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検索結果:30 件
1
「……ふぅ」
今日も聖女としての仕事で疲労困憊の私。
軽く伸びをしてから自宅の扉を開けた、その時だった。
「あっ、聖女様が帰って来た!」
「わぁ、凄い! 本物の聖女様だー!」
「っ!?」
妹のドリスと同年代くらいの、二十歳前後の二人の女の子が、私のところへ駆け寄って来た。
だ、誰、この子たち!?
「やっほー。おかえり、お姉ちゃん」
「――! ……ドリス」
テーブルに頬杖をついているドリスが、プラプラと手を振ってきた。
「えーと、あなたたちは、ドリスのお友
達かしら?」
「はい! 今日酒場で知り合ったんですけど、聖女様の妹だって言うから絶対噓だと思ったら、マジだったんで、マジビビッてます!」
「ねー! 普通そんなの噓だと思うよねー!」
「オイオイ、フザケんなよお前らー。さっき奢ってやった酒代、徴収すっぞ」
「アハハ、ゴメンゴメンー!」
テーブルの上には夥しい数の酒瓶と、いかにも高そうなツマミが広がっていた。
またこの子は……!
私が仕事で汗水垂らしている間、昼間から酒場で飲んだくれた挙句、初対面の女の子を連れて自宅で優雅に二次会とは……!
しかもその酒代は、私が仕事で稼いだものである。
私が聖女になって間もない頃、家計が潤った途端、ドリスは仕事を辞めてしまった。
それ以来今日までずっと無職で、私のお金を使って贅沢三昧の日々を送っている。
流行り病で両親を亡くした私にとって、今やドリスはたった一人の肉親。
ついつい甘やかしてしまっていたのが、完全に裏目に出た。
仕事が忙しくて、なかなかドリスと向き合う時間が取れなかったというのもあるけど、そろそろキツく言わないと……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-16 21:09:15
11686文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:3188pt 評価ポイント:2916pt
「うわっ! ちょ、ちょっと! マナブ! あんたねぇ、外の虫かご! あれ、中身捨ててきなさいよ! 臭いし変な虫湧いてたわよ!
あーもう、ほんっっとヤダー! 思い出したら鳥肌が立ってきたわ! ほら早く! お母さん、お風呂入ってくるから、その間にとっとと捨ててきなさいよ!」
「ちっ、はーい……」
床に寝転び頬杖ついて、テレビを眺めていた私はゴロリと一回転し、起き上がった。
これは私が小学生の時の話だ。
最終更新:2024-01-18 11:00:00
3181文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:12pt
夜。とある男子高校生。彼は自室にて、勉強机に頬杖ついて大きく欠伸をした。
怠けていたわけではない。熱心に勉強し、ちょうど集中力の切れ間。そして事が起こったのも、その時であった。
「ふぅー……」
「よぉ」
「ん、おう。……おおう!?」
彼は振り返ると同時に驚きの余り、椅子からずり落ちた。無理もない。彼の背後に立っていたのは
「お、お、お、まえ、え、どう、え、ゆ、幽霊?」
「おう。でもそんなハッキリ言われると、ちょっと落ち込んじゃうな……」
「え、あ、ご、ごめ
ん」
「……うっそーん! いやもう、マジで体軽いんだよ! 気分までフォオオオウ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 11:00:00
2067文字
会話率:74%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
作:田古みゆう
ヒューマンドラマ
完結済
N0627IN
毎年、ピンクの花びらが舞い散る季節になると、必ず同じ夢を見る。もう何度目になるだろうか。だけど、何度見ても変わらない。あの夢の結末はいつも同じだった。
僕の伸ばした手が彼女に触れることはなく、彼女は泣き笑いのような表情を浮かべたまま。
夢の中に出てくるあの子が誰なのか、僕には分からない。だけど、あの子が夢の中の僕にとって特別な存在なのだということは分かる。
彼女の涙を拭うことが出来なくて悔しいという思いを抱いて目覚める度に、胸の奥がきゅっと締め付けられるような感
覚に襲われる。それが夢に振り回されているみたいで、嫌だと思う。だから、僕は春という季節が、桜という花がいつからか好きではなくなった。
机の上に頬杖を突いてぼんやりと窓の外を眺めていると、ふわりと風に乗ってピンク色の花びらが飛んできた。ひらりと目の前を通り過ぎるそれに誘われるように目線を動かすと、誰もいないはずの校庭に人影を見つけた。
その姿をぼんやりと見ていた僕だったが、次の瞬間に僕は目を大きく見開いた。心臓が大きく跳ね上がる。
