷で、合理的で。この世界は渇いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 06:02:20
15252文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
学園都市『神楽木市』───その街の生徒の1人に、ある日突然力が芽生えた。
しかしその出来事は『噂』にもならず、すぐに風化した。
その数日後、少年『湊玲矢』の下に、神を名乗る少女がやってきて───…。
その日、二つの世界は繋がり、神話は再び動き出した。
王道異能力現代ファンタジー、ここに開幕。
※この小説は『カクヨム』でも連載しております。
最終更新:2021-07-04 00:00:00
11579文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
誰が読むこともない道端に打ち捨てられ風化の始まった手記のようなもの
キーワード:
最終更新:2021-06-21 00:48:35
721文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:85pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:玄武 聡一郎
ハイファンタジー
連載
N7628GZ
時間の流れが歪む「時の檻」の中で1000年戦い続けていた魔王と勇者は、ある時気付く。
あれ……? もうこれ、決着つかなくね?と。
「なあ……ちょっとだけ休憩しない?」
「奇遇じゃな……我も同じことを考えてたんじゃ……」
合意した二人は戦いを一時中断。1000年ぶりに外の世界に戻ってきた。
その結果――
「「めっちゃ世界平和になっとる」」
魔王と勇者。
それぞれのリーダーを失った魔物と人間は、なんかこう、なんやかんやあって和解。
二つの種族が手を取り合うことで、世界には
平和が訪れていたのだった。
さらには魔王と勇者の激闘は1000年の時を経て風化。
今では御伽噺として、一部の人間が覚えている程度になっていた。
「なんで忘れられとるんじゃぁああ! 我、あんなに頑張ったのに! あんなに頑張って魔物を統括したのに! あんなに部下の悩みとか聞いてあげたのに! あの恩知らずどもめぇええ!!」
「ほんとそれな」
「もう嫌いじゃ! 人間なんて滅べばいいのに! ついでに魔物も滅んでしまえ!」
「分かるわー。あ、生ひとつ追加で」
「我も!!」
目的を失い、暇を持て余した二人は、今日も居酒屋で愚痴りながら酒を飲む。
これは時の流れに置き去りにされた、かつて世界の中心にいた二人が、居酒屋で飲んで駄弁ってを繰り返す。
ただ、それだけの物語。
※不定期更新です。思いつき次第更新します。
連作短編ですので、サクッと読めると思います。疲れてる時、笑いたいときにお気軽にどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 18:00:00
7578文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:220pt 評価ポイント:138pt
柊恭介(ひいらぎきょうすけ)はある日大雨が降った為に普段は歩きなのだがバスに親友の望月総一郎(もちづきそういちろう)と五十嵐優紀(いがらしゆうき)と仕方なくバスに乗った。
すると、同じ周陽高校二年生が同じように乗っていて、他は周陽高校一年生が一人とサラリーマンが一人の全部で十人が乗っているだけだった。
嫌な予感はしていたのだが、やはりそれは起こった。
バスの運転手が脳溢血で失神して倒れた為に変な風にアクセルに引っかかってしまってバスが暴走して、タンクローリーでガ
ソリンを補給していたガソリンスタンドに突撃して爆発してしまう。
その時にバスの運転手以外の全員は異世界の老神に異界へと転移させられた。
その世界の老神が守る惑星レイアースは人間が滅んだ星で何としても老神は人間を復活させたいと思っていたのだ。
だが、話を良く聞くと老神が素晴らしい人間に育って欲しいと試練を与えた過ぎた結果で滅んだとかとんでもないブラック世界だった。
老神は力を使いつくして消滅してしまうが、それを弟子の天使が引き継いだ。
これが老神に輪をかけたブラック野郎だった。
貰えたスキルは繁殖と再生。
植物とか動物の毒かどうかの説明は無く、毒を飲んでも再生する力で治るから自分で調べろと言う無茶ぶり。
さらに、武器とか戦うスキルも無く、頭が完全にミンチになる事が無ければ再生するから安心しろと言う始末。
挙句に、滅んで誰も住んでない風化した集落に転移させて、武器とかは全部自分で探せと言う超ブラックぶりだった。
だが、本当に恐ろしいのは、これからだった。
男子しかいないのに繁殖しろとかと訝しんでいたら、この現状で人間を繁殖させるためにスキル繁殖を与えていたのが分かったのだ。
それは心が折れたら男性から女性に変わり、最後はもっとも子供が多く生まれる一夫多妻になるまでたった一人の男を選別するスキルだった。
最後に男として生き残るのは誰だ。
いろんな意味での地獄が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 00:12:18
147375文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:88pt
総合ポイント:132pt 評価ポイント:68pt
政治・軍事・経済、それらによって作られた不安や怨念は、やがて風化しつつあった異界の住民達を再び現世に呼び戻すこととなった。
大衆の目の届かない世界、そこで人知れず異形な者達を狩り続ける存在があった。
狩り場と化した闇の世界を闊歩し、武器を振るい、獲物の骸の山を築き歓喜する。
人々は彼女達を、蔑視と畏敬の念を持ってこう呼ぶ。
「夜に吠える者――Night Barker」と
最終更新:2021-05-12 23:00:00
113244文字
