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検索結果:72 件
作:柴崎 りょう
ハイファンタジー
連載
N0405II
『プロローグ』
昔は要所として栄えた ”海に浮かぶ古城”は、贅ある限りを尽くし溺愛されて育った哀れな貴族の息子と同様、見栄のみが先行し、中身のない恥知らずの伽藍堂と揶揄され、ひっそりと歴史の中に埋もれていく遺物でしかなかった。
そして今、朽ち果てた城に行き来できる唯一の大橋が人策によって意図的に崩壊し、完全に孤立している。
因果なのだろうか、思わず顔に出てしまった嘲笑を制し、これから戦場となる舞台を悠然と見下ろす。
蒼白い月光に照らされた”海に浮かぶ古城”を最後の砦とし、
逃れる場所がないことを悟り決意した領民たちは、農機具の鍬や鋤、身幅の大きい包丁を手に取り、つぎはぎだらけの布をまとって、海から渡ってくる外敵を退けるために身命を賭けよとしている。
青年は、ポケットに入れてあった何の変哲もないふたつの指輪を愛おしそうに見やると、果樹園から運ばれてくる花の香りを思い起こした。「故郷の匂いだ」 青年は呟くと頬を緩め微笑んだ。わずかに赤みを帯びた金色の髪を逆立せ、彼の碧眼は歓喜に色を輝かせていた。
青年は、前だけを見つめている
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 17:00:00
60014文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:44pt 評価ポイント:30pt
作:継国不老不死
ハイファンタジー
連載
N7316IP
「くっ・・とんでもない屈辱。かならずあいつをサメの餌にしてやる」・・友の恨みを買い王都の牢獄に連行されたとある国の女王は、オムツを履かされ赤ん坊の恰好を強制された挙句、いずれは竜王の生贄と成ることを告げられる。彼女は復讐心と色んな意味の憎悪に満ちていた。
今から13年前。軍事国家ゴリアテの暴走から世界を救った英雄アウストラ・カーレルヴァザリとその仲間たちは、平和を取り戻したのちそれぞれの故郷で王となった。
自国の政に追われる日々を過ごす王たちだがアウストラは違った。
先の戦争で魔法を酷使したことと、最愛の人を失ったことで精神を病みしだいに酒と麻薬におぼれていったのである。
王の心を唯一癒してくれるのは数年前から仕えているひとりの蒼白の男である。名をモナークといい専属の古代学者として呼ばれ、やがて側近となる。
今宵もこの男との密談が行われていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 21:18:36
64178文字
会話率:76%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ラグナと蒼白と呼ばれる組織同士が争いあうこととなった。正直僕はどっちにでもついてもいいんだけどね…まぁ面白い方に付こうと思うよ!そんな感じで殺し合いやら色んな事が勃発するようなんだけどね~本当にこれを許可する国は何を考えているのか…不思議なものだなぁ~でも、人生楽しまなきゃね~暴れ散らかそうかなぁ~
最終更新:2024-04-08 19:04:25
3570文字
会話率:59%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
世界歴7462年、史上最強の種族王、獣竜王フリー・アンノウンは、人狼族の少女シリウス・ブラウを鍛え上げ、人狼族の王にすると決めた。
一方、長年の封印から復活し、世界で暗躍する謎めいた存在【禁忌】。世界が混沌に陥る中、シリウスは【禁忌】を倒し、世界救うことができるのか!?そして、人狼族の王さまになることができるのか!?
そんなシリウスと、さまざまな種族との出会いを描いた物語です。
最終更新:2024-04-07 21:52:36
330297文字
会話率:38%
IN:0pt OUT:17pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:12pt
作:20年・ハード羊羹
ハイファンタジー
連載
N5128GO
三人の女が寝取られて、自ら進んで凌辱されまくりボロボロになった後、魅了のスキルで女達を好き放題した勇者が、反王政派の活動家に曖昧宿で刺され、あっけなく死にます。
正気に還ったドロシー、ステラ、エリスの三人は、自分達の犯した罪の深さと、愛した幼馴染の想い人を筆舌に尽くし難い方法で裏切り、取り返しのつかない穢れにまみれてしまった自分達に気が付き、蒼白となります。
錯乱した挙句、もう、心も身体も廃人レベル確定です。輪を掛けるようにして、勇者亡き後の“剣帝”、”賢者”、”聖女
”の地位を剥奪され、王宮を追放されます。
頭、脳天パーだった勇者チームの女達は、初めて人民から深く疎まれていたことを知りますが、国中から総スカンを喰らっていた彼女らは、居場所を追われ、石を投げられて彷徨います。
国中を逃げ惑い、絶望の淵に死ぬことも試みますが、ただの意気地なしの彼女達には、ためらい傷が増えていくばかりでした……
ときには這松も生えない高山を超えて、足をくじき、ときには水場が無い熱砂の砂漠に、脱水症状で幻覚を見る。街の裏通りに隠れひそめば痰壷の中身を掛けられ、犬の糞を投げ付けられる。
従者としてのスキルを全て失ったドロシーは解離性記憶障害と原因不明の疥癬に悩まされ、ステラは重度のアルコール依存症に、エリスはショックのあまり失語症になった後、幼児退行を起こしてしまいます。
絵に描いたような不幸のドン底状態。もう、これ以下は無いというところまで追い詰められ、後は襤褸布のように擦り切れていくだけになります。
ハードがボイルドで、ヒロイン無双するはずが、どうもスピード感と爽快感が出ません。血沸き肉躍りません。
ご都合主義オンリーでやってるのに、なかなか殺戮しないし、メソメソしてばかりです。自分で読みたい物語を作ろうと始めてはみたものの、なかなか盛り上げるのは難しいですね。
自分は、小説の作法など、これっぱかりも学んでませんので、くどい表現も多く、スマートフォーンで読まれる方とかには不向きかもしれません。
