題 死後の世界の聞き手役
主人公 鈴木(すずき) 敬央(たかお)
生前は動画クリエイターを夢見ており、ゲームや漫画が人並みに好きで、好奇心は人一倍あるのだが、あまり社交的ではない現代的な若者。死後の世界はないと考えていて、占いやスピリチュアルなものに否定的、異世界転生などもってのほか。
交通事故により他界し、閻魔大王の裁判を受けるため、町(今作では現世から見た「あの世・死後の世界」を「町」という名称に統一)に送られてきた。 町にやってきてからは町デビュー(?)を果たし
、自身の好奇心のままに活動をする。
世界観 町(あの世・死後の世界)
近代の人口増加は閻魔大王の裁判待ちをしている死後の世界にも影響を及ぼすほどであり、そのような中、魂(死者)たちは裁判を受けるまでの間を過ごすための町を作り出した。町並みは魂により形を変えており、和・洋・中など色々な町並みが見られる。町にいる魂は現代(一九五〇年以降)に来た者たち。町にいる者は、自身が死んだことやこの世界への恐怖などから閉塞的である者もいる。宗教観は多数あるが、いずれの場合にも死後の世界観のものが適用される。
世界観 現世
現代(二〇一〇年代)をベースとしている。敬央もこの時代に死亡した。
世界観 魂
魂は姿形が決まっておらず、自己の意思決定により、他生物などに変容することができる。町で過ごす姿は魂によって様々。敬央は生前同様の姿をしているが、他の者は必ずしもそうではなく、極端な例を言えば、言葉の話せる犬や、十字架などに姿を変えている場合もある。
コンセプト
敬央は様々な人種・経験をしている人物と、時には自身の考えで、時には時代的考察などを交え、対話をしていく。町の住人から見ると未来から来た敬央との異文化的コミュニケーションを図っていく、死後の世界のヒューマンライフストーリー(すでに登場人物は全員死亡しているが)となる。そこで触れていく魂(ここでいう『魂』は現世における人間程度に考えてほしい)関係を通じて成長し、閻魔大王による裁判の結果地獄へ落ちることとなる敬央の独自の死生観を町の様子を描いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 00:40:36
7688文字
会話率:69%
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