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『小説家になろう』サイトの更新情報を検索します
検索結果:47 件
1
作:秋月しろう
純文学
完結済
N6225IP
かつて才媛と呼ばれた女(品子)は結婚後零落してしまい、夫と幼い子どもの三人で極貧の生活を送っている。そこへ女学校の後輩であった須賀子が訪れ、その窮状を目の当たりにし、品子の子どもを欲しいと申し出る。――明治29年12月~「江湖文学」に発表された作品。
キーワード:二次創作泉鏡花現代語訳
最終更新:2024-01-27 14:22:0111925文字会話率:50% IN:0pt OUT:11pt 総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N7951IM
医学生の橘は悪友の法学生に遊郭へ連れられるが、その時出会った遊女に慄然(ぞっ)とするほど驚く。それはその遊女に、二年前駕籠に乗った重い肺結核を患った美しい女の面影を認めたからであった。病美人に心惹かれた橘は、医学生でありながら、彼女を助けようとして、迷信のような手段を講じる。そしてまた一方、病美人の面影を追い求めて、何度も遊郭に通うのだが、さて、その結末は。
キーワード:二次創作泉鏡花現代語勝手訳怪奇明治/大正
最終更新:2023-11-18 08:54:5516854文字会話率:10% IN:0pt OUT:52pt 総合ポイント:32pt 評価ポイント:30pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N3540HW
これまでのあらすじ 水野が一方的な想いを寄せる岩崎五十子は重症の腸チフスで伏せっており、その快癒を願う水野は浅草観音に願掛けのため足を運ぶ日々であった。 この様子を知って、島木、日方、羽勝ら友人達は心配し、恋に悩んで男の本懐を果たせなくなっている水野をそれぞれの思いで救おうと考える。 一方、五十子の義母である三味線の師匠のお関は、そんな水野を利用し、取り入ろうと、妹分のお龍を水野の下宿先である吉右衛門宅に遣わした。 お龍が水野と会うべく汽車に乗った時、たまたま男の足を踏んで>>続きをよむ
キーワード:二次創作幸田露伴現代語訳明治/大正未完
最終更新:2023-01-21 07:42:07143351文字会話率:58% IN:0pt OUT:28pt 総合ポイント:20pt 評価ポイント:20pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N3823HS
 野州(栃木県)の片田舎で生まれ育った7人の男たち、何時(いつ)となく知り合い、男子たるものいつか世に出て己(おのれ)の志を果たすぞと互いに誓い合った。  7年が経過し、男たちはそれぞれの志を果たすべく東京へ出て来た。  男たちとは、船員の羽勝千造、相場師の島木萬五郎、新聞記者の山瀬荒吉、陸軍少尉の日方八郎、他に北海道にいる楢井某、病気療養中の名倉某、そして、小学校教師である水野静十郎である。  ある秋のこと、羽勝が遠洋漁業の長い航海から帰ったことで祝賀会が開催された。幹事で>>続きをよむ
キーワード:二次創作幸田露伴現代語訳未完明治/大正
最終更新:2022-09-10 08:21:52118952文字会話率:51% IN:0pt OUT:20pt 総合ポイント:14pt 評価ポイント:12pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N8931HI
「春昼」の続編。(章立ても「春昼」から引き続いている) 寺の住職から、寺の客人であった男が、人妻である「玉脇みを」という女性に思い焦がれた後、海で溺死したという話を聞いた散策子は、その日、実際「玉脇みを」に出会う。その美しさにドギマギしながら、彼女の話を聞くのだが、そこで見せられた手帳には、○□△だけがぎっしり描かれてあった。 それは、まさしく、亡くなった客人がもう一人の自分を見たと言う舞台の中で、「みを」の薄色の寝衣(ねまき)に描いたそのものであった。 驚く散策子。 そん>>続きをよむ
キーワード:二次創作泉鏡花
最終更新:2021-12-16 08:50:2622754文字会話率:39% IN:0pt OUT:51pt 総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N4394HH
春の麗らかな日、伊豆の町をふらりと散策をしていた男(散策子)は、久能谷(くのや)の観音堂へ詣っている時、寺の住職に声を掛けられ、不思議な話を聞かされる。 すなわち、去年の夏、住職が住居として仮庵室を提供していた、散策子によく似た客人が、“玉脇みを”という財産家の夫人に想いを寄せた挙げ句、海で溺れ死んだという話である。 「春昼」はその続編である「春昼後刻」と合わせて一つの作品となるが、この「春昼」では、客人の死までの経緯(いきさつ)を語る住職に、散策子が耳を傾けるという内容とな>>続きをよむ
