-運営の悪意- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　頭脳派脳筋外道な少年が手に取ったのは、VR四大ゲームの一角として燦然と輝く協力型MMO、カルテット・シナジー・クエスト。 　しかし、そのゲームはある致命的なシステムを採用したせいで民度が崩壊していた── 　そこは、仲間と書いて敵と読む、リスキルは通過儀礼、裏切られる前に裏切れば絶対に裏切られない、とアレすぎる言葉が平然と通用している協力型（協力するとはいってない）ゲーム。 　立ち塞がるのは嫌がらせじみた運営の悪意とぶっ飛んだ思考回路のプレイヤー達。 　想定外の数々に翻弄され、時に翻弄しながら、少年はゲームの謎に向き合っていく。 ※基本的にカルテット・シナジー・クエストを中心に進めていきます。 ※外道ムーブは14話くらいからです。 ※旧サブタイトルから実験的変更中折りたたむ>>続きをよむ

仮想世界でゲームが出来るVR技術が確立しても、まるで現代社会は変わっていない、そんな現実世界に生きる一人の男。水月悠（２４） 社会人生活4年目となった悠は、若い頃のように最近ゲームに熱中出来なくなってきており、何か熱狂できる様なゲームを探す毎日だった。 そんな中、ネットの知り合いから『ABゲーム』を紹介される。 『ネット攻略情報禁止』『アカウント紹介制』と言うネットゲームでは考えられない規約のゲームに興味を示した悠はプレイをする中、少女を助けるために最初から犯罪者であるレッドネームとなってしまった。 そして、巨額の賞金がかかった大会がある事を知り、少女はその大会に優勝するために力を貸してほしいと言われる。 ここから、彼の冒険が始まる……　ところでヒロインがエロゲーとかシモネタとか普通についてこれるんだが、それはヒロインとしていいのだろうか？折りたたむ>>続きをよむ

　ＶＲゴーグルというものを用いて、人間の脳と仮想世界をリンクさせる技術が発達した。 　電脳世界で授業を受けさせるヴァーチャルスクールという概念が生まれ、主人公はその実験的な取り組みに巻き込まれた一人だった。 　電脳世界でばかり人と関わるという異常な生活の中、彼はぽっかりと胸に穴の開いたような空虚感を抱えていた。 　彼はそれを埋めるように中二病になり、そしてナルシストになり、ついでにクズになった。 　ファンタジー風チェス『フェアリーナイト』の大会で知略によってボクっ娘生徒会長を圧倒して優勝した彼はただ一言、「つまらない」と吐き捨てる。 　自分の空虚を埋めてくれるものを探し、彼は『異世界オンライン』という唯一のＶＲ対応型ＭＭＯＲＰＧに手を出した。 　規約や説明文を読んでロクデナシ運営の悪意に頭痛を覚えながらも、これこそ自分の求めていたものだと彼は笑う。 　彼の最初の目的はゴブリンの討伐でも銅の剣でもなく、『紹介特典3000人分』だった。 　運営やプレイヤーの金欲愛欲自己顕示欲飛び交う異世界オンライン。その全てを制するのは、彼なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ

２０１＊年、ネットワーク上での未婚の男女の結婚活動を促進するという目的でサービスが開始されたＶＲＭＭＯＲＰＧ「ペアで生活オンライン」。妹の優美に誘われ、ゲームへ参加することとなった高校一年生の桐坂巧は、ゲーム世界内で人気絶頂のアイドル田伏里香と出会い、いつしか多くの時間を共に過ごすようになる。里香との出会いは巧に、これまで知ることのなかった華やかなビジネスの世界の人々との関わりをもたらし、それは巧の同級生である栗原遥や他の周辺の者たちにも影響を与えていく。だが、「ペアで生活オンライン」の隠された運営の悪意ある企図が徐々に明からにされ現実世界の力がワールド内に持ち込まれていく中で、巧や優美、そして里香や遥の平穏な生活に波乱が引き起こされていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