そこには――あの子がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 21:00:00
8004文字
会話率:16%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
とある古びた一軒家。そこそこの広さであり、その部屋も特に大きいが、本棚とそれに収まりきらず床に積み重ねられた本で、どことなく圧迫感がある。
床に頬杖ついて足を伸ばしている男と、床に座り壁に背を預けている男。どちらも本を開いている。
その二人に向かって正座をし、媚びへつらうような笑みを浮かべる男が一人。彼は言った。
「いやー僕、ホントもう先輩たちが大学辞めて寂しかったんですよぉ」
「ああ、すまないね」
「お前は、そんなに可愛い後輩だったっけかな」
最終更新:2023-11-29 12:00:00
2084文字
会話率:75%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
仕事中に頬杖を付かない。
『なるほど』は使わない。耳障り。
今まで何して来たの?
これは隣の席の彼女が上から言われた言葉である。
余りにも痛烈かつ、反論の許さない言葉に、飲み屋で彼女は愚痴を垂れる。
それでも翌日の彼女は全て従順だった。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
ざっぱで、メンタル豆腐なので、几帳面で歯に衣着せぬ物言いの人とは反りが合いません。
最終更新:2023-09-15 18:27:24
947文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
高校生になってから、
叔母の経営する雑貨店でアルバイトをしている寒崎遊人(かんざきゆうと)。
今日も放課後、寒崎はいつも通りの気怠さでカウンターに頬杖をついて店内で惚けていた。
そこに、制服姿の女子高生がやって来た。
彼女の名前は冬乃椿(ふゆのつばき)、寒崎のクラスメイトであり、
恵まれた容姿を持つクラス一の美少女だった。
手には履歴書を持っている。
「こ、ここで働かせてください!」
冬乃椿、突然の面接希望。
経営者である叔母に代わり、仕方なしに寒崎が面接をすることに。
面接が始まり、志望動機を確認。
冬乃は「社会勉強のために」と発言したが、話を進めていくとどうもおかしい。
辻褄が合わないことが多すぎた。
そこで寒崎は突っ込んだ質問を投げかけてみると、どうやら寒崎は両親と大ケンカをして、最近になって一人暮らしを始めたのだという。生活のためにアルバイトをしなければならなくなった、というのが実なところらしい。
結局、寒崎は冬乃を採用し、一緒に働くことに。
学校ではほとんど話したことのない冬乃だったが、寒崎は次第に彼女のプラーベートを知ることとなる。
学校で見せていた顔とは真逆の、冬乃のプライベート。
だらしないし、ずぼらだし、面倒くさがりだし、寂しがり屋だし。
あまりの酷さに、寒崎は冬乃の面倒をしばしば見るようになった。
で、結果的に。
「私! 私には寒崎くんが必要! 寒崎くんがいなきゃダメ! お願い! 私の側にいつでもずーっと一緒にいて!」
冬乃は寒崎にめちゃくちゃ依存するようになるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 08:40:49
72087文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:97pt
総合ポイント:180pt 評価ポイント:92pt
地下道から出ると雨に迎えられた。
水滴が落ちてきていたから、そんな予感がしていたが小さなため息が出た。
店がいくつか並んでいる、そのうちの一つの店先の陳列台の上で商品が雨を浴びているが
店主は雨に気づいていないのか頬杖をついてボーっとしている。
イヤホンの線が見えたのでラジオか何かを聴いているのだろう。
教える必要もないか。やる気はなさそうだ。
小走りで先にあるネオン看板がついた建物を目指す。
泥がズボンの裾に跳ねた気配。構わず進む。
思ったとおり酒場だ。
戸を開けると笑い
声と酒臭い空気を体に浴び
それで外の陰気な空気をブラシで埃を払うように落とした気分になった。
木の床が軋む音も恐らくその下のネズミの声も掻き消されるほど賑わっていた。
店内は混んでいたが幸いカウンター席が一つ空いていた。
席に座り、適当に注文。
すぐに瓶とグラスを差し出された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 11:00:00
3406文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
果てなき時を生きるウィトウルカは、頬杖を突き、ため息を漏らしながら、己の役割、終わりのない使命、そして何時かの「彼女」の事を思い出す。