キーワード:二次創作泉鏡花ドッペルゲンガー
最終更新:2021-11-24 08:38:0137773文字会話率:35% IN:0pt OUT:15pt 総合ポイント:4pt 評価ポイント:2pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N5346HB
加賀、片山津温泉に若い一人の画家が泊まった。 真夜中、トイレに立った画家は洗面所で、髪を整える艶な女と出会う。 そこの温泉旅館の女中、お澄である。 画家はその出会いを口実に、自分の部屋で酌をしてもらうが、お澄は今から旅館にやって来る客の接待をしなければならないと言う。 その客は夜明け前に、鷭(ばん)を撃つために来るのである。 画家は鷭を描いた作品を上野の美術展覧会に出品したこともあって、鷭を大切に思っていることから、お澄にできるだけ鷭を撃たせないようにして欲しいと懇願する。 >>続きをよむ
キーワード:二次創作鏡花明治/大正
最終更新:2021-07-04 16:06:4911679文字会話率:41% IN:0pt OUT:39pt 総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N3677HA
加賀・山代の温泉旅館「近江屋」にやって来た京都の仏語の教授、榊三吉は、フトしたことから、芸妓(げいしゃ)の小春と出会う。小春は自分を身請けして女房にしたいが、それができない「紙屋の治兵衛」という嫉妬深い男に心中話を持ちかけられ、悩んでいた。 榊はそれを助けようとするのである。 それを快く思わない治兵衛は、嫉妬のあまり、榊をつけ狙うのであるが……。 温泉地でのこの愛憎話は、近江屋の女中お光と榊との軽妙なやり取りを伏線に、意外な結末を迎える。
キーワード:二次創作泉鏡花和風明治/大正
最終更新:2021-06-19 07:59:0225498文字会話率:46% IN:0pt OUT:76pt 総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N1280GZ
身体の大きさを自由に変えることはもちろん、空も飛べる河童の三郎、ある時、東京から遊びに来ていた芸人たち一行の、若い娘の尻を触ってやろうとするが、居合わせた男にステッキで突かれて、左手を折られてしまった。その仕返しをしたいと、明神の姫神に願う。 果たして、三郎の願いは聞き届けられるのだろうか。 人間←→河童←→神という構図で描かれた、民俗学的な世界も垣間見える、鏡花の一風変わった作品。
キーワード:二次創作泉鏡花河童明治/大正和風
最終更新:2021-05-18 21:14:2118443文字会話率:43% IN:0pt OUT:3pt 総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N4643GX
廓(くるわ)の刃物研ぎを生業(なりわい)にしている五助の店では、毎月十九日、いつも剃刀が一挺(いっちょう)なくなるという。そして、なくなった剃刀はどこかの楼で見つかる。店前で若い者とそんな話をしていると、通りかかった五助の古くからの友人である鏡研ぎ職人の作平が聞きつけ、実は……と、同じ十九日に関して、自分が研いた鏡の話をし出す。 曰く、昔、吉原の遊女が自分を捨てようとした男を殺そうと剃刀で刺そうとするが、男が手にしていた鏡に遮られ、思いを果たせず、そのため女は自ら自害したとい>>続きをよむ
キーワード:二次創作怪談泉鏡花現代語訳明治/大正和風遊郭
最終更新:2021-04-26 08:01:2739893文字会話率:30% IN:0pt OUT:39pt 総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N4714GU
洋画家の島津に人知れず片思いし、恋煩いの末、名ばかりの貧乏華族、小糸川子爵夫人となった縫子。しかし、嫁ぎ先はただ縫子の財産だけが目当てだった。その様々な仕打ちに堪えきれず、縫子は家を捨て、温泉地に来たが、その途中、偶然にも島津と出会う。 一方、そこで縫子が出会ったもう一人の人物、人形使いの老人、辺(へ)栗(ぐり)藤次(とうじ)は、若い頃女を殺(あや)め、その呵責から折檻されることを望む人物であった。 縫子と人形使い、両者の抱える苦悩はいかにして乗り越えられるのか。 そして、そ>>続きをよむ
キーワード:二次創作泉鏡花戯曲マゾヒズム和風明治/大正