運営様にガイドライン抵触の注意を頂き、改稿しました。少なからず性描写が御座いますので、苦手な方はパスされてください。これを機会にタイトル、少し長くしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 02:42:59
1433240文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:1200pt 評価ポイント:670pt
『さぁさぁ続いてやって来たのは……おっと、顔面蒼白ですねぇ。足はフラフラ、いやブルブルと言った方が良いでしょう太ももまで震えていますね。
えー、彼のプロフィールは今、皆様のご覧になっているテレビ、パソコン、携帯電話等お使いの機器の画面に出ている通りで、おっ、今転びかけましたね。大丈夫でしょうか、あ、なんとか上ってます。
さあさあ、所定の位置についてさあ、おっ、前に進み、下を覗き込むようにして、高さを確かめているのでしょうか、さあ戻り、ロープがつけられましてぇ……さあ! いよい
よです! 深呼吸していますねぇ。大事な場面です。ここからはちょっと静かにしていましょう……』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 11:00:00
2016文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:34pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
明るい言葉だけで表現できるほど僕の物語はおもしろくない。———そんな妄言を吐いてしまう僕、レイ君なりペットなり東京太郎なり罪人なり何でも良いがこの僕はある日、ある時間、ある町の、ある地下道で、ある完璧で美しすぎる世界へと転移してしまった。もはや今時ではあるあるになってしまったありふれた話ではあるけれど、それでも僕はそんな偶然の有り難みをありえないほどに噛み締めたい。というのもあの世界にいた有象無象の人々———例えば、赤黒の妹ご主人、紅色の後悔塗れお姉様、蒼白の多重人格過呪不
死人間、橙なる虚言癖少年、鉛色の牢獄青年、黒色の他殺志願者、灰色の人間性の欠けすぎた最強爺、理解しすぎた不幸な友人、etcetc……彼ら、彼女らは僕に向かって何を渡して、何を奪ったか。僕の罪と罰にどう審判を下したか。僕は償うべきか、死ぬべきか。僕は誰で、何で、どうなのか。それの答は僕にとっては欠けがえない。換えが効かない、賭けようもない、僕を構成する一欠片なのだから。けれどそれはやっぱりどうして、他人の目からはバカバカしく映るたわ言でしか無い。ハッキリ言えばどうでもいい。ならば僕のあの世界の話は、取るに足らない阿呆の童話だったのか?否、それを判断するのはちょっと待ってほしい。だからこそ語らせてもらいたい。こんな人でなしで逃げ腰のペットの物語をどうか我慢強く聞いてほしい。誰のためでもないのだから、誰かのためにはならないのだから、あの腐った綺麗な汚い正解の世界の話を、聞いてほしい——————————折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 16:11:04
96775文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
藩医の跡取り・高階清順(せいじゅん)と、薬種問屋の娘・お宇乃(うの)はほどなく祝言を控えていた。ところが新郎新婦の父親同士が打合せを行う医家の屋敷に、突然現れたのは薄汚れた旅姿の若い娘・七重。清順の子を身ごもっていると泣き崩れる娘に顔面蒼白になりながらも、新郎となるはずの清順は、父親に、お宇乃との縁談を破棄して七重と添いたいと訴える。かたや、新婦となるはずのお宇乃は、座敷に引きこもってろくに家族とも話さず、挙句、目を病みかかっていた。八方ふさがりの苦境に、新婦の父である平松屋
与兵衛と、清順とお宇乃の幼なじみで、平松屋の手代・耕太郎は、起死回生の一策を案じる――。
江戸時代のとある藩の城下町を舞台にした物語。
「秋の歴史2023」(テーマ:食事)企画参加作品です。
初稿書き上げ済み、定期更新を予定しています。
一話2000字程度(最終話のみ3500字程度)、全11話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 10:16:42
32432文字
会話率:51%
IN:0pt OUT:16pt
総合ポイント:756pt 評価ポイント:572pt
リズは王宮騎士団に所属する平民の女性騎士である。
御歳二十歳を迎えたリズは隊長であるドミニク・ギーに淡い恋心を抱いていたが、そのギー隊長がとある貴族家の令嬢に婚約の申込みをしたという。
しかも、今まで浮いた話の一つもなかった隊長が突然婚約の申し込みをした相手というのは、病弱でデビュタント以来殆ど表に出て来ない深窓の貴族令嬢ときた。
時同じくして、失恋にうちひしがれていたリズのもとに届いたのは実家からの一通の手紙。
そこに書かれた内容にリズは蒼白になる。
「隊長が婚約申し込ん
だ相手って……!」
──これは諦めの悪い人が、自身の願いの為に全身全霊を掛けて努力する話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-27 09:53:40
20512文字
会話率:27%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:4808pt 評価ポイント:4110pt
学校からの帰り道。
僕は蒼白い顔をした彼女に声を掛ける。
少しでも彼女と仲良くなるために。
最終更新:2023-08-15 10:55:00
2061文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:16pt 評価ポイント:16pt
日本人だった頃の記憶があるクロエ。
でも、この世界が乙女ゲームに似た世界だとは知らなかった。
知ったのはヒロインらしき人物が落とした『攻略ノート』のおかげ。
学園も卒業して、ヒロインは王太子エンドを無事に迎えたはずなんだけど……何故か今になってヒロインが私の婚約者に近づいてきた。
いったい、何を考えているの?!