これは、ひとりぼっちの歯車が夢を抱き一歩を踏み出す、未だ語られることの無い、とある世界のこぼれ話。
最終更新:2021-10-26 20:44:00
8776文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
ヴィルヘルムにガレイトあり。
世界最大の国家、ヴィルヘルム帝国有する騎士団〝ヴィルヘルム・ナイツ〟にひとりの男がいた。
男の名はガレイト・ヴィントナーズ。
ガレイトは、出自こそ華やかなものではなかったが、王にその才を見出され、栄誉あるヴィルヘルム・ナイツに入団。やがてガレイトは団内でその頭角を現していき、やがてヴィルヘルム・ナイツの団長であるエルロンド・オプティマスと一騎討ちの末、これに見事勝利し、団長の座を手にする。
しかし、名実ともに帝国最強──ひいては世界最強
の騎士となったガレイトだが、その後、とある戦争中、敵の術中にはまり行方不明になる。
戦争はガレイトが不在ではあったものの、ヴィルヘルム帝国の圧勝。
そして戦争終結後、ふらっと国に帰ってきたガレイトは誰もが耳を疑うような発言をする。
「ヴィルヘルム王よ! どうか私が、この誉あるヴィルヘルム・ナイツの長を辞める愚行をお許しいただきたい!」
王城内にいた騎士たちだけでなく、侍女や王付きの近衛兵たちもどよめきを上げる。
そんな中、玉座にて頬杖をついていたヴィルヘルム王が、厳かに口を開いた。
「ふぅん。ちなみに、団長辞めてなにすんの?」
「りょ、料理人に、なりたい……です……!」
「へぇ、コックか。いいね、素敵だね。いいよ、なっても」
「あ、ありがたき幸せ……!」
こうしてガレイトは世界最強の騎士という称号を捨て、心機一転、料理人として新しい人生を歩み始める。
ヴィルヘルム帝国はこの日、ガレイトの新しい門出を祝う者、放心する者、泣き崩れる者、軽蔑する者、発狂する者たちで混沌となった。
──そして、そんな騒動から数年後、ガレイトは冒険者パーティ付きの料理人として、自分よりも遥かに実力で劣っている者たちにこき使われていた。
この物語は今まで剣を握り、鎧を身に纏っていた男が、包丁を握り、エプロンに着替えて、数多の食材たちと戦う(主に悪戦苦闘する)物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-28 00:01:26
452794文字
会話率:71%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:834pt 評価ポイント:350pt
頬杖のエルフ女王
私たち4人は魔王を討伐した。3人は人間で私はエルフ。後に勇者と呼ばれるアルは王様になり、僧侶のシャロは王妃に、アルと幼馴染のマークは国を支える宰相になった。エルフの私は森で独り、静かに暮らす。あーあ。暇だわ。
懈怠の神父
帝国はある一人の英雄により統治されていた。しかし英雄は長きに渡り、後継ぎを残すことが出来ず、悩むこととなる。皇女の死後、新たな妃を迎えることを拒んだ理由は2つある。1つは、5人の娘が優秀であったこと。もう1つは、英雄の年齢。英雄は領
土を5つに分け、それぞれ嫁いだ娘達に統治させることにした。それが後の五大貴族である。
聖女の行進
降り積もる雪の白に鮮血の赤。それは皮肉にも私に絶望を齎してくれる。膝を折ることも、歩みを止めることも許されない。…そう。これは私が望んだ未来。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 21:00:00
489516文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:300pt 評価ポイント:166pt
行こ、とナナに誘われ、ステージから降りてバレーコートの準備をするべく体育倉庫の方へ足を向けると、誰かの視線がこちらへ向かっている。
自然とそちらに視線を向けると、まだ髪の毛がくしゃくしゃのままの一宮くんだった。
最終更新:2019-04-26 08:55:49
1731文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
#百合 #耳かき
今日は後輩が自分の家に泊まることになった。
後輩だけど、敬語とかを使うかたくるしさは、全くない。
根っからの仲良しだから。
一緒にずっとゲームをやって、とても楽しく、夜中まで二人で仲良くさわいでた。
両親は仕事にいったまま、何故か帰ってこないらしい。
とても心配にはなるが、注意されず、とにかくめいいっぱい自由に遊べるのがよかった。
二人きり。
それは誰にもこの時間を邪魔されない。
頭がとろけるほど、楽しかった。
夜中までゲームをやったあと、
もう寝ようとなったが、どうしようと少し悩んだ。
暗闇。夜中。
何もしてなくても、それが家でもちょっとゾッとする。