最終更新:2021-02-19 10:13:4217881文字会話率:0% IN:0pt OUT:32pt 総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N4230GT
「旅籠(はたご)はの、大昔から、蔵屋と鍵屋の二軒だけでござっての」 「どちらに泊まればいいのかな」  澤がこう尋ねると、 「やぁ……」と、皺々(しわしわ)の手を膝で組んで、俯向(うつむ)いて口をむぐむぐさせ、 「鍵屋へは一人も泊まる者がござらっしゃらぬ。何や知らんが、怪しいことがある言うての」 門下生となるべく、師と仰ぐ人の居る東京へ向かう澤は、途中、栃木(とちのき)峠(とうげ)で一泊する。茶店の爺の話に出た「怪しいこと」とは何なのか。 思いもよらない女性との出会いに、澤は>>続きをよむ
キーワード:二次創作泉鏡花和風明治/大正
最終更新:2021-01-29 21:02:409211文字会話率:31% IN:0pt OUT:8pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N5779GS
「私」が毎晩のように聞く真夜中の女の笑い声、その正体は何なのか。  また、大火事や台風などの災害時に、出没する幽霊のような黒髪の大女は、「私」だけに見える幻なのだろうか。  一見、鏡花のエッセイのような書きぶりで始まるこの作品、途中から奇譚めいて、実際どこまでが現実で、どこからが物語になるのか、よく分からなくなる話でもある。  取り立てて有名な作品ではないが、(原文の)暴風雨(あらし)の描写などは流石(さすが)で、鏡花の表現力にあらためて魅了される。
キーワード:二次創作泉鏡花現代語訳和風明治/大正
最終更新:2021-01-19 08:20:3314954文字会話率:24% IN:0pt OUT:9pt 総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N3497GQ
占いを得意とする学生、九曜軒一彩こと萩原要介、同郷の知人の招きに応じて、桜木村へ遊ぶが、ちょうど秋祭りの時節。遊び心で、鎮守の後ろの畦道に占いの店を出す。 そこに占って欲しいと現れる若い女。占えば、最悪の卦。 その女をきっかけとして、ある観世物小屋の人形を覗くことになるのだが、人形を指し示しながら、「外面如菩薩内心如夜叉」と繰り返す、興行主の異様な尼を見る。 そして、要介はこの観世物小屋や尼と因縁のある、先ほど占った女の女主人と巡り会うことにより、話は不思議な、思いもかけない>>続きをよむ
キーワード:二次創作泉鏡花明治/大正和風
最終更新:2020-12-10 08:36:2243454文字会話率:32% IN:0pt OUT:2pt 総合ポイント:18pt 評価ポイント:12pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N7826GO
泉鏡花の猫に関するエッセイ。
キーワード:二次創作泉鏡花エッセイ
最終更新:2020-10-29 11:21:549991文字会話率:30% IN:0pt OUT:50pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N9913GM
 東京の歌舞伎の女形、清之助は、知人の招待を受け、京都にやって来る。今夜にも東京へ帰らなければならないという日、祇園の子持ち芸妓であるお桐にあちこち案内してもらった後、最後に黄昏時の清水寺を訪れる。  お桐には同じ芸妓の姉がいたが、ついこの間自死した。それが自分のせいであるとの思いから、自らも死ぬ覚悟でいる。 その気持ちを知った清之助は、何とか思いとどまらせようとするのだが……。
キーワード:二次創作泉鏡花和風明治/大正
最終更新:2020-10-19 07:14:3253891文字会話率:44% IN:0pt OUT:27pt 総合ポイント:16pt 評価ポイント:14pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N6561GJ
心を通わせている昔なじみの男と女。 女は花街(かがい)に身を置いているようであるが、大病をして、親許に身を寄せている。大分快方に向かってはいるものの、仕事に出る迄には至っていない。 そこに昔なじみの男が逢いに来る。 鏡花が男女のしみじみとした感情の襞(ひだ)を描けばこうなる、といった掌編。 内容は違うが、どこか雰囲気が「女客(おんなきゃく)」を思い出させる。
キーワード:二次創作和風明治/大正男女の機微
最終更新:2020-07-21 09:54:123593文字会話率:47% IN:0pt OUT:9pt 総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N3814GJ
