天照王の隠し子、香取岬は18歳の夏休みをひとりきりの部屋で迎えた。その夜、彼女は謎の手紙を受け取り、図らずも世界の大きなうねりに巻き込まれていく。人として生きる最後の夏に、彼女は今までの生活も人生も丸ごと覆される。岬は悩み、苦しみ、それでも生きていく。
大人と子供、男と女、人と神、天と地、光と闇が錯綜する高天原。
「来年の夏、私はここにいない。だから思い残すことのない、最後の夏をーー」
青春和風長編ファンタジー。
※ミステリーではありませんが、軽い謎解き要素を含みますので、推
理しながら読まれるとより楽しめるかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-02 13:47:44
1879文字
会話率:30%
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