普段は人見知りで引っ込み思案で赤面症の少女香澄だが、VRS(ヴァーチャル・リアリティ・スペース)に潜ると、とてつもないトラブルメーカーとなる。
はっきりいって「うさぎ(香澄)が歩けばトラブルに当たる」という諺ができそうなほど。
香澄はいつものようにVRSに潜り、ある陰謀の情報を見つけ出してしまう。
それは強力な毒性と感染力を持つウィルスによって、特定の日本人以外滅ぼしてしまおうという陰謀だった。
すでにウィルスとそれを予防するワクチンの開発が終わり、ワクチンは必要
分をメンバーに送る手配中で、ウイルスも絶賛培養中であった。
それを香澄が知り、拡張された人格が、研究データをごっそり他の場所に移した上、培養中の保管庫をコントロールし、菌を無力化。
ワクチンの送付先データもこっそり書き換えてしまった。
意気揚々と引き上げた霞であったが、VRSから出た途端青ざめることになる。
そう、香澄はVRSの中では大胆で気が大きくなり、とんでもないことをしてしまうが、現実世界(リアリティ・スペース)では気の弱いただの女の子でしかない。
そんな彼女のトラブル解決に力を貸してくれるのが、麗香と龍子という二人の親友だった。
彼女等は香澄の引き起こすトラブルに、楽しみつつも果敢に挑む。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-06 12:00:00
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