置屋の主人(あるじ)である小銀(こぎん)は、肺病で入院している友人を見舞いに行った帰り、電車の中で、気持ちの悪い女が口の中で酸漿(ほおずき)を鳴らしているのを見る。 それに気分が悪くなり、途中下車して、蕎麦屋で天ぷら蕎麦を口にするのだが、その時、酸漿を呑み込んだと思い込む。 澁澤龍彦が三島由紀夫との対談で、「気持ちの悪い話」だと語り、三島もそれを聞いて、「ああ恐い(笑)」と返している、奇妙な短編小説。
キーワード:二次創作女主人公和風明治/大正
最終更新:2020-07-16 10:17:415996文字会話率:42% IN:0pt OUT:92pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N1009GJ
薬草取 あらすじ 医学生の高坂は、医者から見放された大事な人を助けるために、医王山に薬草を取りに行く。その途中、思いがけず一人の花売(はなうり)の娘と出会った。 娘との話の中で、彼が幼い頃、母の病気を治したい一心で、そこに薬草を取りに行ったことがあると打ち明ける。それは彼にとって一生忘れられない思い出であった。 花売の娘に昔を物語りながら、求めている薬草のある、四季の花が同時に咲くという「美女ヶ原」まで行くのだが、その結末は、そして花売の正体は……。 艶(あで)やかで儚(は>>続きをよむ
キーワード:二次創作男主人公和風明治/大正
最終更新:2020-07-11 13:15:0020468文字会話率:28% IN:0pt OUT:77pt 総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N7202GH
「今日(きょう)はこの家(や)に居(お)り侍(はべ)り、御方(おんかた)様(さま)たち、おなぐさみ」 裏木戸に掛けられた、この謎めいた言葉の意味とは? 少年が経験する、榲桲(まるめろ)のめくるめく香りと少女への憧憬。 醜と聖、美と悪が綯(な)い交ぜになった世界、現(うつつ)と幻(まぼろし)の間(あわい)に少年は何を見たのか。 鏡花独特の感性が研ぎ澄まされた小品。
キーワード:二次創作男主人公和風明治/大正
最終更新:2020-06-23 08:11:0720127文字会話率:25% IN:0pt OUT:0pt 総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N9914GG
夏の暑い日盛り、一人の少年が氷を売りにやってくる。そこへ身分の高そうな女(貴女)とその侍女が現れる。貴女は少年に氷を求めるが、少年の削り落とした氷は、真っ黒である。貴女は少年に綺麗な氷をと催促するが、削る氷はどうしても黒くなってしまう。貴女はそんな少年を責める。と、少年は何事かを決意したように貴女の手を引いて走り出した。紫陽花が川沿いに咲く場所へ。 泉鏡花が愛した紫陽花をモチーフにした色鮮やかで清冽な小品。
キーワード:二次創作和風明治/大正
最終更新:2020-06-02 09:11:133201文字会話率:11% IN:0pt OUT:83pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N4630GG
「螢、下さいな。螢下さいな」 私はその姫なる神に言った。 螢は姫君の脇を潜(くぐ)って、今、袖裏から這い出しながら、ゆっくりとその前(まえ)襟(えり)を這う時、蒼い光をひたひたと放ち、濡れまとった衣(きぬ)を通して、真白い乳房(ちぶさ)を透かして見せた。…… 一匹の螢を追いかけ、思わず迷い込んだ蓑(みの)谷(だに)の深い森。 そこで出合ったのは、母が話していたあの不思議な姫君に違いなかった。 この「蓑谷」は「龍潭譚」に先駆けて書かれた泉鏡花の幻想的な小品である。
キーワード:二次創作男主人公和風明治/大正
最終更新:2020-05-24 20:23:082991文字会話率:15% IN:0pt OUT:47pt 総合ポイント:0pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N8633FZ
伊豆の下田に彦右衛門という65歳になる老人がいた。妻と今年15歳の娘の三人で、裕福な生活を送っていたが、ある日、家族で東京見物に出掛け、軍艦を見学する機会を得る。乗艦すると、思いがけず、彦右衛門を知る昔の仲間と出合う。そして、偶然にもその軍艦で、もう一人、彦右衛門にとって、どうしても気になる男を見かけた。 彦右衛門は今では好々爺となっているが、その昔、人生を大きく変える修羅場を経験しており、これまでの人生は実に波乱に満ちたものであった。 この物語は、一人の男の波瀾万丈の人生模>>続きをよむ
キーワード:二次創作男主人公和風明治/大正
