-膝野サラ- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -
『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:24 件
1
高校三年生でクラスメイトである主人公の少年と冬月(ふゆつき)という名の少女はある雪国を訪れる。楽しげな二人だが、それはただの旅行ではなく...。
そうして二人は雪降る中、“最後”の思い出を作ってゆく。
最終更新:2021-03-27 19:57:21
9774文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:83pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
金なし、友なし、女なし、夢なし、職なし、希望なしの間違いなく人類の底辺、二十二歳の主人公の男は、高校卒業後約四年間、バイトを始めてはすぐに辞めてを繰り返すばかり。
そんな中で苦手な蜘蛛と対峙したり、宗教勧誘のおばさんと揉めたり、夕焼けを見て切なくなったり、バイトの面接で失敗して笑われてブチギレたり、そんな怠惰で無意義で孤独な日々を過ごしながら、高校時代の、あの校舎の端でのあの娘との青春の日々を思い出してゆく。そんなある冬の物語。
最終更新:2021-02-27 14:54:23
18207文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:82pt
総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt
六畳間は熱帯夜、その中には男が独り。男は過去の失態とそれによる一人の女性との別れを思い出し、ひたすらに頭を抱える。それでもなお、男はその彼女の姿を思い描く。
最終更新:2020-08-23 21:26:50
2627文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
小説家を目指し上京したが、もうずっと小説を書いてすらいない青年、吉野は、彼女、泉さんにフラれバイトもクビになり、高校時代からの二人の友人と居酒屋で酒を飲んでエロ談義なぞを繰り広げた挙句、腹が立って友人の顔をビンタして帰り、途中力尽きて路上で朝まで眠る。そんな日々を送る。そうしてフラれた彼女のことに関しては、隠れて彼女のSNSを覗き見ながらも、ひたすらに、いつか彼女は俺のもとに戻ってくる、だから今は待つのだ、と待ちの姿勢を続ける。
そうして日々を送る中で、度々思い出してしまう過
去の記憶の中の彼女や、友人たちの進んで行く姿などを見ながら、少しずつ己のことも見つめ直していく。
これはそんな一人の青年が長い間違い探しをしながら、失恋を受け入れていく青春物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 18:19:22
39004文字
会話率:17%
IN:0pt OUT:65pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
通天閣の近くにある存在感だけは見事な古いアパートに住む大学三回生、住吉(すみよし)大志(たいし)はクリスマスイヴにも関わらず自室で毛布に包まり、眉を顰め頭を掻き毟っていた。そんなところに個性以外まるで取り柄のないような友人たちから次々と電話やメールが届き、色々あって雪降る中、外に出る羽目に。そうして友人と飲み歩いたり罵倒したりしながらも、道行くカップルを見るたびにマフラーの中で「クソが」と呟くのであった。
そんな雪降る街を歩く中、住吉はかつての想い人、和歌山(わかやま)雪(ゆ
き)さんとの思い出を次々と思い出していく。
そうして雪さんが街に帰ってきているという情報を耳にした住吉はどうしたものかと街を彷徨い歩く。
※本作品は森見登美彦さんの「太陽の塔」のオマージュ作品です。しかし勿論「太陽の塔」とはまったく別のお話になっており、「太陽の塔」を既読の方でも未読の方でも楽しめる内容になっていると思われますので是非気にせず読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-21 18:33:05
40545文字
会話率:52%
IN:0pt OUT:57pt
総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt
夏の終わり、昼前、コンビニに行こうと外に出て、まだ暑い太陽の下でふらふらだらだらと半袖半ズボンで「あぢいぃ〜」と大きめの声で独り言を言いながら歩き、ふと見つけた蝉の死骸をつついたら僅かに動いて驚いて尻餅をつき、蝉に「この詐欺野郎!」と罵倒を浴びせる変な男、山田二郎は小中学校時代の同級生である背が小さくときに優しく毒づく変な女、海野花子に中学卒業以来二年少しぶりに再開する。
そしてそこから、猫の集会に突如飛びついたり、突如四葉のクローバーを探したり、盆踊りに行ったり、川で舟に乗
ったり、星空を進んだり、変な二人の長い一日が始まる。夏の終わりの変な二人の話。
【ここからは本編から抜粋】
コンビニを出て近くの公園のベンチに座りガリガリ君を二人で食べる。山田は「うんめうんめ」と連呼しながら、花子は無言で静かに食べていく。
えらくむさぼりついて食べていた山田が、半分くらい食べたところで「クソッ!ハズレやんけ!クソが!世の中クソが!」と言うのを聞いて花子は少し微笑みながら「もう半分食べたん?早いなあ」と言った。
結局花子もハズレでそれを見て山田は「ふははははあああ!!間抜けが!!ざまあ!!」と言い、それに対し花子は「目潰すよ」とまた優しく毒づいた。