ぎゅっ。
「ん?怖い?」
心配そうに私の顔を見つめる。
その通りだと素直にうなずいた。
「んーー。」
その後何か考え事をしてるようで頬杖をついた。
「ちょっと、いい?そういえばいいものがあった。あ、ちょっと手離すね。」
そう言うと、彼女はベットの上をよつんばいになって動き、前にあるタンスに手を伸ばした。
「あ、これこれ。」
タンスから何かを手に取ると、再び同じように戻ってきた。
暗くてよく分からなかったが、彼女は綿棒のようなものをもっていた。
「おいで。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-14 17:04:47
1958文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:14pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:10pt
タイトルのそのままだよ。
最終更新:2019-01-27 20:22:58
1002文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:28pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
【秋の夜長の歌会】参加作品。
想い人は雨降る窓外を見ていた。
最終更新:2018-09-20 09:03:38
328文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:12pt
人は体温を持っている。
約36.5度。
熱を持っているのだから光っているはずだ。その光は赤外線で、人は、見る事が出来ない。でも、光っている。私は、この弱い光を見る事が出来る。最初周りが明るいと気にならなかったし、夜、光っていても気になるものではなかった。
ある日お父さんが金魚を買って帰った。白い琉金と赤い琉金。二匹とも仲が良くて、その上、私が指を水面に浸けると餌をねだって、つついてくる。二匹ともかわいい。だから、暇さえ有れば頬杖ついて金魚を見ていた。それから、金魚も光
って見え出した。喫茶店で、従姉の真理子が、それは、光素の光だと教えてくれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-19 07:14:07
344546文字
会話率:65%
IN:0pt OUT:89pt
総合ポイント:27pt 評価ポイント:13pt
赤い星の国のリューリエ姫は、頬杖をついて物憂げにため息をひとつ。山の向こうに許嫁があるのですが、七、八年は前のこと、山を越える唯一の道が失われました。なぜかって、人食いの大きな化け梟が居座るようになったのです。大梟を倒せるものはおりません。姫様の許嫁も変わってしまうでしょう。 そんな彼女の、背中を見つめる騎士がひとり。むかしむかし、どこかの国のお話です。
最終更新:2018-01-17 17:32:36
4993文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:50pt 評価ポイント:46pt
作:甲末多紋大
現実世界[恋愛]
完結済
N9684DW
職業訓練に通う高井が経験した、切ない片思い。
恋をしたから気になっていたのか、気になっていたから恋をしたのか。
振り回していたのか、振り回されていたのか。
結局、最後まで答えが出ないまま、頬杖を付きながら見守っていた恋の話です。
最終更新:2017-03-31 16:01:30
88306文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:シュレディンガーの羊
コメディー
短編
N8746DS
『君は僕に恋をしてないかい?』
至極楽しそうに頬杖をついて、ある日彼はそう言って目を細めた。
最終更新:2017-01-08 22:25:07
1878文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
「残念ながらお主と妾は死んでしまった」
そうつまらなさそうに告げたのは目の前の玉座に足を組み頬杖をついて座っているドレスを着た私とそっくりな女だった。
心臓の突然死で寝てる間に本当にスヤァしてしまった相澤アイナは、神殿の玉座に座っていた瓜二つの魔王エイルに異世界へ入れ替わって生き返らないかと提案される。エイルはなんとか生き返りたい様だったが、無慈悲にもアイナは天国を選択しようとする。が、エイルの猛抵抗により転生を選択せざる負えなくなってしまった。
ちょっと変わっ
た人外達の集まったお話の、はじまりはじまり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 16:57:32
62797文字
