小さな施設で育った『水島カンナ』は両親の顔を知らない。赤ん坊の時に施設の前に置いてかれていたところを保護されそのままこの施設で育てられた。唯一の手がかりは光の加減で色が変わる黒い石が填まった指輪だけ。
そんな彼女には生まれたときから胸のところに不思議な痣があった。最近その痣から疼きと熱を感じる気がするのだ。
気のせいだと放置していた彼女にある日異変が起き目が覚めると見知らぬ森にいた。
この物語は彼女の愛の物語である。
最終更新:2015-08-08 00:00:00
3184文字
会話率:17%
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