仕方ない。現実を見せてあげましょう。
と、いうわけでクロエは婚約者であるダニエルに告げた。
「しばらくの間、実家に帰らせていただきます」
突然告げられたクロエ至
上主義なダニエルは顔面蒼白。
普段使わない頭を使ってクロエに戻ってきてもらう為に奮闘する。
※わりと見切り発車です。すみません。
※アルファポリス様にも同時掲載予定です。
※誤字脱字報告歓迎。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 21:00:00
22827文字
会話率:21%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:49326pt 評価ポイント:39466pt
【あらすじ】
この国では、罪人でない限り穏やかに「死ぬ権利」が与えられている。この尊厳死法という法案が成立して百年目を迎える年、主人公のハルミはいつも通り役所の受付業務に勤しんでいた。
ハルミは役所の中でも人権課と呼ばれる課に属しており、その受付は尊厳死の手続きを行うためにある。国民の平均寿命は五十歳から五十五歳を推移している。尊厳死という考えが一般化しているため、ハルミは毎日のように訪れる尊厳死希望者の受付に忙しい。
同僚のユカは、ハルミよりも若く、明るい。そんなユカ
も将来は平均寿命よりも早く、きれいな内に死にたいと希望している。穏やかで痛みのない死を確約されている世界で、人々は苦しみながら生きるくらいなら死んでしまおうと考えるのが普通になっていた。
ある日、役所の窓口に顔面蒼白な女性と未成年の少年がやってくる。女性はサツキという名前で、夫の生死を役所に尋ねにやって来た。少年はソラといい、既に両親と弟を尊厳死で失っている。自らも死ぬつもりで役所に来たけれど、未成年ということもあり、申請は通らなかった。
ハルミの恋人であるケイは政治家。百年前に尊厳死法を成立させた人物の末裔にあたる。この国の未来のことを考え、常に冷静に、フラットな思考で物事を考える。
今年で六十二歳になるマサミチは、医者を生業としていたが、いよいよクビになってしまった。平均寿命を遥かに超え、妻も亡くし、息子にも「いつ死ぬ予定なのか」と尋ねられるような日々を送っている。
平和だけれど、常に虚しさが付きまとうような世界で、人々は自分の生と死について考えている。楽をして死ぬべきか、苦しんで生きるべきか。苦しんで生きるほど、この世界に希望はあるのか。
主人公のハルミは、人々の変化を見つめる中で、誰もが穏やかに「生きる権利」を持っていることを改めて強く実感する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 12:01:34
53732文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
この国では、罪人でない限り穏やかに「死ぬ権利」が与えられている。この尊厳死法という法案が成立して百年目を迎える年、主人公のハルミはいつも通り役所の受付業務に勤しんでいた。
ハルミは役所の中でも人権課と呼ばれる課に属しており、その受付は尊厳死の手続きを行うためにある。国民の平均寿命は五十歳から五十五歳を推移している。尊厳死という考えが一般化しているため、ハルミは毎日のように訪れる尊厳死希望者の受付に忙しい。
同僚のユカは、ハルミよりも若く、明るい。そんなユカも将来は平均寿
命よりも早く、きれいな内に死にたいと希望している。穏やかで痛みのない死を確約されている世界で、人々は苦しみながら生きるくらいなら死んでしまおうと考えるのが普通になっていた。
ある日、役所の窓口に顔面蒼白な女性と未成年の少年がやってくる。女性はサツキという名前で、夫の生死を役所に尋ねにやって来た。少年はソラといい、既に両親と弟を尊厳死で失っている。自らも死ぬつもりで役所に来たけれど、未成年ということもあり、申請は通らなかった。
ハルミの恋人であるケイは政治家。百年前に尊厳死法を成立させた人物の末裔にあたる。この国の未来のことを考え、常に冷静に、フラットな思考で物事を考える。
今年で六十二歳になるマサミチは、医者を生業としていたが、いよいよクビになってしまった。平均寿命を遥かに超え、妻も亡くし、息子にも「いつ死ぬ予定なのか」と尋ねられるような日々を送っている。
平和だけれど、常に虚しさが付きまとうような世界で、人々は自分の生と死について考えている。楽をして死ぬべきか、苦しんで生きるべきか。苦しんで生きるほど、この世界に希望はあるのか。
主人公のハルミは、人々の変化を見つめる中で、誰もが穏やかに「生きる権利」を持っていることを改めて強く実感する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 12:00:00
52630文字
会話率:26%
IN:0pt OUT:43pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
神・・・それはすべてを超越した絶対的な存在である。そんな神たちが集う世界を神界といい、王であるルーンは、ある時、自分に意見する天界の神ティアに牢獄行きを言い渡す。だが、その後ルーンは突然見たこともない小屋へと飛ばされる。状況がまったく理解できないルーン。試しに様々な力を駆使して脱出を試みるもすべて失敗。この異世界では神の力がまったく通じないと気付き、ルーンは顔面蒼白。その時、小屋の隅にいた冥界神アビドスから驚きの事実が伝えられる。この世界から脱出するには課せられたノルマを達成
すればいい。そのノルマとはある地点に穴を掘ればいいという単純なものであったのだが・・・
このお話はチート能力を持ち、すべてを思いのままにしてきた4人の神たちが穴掘り労働という単純作業にひたすら苦心する物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 18:19:08
21780文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:74pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
主人公、グレンは魔王の手から世界を救ったパーティーのひとりである。
彼はその報酬金でのんびりと暮らすことにしたが、すぐに退屈が訪れた。
また、パーティーでも組むかと腰を上げて、冒険者ギルドにむかい適当なパーティーに「いれてくれないか」と頭を下げた。
頼まれたパーティーは快くグレンを迎え入れた。
主人公は第二の冒険者ライフを楽しもうと意気込んだのだが、そううまく事は運ばなかった。
ある日、パーティーのリーダーに「出て行ってくれ」と突き付けられる。
理由をきくと、「
お前が強すぎて冒険がつまらん」とのこと。
グレンは顔面蒼白になりながらも必死に説得を試みたが、思いもむなしく、グレンは追放されることとなった。
それからもグレンはいろいろなパーティーを転々とするが、どこへいっても様々な理由で追放されてしまう。
グレンは諦めずにまたパーティーを組もうと冒険者ギルドに足を運ぶと、とある少女に声を掛けられる。
「私とパーティーを組みませんか」
その少女もまたパーティーから追放されてきた一人であった
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 12:00:00
3922文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ごきげんよう。
私はアンネと申します。
これからド平民の私が黒天使と呼ばれる悪役公爵令息のライバルとなってしまったお話をいたします。
リラリナ王国の辺境にある農家で生まれ育ったアンネは同い年のトムに負けないように勉強して勉強して勉強しまくった。
そうして気が付けば、国中で20人しか入れない国立リラリナ学園に、首席で合格していたのである。
1.2年生の頃は貴族と平民のクラスが分かれていたが、3年生になって初めての貴族と平民入り乱れてのクラス分けテスト。
ここでもアンネは1
位の成績をたたき出した。
1点差の2位になって蒼白になっているのは・・・・
え?なんと国に三家しかない公爵家の令息?
