【この話にはガールズラブが含まれます。女の子同士のイチャイチャが苦手な方はご遠慮ください】
どこにでもいるような町娘メルルは伝説の魔剣を引っこ抜いてしまった。
実は魔剣は魔王の剣であり、魔剣を抜いたものは次期魔王になると言われメルルは魔王として名乗りをあげる。
魔王の再来に巨乳淫魔サキュバスや幼女スライムが家来となり、貧乳魔王メルルは魔剣と家来を連れて人間界を支配しようとする。しかし、人間界はメルルたちが襲うまでもなく衰弱しており、メルルは手を差し伸べることで支配を拡大
させる。
支配をする中で、家来のサキュバスはメルルに対し女同士であるにも関わらずメルルに恋心を抱き、徐々にメルルへの想いを募らせる。
時折勇者や人間に襲われるも、メルルは魔族たちの未来の為に刃を振るう。
そんな姿を見ていたサキュバスは余計にほれ込むと、サキュバスとしての本能がうずき、メルルの子を孕みたいとたびたび襲い掛かってしまう。
いつしか芽生えた恋心をサキュバスは打ち明ける――最初はとまどったメルルもこの子ならばと気持ちを受け入れる。
メルルは家来のサキュバスと恋人となり、いつか二人でウェディングドレスを着ようと約束する。そんな未来があったらと思いながら、メルルは魔王や魔族の未来を考えているうちに魔王と勇者は必ずしも争わなければならないのか、人間と魔族の間に出来た壁を取り払えないかと考えるようになる。
メルルの出した答え、それは魔王も勇者もいらない全てが平等な世界。
その世界に自分はいてはいけない。メルルは恋人のサキュバスに未練を残しながら答えに向かって進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-27 17:55:43
114488文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:15pt