-雨粒- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:107 件
雨がやんだ、窓に雨粒、きっと今日に語る
キーワード:
最終更新:2024-04-25 07:59:35
327文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
きみのしあわせを祈ってる
いつまでも
キーワード:
最終更新:2024-04-22 23:36:48
217文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt
「午後二時の光は日照雨(そばえ)の雨粒(あまつぶ)を」を上の句にしている短歌です。 文字数を埋めるためにお見苦しい点はあると思いますが、ご容赦ください。
最終更新:2024-04-07 09:00:00
220文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:8pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ニカは現れなかった。朝の明るさは雲に隠されて、時計台はずっと小雨に晒されていた。まるで、透明な針みたいな小雨がかなたの肌に刺さるたび跳ねるような音色が感じられた。かなたはまるで、自分の全身がピアノにでもなった気分だった。雨粒に頬や腕を押されるたびに、かなたは澄んだ音色を肉体で聞いた。腕を振ったりジャンプしたりしてかなたは小雨と遊んだ。かなたの肌が雨を浴びるたびにきれいな音色が肌を貫き骨まで届く。
キーワード:
最終更新:2024-04-06 14:31:08
62197文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:葵井 モモ
ハイファンタジー
完結済
N5959IO
村から逃げ出して夕陽が三度落ちた。
集落はおろか人一人出会うこともない。
村の外がこれほど薄暗く気味が悪い場所だとは考えもしなかった。
穴の空いた布切れを見に纏い、静かな森をひたすら歩いた。
日の落ちる時間が早いこの時期は冷え込む。
村を出てから、一度も食べ物を口にしていない。
喉を通ったのは、地面に溜まった泥水だけだ。
受けた拷問の影響で空腹には慣れていたが、歩き続けていることもあり限界が近かった。
大人たちは、今でも僕を探して森中を駆け回っているのだろう。
僕の両
親を殺した男のセリフが頭に浮かぶ。
彼は縛られた母親の髪に火をつけながら「悪魔の親が」と言って舌を打った。
『生きる災い』
村の人たちは口を揃えて僕をそう呼んだ。
見るたびに暴力を振るい、罵詈雑言を浴びせた。
怨恨を感じ取ることはできたが、嘲りなどは一切感じられなかった。
心から僕を恨んでいたのだろう。
僕と関わりを持った人たちはみんな『不幸』になった。
ある人は不治の病になり、やがてその病気は流行病となって村人たちの命を奪った。
僕が畑仕事をした翌年には虫が大量に発生し、蝗害となって食糧難が訪れた。
友人は雷に打たれて命を落とし、幼い頃に思いを寄せていた女の子は賊に連れ去られて行方をくらませた。
「誰かを幸せにしたいって、そんなに贅沢な望みかな」
黒い雲が張り詰めた空を見上げて呟く。
雨粒が額の上で弾けた。
雨が降ってきたらしい。
身体は冷えていく一方だが、しばらく飲み水に困ることはなさそうだ。
指に嵌めた父親の形見を見る。
殺される前日にくれたものだ。
僕が生まれた日に母親にプレゼントしたものらしい。
大切な人ができたら、その人の指に嵌めてやれと言われたことを覚えている。
きらりと光る鉛のようなこの装身具の名前を僕は知らない。
けれど父親から話を聞いて、これを指に嵌めることで誰かを幸せにできることは知っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 14:43:55
9310文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:20pt
「ワタシタチヲ、カエシテ!!」
高校入学から二週間目の朝。見知らぬ人物から呼び出しを受けた主人公・橘 瑠璃は雨粒に浮かんだ女の顔を見る。そして次の瞬間、目の前に現れた血塗れの女面は瑠璃に怨嗟の叫びを上げた。
「私達を、還して!!」
恐怖に慄く瑠璃の身体が宙に舞う。
屋上から突き落とされ死を覚悟した瑠璃が感じたのは衝撃ではなく、潮の匂いと水の感触だった。
水の力が勢力を誇る異世界帝国「ヌドマーナ」にて、力なき少女は生き抜いていく。
シリーズ「まほろばの娘たち」第一作。
#
「火の海」歌詞