王弟の子息??
え?私まずい相手に勝っちゃいました?
ド平民と公爵令息、普通なら出会うはずのない2人が出会って、切磋琢磨しあった。
四年間だけのモラトリアムのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 09:39:26
6221文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:13578pt 評価ポイント:12020pt
バルベイル・バールライ侯爵令嬢は、『身分差を乗り越えて、この愛を貫かせていただきます』という小説に出てくるヒロインの恋敵兼悪役令嬢である。
彼女は幼い頃からの婚約者である第一王子殿下のことを心から愛し、心酔していた。
しかしバルベイルは、物語のヒーローである殿下から卒業式で婚約破棄を言い渡される。
殿下の腕の中にはヒロインである男爵令嬢の姿があった。
バルベイルの手元には、彼女がヒロインへと行ったとされる悪事の数々がまとめられた資料が……
最早、バルベイルを未来の王妃と慕う
者は誰もいなかった。
その状況でバルベイルはゆっくりと立ち上がる。
──何と言っても私、転生者ですから♡
──この一年、コツコツと体力作りと証拠集めに励み、この日のために特訓した早口と練りに練って数パターン用意した台本を頭に叩き込んで! その奮闘した日々を今! お披露目しようじゃありませんかっ!
バルベイルはすうっと息を吸って、お腹に力を入れて声を張った。
断罪劇の幕が開けた。
前編は、転生者であるバルベイルが、体力作りに勤しみながら、証拠集めのための探偵ごっこを楽しんだ末、断罪劇の場でしゃべりにしゃべって周囲を蒼白させるお話。
後編は、身分差を乗り越えて、愛を貫いた二人のお話。
何番煎じの設定に展開なお話ですが、よくしゃべる主人公を書きたくて作りました。その他の視点もいつか書きたいです。
※修正が入るかもしれません。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 06:00:00
58563文字
会話率:48%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:19372pt 評価ポイント:16412pt
「私が、魔法の天才……?」
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていました。
そんなある日、男爵の留守中にある男性が訪ねてきます。
いつも通りに【魔法】を使ってポットを水で満たして湯を沸かし、お茶を差し出したジリアン。
その様子を見た男性は顔面蒼白に。
時は終戦直後。
魔族との戦争を終え、ようやく
平和な時代が訪れたところでした。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる、時代の転換期。
ジリアンは、時代の最先端を行く天才魔法使いだったのです。
この出来事をきっかけに、ジリアンは英雄・クリフォード・マクリーン侯爵に養女として迎えられます。侯爵と周囲の大人たちにいっぱいの愛情を注がれて、ジリアンは子供らしさを取り戻していきます。そして、二人は本当の父娘になっていくのです。
やがてジリアンは17歳に。賢く、そして美しく成長します。
新しく設立された王立魔法学院に入学することになったのですが、マクリーン侯爵は渋い顔で言いました。
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と……。
侯爵はいつもこんな調子。ジリアンを溺愛しているのです。
さて。
入学式を迎えたジリアンには、ある決意がありました。
「私は、いちばんになる」
自分を溺愛してくれる父親のために、彼にとっての自慢の娘であり続けるために。
さらに、学院には幼馴染の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
──新時代の訪れとともに、少女の才能が花開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 12:00:00
326382文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:67pt
総合ポイント:15502pt 評価ポイント:8446pt
作:秋雨ルウ(レビューしてた人)
異世界[恋愛]
短編
N5471HX
華やかなダンスホールを彩るような、優雅で、しかしリズミカルな演奏が響き渡る。一曲目はスローワルツ。社交ダンスの中では比較的ゆったりとしたテンポで、体を慣らす意味でも私は好きだった。
一方でパートナーの婚約者様は、その顔面を蒼白とさせているが。
私は手汗で冷え切ったパートナーの手を握り直し、周囲に聞こえないようにそっと、しかしパートナーには確実に聞こえる距離で呟いた。
「ウィリアム様のお望み通りにして差し上げます」
「な……なんの、ことだ?」
今度は体を寄せ、吐
息が耳に触れる近さで。
「婚約を、破棄なさりたいのでしょう?」
決着を付けるわ、この未練に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 20:08:29
28146文字
会話率:57%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:15022pt 評価ポイント:13590pt
二ヶ月前に付き合い始めた可愛い彼女、早川詩乃さんは、誰にも内緒でバイトを始めていたらしい。
たまたま訪れたケーキ屋で、詩乃さんは俺を見て顔面蒼白になった。
「隠そうとしてたわけでは……あるんだけど、悪意はなくて! ごめん!! あの、でも、もうちょっとしたら言うつもりだったの。ほんとにもうちょっとしたら……」
しゅんとしながら弁明する詩乃さんに、察してしまう。
……『もうちょっと』。たぶんそれは、俺の誕生日までだ。
付き合って初めての誕生日に浮かれる高校生男女のお話。
彼女の傍では息がしやすくて、ずぶずぶ沼に沈むように好きになっていくのが自分でも怖い男の子と、そんな重い感情には気づいていないけど、知ったところで「か、かわいい……!」ってなるだけの女の子の、今日も明日もこれからも幸せなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-06 00:00:00
10477文字
会話率:35%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:658pt 評価ポイント:558pt
「お客様! お客様の中に、悪役令嬢はいらっしゃいませんか!?」
「――!」
仕事でニャッポリート王国に向かう飛行機の中。
顔面蒼白になったCA(キャビンアテンダント)さんが、そう呼び掛けてきた。
何かあったのかしら?
