-突発衝動企画- 小説家になろう 更新情報検索 - 新着順 -

　産まれた時から『持つ者』と『持たざる者』に区別される、《奇跡》至上主義の現代社会。 　大きく三つに分けられた世界情勢の中、第四の勢力としてその存在を示した『悪の組織・ナンジャイワレ』。 　これは悪の組織に所属する、幹部よって組織されたある部隊の、会議の一部始終を記した記録である。 　――――最も、彼らがマトモに会議をした事など、数える程しか無いのだが。

思い出を語る。それを書き留める。 彼女の語るものは、ほんのありふれているような物語。

使命や力があったとしても、かわいいものは好き。

　――――広瀬(ひろせ)は大切な物をなくしてしまった。 　預かっていたそれを探すため、授業を飛び出した彼は学校内を奔走する。 　一方、現在世話になっている者の忘れ物を届けに町へ出たギンと、幼馴染みのミイロ。 　ミイロへの淡い恋心に葛藤するギンは、途中で漫画家という男に出逢う。 　――――この世のどこかである、『巡り合わせ』のお話。

電脳の世界、消えた妹のかけらを探す彼女と、かけらを持つ彼女。ひと時の邂逅。

※元『心装兵器ミラーケ・クォーツー日輪の公爵ー』 　連休を利用しルソーレの故郷に遊びに来たアキラ達。 　しかし、彼らを待ち受けていたのは隣国ブルンネル戦国からの侵略だった。 　圧倒的戦力差に追い詰められるアキラ達。そこへブルンネル戦国の心装兵器(ミラーケ・クオーツ)使いが現れ、危機的状況に陥る。 　絶対絶命のアキラ。死を覚悟したルソーレ。 　その時戦場に現れたのは、遠方の国リーベルキューン公国の会談へ参加しているはずの“日輪の公爵”。 　若き領主にしてルソーレの想い人、ヒマワだった―――― 　――――これはとある若き領主による独擅場のお話。 追記 2016.07.19　タイトルや登場人物名前等、加筆修正しました折りたたむ>>続きをよむ

　少しの間だけ俺は、今は取り壊されたあのオンボロ屋敷で体験した楽しくてちょっとだけ息苦しかった、最後の初恋の日を思い出す。 　――――幼い少年の記憶に残り続ける、黄色いワンピースの話。

もとたびげいにんのおにいさまがであった、ゆうれいのおはなし。

　腐れ縁を引っ張り帰宅した作家は、勝手に乗り込んだ腐れ縁の自室で寛ぎながら語り出す。 　盛大で広大に、少し過大表現しながら。 　朗々と、作家は述べる。 　『救世主』“達”のことを。 　――――とある作家が並べる、『救世主』達の存在。

救世主、とはなんなのか？

　文芸部の部誌、締切まであと一週間。 　小説書き初心者である前垣(まえがき)ゆうこは未だ、一枚も原稿がかけていなかった。 　これはマズイ、と危機感を感じた前垣は貴重な放課後を部室に閉じこもることを決意。友人との約束を断り部室にて原稿を広げる。 　が、直後部室に現れたのはことある事に前垣に絡んでくる苦手な先輩、後綴証期(あとつづりしょうご)だった。 　苦手なこの人と長時間同じ空間に入れるのか――――何より集中力が続くのか不安になった前垣の心配を余所に、携帯を弄り出した後綴に「あれ？　案外大人しい？　あれ？　もしかしたらいけるかも」と希望を抱いた前垣は先輩後綴への挨拶もそこそこに、原稿と時間に立ち向かう。 　そして、二時間半が経過した。 　――――これは、青春している少年と少女の話。 ※一部加筆修正しました。折りたたむ>>続きをよむ

恋物語を語る者もまた、恋する存在。

願いの代わりに名前を無くしたお姫様のおはなし。

　――――とある国のお姫様がどうして婿を捜すようになったか分かる、昔話。

　――――売れっ子漫画家メザトは自身の漫画家生活としての今後に悩み、考えるため熱海へ旅行にでかけた。 　しかし、熱海は静かな場所を好むメザトの期待を裏切り、騒がしかった。 　期待を裏切られたメザトは一日旅館に引き篭もり、二日目は人混みに酔い布団に篭り、三日目は意を決し熱海観光のため旅館から出た。 　――――そして彼は、人のいない公園で少女に追い詰められる。 　――――自分の今後に悩む漫画家と、ある目的のために熱海を訪れた少女が邂逅する話。