還りたいと叫んでも 声は届かず
生きることを選んだら ただ苦しくて
沈む日は海に落ち 火はまた起こる
赤く燃ゆる水から ヒトは産まれる
波間から懐かしい声が聞こえる
もう戻れないと 零した涙は海へと還り
ふたたび雨として 貴方の肩を濡らす
還りたいと叫んでも 声は届かず
故郷は遥か遠く 果てしなく遠く
※予告なく内容の変更、改稿が入ります。ご注意ください。
※地震の描写があります。ご注意ください。
※胸の悪くなる表現があります。自己責任で御覧ください。
一部十万字程度の四部構成。割と大きな話になる予定。
書きたかったものを、書きたいだけ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 00:55:29
73715文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:64pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:10pt
「砂埃に喉元を裂かれた夏のそよ風が、人影を映したカーテンを靡かせる頃、僕は雨粒の模様が刻まれたベランダで浅い深呼吸をした。麦茶の香りがほんのりと風に乗せられて、僕はそっちの方へと手を伸ばす。鉛筆削りって何だろうね? 夕日が落ちていくように、僕らは僕らだけの地平線を見つめるんだ。」
最終更新:2023-10-20 22:19:24
1325文字
会話率:60%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:リィズ・ブランディシュカ
童話
短編
N5570IL
自分の力だと勘違いして、ヤンキーになった雨のしずく。 (※重複投稿作品)
2023.10.26簡易チェック
最終更新:2023-10-13 23:00:00
279文字
会話率:12%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
辺りは浸透し染まり帰り他に誰もしゃべる ものはいなかった
そんな中で一人 街灯を羽織った男が真ん中に立ち
ぐるりと辺りを見えたしてこんなことを つぶやい
たさて
屋敷の外は非常に 寒々しい嵐である
ひょっとするとあたり一面
暴風が吹いてどこかしら壊れてしまう そんなことも
十二分に 想像しやすいそれほどの嵐である
暴風雨に混じって雨が 窓ガラスを何度も何度も叩いていく
ただこの小さな 島だそれに不釣り合いなこの洋館において
そんな雨粒というものはどうにも都心と
いうものとは違
い まるで小さな小石を投げられているように
ピリピリと今にも 砕け散れそうで気が気ではない
ひょっとすると本来であればこんな島に
窓ガラスを設置するのであれば 戸板の一つでも 立てなければいけないのではないかとそう
考えるのではあるがしかしこの屋敷を建て た主はそんなことは
毛頭を考えなかったのであろう この話において
皆が集まるのは 新月の夜のことであっ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 12:24:58
8207文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
―――――――――。
最終更新:2023-08-11 13:41:59
760文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:66pt 評価ポイント:64pt
金曜日の朝は雨粒から始まる
最終更新:2023-06-02 05:36:40
357文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
枯葉に埋もれて腐っていた? しっかり養分もらって元気に芽が育ってく。子供の頃の判断が正しい。ひとまわりして納得しても、翌なき春。ぽえむです。すべてのぽえむは、私の西都に載せてある者ばかりですが、どうぞよろしくお願いいたしますです。都は、こちらです→『収穫祭あるいは文化祭ときどき体育祭』 http://souheishimizu.blog.fc2.c
原作:2012.4.14.@http://souheishimizu.blog.fc2.com/blog-date-201204
.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 10:51:25
366文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
皆様は如何お過ごしで御座いましょうか?
