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検索結果:25 件
1
作:TO BE
エッセイ
短編
N4736HJ
癌サバイバーからのお願い
キーワード:乳がん
最終更新:2021-12-17 19:13:59496文字会話率:0% IN:0pt OUT:90pt 総合ポイント:30pt 評価ポイント:30pt

作:山口和朗
純文学
完結済
N1268DX
続 原発震災日誌         続 原発震災日誌①    Tさんへの手紙  手紙しなければと思いながら、日毎、その手紙に何を、どのように書いたらよいのかと、いやTさんと言う人の、その人のもつ世界と、絵についてを、私が見た、私が感じた、その画家の見ている、表わそうとしている、存在と世界のことを、
キーワード:私小説原発震災日記個人誌3.11絶望エッセー癌サバイバー掌編評論思想童話 
最終更新:2017-04-24 11:00:02262888文字会話率:8% IN:0pt OUT:36pt 総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt

作:山口和朗
純文学
短編
N0940DX
原発震災日誌 原発震災とは、私対原発、私対戦争、私対地震、私対人間、私対死、と、私と世界との関係、私が世界をどう見、どう対していくかという関係、私は原発に対して、住みなれた地を離れないと、住み続けるチェルノブイリの老人のように、私も住むだろうということ、私の死は自明、速いか遅いかだけの問題、癌に対しても、無治療を選ぶだろう、戦争に対して、私は殺すより、殺される方をとり、戦わないだろう、地震に対し、地震だけが災害ではないと淡々と向き合うだろう、私は人に対し、ウイルスとなんら変>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-04-01 03:01:1327137文字会話率:13% IN:0pt OUT:40pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N0929DX
「夢」 夢を見た。どうしてか私はまた病院のベッドに寝ていた。二度と入院はしたくないと思っていたのに、どうしてまた入院することになってしまったのか。事態がまだ呑み込めていなかった。そこが病院とは思ったが、まるでテレビによく出てくる避難所のようだった。広い体育館のような室内には、ベッドが何十と並び、患者達はその間を点滴台を押したりしながら、のんびりと歩いていた。大部屋と言ってもこれは甚だしい。患者達はそれに少しも不満な様子もなく、挨拶を交わしたりしながら談笑している、よく見ると>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-04-01 02:43:3015752文字会話率:29% IN:0pt OUT:58pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N9935DW
  ブンと暮らして  ブンの育児日記    血統書 柴 紅竜号  JS―11629/93 牡 赤 福原秀夫(福原ガーデン) 八王子市 1993 12 31 牡2 牝2 00629―00632/93(一胎児登録№) 193 2 5 登録  1993年 2月13日 40日(一歳) 1000g 猪又犬舎より 8万で購入 誕生日は1月4日の計算 名前はブン、万年文学青年のブン。 ジュン「弱弱しそうだなー」エミ「顔が熊みたいね」ヨシキ「18歳でやっと念願かなった」私「これからはブン>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-30 03:09:1412980文字会話率:0% IN:0pt OUT:18pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N9402DW
「お父さんになってという感情」について  私が最初に「お父さんになってという感情」に出会ったのは、小学四年生の夏休み、養護施設から妙心寺へ合宿に行った時、花園大学の学生達が演じた、「エゲンさん」という芝居の中でのことであった。  まだ私は養護施設に来たばかりで、慣れなくて、自分の境遇を嘆いてばかりいた。そんな私に、エゲンさんが呼びかけたのだった。  どういう生い立ちの人であったかはわからない。何かを求め、諸国を巡り歩くうち年老い、その村に居つくことになった。家も家族も持たず>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-29 02:38:2721142文字会話率:35% IN:0pt OUT:13pt 総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N8901DW