少女たちのその影に住まうものたちの、ちょっと風変わりな挨拶。

　容姿端麗。成績優秀。文武両道。極めつけは分け隔てなく優しい性格―――― 　学年二位の成績を誇る変里奏(かわり うた)に、『女の子らしい言葉遣いで』と親友に何度も釘を刺された逢宮一思(あいみや いっし)は、告白する。 　――これはとある少女が恋をした、お話。

連鎖する罪。 さいしょのわるいこは、だあれ？ ※ＴＲＰＧ「永い後日談のネクロニカ」オリジナルシナリオを基にしております。暴力的なシーンがそこそこあります。

　2157年。エリーゼ事件の後にあった、幸福な話。 ※雪野つぐみさんの『You-Ai-loid』シリーズの世界観を元に執筆させていただきました。二次創作です。 企画とはいえ二次創作を許可して下さった雪野つぐみさん、ありがとうございました！ ※ご意見を頂き、『ＳＦ』から『その他』へジャンル変更しました。

何でもないものから見た“持つ者”。 ※この作品は、文房群様の「空想学園シリーズ」の二次創作になります。 第十一回突発衝動企画作品です。

　とある悪魔は人から魂を貰うため、考えた。 　――そうだ。人間というものは欲が深い生き物だ。 　できもしないことを願っては、勝手に絶望する。 　――ならその願いを叶えてやると唆し、代償に魂を貰えば良いんだ。 　我ながら名案だと考えた悪魔は、老人に化け、最も魂の輝きが強い若者達にこう問いかける。 　――過去を変えたいと思いますか？

もしも彼女が罪を犯さなかった世界が見えるなら、覗き見てみましょうか？ この作品は「がらくたたちのくに」のIF作品です。

　――バレンタインデー。 　『番犬』と『智将』がその距離を近付けた裏方で、積年の想いを隠し続ける理解者(イトコ)の話。

ふたつのこころとひとりのものがたり。 別名、「希美が茜に惚れた理由」。

　――その日は、年に一度の舞踏会の日であった。 　学校行事に参加した岩原の恋が、一秒で終わる瞬間。

ケーキやいちゃった。さあどうする？ ※クリスマスではありません。

　――朝目が覚めると、そこにはどういうワケか理解できない状況になっていた。 　バスケ部の少年、堀聖のある日の朝に起きた、始まりのお話。

少女と兄、少し変わった兄妹の、ちいさな１ページ。

図書室は安らげる場所。 本好きな少女の話。

　――放課後にテスト勉強する、優等生と『縄跳びの申し子』のお話。

三年生になった希美と茜。 二人の試験勉強のお話。

瑠美亜のさんざんな遠足の物語。

　これはある遠足であった、奇妙なお話。

「初原姉弟の変わってるようで当たり前な日常」の茜編最終話「仕事と撮影。」前日のお話。 本編を読んでなくてもわかるように書いた…つもりです。

　――十年ぶりに再会する、高校時代からの親友。 　彼らと飲み会をする事になった幹事、洗井洋示は、夜の繁華街へ足を踏み入れる。 　四人の中年による、談笑の話。

　――これはある島の吸血鬼がまだ妻に逢う前の、友との他愛もないお話。

少女たちのものがたり。

　――青春は時間と共に、過ぎ去っていく。 　夢を描き、恋に恋し、友と語らい、流れに身を任せ、泡沫のぬるま湯に浸かる。 　将来は見えずとも、現実から目を背けても、無謀に手を出しても、虚言を張っても――湯に浸かっているうちは、安寧だ。 　何を思わずとも、何に気をかけなくても――翌日は、緩やかに訪れる。 　しかしいつしか――湯は冷める。 　これはそんな青春時代を、今日も謳歌する少年達の、日常のお話。 　当たり前で、ありふれた。 　笑顔の絶えない――そんな一瞬の、日常。