1582年
日本では戦国時代の風雲児 織田信長が命を落とす本能寺の変が起きる年である。
この年ある別の国でも国中を揺るがす大事件が起きる
その国の名はアクタ
現代の中国の約半分の大きさである。
しかしこの国の歴史は現代には広く伝わっていない。なぜならアクタは世界地図に載らなかったからだ。いや載せることができなかったのであろう
当時の日本では、日本から東の果てに向かって船を進めると、いずれ、赤い霧が出てくる海洋にたどり着き、人を喰らう妖怪の島に連れていか
れる、などといった噂があった。
噂が嘘か真かはわからぬが、当時の戦国の人々が恐れる場所が日本の東にはあったのかもしれない、そのアクタという国から伝わった唯一のある書を元にこの物語を語ることにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 23:58:35
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