リィゼリアは思念の香りを聴くことを生業とし、結果として失せ者捜しに特化した『聴香師』である。
ある日、元依頼人から理不尽な暴力を振るわれそうになったところをディルと名乗る男性に助けられた。
彼は新たな依頼人であり親友を捜してほしいというが、リィゼリアは関わりたくない事情にどんどん呑み込まれていくことに……。
これは、リィゼリアが依頼を残り香ひとつなく完了させるために奮闘する聴香譚。
香りは嘘をつきません!
最終更新:2024-02-19 20:11:18
149741文字
会話率:37%
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素材屋としての仕事を辞めて数年、グロストはある国にいた。
彼は数年経った今も未だ何をするべきか定まらず、何をしても、楽しいという感情が芽生えない、味気ない日常を送っていた。
彼が酒場で感傷に浸っていると、妙な女が。
彼女は言う。
私が楽しさを見つけてあげると。
だが耳を傾けた彼女から出た提案は彼の予想をはるかに超えるものだった。
「一緒にこの国ぶっ壊さない?」
面食らう彼の選択は……
カクヨム、ノベルアップ+の方でも掲載しています
最終更新:2020-01-08 16:44:07
243370文字
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