最終更新:2020-05-20 07:39:55175188文字会話率:3% IN:0pt OUT:21pt 総合ポイント:52pt 評価ポイント:44pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N9576FW
この物語は、<8>「あがりがま」で、一家の窮乏を助けるために奉公に出た、おこのと榮吉の娘、お須磨の苦労が描かれています。本来は、「あがりがま」の中で書かれるべき話だと思いますが、別仕立てにしたものです。どちらかというと、「あがりがま」の一挿話、あるいは拾遺とでも言える物語です。 「あがりがま」をお読みになられた読者はその結末をご存じだと思いますが、 この作品の終わり方を考えると、未だの方は、できれば「あがりがま」を先にお読みいただいた方がいいかも知れません。
キーワード:二次創作女主人公和風明治/大正
最終更新:2019-12-20 08:43:2851204文字会話率:5% IN:0pt OUT:24pt 総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N0800FW
幸田露伴「風流微塵蔵」の作品群に先立って書かれた序にあたる部分の現代語勝手訳です。 本来は原文で読むべしですが、現代語訳を試みましたので、興味ある方は参考までにご一読くだされば幸いです。 「勝手訳」とありますように、自分の訳したいように現代語訳をしていますので、逐語訳とはなっていません。 浅学、素人訳のため、大きく勘違いしている部分、言葉の大きな意味の取り違えがあるかもしれません。その時は、ご教示いただければ幸甚です。 この勝手訳は「露伴全集 第八巻」(岩波書店)を底本と>>続きをよむ
キーワード:二次創作
最終更新:2019-11-11 08:31:14868文字会話率:0% IN:0pt OUT:87pt 総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N0652FU
前回「あがりがま」で、坂本屋に押し入った強盗事件により、新三郎は主人の喜蔵と気まずい関係となった。その後、新三郎は仕事でミスを犯したため、追い出されるようにして、喜蔵のもとを去る。 新三郎の新たな奉公先は、練塀町にある眞里谷謙齋(けんさい)の家であった。 その家の息子の雪雄は真面目一辺倒の堅物男だが、悪友が無理矢理雪雄を遊郭に連れ出す。 そこで出会った一人の女、金のために身売りされてきたのだったが……。 今回は、その女と雪雄の切なく、やるせない物語である。 全四十回
キーワード:二次創作身分差悲恋明治/大正和風
最終更新:2019-11-09 07:40:3469699文字会話率:4% IN:0pt OUT:56pt 総合ポイント:10pt 評価ポイント:6pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N8262FP
前回「さんなきぐるま」では、新三郎が奉公に出された「坂本屋」の主人、喜蔵のことが描かれていた。喜蔵は彼が奉公していた先代の「坂本屋」の主人の遺言で、本来は、そこの美貌の娘である「おこの」を娶るはずであったが、店を出ても、名だけは同じ「坂本屋」を名乗ることを認めてもらうということだけで、結局坂本屋を追い出されたのであった。 その後、おこのは同じ店の手代であった榮吉と夫婦となるが、その幸せは長く続かなかった。周りの人間にいいようにされ、徐々に落ちぶれて行き、遂には貧しさに喘ぐ生活>>続きをよむ
キーワード:二次創作和風明治/大正
最終更新:2019-08-27 09:15:1884561文字会話率:4% IN:0pt OUT:29pt 総合ポイント:10pt 評価ポイント:8pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N0451FO
<5>荷葉盃の続きとして、物語は発展する。 父親新右衛門の後妻となった悪妻“お力”の発案か、新三郎は東京へ奉公に出されることになった。 これまで身内のように可愛がってくれていた“お静”とその子“お小夜”との別れ、そして、東京という都会で出会う新しい人々、初めての経験を通して、苦労しながら大人へと成長していく新三郎の様子が描かれる。 また、奉公先である坂本屋の主人“喜蔵”が今の店を持つまでの経緯が語られ、それが次の物語「あがりがま」の布石にもなっている。 全十回。
キーワード:二次創作男主人公和風明治/大正
最終更新:2019-06-15 09:12:1514716文字会話率:0% IN:0pt OUT:80pt 総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt

作:秋月しろう
純文学
短編
N8160FN