会話率:66%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
異世界に転生した俺は、経験値が10000倍以上という転生特別効果を得る事が出来た。
しかし、俺には欠点もあった。
それは、1ヵ月毎に経験値の倍率が加減する代わりにレベルが1に戻るという呪いだった。
最初はやる気に満ちた主人公イニシヤだったが、1ヵ月毎に初期化されてしまう為、
徐々にやる気を失ってしまった。
小さい時に闇の魔物に村を襲われ、幼馴染のノティアと二人きりになって6年が経ち、
その時感じた怒りや悲しみも徐々に風化していく中でイニシヤはノティアと共に生きていく。
最終更新:2021-05-10 17:33:01
73374文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:54pt
総合ポイント:109pt 評価ポイント:55pt
ある日突然、全ての黒目黒髪の人間が、「災い人」とされた。 黒目黒髪は大罪人の特徴で、その恐ろしさを風化させないための物だ。 この特徴を持った者は、貴族も平民も関係なく、すべて平民の下の身分となった。 アレクもその一人であり、このままだと命の危機だと言われる。 アレクは生き延びる為、スカイマウンテンを目指す旅にでた。
最終更新:2021-04-28 20:00:00
832文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
勇者と魔王の物語は終わりを告げて数十年。人々の顔に、しかし笑顔が宿ることは無く逆に彼らは徐々にその活力を失いつつあった。
緩やかで、どうしようもなく風化していく世界。
だが、その滅びを受け入れられないものもいた。
「私は、まだあきらめきれない」
これは、勇者も魔王もいなくなった世界で一人の少女と蒼いグリフォンが駆け抜けた軌跡。
最終更新:2021-03-18 07:00:00
7290文字
会話率:28%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
■Hymequriath=Zion=Schwertleite(愚者)
「閉じられた猫箱の外で世界を調律しよう。『何人たりとも開けられない猫箱』であるが故に、仮初の世界はただ、開かれている」
【猫箱】を護る古びた図書館「Adipiscing vas animae corporisque」の管理人。
数ある物語において身体を持たないものが顕現を必要とするとき、仮初めの姿を与える役割を持つ。
■猫箱
【Adipiscing vas animae corporisque】で保管され
ている書籍のひとつで、「未完」であるものを指す。 今回は「Hypnotic Mother」と呼ばれる一冊の本が選出された。
「Hypnotic Mother本編」を【正典】とし、正典の風化防止として紡がれている【偽典】「Tune the Rainbow」の連載がこちら。
https://ncode.syosetu.com/n8675gp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-02 17:08:20
6413文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
中学の卒業式が終わった後の帰り道、親友の家で遊ぶ約束をした新城伯斗(しんじょうはくと)は帰宅途中、道に迷い家に帰れなくなってそわそわと落ち着かない、方向オンチで異様に背の高い年上らしき男性を見かけ、それをスルーしようとするが見つかってしまい、追いかけられた挙句に捕まってしまう。
最近近くに引っ越してきたばかりというその人物に、いいだけ振り回されながらも何とか送り届け、やがて迎えた高校の入学式。
近所に越してきたはずのその人物と、この間に一度も出会わなかったことから、卒業
式の出来事が風化しつつあった伯斗だったが、登校途中に親友の問いかけで全てを思い出してしまう。
校舎内に入り、自分のクラスを確認した後、突然闇に包まれたエントランスホールで、自分が送り届けた人物と再会するが、なぜかその人物は女子の制服を身にまとっていた。
助けた人間が同い年、しかも女子という事実を知り愕然となりながら床にへたり込んだ伯斗は、自分を立ち上がらせようとした「彼女」に思いっきり腕を引っ張られるが、他の新入生が多数見ている中、勢い余って胸に顔を埋めてしまう。
しかも「彼女」は伯斗と同じ三組……クラスメイトだったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-22 22:00:00
17220文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
クラスメイトを殺害したカードの持ち主を捜せ!
隠されたカードをめぐり、今、殺し合いが幕を開ける——。
桔梗南町連続殺人事件、又の名を「悪魔崇拝殺人事件」。
一週間で四人の成人男女が殺害されたその事件は、ある記事の内容と共に大きな話題を呼んだ。
——桔梗町の惨劇、悪魔との契約を賭けた五人の殺し合いとは?!
カードを持つ五人の内、生き残った一人が悪魔と契約できる。
記事の内容は半信半疑で伝わっていったが、人の噂は時と共に風化する。かつての惨劇を忘れ、人々
は平穏な日常を取り戻していった。
しかし、十年が経った今。とある女子高生の殺人事件をきっかけに、再びその噂が蘇る。
悪魔崇拝の象徴、逆五芒星のカードをめぐり人々の想いが錯綜する。
残りのカードを持つ者は、誰?
彼女を殺した者は、誰?
そして、この事件の首謀者は——?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 19:00:45
62610文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
検索結果:156 件