一人の老人は、町中で静かにその生の終わりを待っていた。
「静かに逝く」
──それが、ささやかな願いであった。
しかし、そんな願い等を他所に起こる強盗事件。ことにそれは、彼の眼前で展開される。
更に悪いことに、年端もいかぬ少女が一人人質となってしまっていた。
──あぁ、どうしてこうも人の最期にまで邪魔が入るんだ……。
そう思いつつも、彼は余命幾ばくも無い老骨に鞭を打つ。
面倒になると知りつつ、彼は迷う事なく鞘走った。
窮地を脱し、逃げるように人気のない場所へ行く彼の元に現れ
た者とは?
如月が送るハートフルボッコファンタジー、遅筆ながら開幕。
注意点。
*シリアス多め、ギャグシーンほぼ皆無。それでも良ければご照覧あれ。『合わないな』と思われたなら回れ右推奨です(笑)
*台詞に皮肉あり。胸糞注意。
*グロシーン、心理描写に定評あり。
*ダークファンタジーテイストの作品。
*申し訳程度の魔法要素。
*筆者が極度の洋画、海外ドラマ愛好者。
*今回の戦犯:如月 恭二
*筆者は生粋の戦闘狂。重度のバトルジャンキー。
【お知らせ】
自主的ながら、校正予定あり。
主要箇所は二章クライマックスの戦闘シーン。
他は矛盾点等あれば随時実施。
話の大筋に変更予定なし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 11:48:05
365673文字
会話率:29%
IN:0pt OUT:67pt
貴族の令息令嬢が通う魔法学園の卒業パーティーで、皆が浮かれ楽しんでいたとき、水を差すように舞台上にいたレオン王子が声を上げた。「───ヴィクトリア・ブラットリー、この場を借りて、あなたに問いたいことがある」険しい面持ちで自らの婚約者を呼ぶ王子の後ろに、愛らしいピンクブロンドの少女と、彼女を守るように取り囲む青年達の姿がある。名を呼ばれた令嬢、ヴィクトリアは銀色の髪を翻し、気の強そうな目をクイと引き上げ笑った───。
申し訳程度の魔法要素。ふわっとした貴族設定。
ざまあは無し
。
個人的にはヤンデレを書いたつもりはありませんが、人によってはそう感じるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-19 06:00:00
30839文字
会話率:44%
IN:0pt OUT:79pt