正直、仕事以外で悪役令嬢をやるのはあまり気が進まないのだけれど、義を見てせざるは勇無きなりとも言うしね。
「はい。私は悪役令嬢ですが」
手を上げてCAさんの前に立つ。
「ああ、助かります! 実はファーストクラスのお客様が、今にも婚約破棄を始めそ
うな雰囲気でして……」
「婚約破棄を!?」
そんな……!
こんな機内で……!
やれやれ、どこの世界にも、非常識な人間というのはいるものね。
「わかりました、私に任せてください。現場に案内していただけますか?」
「はい! こちらです」
私は手袋をキュッとはめ、CAさんの後に続いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 21:07:17
2710文字
会話率:49%
IN:0pt OUT:73pt
総合ポイント:5198pt 評価ポイント:4774pt
黒い感情も
蒼白い心も
私は私
だけど…
キーワード:
最終更新:2022-07-24 02:40:35
443文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:36pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:8pt
手触りと血色を無くしていく、蒼白い日々に。
選んだのは、物語を閉じ、可能性を塞ぐこと。
最終更新:2022-07-01 07:00:00
285文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
雨谷雪は、小学校の時から両親に隠れて作曲をするのが趣味だった。碌に友達を作らないまま高校に進学したある日、クラス一の美少女、小見原に図書室に連れて行かれる。そして小見原はなんと、雨谷のノートに書かれていた楽譜から、ネットで作曲活動をしている“YUII”という人物が雨谷であることを突き止め、それをネタに脅しをかけてきた。
雨谷にとって曲は人生の中心にあるもの。両親にバレたら即座に曲のある人生が終わってしまう。顔面蒼白な雨谷に小見原が言い放った要求は、
「私のために曲を作り
なさい!」
「…………は?」
これは雨谷と小見原、二人の男女がいかにして“白雨キユイ”として有名になっていくかを綴ったものである。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 14:43:11
386449文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:332pt 評価ポイント:190pt
「ジャンヌ、ただ今をもって、君との婚約を破棄する!」
「――!」
舞踏会の最中、聖女ジャンヌの婚約者であり、王太子殿下でもあるマティアスが、唐突にそう宣言した。
――だがその直後。
「た、大変ですッ!!」
「「「――!!」」」
余程恐ろしいものを見たのか、顔面蒼白の兵士が一人、慌てて会場に駆け込んできた。
「何だ何だ無礼者ッ! 今大事な話をしている最中――」
「ワ、ワイバーンですッッ!!!」
「「「――!!?」」」
「超大型のワイバーンが一体、我が国に物凄い速さで向かってきて
おりますッ!!」
※リレー小説です。
【「起・転」担当】間咲正樹
【「承・結」担当】砂臥 環折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 21:13:34
6051文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:87pt
総合ポイント:3934pt 評価ポイント:3518pt
最初に言っておきますと、これは誰も笑顔になれないお話です。簡単に言えば魔王を討伐する勇者パーティのお話です。勇者と戦士と魔法使いと盗賊と僧侶と、そして聖女。全員が一つの目的のために努力し頑張り、ただ死力を尽くして戦う物語です。悪意を持って動いた人は誰も居ません。ただ己の守りたいもののために、まっすぐ突き進んだだけ。それなのに、どうして誰も笑顔になれなかったのでしょう?「俺はなにがあっても魔王を倒す。それが彼女との約束だからだ」「うん、魔王を倒そう! 私も頑張る!」かって勇者様
と聖女様がそう意気軒高に声を上げていたことは、私の記憶の中でいつまでも輝いています。これは伝説に名の刻まれぬ勇者と、そして聖女。あるいはどこまでも馬鹿な勇者パーティたちの惨めで哀れな物語です。※過去作(https://ncode.syosetu.com/n9566hb/)と関連性がありますが単体で読むことのできるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 16:13:31
22382文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:31pt
総合ポイント:508pt 評価ポイント:464pt
猟犬が正しく忠実である訳がない
最終更新:2021-03-25 20:50:20
207文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt
静寂の谷と呼ばれる美しい山脈に囲まれた
丘に絶滅した集落で蒼白髪の少女レイアは
祖父ガウディと2人で誰に知られることも
なく静かで穏やかな日常を過ごしていた。
5才の誕生日に祖父ガウディは
レイアの母親から預かっていた
「紺色の光沢の美しい箱」を
少女にプレゼントする。
蓋も何もない開けられないただの箱。
祖父ガウディはその箱を
「カラクリ箱」別名「想い箱」と呼んだ。
この箱の中にはお母さんからの
「想い」が入っていると祖父は言う。
少女には「想い」という言葉の意味
が
まだ分からなかった。
時は流れ 初冬の晩 15才の少女の目の前で
祖父ガウディはその身を狙う何者かの集団に
よって口論の最中に殺害されてしまう。
少女はこのときを境に声を失ってしまう。
人の居ない集落で一人で暮らす少女の前に
ある日一人の青年ライトが現れる。
ライトは少女と心を通わせようとするが
少女は閉ざした心を開こうとはしない。
青年は2年間という時間を共に過ごすことで
少女の閉ざされた心を次第に開かせていく。
ライトは声を失った少女に「手話」を教えた。
そして、ある日レイアの祖父ガウディが
殺害されたことを手話で伝えられたライトは
レイアの祖父が世界に数名しか生き残って
いない箱職人の中でも最古で伝説の職人と
言われていた「特錬最樹手」という
箱職人であったということを知ることに。
青年は想い箱解読の手がかりを求めて
ライトの父親で元箱職人のガルドが住む
故郷である「主要都市トレド」へと
「紺色の光沢の美しい箱」を持つ少女と
共に帰還するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 15:13:51
3671文字
会話率:43%
IN:0pt OUT:60pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「婚約を解消しよう」
幼い頃に決められた婚約者であるルーシー=ファロウにそう告げると、何故か彼女はショックを受けたように身体をこわばらせ、顔面が蒼白になった。
