世界を救った勇者ゼロは、報酬として南の島での悠々自適な生活を手に入れようとしていた。
しかし、そこで待っていた5人の女性から衝撃の言葉を告げられる。
「おまちしておりました。私たちを殺した、暗殺者」
ゼロは異世界転生前、殺しの仕事をした後に報酬を受け取る前に殺されていた。
だが、驚いたのはそのことを知っていたからではない。
(俺が人生のうちに殺した相手は・・・男一人だけだ)
※気楽にコメディーを書きたいなという枠。これ以上の事はまだ考えていないので、超不定期連載となる予定です
。疲れた時に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 17:11:48
5955文字
会話率:41%
IN:0pt OUT:28pt
今から100年前。人類は謎の生命体『アビス』の出現によって壊滅の危機に陥った。
アビスは特定の形に収まらず、ある時は獣、ある時は機械、そしてまたある時は人型の姿になり、捕食、寄生、成長を繰り返しながら人類を翻弄した。
全世界が『対アビス』という目標の元、1つになり世界中の技術と魔法の力によって武器の開発に成功。その武器は、人類の希望とアビスの滅亡を期待され『ジャガーノート』と呼ばれるようになった。
『ジャガーノート』は10代女性にしか扱うことは出来ず、扱うことが出来る女
性は『ヒロイン』として英雄視されている。
アビスに対抗するため、世界はヒロイン育成機関である『エル・ドラド』が世界各地に設立され、人類はアビスの脅威に対抗できるようになったーーーーーー
「いた!やっと発見したよ!」
東京都に位置し、アビス侵攻対策によって、海の上に築かれた「海上都市(メガフロート)」、中高一貫のヒロイン育成機関である瑠璃学園に存在するたった一人のイレギュラー。
「もう!入学式にも出ないでどういうつもり!?」
「……いや、別にほとんど知ってる顔だからやる必要あるの?」
男でありながら、『ジャガーノート』を扱える唯一の存在がいた。
11歳のころ、練馬区崩壊事件でアビスに寄生された主人公『小鳥遊祐樹』は、国立瑠璃学園にて監視とは名ばかりの生活を送っていく。
「いつか、俺を殺してくれよヒロイン」
アビスでもない、人間でもない半端物は、自身を殺してくれる存在を求め、今日も過ごす――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-23 18:43:29
138245文字
会話率:55%
IN:0pt OUT:43pt