文部省の展覧会で落選した画家の妄想か、現実か、観念か、あるいはそれらの境界でのことなのか、物語は劇中のいくつかの場面で繰り広げられる。 貴婦人は嵌めていた紅玉(ルビー)の指環を烏(からす)に奪われるが、偶然その指環を手にした若い紳士と不倫の関係に陥る。 それに気づいた夫は、旅行に出掛けると見せかけて、不倫の手引きをしていた侍女を捉え、脅し、妻の不倫の確証を得る。 こうしたストーリーがまず、中心の流れとしてある中、その傍で、成り行きを見守る三羽の烏が居る。この烏の実体は画家の>>続きをよむ
キーワード:二次創作男主人公和風明治/大正
最終更新:2019-06-01 21:08:5712776文字会話率:0% IN:0pt OUT:8pt 総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N6077FK
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流(ふうりゅう)微塵蔵(みじんぞう)」のうち、「きくの濱松」の現代語勝手訳。 「さゝ舟」→「うすらひ」→「つゆくさ」→「蹄鐡」→「荷葉盃」からの続き。 実際には題名に<6>の表記は無いが、話が次々と連続して行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。 今回の主人公は、金仙禅寺の栽松が懇意にしている筆屋の正太郎。 独身の正太郎は、知り合いの婆から縁談を勧められる。 女房を持つのがいいのか、持たない方が気楽なのか、色々悩んだ挙げ句、女房>>続きをよむ
キーワード:二次創作男主人公和風明治/大正
最終更新:2019-05-25 08:28:1388641文字会話率:10% IN:0pt OUT:86pt 総合ポイント:8pt 評価ポイント:6pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N8538FI
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流(ふうりゅう)微塵蔵(みじんぞう)」のうち、「荷葉盃」の現代語勝手訳。 「さゝ舟」→「うすらひ」→「つゆくさ」→「蹄鐡」からの続き。 実際には題名に<5>の表記は無いが、話が次々と連続して行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。 話は再び眞里谷と青柳の家の話題に戻る。 青柳で我が儘を振るうお力の横暴を見かねたお静は遂におとわを自分の家に引き取る。また、新三郎も自家に通わせお小夜と共に勉強させる。 今回は、そのおとわと新三郎の行>>続きをよむ
キーワード:二次創作和風明治/大正
最終更新:2019-03-15 08:47:4218256文字会話率:2% IN:0pt OUT:20pt 総合ポイント:18pt 評価ポイント:16pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N1623FI
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流微塵蔵」のうち、「蹄鐡」の現代語勝手訳。 「さゝ舟」→「うすらひ」→「つゆくさ」からの続き。 実際には題名に<4>の表記は無いが、話が次々と連続して行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。 雪丸が出ていった後に現れた正体のよく分からない大男、乗ってきた車の車夫を従えて、横浜の街をぶらぶら歩けば、何やら烈しい口論が聞こえてくる。 どうやら馬の蹄鉄に関してのトラブルらしい。 外国人を相手に傳五郎という男が息巻いている。 今回は、横>>続きをよむ
キーワード:二次創作和風明治/大正
最終更新:2019-02-25 09:05:079980文字会話率:3% IN:0pt OUT:16pt 総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N9396FH
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流微塵蔵」のうち、「つゆくさ」の現代語勝手訳。 「さゝ舟」→「うすらひ」からの続き。 実際には題名に<3>の表記は無いが、話が次々と連続して行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。 眞里谷の家を出て行った雪丸は、大陸に渡ろうと横浜まで行き、船を待つが、そこへ追い掛けてきたのが、眞里谷の家に仕えていた男。お静からの頼まれものをどうしても渡したいと言う。 又、もう一人、どうしても雪丸を行かせたくないという若い女が突如現れる。 そして>>続きをよむ