でもそれは一瞬のことだった。
「わかりました。では両親には私の方から伝えておきます」
なんでもないようにすぐにそう言って彼女はくるりと背を向けた。
その顔はいつもの淡々としたものだった。
だけどその一瞬見せたその顔が頭から離れなかった。
彼女は自由になりたがっている。そう思ったから苦汁の決断をしたの
に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 10:28:46
12725文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:58pt
総合ポイント:3454pt 評価ポイント:3110pt
作:ASAMI.RN
ハイファンタジー
連載
N5888GJ
栗花落唯(つゆりゆい)、23歳、看護師の卵だ。二年前、唯は、事故で両親を亡くし天涯孤独の身になってしまった。その直後、親身になってくれた人と恋人になり婚約をしたが、浮気という裏切り行為に合い婚約を解消する。
けれど元婚約者はストーカーになり、唯は身の危険を感じるようになった。
その日、唯はとうとう命を狙われた。唯は逃げた。逃げながら願った、彼のいない遠くに行きたいと。
すると、唯は光に包まれ、蒼白い光の世界に召喚された。そこで、三人の女神に異世界への転移を打診される。
ただし、元の世界に戻ることも選択肢の一つとして残ってはいた。
唯は、元の世界には、たった一つの未練しかなかった。
その未練は、なりたての看護師としての仕事のみ。
亡くなった唯の母は看護師だった。患者さんのために、自分の時間を犠牲にしても尽くしていた姿を、唯は尊敬していた。
だから、自分も看護師を目指し、ようやく同じ仕事に就けたばかりだった。
そのことを話すと、女神たちは唯に、同じ志で生きていける職業を次の世界でもくれると約束してくれた。
唯は転移を決める。
転移先は、人間だけでなく、亜人族、エルフやドワーフが闊歩するファンタジーな世界だった。ただし、魔法は存在しないという。
そこで唯が与えられた職業は聖女。
聖女!? しかも聖女に限り、魔法が使える? どういうことでしょうか。
唯の想像していた職業とは大きく違っていたし、望みとも微妙にずれていたが、もう後戻りはできない。
唯は、聖女であることは隠し、けれど聖女の力は利用し、病やケガで困っている人々を助けることを目標に、新しい世界で挑戦を続けていくことにした。
最初に唯が作り上げたのは、そこへくれば心身の痛みが和らぐ癒しカフェ『クオーレ』
唯は、ここを拠点に、その世界に医療や薬を広めていく。
三人の女神たちは見守ると言いながら、時に唯に無茶ぶりをする。けれど、それもなんだかんだと引き受け、いやもう貴女って聖女では? と周囲に思われながらも、唯は、いえいえふつうのカフェ経営者です、とたくましく異世界で生きていく、これはそんな唯の奮戦記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-05 14:39:48
17112文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:32pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:0pt
ハロウィンの日。
着替えようとするとクローゼット内から子供が飛び出す。
母親のいたずらだ。
叫び声を上げ尻餅を搗く。
それはお隣のしょうちゃんだった。
この区画には親の世代が建売に集まったため、子供は少ない。
母は孫のようにお隣の子供を連れて込んで餌付けしている。
かわいい仮装をしたしょうちゃんがうるうると涙目で見ていた。
驚かせすぎたと思ったのだろう。
大丈夫と声を掛けると何かを言いたそうにしていた。
それに気付くと何故こんなことをしたのかに思い当たる。
トリックオアトリー
トだよと教えてあげると喜んだ。
しかし直ぐに顔を蒼白にする。
私が魔女の衣装であるとんがり帽子をしていたから先に言われて困ってしまったようだ。
私がこの年頃だったときはこんなに頭の回転が速くはなかった。
面白いのでこのまま見ていると、自らいたずらしてとお願いしてくる始末だ。
あまりのことに本当にいたずらしたくなってしまう。
まずは友人に連絡を入れてからだ。
いたずらだけでなく、甘いお菓子も頂いてしまおう。
トリックオアトリートではなくトリックアンドトリートにしよう。
赤面させて食っちゃうのだ。
大人の階段を一緒に登ろう。
大丈夫。言質は取っている。問題ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 00:00:00
1000文字
会話率:74%
IN:0pt OUT:69pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
『うっふふ』
摩耶が笑みを洩らした。
「な、何が可笑しい!」
LUCAが気色ばんだような表情をした。
「バラバラにして犬の餌にしようが、現実世界のあたしは無傷よ。なので恐怖感は半減するわよ」
「そう思うなら、今から体験させてやる。夢魔地獄の凄さをな」
『ガチャガチャ』
『グゥッイン』
電動ノコギリとフォークが小刻みに踊っている。
LUCAが胸前で押し開いていた両手を、地面に叩きつけるように振り下ろした。
フォ
ークと電動ノコギリが、摩耶を目指して突進する。
摩耶は冷静にフォークと電動ノコギリの動きを見ていた。
(これでジエンドか‥‥)
摩耶は静かに眼を閉じた。
『ゴー‥‥』
突然、内耳が揺れて耳鳴りがした。
そして眼前に過去の出来事が螺旋を描くように点滅する。
(本当だったんだな。人は死ぬ瞬間に過去の出来事が走馬灯のように蠢くというのは‥‥野呂との2年間の結婚生活、偽装結婚とはいえ穏やかで安らぎの日々だった。あたしは満足‥‥)
『あれっ?』
眼前に2倍位に膨れてギラギラ耀くシルバーの円盤から放り出された野呂の姿が大写しになった。
(あの時の出来事があたしの人生で一番ビックリした一瞬だったわ。あっ、映像が動き出した‥‥)
ヌメヌメぶよぶよした野呂の表皮をバリバリ破って、毛が全く無いツルツルした人間らしきものがニューと現れた。
表皮は蒼白いゼリー状のもので覆われて白く透明感を帯びていた。
床に散乱したゼリーで滑るのか男は、動いては転びながら、やっと四つん這いになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 08:09:44
5654文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:13pt
総合ポイント:65pt 評価ポイント:49pt
四人の男子高校生が廃病院に肝試しに行く話です。一体どんな病院でどんな"なにか"と出会うのでしょうか……。夏のホラー2019参加作品です。
最終更新:2019-08-12 14:37:39
4207文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:50pt
総合ポイント:7pt 評価ポイント:7pt
目覚めた場所は、病院だった。
そして目が覚めた私は……記憶喪失だった。
