「太宰日誌帳」それは、高校生で芥川賞を受賞して作家デビューした「太宰修」が日々の出来事を書き示した物だ。
修は高校3年になり、新しい学校生活を送ろうとしていた。そんな始業式に神奈川県から田舎の秩父市の長瀞町に引っ越してきた美人転校生が来た。名は「宮沢明里」。彼女は一ヶ月もしないうちに、美術部のエースになっていた。暗くて、怖い絵。修はそう思った。
ある日の休み時間。明里がスマホで小説を読んでいることに気づく。その小説は、修がネットに始めてあげた小説で今もなお連載を続けてい
る。
_なぜ僕の小説を読むのだ?_
これは彼女が何故、修の小説を読み続けているのかを探る物語。
一人の男子高校生が一人の女子高校生に届けるSF青春ストーリー開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-22 19:29:29
9998文字
会話率:42%
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空の青さをどう言葉にできようか。
色のわからない人や目の見えない人に、語ることはできるのか。
技術も知識も発達したこの世界であろうとも、色を言葉で説明することは今も未だ困難な問題であると思う。
では、黙考する『叫』はどう語るか?
はたして空の青さを言葉にできるのか?
その結末は、詩の渦巻くこの海の深くに待ち構えている。
空は海となり、海は空となる。
拙くもせつなくて、不思議な心象風景。
空の青さを知るための言葉たちが綴られた、黙考詩集第29弾。
最終更新:2019-10-30 18:43:28
22144文字
会話率:11%
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