  「ある死刑囚との対話」  罪も無い者を殺した、殺されたものは帰って来ない、無念、殺しても殺し足りないと、残された者は言い、一人で行った殺人、一人で背負わなければならない罪、絶たれた絆、疎外された生命、かつて文学において、どれだけ殺人のモチーフが描かれたことか、そこにある人の懊悩、人の意味、作家は殺人を犯すことなく、ただ考察で描くばかり、いま私においても、貴方を考えることで、辿るばかり、私は自分の父が獄死したこと、嘗て癌の宣告を受けたこと、これら二つの体験があって、世界を>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-28 02:52:0222776文字会話率:50% IN:0pt OUT:29pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N8376DW
   「繋がりの時を求めて」   悲しさ、不幸、淋しさ、いつ来ても良いように、待ち構えているのだが、今に何かがと、平穏な今日という時が、いつまでも続くものではない、自分、家族の不幸は、たちまちにしてこの今日という日常を打ち砕くだろう、が、今しばらく、待って欲しいと、まだ充分には癒えてはいないのだから、  病気以来、私は平穏というものが、長くは続かないもの、穏やかな時というものは、心して味わおう、または、朝に生まれ夕べに死す心で、今を生きよう、また、人に会うときは、一期一会で>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-27 04:09:1517670文字会話率:29% IN:0pt OUT:35pt 総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N7766DW
    「生身ということ」  実存とは存在の人間的理解のこと、人間というフィルターを通さなければ、それはただ在るだけ、実存化したいのは生命の行為、生命の神秘、生命の探究、私というものの意味付け、私というものの確認、実存の確認とは私に接続されたものとして見られるとき発生し、私の身体との関連において初めて成立するもの、全て実存を確認することの根底には自己が宇宙に結ばれていることの何らかの経験かあってのことであり、形而上学としての魂の問題である、人の受肉とは形而上学の核心となる所>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話 癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-26 03:07:4317876文字会話率:0% IN:0pt OUT:37pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N7186DW
「私対世界 Ⅱ」   きっとこれで生きて行く 石が存在だとは知っていた が、世界が存在だとは知らなかつた 世界といえど石と何ら変わらない 私に対する存在でしかなかったとは 世界に人が在り私に対する私の意味であった この世界が石と同じであったとは 世界の無関心、喜ぶものでも、悲しむものでもなかった 無関心が本質であるということだけ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-25 01:24:259096文字会話率:0% IN:0pt OUT:26pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N6212DW
     「私対世界 Ⅰ」 私対世界の構築はやはり書き継ぐ必要がある、あと何年になるか、きっとこれで生きて行くと思えるから、益々世界は私というものを圧迫してくるだろう、人における私という記憶はさらに希薄となっていくだろうから、私対世界の中の私こそが問題となる、私、私、私、私対世界としての私、進歩と発展の社会は疲れる、世界が鈍行列車のようであるのなら、途中下車し、少しは考えられるのに、そして私対世界の意味も、人に自明なものとなり、人は独立し、世界の親として、見守り、慈愛を>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-23 01:25:4018094文字会話率:8% IN:0pt OUT:43pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N5706DW
        「存在と意味」  私は誰知られることもなく、目をもち、耳をもち、今を存在している、一つの時間、一つの空間を映し、在るこの私は、も早それだけで世界、銀河のこの地球の片隅で、存在者の意識をもって存在する、私という者の存在、この私の存在とは、意味を問うようなものではなく、人に考えられる永遠と同じように、存在の器、私の存在とは、その永遠の時空間のこと、魂といえど、私の意識に存在していくものは、全て存在し、時空間と同じように永遠で、私の目、耳、心、私と宇宙を繋いでいる>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-22 00:30:5921655文字会話率:0% IN:0pt OUT:94pt 総合ポイント:4pt 評価ポイント:4pt

作:山口和朗
純文学
短編
N5223DW