原因は、交通事故らしい。
私は、私が誰だか分からなくて、とても不安で……とても怖かったけど、私を知る人が訪ねて来てくれたおかげで……その恐怖もほとんど無くなった。
だけど入院初日。
私は病室の鏡に、肌が蒼白で血だらけの謎の幽霊が映っているのを見てしまい……。
最終更新:2019-08-07 03:00:00
19522文字
会話率:22%
IN:0pt OUT:2pt
総合ポイント:84pt 評価ポイント:68pt
作:南野 雪花
現実世界[恋愛]
完結済
N8017FO
世界初となるフルダイブ型VRオンラインゲームの発売を一年後にひかえ、開発会社たるTSSエンターブレインは大騒ぎになっていた。
出るわ出るわの不具合に。
このままでは予定通りの発売は不可能である、との技術部の報告に、営業部は蒼白になる。
発売日は、すでに発表されているのだ。
いまさら延期などできない。
方法はただひとつ。
テストプレイを繰り返して、バグを虱潰しにするという、極めて前時代的にして迂遠な方法だ。
若き営業社員、鏑木もそのテストプレイヤーに選ばれた一人
である。
社運をかけたプロジェクトの成功のため、
彼らはゲーム世界を全力で遊び尽くさなくてはいけない!
恋愛×お仕事×VR!
新感覚のエンタテインメント小説、開演です!
※毎日更新です。
投稿時刻は、夜8時頃を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-27 21:00:13
128409文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:78pt
総合ポイント:969pt 評価ポイント:471pt
俺はあの時、夢の世界を願った。
重力に従って落ちていく中、蒼白い月明かりの中に浮かぶモノを見た。
次に目が醒めた時、俺は、月夜の檻の中に居た。
※この小説はpixivでも連載しております。
最終更新:2019-07-04 14:54:19
5224文字
会話率:53%
IN:0pt OUT:63pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
僕らは、この世界の事をよく知らない。名前も、世界の果てがどんな所なのかも分からない。
でも、この世界の残酷さは身に染みて知っている。
だから、僕らは義勇兵にならないと行けない。生きて、生きて、生き抜く為に、僕らは冒険に出た。
最終更新:2019-01-20 10:22:08
32707文字
会話率:30%
IN:0pt OUT:37pt
総合ポイント:7pt 評価ポイント:7pt
世界の修練「迅」を駆使し、この戦いを勝ち抜け。
「迅」とは、先祖達が修練の末編み出した
修練の賜物である。
主人公 真白白斗には隠された「迅」
の能力を見逃すな!
最終更新:2018-12-02 00:00:00
2983文字
会話率:39%
IN:0pt OUT:35pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
「むしゃくしゃしてやりましたの。後悔はしておりませんわ」
そう、むしゃくしゃしてやった。後悔はしていない。
私は、カトリーヌ・ナルセー。17歳。
ナルセー公爵家の長女であり、第2王子ハロルド殿下の婚約者である。父のナルセー公爵は、この国の宰相だ。
その父は、今、私の目の前で、顔面蒼白になっている。
「カトリーヌ、もう一度言ってくれ。私の聞き間違いかもしれぬから」
お父様、お気の毒ですけれど、お聞き間違いではございませんわ。では、もう一度言いますわよ。
「今日、
王宮で、ハロルド様に往復ビンタを浴びせ、更に足で蹴りつけましたの」
* ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-27 12:54:06
34747文字
会話率:45%
IN:0pt OUT:15pt
総合ポイント:19111pt 評価ポイント:10847pt
飲み会の帰りに夜道を歩いていた主人公は、森の中から聞こえてくるカーンという音が気になって、森の中へと進み、そこで白装束に身を包んだ女が行っていた丑の刻参りを見てしまった。
主人公はばれない内にその場を去ろうとするが、携帯電話が鳴り、白装束の女に覗き見ていたことがバレてしまう。女は手に持った木槌と五寸釘を振りかざしながら奇声を上げて主人公に走り寄って来たが、主人公は死ぬ気で走りなんとか命からがら逃げ切って家に帰ってきた。
だが、家に帰ってほっとしたのもつかの間、主人公
は保険証やら免許証やらが入っていた財布をあの森に落としてしまったことに気付き心臓が止まる思いをする。
翌日、主人公は個人情報の詰まった財布取り戻すため、もう一度あの丑の刻参りが行われていた場所に行くことを決意し、震える脚をなんとか動かしながら、昨日の丑の刻参りが行われていた樫の広間にたどり着くも、財布は落ちておらず、主人公は自分の住所があの白装束の女にばれてしまったと、顔面蒼白に、精神的に大きな衝撃を受ける。
そしてダメ押しに、主人公が打ち付けられたわら人形に目をやってみると、何故かそのわら人形に貼り付けられていた顔写真は、主人公の写真だったのだ。
それ以来主人公は、住所がバレたあの女がいずれここまでやってくる、あの女は俺を呪っているんだ、俺はあの女のことなんか全く知らないのに! と、どんどんと急速に精神を病んで行き、奇行を繰り返し、そして、高みへと達するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 03:07:24
27337文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:1pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt
此処は決して枯れない魔法の蒼白い花の樹【蒼標樹】が存在する島【心月島】。
その島に暮らす科学者の父、魔法使いの亡き母を持つ少年【咲良蓮】。
蓮は何度も体験した様な不思議な夢を【桜咲く】の季節に見ていた。
蓮は学園に通う前に事故に遭い1年近い記憶を忘却していた。どうしても忘れた空白。その間が気になっていた。何か大切なものを忘れてしまったような……
そんな気持ちを抱えながら、今日から付属最上級生として学園に通う。
これは過去、現在、未来を紡ぎ、繰り返しながらも、無くした恋、そして
”最初の願い”の世界にたどり着く。
これは【春】から始まる365日の季節を廻る物語である。
○人物紹介や設定は『自作品人物・世界観設定集』を参照して下さい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-07 09:30:25
30177文字
会話率:25%
IN:0pt OUT:61pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
とある世界のパーティ会場での出来事。
そこは乙女ゲームにも似た世界なのだが少し様子が違うようだ。
なぜかヒロインと思い込んでる女性がいじめられ損だと騒ぎ立てていて、それを陰からほくそ笑んでいる令嬢が?