私は少々不眠続きで、なかなか眠れぬ夜が続いております。
えぇ、ですからデトックスのお時間です。
美味しいものを戴いて、綺麗なものを見て……。
あら……よもや……全て貴方様の意のまま?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
恋愛では無いですが、
『そんな事されたら好きになっちゃうよ!!』
という描写が『作者の中で』あります。
粋な人が死ぬほど好きです。勿論、梅香の君も。
最終更新:2023-04-02 14:41:36
1253文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
リハビリ用の詩第3弾。
雨の描写がかなり好きで、雨にまつわる言葉の本を入手しちゃったぐらい好きな題材です。
そしてまた微妙に暗い。。。
需要がなかったらごめんなさい。
キーワード:
最終更新:2023-03-26 23:02:20
631文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ふるる ふるる 雨粒は雲の彼方から舞い降りて。雨の降る朝、星の降る夜。空を信じて、空を見上げて。
最終更新:2022-11-27 15:30:53
1043文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:744pt 評価ポイント:676pt
お昼にはまだ早いそんな時分に天気予報にもなかった突然の大雨が降り注ぐ。
とぼとぼと行く宛てもなく歩いていた篠塚はビニール傘があるにも関わらず雑居ビルの下へと入ると雨宿りをし始める。
傘を適当に畳んで無造作に立て掛けると、篠塚はビルの柱に背を預けてスクールバッグからスケッチブックとペンを出す。大きな雨音を立てて落ちてゆく雨粒たちを前に、篠塚は静かにペンを走らせていく。
そんな折に、桐嶋が息を荒げて篠塚と同じ場所に雨宿りをしに来るところから物語は始まる。
え、前振りしか書いて
ない?
あらすじなのに起承転結が書いてない?
と思うでしょう。
前情報無しでまずは読んでみてください。
初めに受けた感情を役に生かしてください。
がんばっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 21:37:32
8874文字
会話率:68%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:ギャラクシーごみぶくろ
エッセイ
短編
N5976HN
☔︎☔︎☔︎雨粒が狐であると仮定する☔︎☔︎☔︎モフモフ☔︎☔︎☔︎モフモフ☔︎☔︎☔︎モフモフ☔︎☔︎☔︎
最終更新:2022-03-18 09:03:08
220文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:50pt 評価ポイント:50pt
私は、孤独だ。
寂しいと感じない。
イラッとすることも、心を棘(とげ)に刺されることも、幸福感に身を包まれることも、笑みを浮かべたこともなかった。
飢えも渇きも覚えない。
痛みや快感、刺激、妬(ねた)み嫉(そね)み、怠けることも出来ない。
他者を蹴落としたり、唯我独尊を貫くことや傲岸不遜になることも、愛や恋、身を焦がす恋慕とも縁遠い私だ。
そして、ここには誰もいない。
私以外に。
やるべきことは何もない。
他の者は何をしているのだろうか?
己以外と対話や遊戯を囲うのだろうか?
時の流れは停止しているかのようにゆっくりだ。
鳥が羽を1回羽撃(はばた)かせるために掛かる刻が3年くらいゆっくりだ。
雨粒の1滴1滴が弾ける静止画や、黒レンガの角が丸くなる様や、自動車のタイヤが磨耗(まもう)していく過程など、積年を懸ける事象を眺め続けることが唯一の娯楽だ。
娯楽と言える程楽しいものではない。
今は、星屑の輝きを観測している。
まぁ、退屈だがな。
『退屈』と衝動を覚えるしか、残っていない。
星屑は粉砕され、砂塵のように舞う。
これの繰り返し。
謂わば、再生だな。
散り散りに在(あ)ろうとするも、例に倣(なら)うだけ。
群集たる星屑ならば、逆もまた、然り。
数千年、数万年と星、星団の生死を幾度も観測してきた。
私は星屑を人に見立てている。
パターンで星屑は規則正しく輪廻するが、つまらない。
退屈だ。退屈だ。退屈だ。退屈だ。
だが、異変が生じた。
新鮮だ。しかし、不規則は、乱れは、修正されるだろう。
観測を続けよう。
星屑は一つの星となり、銀河を爆発的に拡大させた。
これは、成功なのか?
それとも、失敗なのか?
ん?あれは、視たことがない。
未知だ。昏(くら)く赫々(かっかく)と光る渦巻く現象だ。
一体どんな世界だろうか?