会話率:58%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:78pt 評価ポイント:12pt
俺、いや僕は過ごす。何でも無い日常。スマホ眺め向かう学校。頬杖をつきながら受ける授業。何もかもが平凡に過ぎていく中で自分を探し日々を探す。
私のこと?何でも無い日常。読書をしながら向かう学校。シャーペンを握り受ける授業。何も無いように取り繕いながら過ごす日々。
そんな、彼女と出会いが交錯し埋もれる。
「もし、嘘で覆いごまかした日常を壊すことができるのであれば。」
「もし、壊れた日常を嘘で覆いごまかすことができるのであれば。」
そんな平凡すぎて自分を隠した自分と平凡に溺れて壊れ
た彼女とのお話しである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-11 02:02:53
859文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:93pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ぼくがなぜ頬杖をついているのか、きみはまだ分からない。
最終更新:2016-11-19 03:55:56
239文字
会話率:100%
IN:0pt OUT:30pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
____白百合学園
こんな名前の学校だが共学である。
そして、日本で唯一の魔法学校だ。
ここ、白百合学園の2年A組は七月の上旬という真夏なのに、
とても寒い、というより冷たい。
「・・・あ、あの・・・ノート提出なんだけど・・・」
メガネをかけたクラス委員長らしき人が
ヘッドホンをしている少女に話しかける。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
無言でノートを渡し、また頬杖をついて一人の世界へ入る。
もちろん、友達はいない。
「あいつさ、顔は普通なんだから
もう少し、愛想良く出来ねーのかね?」
___そう、彼女の名前は白鳥愛。(しらとりあい)
゛愛 ゛という名前なのに、愛想がない。
目の色はブラウンで髪の毛はショートカットの真っ茶色。
それなりに、顔は整ってるほうだ。
「でも、あの子面白そうだよね。」
学年1の成績とスポーツ万能で
顔はアイドルでもいいんじゃないかってくらいに整っている顔の白城蓮。(はくじょうれん)
通称 ゛王子 ゛
「まーた、来たよ。
蓮特有の優しい発言。」
「・・・いや、別に俺は・・・」
___興味があるだけ。
どうしてそんなにも、人と関わりたくないのか。
「ふーん、じゃあ喋ってみろよ」
白百合学園2年A組の
1年はどうやら忙しくなりそうです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-22 23:08:04
7135文字
会話率:32%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:16pt
気に入らないと、そう思った。
教室の隅。不機嫌そうに机に頬杖をつき、眼鏡越しに彼女を盗み見ながら。
いつも笑っている杉原のことが、気に入らないと……強く。
最終更新:2015-11-16 17:22:32
5839文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:248pt 評価ポイント:212pt
約20年ぶりに元カノから呼び出された平野総太郎(ひらのそうたろう)39歳は、内心戸惑いつつも、同級生であり、元カノでもある野田木綿子(のだゆうこ)との思い出の詰まった駅に久しぶりにやってくる。
総太郎にとっては木綿子はいつまでも、特別な存在であった。だからこそ、この日、この駅にくることにも迷いがあった。
再会した彼女はあの頃と変わりない悪戯な笑顔で総太郎を出迎えてくれた。
ちょっとしたタイミングのずれと、すれ違いで結ばれることのなかった二人の時間がゆっくりと動き出す。
木綿子との再会の喜びもつかの間、総太郎は衝撃的な世界に引きずりこまれて行くことになる。二人で立ち寄った時計店のショーウインドウに鏡写しになった自分の姿に唖然とする総太郎。実際は握っていない木綿子の手が、鏡写しになった総太郎の手にはしっかりと握られていたのだった。しかも恋人繋ぎで…
更に驚くことに鏡写しになった自分が勝手に話し出し、それどころか…
「いいものを見せてやる」とショーウインドウに引きずり込む始末。
気が付けば、そこは地元のファミレス。目の前には頬杖をついて笑う俺がいる。
この男は別次元の俺だと主張するが…信じられるわけもなく…更には鏡の向こうの俺は、木綿子と結婚して、娘がふたりもいると言う…そんなもん、ますます、信じられるか!!