でも次の瞬間その令嬢もなぜか顔面蒼白に?
この物語は因果応報の物語です。
~~~~~~~~~
なんとなく書きたくなって書いてみました。
さらっと読めると思いますが、至らないところがあると思いますがすみません。
力不足です。。。
アルファにも投稿してます。
最終更新:2018-06-03 16:46:33
5446文字
会話率:20%
IN:0pt OUT:3pt
総合ポイント:632pt 評価ポイント:484pt
生きていたいなら人を喰らえ。そんな物語です。
最終更新:2018-05-13 21:23:18
766文字
会話率:59%
IN:0pt OUT:26pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
突如現れ人類の脅威となった害獣(バグジィー)。
しかし人類は強化人間(エクスト)を使役し害獣と戦う術を身につける。
これはそんなエクストと柳沢爽葉の物語。
最終更新:2018-04-05 23:05:54
8848文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:0pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
脳内蒼白!絶体絶命と化した一般学生
最終更新:2018-03-24 00:50:05
772文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
作:田村 梨果子
異世界[恋愛]
完結済
N1059EO
田舎貴族の息子アイトンは、ある日、勤務する王城の中庭で木登りしている少女と出会った。
侍女のひとりかと思った彼女は、輿入れ間近の第四王女のエイラだった。
出会いに失礼はなかったかと蒼白になるアイトン。
しかし、アイトンの上司である第五王子アレスに、エイラは言う。
「彼を貸してくださらない?」
それからアイトンは、エイラを絵に描く仕事を与えられ……。
絵師になる夢を棄てた、一人の青年の恋の物語。
最終更新:2018-02-09 22:23:31
34194文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:12pt
総合ポイント:2547pt 評価ポイント:2023pt
作:Right Type
コメディー
連載
N7849EA
――ある日、何気なく通りかかった公園で……幼女を拾った。
放置されていたようなので、なんとなく放っておけず連れ帰ることにしたら姉にお仕置きされた。
善意なのに、善意なのに! (大事なことなので二回いいました)。しかし、自分のやったことを自覚し顔面蒼白に。だが、まだ罪と決まったわけではない。
きっと、この善意は通じるはずと斜め下を突っ走る。
そんなこんなで恥じ合った日常ハートフルコメディー――の皮を被ったハチャメチャギャグストーリー。
次々と現れる個性豊かなロリ
とショタ。いったい日常はどんな方向に転がっていくのだろうか?
完(本編へ続く!)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-19 13:56:52
14120文字
会話率:40%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
僕の運命は金木犀が運んでくれたんだ。何十年経っても忘れないよ。だって君はーーーーー
恋愛には無頓着な営業マン、瀬戸那月。彼が金木犀の香りに誘われ出会ったのは顔面蒼白の女性!?不思議な縁に導かれた2人のお話。
最終更新:2017-10-20 19:00:00
8795文字
会話率:58%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:36pt 評価ポイント:30pt
日本の片隅で慎ましい生活を送っていたとある姉弟。姉は働いて生活を支え、弟・アキラは大学受験のため勉学に励む、何処にでもいる平凡な兄弟だった。ある日押し込み強盗にあい、抵抗の末、二人揃って殺されてしまう。事切れる瞬間に互いの無事を願った彼らは、気づけば西洋風異世界の別人の体に入り込んでいた。それも、伯爵令嬢ダリアの体に弟が、その腹違いの弟ユリウスの体に姉が。突然の性転換、姉弟逆転に慌てふためく二人だったが、身の周りの事を調べるにつれ蒼白になって行く。弟が入った令嬢ダリアは、可憐
な美少女を虐め倒す悪役令嬢だったのだ。被害者の令嬢を慕う男性達はすでにダリア断罪に向けて動いており、もはや吊るし上げられるのは時間の問題だった。
せっかくもう一度生きられるのだから、まっとうに生きたい!っていうか自分がしていない事でさばかれたくない!姉弟は力を合わせて断罪を回避するために動き出したのだった。
悪役令嬢になってしまった弟・アキラと、その腹違いの弟になってしまった元姉が断罪を回避するために奔走するお話。ざまぁな展開はありません。3〜5話くらいで終わる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-23 03:05:53
29438文字
会話率:36%
IN:0pt OUT:9pt
総合ポイント:317pt 評価ポイント:89pt
砂漠にはサカナが棲んでいる。砂漠の民はサカナを獲って暮らしてきた。しかし、外来人である蒼白の人びとによる乱獲でサカナが激減してしまった。生き残るため、サカナを奪い返すため。砂漠の民は漁にでる。
【特記事項】卅と一夜の短篇/第10回参加作品。2017年作。原稿用紙換算17枚。自サイトにも掲載。
最終更新:2017-02-04 00:00:00
4533文字
会話率:24%
IN:0pt OUT:29pt
総合ポイント:112pt 評価ポイント:100pt
検索結果:72 件