キーワード:二次創作和風明治/大正
最終更新:2019-02-17 10:06:514810文字会話率:25% IN:0pt OUT:5pt 総合ポイント:10pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N9867FG
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流微塵蔵」のうち、「うすらひ」の現代語勝手訳。 前章「さゝ舟」からの続き。 実際には題名に<2>の表記は無いが、話が次々と連続して行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。
キーワード:二次創作和風明治/大正
最終更新:2019-02-11 08:32:0320416文字会話率:3% IN:0pt OUT:0pt 総合ポイント:12pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N1947FG
幸田露伴の未完の連作長編小説「風流微塵蔵」のうち、「さゝ舟」の現代語勝手訳。 一人の僧が叔母を尋ねて青柳村にやって来るところからこの物語は始まる。 そして、そこから複雑な人間模様が繰り広げられていく。 実際には題名に<1>の表記は無いが、話が次々と連続して行くので、つながりが分かるように便宜的に付け足した。
キーワード:二次創作和風明治/大正
最終更新:2019-01-26 09:54:2122760文字会話率:5% IN:0pt OUT:99pt 総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N3533FE
時は明応二年(1493年)十二月の初め、すでに新興都市であった堺での物語。 豪商「臙脂屋(べにや)」の妻は、夫が海外へ出掛けている間に、他の男と逢い引きを重ねていた。 ある雪の夜、その召使いが、間違って違う男を屋敷に引き入れてしまう所からこの話は始まる。 果たして、その男の正体は?  そして、助けを求められた臙脂屋の妻の父親は何とかこの一件を収めようとするのだが……。
キーワード:二次創作時代小説和風近世
最終更新:2018-12-12 09:46:2329757文字会話率:57% IN:0pt OUT:31pt 総合ポイント:6pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N0192FC
仏像彫刻の修行のため、生まれ育った京都を出て旅をする主人公の珠(しゅ)運(うん)。ある時、泊まった宿屋で、名物の花漬を売りに来る「お辰」という女に一目惚れをする。しかし、お辰には暗い過去があり、やがて二人は恋に落ちるが、お辰の過去が意外な形で現れる。最後は、夢か現(うつつ)か、珠運とお辰は……。
キーワード:古典恋愛二次創作男主人公和風明治/大正職業もの
最終更新:2018-11-21 10:20:0247100文字会話率:9% IN:0pt OUT:43pt 総合ポイント:24pt 評価ポイント:20pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N7229EY
大工の技倆は素晴らしいのだが、「のっそり」という蔑まれた渾名を付けられるくらい、魯鈍で世渡り下手の十兵衛。今度、谷中感応寺に五重塔を建てる話を聞きつけ、今こそ自分の力を発揮してみたい、必ずこの仕事をしてみたいと切望する。しかし、もう一人、この仕事を是非とも請け負いたいと願う人物がいた。十兵衛が常々世話になっている大工の棟梁の源太である。二人は、是非とも自分にと、申し出るのだが、感応寺の名僧、住職の答は……。そして、二人は……。 五重塔建立に携わる大工の執念を描いた名作、幸田露>>続きをよむ
キーワード:二次創作男主人公和風明治/大正職業もの
最終更新:2018-09-27 07:54:0068674文字会話率:15% IN:0pt OUT:80pt 総合ポイント:42pt 評価ポイント:30pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N9279EX
男を誑(たぶら)かすには、どうすればよいかと言う、いわゆる「色道」について、ある女性から教えを乞われた人物が、書簡という形を取って、その手管のあれこれを伝授するという話。明治時代の世相が強く表れているけれど、男を手玉に取るにはどうすればいいのか、何となく納得できる部分もあったりして。
キーワード:二次創作古典恋愛
最終更新:2018-08-18 08:15:2433925文字会話率:8% IN:0pt OUT:9pt 総合ポイント:14pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N1136EX