ガリガリ君を食べ終えた山田が「そういえば俺の名字と海野の下の名前合わせたら『山田花子』なるぞ!」と突如言い出したのに対し、花子は「それがどうしてん」と冷たくあしらった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-31 20:47:09
16624文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:18pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
十九歳で大学を中退して就職もせずにバイトだけでなんとか日々食い繋いでいる二十五歳になった俺(永久優純(ながひさ まさよし))は六畳のボロアパートで一人横たわって何処を見つめるでもなく、ただ目を開けてボーっとしていた。
親は数年前に死んで、友人もおらず、旧友が一人だけいるがもう何年も連絡を取っていない。親無し、友無し、女無し、金無し。あるのは過去の少女たちとの淡い思い出だけだった。
そうして空虚で怠惰な日々を送る永久(ながひさ)は、六畳和室の自分の部屋やバイト先や公園のベンチ
などで、あらゆる片鱗からある過去の少女たちを思い出していく。
初恋の可愛らしい女の子、無口ででもいっぱい話したあの子、どこまでも美しく優しく大人っぽくギターを教えてくれた先輩、一緒に桜に見惚れた青春映画のヒロインのような女の子、初めて体を重ねそして抱きしめた女の子、愛を教えてくれた彼女。
そうしてそんな過去ばかりに浸る永久にある知らせが届く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 19:18:02
48165文字
会話率:15%
IN:0pt OUT:23pt
総合ポイント:6pt 評価ポイント:6pt
この湿気、自らが蛙であれば大喜びであろうが残念ながら我は人間である。
蛙になりたい。
今日も雨は止む事ないままであるが為ついそういう事を思った。
できる事であれば家に籠り、綺麗な女性が俺を抱きしめてくれているという素晴らしき妄想に浸りながら猫のぬいぐるみを抱きかかえてそれ以外はずっとぼーっとしていたい限りだがそうもいくまい。
今日もまたバイトに行かないといけないとなると腹が立ち、次第には働かないと生きていけないこの世の中にさえ腹を立たせる事となってしまい、俺は小さく「クソ
が」と呟いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-13 23:44:46
4925文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:11pt 評価ポイント:9pt
友達は一人もおらず、学校には一時間以上かけて登校しては一言も話さないまま、また一時間以上かけて下校する日々が続く。
家庭では、兄貴の部屋が数年前からゴミ屋敷と化しており、注意すると理不尽に煽られ、母親に注意するように言うが、母親は兄貴を甘やかしあまり注意をしない。そんな事が数年間続き、怒鳴っては無駄に声を枯らし落胆する日々が続く。
そしてその深い暗闇で俺はまた根拠のない希望に縋る。
最終更新:2019-01-14 23:36:14
6285文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:49pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
俺には変わった友人がいた。
その友人はいつも夕日を見ると他の事には目もくれず、夕日に向かって走り出してしまう奴だった。
夕日を目にした瞬間、「夕日ー!」と叫ぶかのように言って、いつも夕日を追っているやつだった。
そしてそのままそいつは、夕日を追って逝ってしまった。
最終更新:2018-11-17 18:27:03
3701文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
学校で俺はいわゆる『ぼっち』だ。
学校に友達が本当に一人もいない。
一言も喋らず帰るのが当たり前な状況だ。
だが問題はない。
この高校に入学して二か月半が経った。
初めて話した相手は隣の席の女子生徒だった。
俺から話しかけた訳ではなく、女子生徒の方から話しかけてきた。
数学の授業中の事だった。
「ねえ雨谷(あまがい)くん、ここってこれで合ってるかな?」
突然話しかけられた事に少し動揺しながらも彼女のノートを見て、
「はい、合ってますよ」と言うと、彼女は俺に笑顔で「ありが
とう!」と返してきた。
これが高校入学後初めての会話だった。
彼女の名前は確か晴峯(はるみね)さんだったか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-30 20:02:01
6447文字
会話率:13%
IN:0pt OUT:25pt
総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt
無口のあの子は今日もベースを弾いている。
そして僕もベースを弾いている。
今日は休日という事もあってか、
他の部員はおらず僕とあの子の二人だけだ。
あの子は全く喋らず僕もあまり喋らない方の為、
狭い部室には窓に打ち付ける強い雨の音と、
二本のベースの音だけが響き渡っている。
最終更新:2018-06-23 19:25:24
2296文字
会話率:5%
IN:0pt OUT:4pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
君が学校に来なくなったのはいつからだろうか。
最後に見た君の顔はどんな顔だっただろうか。
君は今何をしているのだろうか。
そんな事を思いつつ今日も僕は、
君のいない学校に来ている。
最終更新:2018-04-22 14:31:11