もしかしたら、国家?企業?集団?
まさか、1個人なのか?
判らない。もう少し観測・観察を継続しよう。
………………
他の者は干渉しているのだろうか?
ならば、私も干渉してみようか。
これは、人類が愚かな歴史を歩みながらも、彗星(すいせい)の如く顕現した『超能力』という『薬』となるか『毒』となるかが問われる物語。
伝説となるか、夜咄(よばなし)となるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 23:00:00
2354文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雨の事と、泣いている人達に思いをはせる少女。それだけの話。(※重複投稿しています)
最終更新:2021-12-30 02:00:00
863文字
会話率:9%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
私の幼馴染(香我美)には変わった趣味があった。
行った先できれいなものを拾っては家に持ち帰り、それで生き物を作り、部屋の水槽で飼っていた。
きちんと水を張って、酸素ボンベを動かし、定期的に掃除までしていた。
砂浜で拾った丸くなったガラスに、鏡の欠片、割れたビー玉_____
勉強机の白いライトがそれらに反射して本当にきれいだった。
いつだったか触ろうとして怪我をして、彼女の家には上がれなくなって遊ばなくなった。
雨の日の学校の帰り道で通り過ぎる車のライトが、道路にはぜる
雨粒が、彼女のカバンのアクセサリーが、点滅するイルミネーションが・・・。
信号待ちをしていた私と香我美に車が突っ込んできて、一瞬で目の前のものがあちこちに弾け飛んだ。あまりにも美しい景色に、水槽の中から彼女が作った魚が飛び出して私に嚙みついたのを思い出した。
怖くはなかった。
あまりにも美しかったから_____折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-12-14 12:44:00
664文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:38pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雨粒が、音楽を奏でてくれた。
彼にあやまろう。
最終更新:2021-12-06 21:40:47
228文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:80pt
総合ポイント:158pt 評価ポイント:148pt
生まれる前から、遊郭にいた
初めて嗅いだ匂いは噎せ返るような、華の香
週に二度、茶道と生花の習い事へ行く
帰り道、晴天の隙間から雨粒が点点と降りそそぐ
狐の嫁入り
母から聞いたお伽話を思い出す
その村は長い日照りで、沢や田畑は干上がろうとしていた
困り果てた村人達は雨乞いの為、贄の支度をする
「誰を、贄にしようか?」
---裏山の裾野に、人に化けるのが上手な雌狐がいる
「どうやって、捕まえようか?」
---村一番の男前、その男に求婚させよう
そうして嫁入りしたら、
贄にしてやろう
男は邪気故に、雌狐に近づく
雌狐は無邪気故に、男に近づく
お互いの心が近づいた時、雌狐は村人達の意図に気が付く
雌狐は、男の元へ嫁入りする
雌狐の涙は大粒の雨になり嗚咽は雨音になり、村に降りそそぐ
晴天を仰ぐ、男の頬を濡らす
唯、一度の恋
唯、一度の愛
雌狐は、幸せだったのだろうか
※此の作品(2018)は小説投稿SNS「novelist.jp」にも投稿しています折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-12-03 21:47:45
6560文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️☔️
雨粒はマッチョであり、暴風は傘を破壊しマッチョ!
☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️☀️
(ノベラにもある)
最終更新:2021-11-25 23:27:27
1940文字
会話率:62%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:48pt 評価ポイント:48pt
二人が初めて目を合わせたとき。
青年は合羽を着てスコップを持っていた。
少女は土まみれで、立てなかった。
青年は見下ろしていた。少女は見上げていた。
雨が降り、雷の鳴る山の中で、はっきりと、目が合っている、と二人とも思っていた。
少女の傍にはひっくり返った車椅子があり、青年に目を奪われながらも無意識にそちらに手を伸ばすことから、少女が立つどころか歩けないことが傍目にわかる。
だが青年は、お構いなしに、少女から目を離すことなく、自分たちの高低差を一気に詰めた。斜面を
滑り降りたのである。足元には雨で濡れた草が茂っているにもかかわらず青年の体はぶれることなく、舞台役者のように颯爽と少女の元に降り立った。
スコップを持った、きっと自分よりもうんと背の高い青年が恐ろしく感じ、だが、少女は悲鳴を上げなかった。
迷いなく青年の足は少女に向かい、なおも距離を詰めてこようとしていたが、絶対に少女は悲鳴を上げなかった。
「――お父さん!」
雷が再び二人を照らした。轟音は耳を刺すほど大きかった。
青年は笑顔だった。凛々しい眉を柔らかく下げ、頬を紅潮させ、双眸をとろけそうなほど細めて、少女を見ているのを、まばゆく、雷が映し出した。
少女は、フレームがゆがんだ眼鏡を掛けなおす。レンズには雨粒がいくつもついて、筋をつくるほどだった。雨が、光の差さない山がこんなにも視界を悪くしているのに、どうしてか青年の笑顔ははっきりと見えたし、それが、歯が震えるほど悔しかった。
「あ……たし、は……」
十四歳である。
お前とは初対面である。
お前のような青い目はしていない。
そんな風に少年はいくらでも、謎の呼称を否定する言葉を持っていたのだが、うっかり。
「精巣はないし、こないだから子宮もない……」
少女の現在の環境を決定した原因を、口走っていた。
不幸に浸る少女と不幸に気づいていない青年(どっちもさびしい)が時間と会話をかけて、お互いの存在によって寂しくなくなる話。
「悪人になり切れないだけで善人でもない」「露悪と偽善」「ぼくをひとりにしないで」
欠落が満ち足りる、埋められる。誰も死なないハッピーエンド
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 22:40:01
15306文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:71pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
小学生の「僕」が、大雨の中、下校時に経験した不思議な光景。水溜りの表面で跳ねる雨粒は、やがて棘のようになり、群れて動き始める。
最終更新:2021-10-08 05:50:15
1150文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
この作品はフィクションです。
最終更新:2021-10-03 04:19:07
496文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
絵本原作用。読了時間4分
「僕ら、もうすぐ消えるらしいよ」隣の雨が言いました、、、空から落ちて、地面で消えるまで。繰り返される雨粒たちの一瞬と、その先のお話。
自身のnoteにも掲載しています。
https://note.com/amesiki/n/nb1ab02da847a
キーワード:
最終更新:2021-09-20 13:05:13
1828文字
会話率:46%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雨に煙る歩道に傘を斜めにさし一人たたずむ女性、周りの景色はまるでレースのカーテンをひいたかのようにぼやけ、雨粒が当たるたび若草色の傘が規則正しいリズムを刻んでいる。自分のアパートの一室からじっと見つめていた俺は、なぜか彼女のそんな姿に妙に興味を引かれたのである。しかしあの時私は何がそんなに気になったのだろう? そしてその事実を知った時、私の胸は張り裂けそうになった・・・。
最終更新:2021-09-16 15:44:54
1023文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:21pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
中学で仲の良かった夏実と瞬一。しかし、夏実は都内の高校へ進学し、瞬一とも連絡をとらなくなっていた。二人は夏休みに再会し、瞬一は夏実に告白をしようとするが、夏実には既に恋人がいた。
これは、雨粒のように小さな、恋の話。
最終更新:2021-08-25 06:28:18
69105文字
会話率:34%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:8pt
僻地ともいえる、第三十九号開拓村という片田舎に住んでいるル―リィ、サイ、シャルロットの三人は同い年の幼馴染である、ともに近くの森に棲む魔物を狩るという成人の儀の完了によって村の中では成人と認められた。
魔物や猛獣の棲息する森に程近い第三十九号開拓村。そんな辺境で幼少の頃から鍛えられてきた三人が成人を期に旅にでる。十五歳とは思えぬ程の実力を身に着け、見識を広めようと騒動と共に世界中を巡る。
最終更新:2021-08-24 14:26:14
59713文字
会話率:50%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:10pt
長雨が続いていた。
暴力みたいな雨が、何日も降り続いていた。
雨粒が地面や建物を叩く音しか聞こえなかった。
事件が起きたのは、そんな時だった。
キーワード:
