遥か昔、三人の魔女達は"魔女の使い"と呼ばれる新たな生命を創造した。
愚かな人間達を滅ぼす為に生み出された、狂気を宿した生命体。魔女の使い達は、抗う事の出来ない衝動と共に生きている。
理解されずとも、受け入れられずとも、たとえ殺されたとしても、ヒトである彼等は何かを望んでいた。
善とされるのは人間達か、魔女の使い達か。
悪とされるのは人間達か、魔女の使いか。
生きるべきは人間達か、魔女の使い達か。
それとも、別の誰かか。
これは誰の物語でもない。
自己を持ち、自己を持たない者達の、狂気の物語─────。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 06:46:57
30665文字
会話率:24%
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