      「自殺の考察」  街を歩いていて、人の存在を考えないで、自らの存在だけを考えている時。世界、社会が、何かいびつな、卑小なものに思えてくる。あの鉄工所の鉄の匂い、あのビルの料理屋の匂い、看板屋のシンナーの匂いと、それらの人々がいない時、匂いだけがクローズアップされたような、不自然な世界の匂が立ち上ってくる。人々はそこへ朝になるとまるで自分の家のように出掛けて行くのだが、そして人々がそこに集まると匂いも消え、活況を呈するのだったが、  病院もそう、どれだけの人間がそ>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-21 02:21:0323913文字会話率:3% IN:0pt OUT:59pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N4631DW
「いつ死んでもいいかなあ」の感情の考察  人を励まさなければ。人に共感を与えなければ。いいものを書かなければ。書くことで生き抜いていかなければ。そして使命を完うしなければ。今何が一番問題か、何をやらねばならないか。あそこで、ここで不幸が、また不幸ではなくとも、輝いていない人が。人の輝いた姿を。この日本で、この世界で、状況に支配された人間ではなく、普遍的輝きをもった人間の姿を示さなければ。個人の死を類の死へ、存在の意味を個から類へ、人類、生命共同体の意識へ向かって。そこでの個>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-20 00:55:2120302文字会話率:8% IN:0pt OUT:49pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N4155DW
     「共感の探究」 今、私はこの一年間考え続けてきたことを、書くことで深めてみようとしている。それは一つの結論や、作品世界を提出する試みではなく、過ぎ去った体験を、体験した私において考えてみるという形において。いづれ書くだろう小説の可能性と説明において、書き表せなかったことにおいて意味を持つ、私のテーマにおいて。  Sさんとの共感、Sさんについての私の発見を縦軸にして、共感の論理を横軸にして、オースターの「孤独の発明」のように。
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-19 04:13:5918257文字会話率:6% IN:0pt OUT:95pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N3576DW
     <創作メモ> ● 風―――夏にあって、一陣の風に秋を感じた。 ● 水たまり―――カッパ、魔者、不思議、吸い込まれる感じ、太古、中世人の意識。 ● 一点透視法の世界―――ポプラ並木の風景、ベランダからの風景、 ● ニセアカシヤのトンネル―――木々に包まれる感じ(頭上に木の意識) ● 広場の紅葉した草―――あの朱色、太古の太陽の色。 ● 朝のスズメ―――昼間とは違う懸命に生きる姿、虫を追っている、住み分けている。 ● 猫をからかうオナガ―――笑い声のような叫びで、猫を>>続きをよむ
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-18 03:35:1617587文字会話率:6% IN:0pt OUT:34pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N3052DW
       「彼との対話」  ほんとにひどいなあ---テレビに映し出された歴史の事実に、呟くような声---吸い寄せられていた目がしゃべったみたい---こういうの見るの嫌、怖くなってくる---明るみにされる歴史、現実の数々の惨劇、毎日のように襲っているのに---恐怖と嫌悪の顔---こうして見てくると、人間にとって正義や理想というものほど怖いものはない---ほんと、正義の名のもとに行われる犯罪ほど---国家なんて、権力者のなわばりのようなものなのに---
キーワード:私小説個人誌小説純文学哲学エッセー 童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-17 01:23:2315090文字会話率:11% IN:0pt OUT:0pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N2535DW
           「エミリー.ディキンスンとの対話」  貴女と巡り合ったのは偶然でした。いつも行く古本屋で、色褪せた三百円の定価のついた貴女の詩集でした。数ページ立ち読みして、探していた友人に出会えたという気がしました。家に帰る前に、喫茶店で夢中になって読みました。「死」と「孤独」とをこれほどのいとおしさで描いた人を私は今まで知りませんでした。
キーワード:私小説小説、純文学個人誌エッセー童話癌サバイバー日記掌編評論思想
最終更新:2017-03-16 00:47:5514269文字会話率:2% IN:0pt OUT:4pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N1638DW