最終更新:2021-08-22 00:12:34
831文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:91pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雨雲からやってくる雨んぼさん。。
この作品はショートショートガーデンに投稿済みです。
https://short-short.garden/S-uCTqme
最終更新:2021-08-21 22:31:09
373文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:33pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:葉月 ひより
現実世界[恋愛]
連載
N6875DV
君とすれ違うと雨が降っていた。窓に当たる雨粒は火照る私を冷ましてくれた。濡れて張り付くシャツは意外にも心地よかったりした。私は君に片想いをしている。雨宿りで一緒になったこの時間が永遠に続けば良いのに、空を眺め願う。
きっと雨が好きになる甘酸っぱいひと時をまとめてみました。
最終更新:2021-08-04 04:55:57
16140文字
会話率:42%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:2pt
「もし叶うなら、私は夜になりたいな」
お天道様とケンカし、日傘で陽をさえぎりながら歩き、
雨粒を降らせながら生きる少女の秘密――。
雨が降る日のみ登校する小山内乙鳥(おさないつばめ)、
謎の多い彼女の秘密に迫る物語。
※本小説は2014年に制作したものの改訂版となります。
最終更新:2021-06-09 21:50:37
17096文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:55pt
総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt
書き留めておいた文字、雨粒ににじんで
最終更新:2021-06-09 07:50:53
318文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
作:しむいせいす
ヒューマンドラマ
完結済
N3953GZ
雨粒、豪雨、川の流れ、のどの渇き、羊水、、、
時として人を助け、時として人を襲い、時として安らぎを与えてくれる。
そんな私たちの身近な存在である「水」があくまで主人公です。
最終更新:2021-05-30 22:00:00
6942文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:95pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
これといって取り柄のない女子高生、音田光は、バスを寝過ごし、知らない山中を一人さまよう。
不意に聞こえたピアノの音。
それを頼りに走れば、古民家カフェ『雨宿り』とピアニストの女性、雨宮宿に巡り会う。
世界から切り離されたその場所で、二人は出会い、言葉を交わし――やがて、互いの人生をほんの少しだけ変えることになる。
最終更新:2021-05-29 13:19:23
11573文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:58pt 評価ポイント:44pt
あらすじはありません
最終更新:2021-05-25 23:52:19
344文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:53pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
雨粒が一つ一つ作る波紋に魅せられる。いつのまにか、見つめている。夢中を通じて、思い出す人は、この雨のことをどう思っているのだろう。一人きりにしないでほしい。
最終更新:2021-04-29 07:09:47
320文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:14pt
いつも一緒にいた幼馴染の優太と夏樹。学年が変わり季節が変わる中で2人の関係もまた変わっていく。
言葉の音を拾っていったポエトリーな超短編小説です。
1話完結です。
最終更新:2021-04-14 12:11:36
2018文字
会話率:47%
IN:0pt OUT:40pt
総合ポイント:22pt 評価ポイント:22pt
むかしむかし。
遅くまで寺子屋に残された子が帰るとき、外はすっかり暗くなっていた。
あらかじめ用意してあるちょうちんを手に、帰り道を急ぐけども、ほんの一瞬だけ降った雨粒が、うまいこと、中の火を消してしまい……。
最終更新:2021-03-23 21:00:00
2703文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:22pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt
雨になる雨粒を数えられるとしたなら、どれ程の希望や絶望がその雨粒に染み込んでいるのかも、わかるかもしれない。。
最終更新:2020-10-19 00:20:59
206文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:18pt 評価ポイント:18pt
生き苦しさをブラックコーヒーで流しこむ、涙を流したくっても流せない、そんな方へ。
空から落ちてくる雨粒が、涙となって降り注いでくれますように。
最終更新:2020-07-23 22:43:53
340文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:46pt 評価ポイント:46pt
降りしきる雨。
雨粒があちらこちらに落ち、1つ1つ違う音を立てる。
止むことのない雨音の中で、微かに聞こえた女の声。
何を言っている?