貧しい漁民の父親が、海の恵みを手に入れるため、一人娘を海に沈める。海の世継ぎである若殿――「公子(こうし)」はその娘を迎え入れるのだが……。ハッピーエンドとなるのか、それとも。
キーワード:二次創作異類婚姻譚古典恋愛明治/大正
最終更新:2018-07-31 08:10:4725279文字会話率:1% IN:0pt OUT:43pt 総合ポイント:40pt 評価ポイント:20pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N3564EW
電車でふと見かけたコケティッシュな女。 まったく見知らぬ女であったが、どちらともなく誘い誘われ……、そして駆け引き。 男と女の一つの小さな物語。
キーワード:二次創作日常男主人公和風明治/大正
最終更新:2018-07-16 08:37:3812895文字会話率:28% IN:0pt OUT:99pt 総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N4528EV
大学病院の医師、泰宗吉(はたそうきち)は雨の日、電車の待合室で、昔の知り合いによく似た女が座っていることに気づく。宗吉は順風満帆で医者になった訳ではない。暗い過去があるのだが、今、目の前に座っている女が、まさにその昔世話になった女と似ているのだ。その女を見て、宗吉の記憶は遠い過去に遡る……。 全十回。
キーワード:日常二次創作男主人公和風明治/大正
最終更新:2018-07-01 09:23:5514722文字会話率:34% IN:0pt OUT:52pt 総合ポイント:4pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N0054EV
刀鍛工(かたなかじ)職人だった正蔵(しょうぞう)はお蘭という女と駆け落ちをし、そのため、刀を作るどころか、鋤(すき)や鍬(くわ)を細々と作って糊口を凌ぐ貧乏生活を余儀なくされることとなった。そんなある日、庄屋が御家老様から正蔵を連れて参れとのお達しを受け……。 幸田露伴作「一口剣(いっこうけん)」を現代語訳してみました。 本来は、原文で読むべしですが、現代語訳を試みましたので、興味ある方は参考までにご一読くだされば幸いです。
キーワード:二次創作男主人公和風
最終更新:2018-06-19 09:02:2917437文字会話率:10% IN:0pt OUT:55pt 総合ポイント:16pt 評価ポイント:10pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N4102ET
浦島太郎は龍宮から帰って、乙姫様からもらった玉手箱を開けると、たちまちお爺さんに。 しかし、その後のことはどこにも語られていない。 実は、その血筋は脈々と引き継がれていたのだった。 第百代目を引き継いだ「浦島次郎」。 澁澤龍彦が「明治のエンサイクロペディスト」と評した幸田露伴の「新浦島」は、その次郎の物語である。奇想天外という陳腐な言葉では表現できないストーリー。 博覧強記の露伴が描く圧倒的な内容。 本来は、原文で読むべしですが、現代語訳を試みましたので、興味ある方は参考ま>>続きをよむ
キーワード:二次創作男主人公和風超能力
最終更新:2018-06-04 08:46:1651662文字会話率:4% IN:0pt OUT:41pt 総合ポイント:10pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N6879ES
幸田露伴 「土偶木偶」現代語勝手訳
キーワード:二次創作男主人公和風近代
最終更新:2018-05-08 07:53:1836200文字会話率:2% IN:0pt OUT:54pt 総合ポイント:2pt 評価ポイント:0pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N4835ES
泉鏡花作「龍潭譚」現代語勝手訳
キーワード:二次創作和風明治/大正パラレルワールド
最終更新:2018-04-29 21:02:5220460文字会話率:12% IN:0pt OUT:52pt 総合ポイント:38pt 評価ポイント:20pt

作:秋月しろう
純文学
完結済
N1046ES
幸田露伴作「対髑髏」現代語訳。 
キーワード:二次創作古典恋愛ダーク和風明治/大正パラレルワールド
最終更新:2018-04-26 20:59:2330529文字会話率:21% IN:0pt OUT:17pt 総合ポイント:8pt 評価ポイント:0pt

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