      「私への呼びかけ」 自分のために生きる中にある真の喜びの証明 自分への関心と不思議さの探究 日々変化する感情のおもしろさ ありふれた日常の中の掛けがえのなさの発見 人生はどんな虚構よりも幻想的
キーワード:私小説小説純文学個人誌哲学エッセー童話日記癌サバイバー掌編評論思想
最終更新:2017-03-14 02:31:2812962文字会話率:0% IN:0pt OUT:8pt 総合ポイント:7pt 評価ポイント:7pt

作:山口和朗
純文学
短編
N0127DW
     「存在のノート」     「沈黙Ⅰ」  四F北ロビーの老女。動かず、語らず、薄板のような背中を見せて、明滅する都心の夜景を見るともなく見ている。失われた、はるかな時間を背中にしょって、あと数百時間で永遠へと旅立とうとしている。誰もがその状況を認めている。早や、意味や関係を考えようとはしない、その老婆の頭の中の、時間、記憶を人々は理解出来ている。
キーワード:私小説小説純文学個人誌エッセー童話癌サバイバー日記評論思想
最終更新:2017-03-11 12:44:068053文字会話率:38% IN:0pt OUT:8pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N8968DV
      「折々の記」    「現在の過去」  地球の自転を感じる日がある。戸棚のガラスに映った太陽が、寝場所を替えてまもなくまた私の顔の上に差してくる。戸棚のガラスには、黄ばんではきたがまだしっかり枝に付いている山桜の葉が映り、その背景には流れる雲がある。その濃淡のある景色を見て過ごす時へ、太陽が突然進入しガラス戸の世界を掻き消す。五分もしないで太陽はそこから出て行くのだか、一瞬にして掻き消された世界のことを思う。
キーワード:私小説小説、純文学個人誌哲学エッセー童話癌サバイバー日記評論思想
最終更新:2017-03-09 01:57:5312629文字会話率:37% IN:0pt OUT:2pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N8232DV
      「癌体験」   一月二六日  十一月初旬、頭痛と目まいが心配で病院を訪ねた。成人病検査を受け、ついでに胃の透視もたのんだ。とりあえずは疲労でしょうとのこと、数日後検査。  検査結果一カ月経っても来ないので℡。翌日には届いたが、さしたる異常はなし。胃の結果はついでの時にでも来て下さいとのこと。 
キーワード:私小説小説純文学個人誌哲学エッセー童話掌編癌サバイバー日記評論思想
最終更新:2017-03-07 18:07:5618072文字会話率:26% IN:0pt OUT:94pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N7571DV
「死者の物」  在ることの中に在ったを見る時、在ることがたまらなく不思議なものに思える。公園に微かに秋の気配が漂う真夜中のことだった。  青白い水銀灯の光がそこまでは届かない片隅のベンチに座って、私は見るともなく静まりかえった公園を見ていたのだった。
キーワード:小説純文学個人誌哲学エッセー童話掌編癌サバイバー日記評論思想
最終更新:2017-03-06 04:18:3811476文字会話率:36% IN:0pt OUT:79pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N6627DV
    「あの時」  日が照ったり、雨が降ったりの変な日が暮れて、夜散歩に出たら、街には強い南風が吹いていた。生あたたかな、顔や身体にまとわり付いてくるような、人なつこい風。いつか浅虫の海岸を歩いていたときの風を思い出した。黄色い山肌と変に明るい空。人一人通らない海岸添いの道。あてもなく歩いている僕を、包むようにその風は吹いていた。  ふと君に手紙を書いてみたくなった。とあるファミリーレストランに入り君に想いを寄せる。
キーワード:私小説小説純文学、個人誌哲学エッセー童話掌編癌サバイバー日記評論思想
最終更新:2017-03-04 16:12:3214370文字会話率:25% IN:0pt OUT:9pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:山口和朗
純文学
短編
N5730DV
      「木の男」  夜が怖い、死を受け入れたように病室が眠りに就く。昼間確かに隣りも、その隣りも、今では関係のなくなってしまった窓の外の景色に不安を漂わせていた彼等なのに、鼾さえかいて夜を眠っている。特別室のこの彼等が眠りを受け入れるからこそ怖い、彼等があのようにして死を受け入れると予想させることが怖い。私は私の死を未だ受け入れる方法を知らないのだから。
キーワード:私小説小説純文学個人誌哲学エッセー童話掌編癌サバイバー日記評論思想
最終更新:2017-03-02 20:37:558014文字会話率:31% IN:0pt OUT:33pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

検索結果:25 件
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