鏡の向こうの俺は、無理難題を突きつけてくる。最後の晩餐である今夜中に木綿子に想いを伝えろと言い。更には、木綿子と共に時計店で購入した腕時計を使い、思い出タイムと題して、総太郎は過去めぐりをさせられる羽目になる。これまた、ひどい設定ばかりで意地悪としか思えないほどだったが…総太郎は、そんな過去の世界で一人の少女と出会うことになる。
母親を探しているという、木綿子そっくりな少女『いちる』そして、過去の自分の未来を変え、そして木綿子への本当の答えを探す旅が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-31 02:33:47
117260文字
会話率:65%
IN:0pt OUT:20pt
総合ポイント:26pt 評価ポイント:8pt
高校生活最後の日。僕は頬杖をついて窓の外にある桜の木をぼんやりと眺めていた。桜の木はこの学校は校庭にあるあの一本だけ。告白するならあそこの木の下でしたい。
でも、僕にその告白する勇気はなかった。三年間好きだった女の子はあまりにも高嶺の花で、そこまで接点もない。だから、僕の想いはこの学校で咲いて、散っていく。そう、思っていた……――。
最終更新:2014-03-31 10:00:00
10079文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:39pt 評価ポイント:31pt
春って、寝るのに最適な季節だよね。暖かくてふわふわしてて。窓際の席で頬杖をつきながら外を眺める。そうしているとだんだん眠たくなってきて目を閉じた。と、思ったら教室に突如響き渡る二人組の騒音。うん、ちょっとお前ら黙ろうか。ものすごく自由人な少年がいろいろやっちゃう話。
最終更新:2012-04-05 01:26:24
5500文字
会話率:54%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:34pt 評価ポイント:30pt
人を好きになったことは何度もあった。
雨の日の教室、ひとり窓際で退屈そうに頬杖をついていたあの子とか。
それでも。
こんなに心から人を好きになったことはなかったと思う。
これは僕の人生の物語。
最終更新:2012-03-01 20:58:30
2076文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:46pt
茹だるような夏の日、踏切の音が延々と響く。「あーあ、折角言ったのに。」女は頬杖をついて、一部始終を見ていた。
最終更新:2011-08-09 05:10:05
1044文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:79pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
僕が出会った一人の女。彼女の名前は紅緒と言った。
初めて出会ったのは新生児室。ガラスの向こうで頬杖をつく彼女。
幼児時代にでかけたショッピングモール。警備員室でタバコをふかす彼女。
台風に見舞われた幼稚園の校庭。赤い傘を斜めにかざす彼女。
小学校の屋上の給水タンクの上。ジュール・ヴェルヌを読む彼女。
中学校時代に見つけたホームページの画像。つまらなそうに佇む彼女。
高校の同級生につきまとわれた輸入雑貨屋。僕より背が小さくなった彼女。
いつ出会っても、僕の記憶の中の彼女とまった
く変わっていなかった。黒く長い髪。笑っていない顔。甘い煙のタバコの匂い。
彼女は常に僕のそばにいた。いつもの顔で、いつものタバコの匂いを撒き散らして、いつもどこか寂しそうにしていて。
ある日、僕は気が付いた。彼女は歳をとっていなかった。
僕はいつも彼女を探していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-04 21:37:11
33814文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:86pt 評価ポイント:54pt
検索結果:30 件
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