1870文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:24pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
いつからだろう。
この世界から色が亡くなったのは。
向日葵が黄色い事や林檎が赤い事を知らない、
色を知らない俺達の世代は、
白黒世代と呼ばれている。
最終更新:2018-03-13 08:39:16
2641文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:75pt
総合ポイント:20pt 評価ポイント:18pt
一昨日雪が降った、そして積もった。
一人で数十分かけて素手で雪だるまを三つ程作った。
家に戻る頃、手の感覚は殆どなく、
小便をするのにも手こずるくらいだった。
そして元々弱い腹も分かりやすく壊した。
そういえば昔の友人が書いていた、
ヒロインの名前は「ユキ」だったな。
あの長く終わらない小説の、
ユキと主人公の関係はどうなったのだろう。
そしてあの昔の友人であり、
小説を書けなくなった少年は、
今頃どうしているのだろう。
最終更新:2018-02-25 21:20:35
2316文字
会話率:3%
IN:0pt OUT:77pt
総合ポイント:21pt 評価ポイント:21pt
俺には昔小学二年生から中学三年生までの、
七年間片想いしていた人がいた。
小学二年生の頃、
俺は同じクラスだったその子に、
一目惚れとまでではないが、
三目惚れくらいの感じで好きになった。
最終更新:2018-01-30 18:05:15
9956文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:44pt
総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt
貴女の煙草を一本貰い煙を肺に入れ僕は咳き込んだ。
初めて吸ったその煙草の味は、
思っていた以上に喉と肺にきて、
到底美味しいと言えるものではなかった。
咳き込んだ僕を見て貴女は、
「だからやめときなさいって言ったでしょ」
そう言って少し眉を困らせながら微笑んだ。
その笑顔がまた悔しくて、でも好きだった。
最終更新:2017-11-30 12:33:27
2917文字
会話率:14%
IN:0pt OUT:19pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
数年間使っているPCを初期化した。
理由はウイルスだらけになってしまい、
到底使えるものでは無かったからだ。
そして僕が最初に手を出したのは、
数年前からずっとやっていなかった、
オンラインゲームだった。
最終更新:2017-11-05 08:31:34
1432文字
会話率:8%
IN:0pt OUT:27pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
ある日彼女はこう言った。
「私この名前嫌いなの。私優しくないし。」
そしてまたある日の彼女はこう言った。
「私死にたいんだけど、自殺するの嫌だし、誰かに殺してほしいの。」
最終更新:2017-10-25 11:19:33
2055文字
会話率:19%
IN:0pt OUT:39pt
総合ポイント:11pt 評価ポイント:11pt
高校一年生の夏休みも残り二日になった訳だが、
俺の夏休みの予定は"自殺"それだけ。
明日の夏祭り。
あの橋で俺は死ぬ。
何故そこに決めてるかって?
簡単さ。
俺の十五年の人生で唯一の思い出が、
その夏祭りのその橋にあるからさ。
最終更新:2017-08-06 16:54:53
5464文字
会話率:31%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:28pt 評価ポイント:26pt
居場所のない学校までの15分間の各駅停車。
そんな時に見る喋ったこともない、
君の顔は綺麗で綺麗で、
眠気などすっ飛んでしまう。
そういえばこの子、あの子に似ているんだな。
なんて事を思いながらいつもこの15分間を過ごす。
最終更新:2017-07-26 04:04:16
3121文字
会話率:1%
IN:0pt OUT:10pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
クラリネットを吹く君。
そんな君に俺は分かりやすく片想いをしたのだ。
最終更新:2017-07-03 09:13:24
1031文字
会話率:7%
IN:0pt OUT:41pt
総合ポイント:25pt 評価ポイント:23pt
僕はあなたの顔を知らない。
あなたの年齢、あなたの誕生日、あなたの身長、
全て知っている。
でもあなたの顔だけは知らないんだ。
あなたの本当の顔だけは。
最終更新:2017-05-14 01:51:03
1337文字
会話率:0%
IN:0pt OUT:5pt
総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt
名前も歳も知らない女性を追い続けるストーカー。
しかしそのストーカーは普通のストーカーではなかった。
物語後半で明らかになるストーカーの正体とは...
ストーカーが主人公の少し切ない短編恋愛物語。
最終更新:2017-01-01 12:18:15
1206文字
会話率:4%
IN:0pt OUT:45pt
総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt
検索結果:24 件
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