聞いてはいけないと、イヤホンを耳栓代わりにし手のひらで押さえ込む。
くぐもって聞こえるのは雨音だけ。
それと、電車発着のアナウンスだけ。
——まもなく、1番線に列車が到着します。黄色の線の……
夏のホラー2020参加作品です。
最終更新:2020-07-22 21:01:49
3965文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:176pt 評価ポイント:164pt
雨粒が落ちる土曜日、ぼくは、子供の頃と、子供が小さかった頃と、ぼくがずっと、夢に見ていたことを思い出した。雨粒を見ていたからだった。年をとって、もう戻らないけれど、そんなぼくにとって、雨粒はずっと綺麗なままだ。
最終更新:2020-05-16 20:35:18
593文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
「私があなたたちをトップアイドルにする!!」
佐倉南(さくらみなみ)21歳。
いろいろあってホームレスになりかけたが、一目惚れした男の子をプロデュースしたことがきっかけで、アイドル育成の道で下克上をすることを決意。
アイドル戦国時代と言われている今、見込んだ逸材を集めてトップアイドルにまで磨いてみせます!
最終更新:2020-04-08 14:21:48
4640文字
会話率:18%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:owlet4242
コメディー
連載
N0705GD
日本でも有数の財閥、御条(みじょう)グループ。
その御条グループの社長、御条 様好(みじょう さまよし)には、たった一人の美しい愛娘がいた。
父親の愛情を一身に受けて、蝶よ花よと育てられた、純粋培養のお嬢様。
彼女の名は、御条 沙麻子(みじょう さまこ)。
世間知らずで少し(?)ズレたお嬢様である沙麻子の傍らには、彼女を支える一人の超有能な執事の姿があった。
彼の名は、瀬羽須 張(せばす ちょう)。
完全無欠、大胆不敵、悪逆無道(!?)なスーパー執事
とお嬢様、そして彼女のクラスメートたちが織り成すドタバタコメディ、ここに開幕!
※注意
基本的にギャグ、コメディです。
コメディとラブの比率は、満杯の25メートルプールと雨粒一滴の水分量ぐらい。
ちなみに筆者の中のお嬢様像は、なんJお嬢様部で養われています。ハーブ生えますわよ。
他の連載を優先中なので多分更新遅いです。好評なら頑張るのでコメントとか評価残していただけるとありがたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-02 09:00:00
8497文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:101pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
この小説は、「雨音」という登場人物を中心テーマとして、様々な視点の転換によって物語を構成する試みによる作品であり、主人公や話の繋がりに一貫性は持たせていません。
以下はあくまで第一章「夕立」のみに関してのあらすじですが、参考までにご覧ください。
青年は、ある日一人の少女「雨音」と出会う。彼女は様々な方法によってネット上にその名を広めており、現実離れした風貌と、時に過激さの垣間見える独特な言動によって注目を集め、すでに多くの支持を得ている。そして彼女は、自分が現代を覆う
情報の渦の中から生まれた特別な存在であり、世界を変える力を持つと主張する。
無数の雨粒の響きが重なり合い雨音が奏でられるように、彼女は情報と人々の支持を糧に成長し、メディアを介してその力を増大させて行く。そんな雨音の姿に疑念と危うさを感じつつも、青年もまた彼女の魅力に引き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-26 21:01:01
6636文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:84pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雨の日、雨粒とともに人が落ちてきた。
そこから、非日常が始まった。
メクるで掲載していたものを もってきました。
最終更新:2020-02-12 22:17:40
19955文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:96pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雨粒とため息、こころのあせり、曇りがち
最終更新:2020-01-17 20:41:25
354文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:81pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:2pt
検索結果:107 件